アンデシュ・ハンセンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ◯自分的にコペルニクス的転回にあたる本
運動は、ストレスを減らし、集中力を上げ、鬱を予防し、記憶力を高め、アイデアを引き出し、学力を伸ばし、長生きの秘訣となる。一石七鳥くらいの万能さ。しかも、毎日ではなくとも週に3回以上、1回30分ほどランニングなどで体を動かすと効果が得られる。薬やサプリメントを飲むよりも効果があるのでは?
ではなぜ、運動はこのような効果を生むのか。それは、運動をすることで脳の様々な部位が強化されるから。例えば、ストレス反応のブレーキや短期記憶を長期記憶にするなどの働きがある「海馬」は、運動をすることで、大きくなることが研究でわかっている。また、人を幸せに感じさせるホルモンであるドーパミンは、運動後に出る。また、「脳内最強物質」と呼ばれるBDNFの分泌量は運動によって増える。そして、子供たちは運動をすれば、集中力や注意力記憶力、ワーキングメモリー、決断力が高まる。
では、なぜ、運動で体にいいことがたくさん起こるのか。そこで、筆者は、私たちの脳はサバンナで狩りをしていた頃と同じだという。脳の進化は、現代の急激な社会変化についていってないのだ。だから、人は体を動かすことで生き延びてきたわけなので、体を動かすことでいいことが起こるようにプログラムされているのだ。
ストレスにも、勉強にも、創造性にも、特別なことは必要ではない。運動をすれば何もかも良くなる。これは、私の中では革命的なことだった。
◯感想
この本を読み、週に3回くらいのペースで運動を始めた。すると、体力がつき、ストレスを抱えなくなった気がする。何より、気持ちがすっきりするし、達成感もある。しかも、運動でこれだけ自分の体にいいことがあるのだからやるしかない。
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Posted by ブクログ
ハンセン先生の本、有名なのに初めて読んだ!
「ストレス脳」を中高生向けにした本書。スウェーデンでは学校で無料でもらえるとか。日本も倣うべきだ。すごくシンプル、伝わりやすい、読むと安心できる。
狩猟採集民族の歴史では99.9%の時間では半数が10代になる前に死んだ。そんな中で正しい選択をしてきた先祖の子孫が私たち。感染症、事故、飢え、脱水、殺人、出血多量。それらを避けるように自然に脳は反応する。
うつにならない為、必要なこと。運動、仲間。運動は単純だけど効果絶大。
今、仲間と一緒に山登りするのが楽しい。
エンドルフィンが出るからか!
納得!
ダンスフィットネスにどハマりしてたのも同じか!
仲間と運動、楽しい音楽。最高の組み合わせだな。
メンタルの問題を抱えることは誰にも起こりうる。
そのしくみを知っていれば、対処できる。
知ってることは、とても大切。
日本の中高生も大人も、この本をさらっと読んどこ。全然違うよ。さて、息子にまわし読み決定!
ちなみに、
秒速2.5センチメートルの速度で
肌を撫でると、一番優しい気持ちが伝わるんだって。赤ちゃんやペット、愛する人を撫でるスピード。
一方、新海誠さんは秒速2.5センチメートルで人の心が離れていくストーリーを描いた。
なんだか深いよね! -
Posted by ブクログ
カニにセロトニンを注射して、オレはやれるカニなんや、と思わせる実験が面白い。ヒエラルキー向上のためには、客観的な事実も大事なんだろうけど、己を主観的にどう思ってるかってのは根本の自信みたいのに直結するんやな、と知れた。まだ自分は若いので、井の中の蛙だけども、こっからどんどん尖った自分が消え失せて、強いやつに頭下げて、縮こまった、当たり障りない人間ができあがるんかなぁと思うと、辟易しますわ。だから、多分やけどアピールしてもしゃあない部分、昨日はイカの塩辛を克服した、みたいなんを大事に自分のコアとして持っといて、誰にも話さんどくケチっぽさが心の平穏に近いんちゃうんかな、と考えた。じゃないと、アピール前提で行動する人間になってまうから、それはなんか嫌ですよね。SNSって自分の知らなかった人生の寄り道?みたいのんを提示してくれる装置だと思うねんけど、それにどっぷり浸かってズブズブに足取られてたら世話ないわ。悲しみの沼やで。盗んだ金塊入れた棺桶を底なし沼に落として両手潰されたジャンゴみたいなもんやね。ドーパミンが出過ぎるねんな、こういうの。どっかで自分と、その甘い世界との区切りつけなあかんってことを、この本で学べました。しやから、SNSやめたい。
