アンデシュ・ハンセンのレビュー一覧
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小3の娘のお友達は既にスマホを持っている子も多い。
娘も遅かれ早かれ持つことになるであろう。
わが子の前に親である私自身がスマホとの付き合い方、そして運動や睡眠といった生活の基盤の安定をはかるべきだと思った。
さらに興味深いのが、スマホの本題に入る前のうつ話。脳の進化がまだ現代の長期的なストレスや不安に追いついてないようだ。たまたま【疲労とはなにか】というタイトルの本を読んだ後に本書を手にとったので繋がりがあって面白かった。2冊同時に2周目を読んでいる最中。
長期的なストレスと疲労からくる、心身の不調を見過ごさないように過ごし、早期に適切な対策を日々模索していこうと思う。 -
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スマホとの付き合い方について考えさせられる本。
昨今の「スマホ=悪」というような風潮は、一世代前に言われていたゲームやテレビを一括りに悪者扱いするのと同じ、メディアが煽り立てる逆張りトンデモ理論だと思っていた(なぜならどれもブルースクリーンが悪いと思っていたから)が、人間の進化の見地から展開される説明には、「なるほど」と唸らされる。一番の違いは、SNSの存在か。
自分自身のスマホの付き合い方を変えようと思えただけでなく、子供のスマホの付き合い方もちゃんと考えていかなければならないなとも思わされる。
これからデジタル化がより一層進む中で、スマホは必須のアイテムだからこそ、子供にはどんどん使 -
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ネタバレ
今では、運動をした直後にドーパミンの分泌量が増えることがわかっている。運動を終えた数分後に分泌量が上がり、数時間はその状態が続く。そのため運動後には感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、心が穏やかになる。頭のなかがすっきりして、物事に難なく集中できるようになる。そして、唸りのような雑音も消えるのだ。
加えて、身体に与える負荷が多いほど、ドーパミンの分泌量も増えるようだ。
ADHDの特性を持つ人は報酬中枢におけるドーパミンの受容体が少ないという。これは報酬系がうまく働かず、快感を得るには通常よりも多くの報酬が必要ということだ。
およそ2万人もの70~80歳の女性を対象にし、20年以上に -
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ネタバレアンデシュハンセン著
運動脳
★★★★★
運動が脳を劇的に変えられることを学べる。運動をすると集中力・記憶力が高まり、不安やうつを和らげ、さらに認知症の予防にもつながる。しかも効果は即効性があり、たった20分のウォーキングでも脳が活性化する。運動は薬やサプリよりも強力で、人生を前向きにする“最強の処方箋”。上記内容を科学的根拠をもとに読みやすくまとめられている。年齢や体力に関係なく、誰にとっても読む価値のある一冊。
【運動が脳に与える即効性の効果】
運動は気分を爽快にし、集中力・記憶力・創造性を高める。思考のスピードや情報処理能力が向上し、知識を効率的に引き出せる。20〜30分の有酸素