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Posted by ブクログ
ADHDが昔から存在し、縄張り争いや戦争において活躍したのは実はADHDの特性をもつような「気になったら動かずにいられない人」ではないかという視点は非常に面白かった。たとえば、狩猟時代には家で調理や武器づくりをするよりも、狩猟スキルが秀でている人の方が長として相応しかったし、求められていた。今で言うADHDの要素を含んでいる人のように思う。ADHDは後天的じゃなくて遺伝子に組み込まれてるんだから、こんなに昔の日本にADHDの遺伝子があったのであれば、現世はみんなADHDじゃないのか?とも思う。狩猟民族にとってADHDであると、捕獲率が上がり強みになる。農耕民族にとってADHDであると、じっとしてられないから収穫率が下がり、弱みになる。という視点も面白い。
ADHD遺伝子が多い人種ほど大陸を横断しての移動距離が広く、その人たちのおかげで何千年前から土地開発が進んだ、人類が発展したので、ADHDは嫌われ者ではなく人類の進歩に大いに貢献した人々であるとも言える。
そもそも、ADHDはドーパミン受容体の数が少ない。ドーパミンが出ても、受け皿が少なくてうまく結合されないから、みんなが味わえるはずの「喜び」「楽しさ」が分からなくて、「つまんねーから楽しいことしちゃお(簡単にドーパミン(快楽)に繋がるセックス、ドラッグ)」って繋がる仕組みが多いようなので、現世に不釣り合いで生きづらいのは納得できた。 -
Posted by ブクログ
昨今はポジティブ思考、引き寄せ、強く願えば叶うなどの自己啓発の言葉を聞かなくなった気がします。そんな私も、このような類の書籍を読んで、色々と実践してきましたが、いつも目指すゴールに辿り着くどころか、反対に惨めな気分になる自分がいました。それは努力が足りないからだと自分を責め、ここ数年ほどは自己啓発本からは遠のいていました。
そんな折、YouTubeで樺沢紫苑先生がこちらの書籍を勧めていたのと、サイエンスライターの鈴木祐さんが私たちの脳について興味深い話をされていたのが本書を読むきっかけとなりました。
本書を通して、なぜ自分が幸せを感じられないのか、でもそれは間違ったことでもなく、そしてどこに目を向けて行動すればいいのかを知ることができました。
私たちはこんなにも便利なものに囲まれて、何の不自由もなく生活しているのに、精神的に病んでいる人の数は増加しています。筆者の言う幸せの定義は、常に最高の気分でいることや、最高の気分に持っていくことではなく、長期的に人生に意義を感じていられるかということです。
また、自分の脳も当てにならないことがわかったので、気分的にもかなり楽になりました。 -
Posted by ブクログ
20年ほど前から5年ほど、趣味でロードバイクで一人遠乗りしてして、結婚後はロードバイクを毎日の通勤に使っていて、ストレスや集中力不足で悩むことがほぼありませんでした。
コロナ禍になって、テレワーク中心になり、自転車通勤もしなくなったら集中力不足で悩まされることが増えてきました。
本書を読んで、脳と運動の関係が科学的実験の論文引用も交えて説明されていたので、毎日 心拍数の上がる運動をすることに前向きに取り組めるようになり、体調だけでなく、頭脳も若返りはじめた実感があります。
なによりも、自分の体調やストレス状態をスマートウォッチで見える化して、客観的により運動したくなるように自分をコントロールするようになり、その成長過程がとても楽しいです。
2026/80/14
13 集中物質「ドーパミン」を総動員する
薬に頼らずにドーパミンの分泌量を増やす方法はないのだろうか?
ある。
そう、身体を動かすことだ。
2025/10/16
p.150
生存可能性は、脳が集中力を高めることによって増える。私たちの脳は、祖先がサバンナで暮らしていた時代からさほど進化していないため、現代でも、とくに運動しているときに同じメカニズムが働く。身体に負荷を与えると、脳はそれが生死を分けるほどの重要な行動だと解釈するのである。そして、結果的に集中力が高められるのだ。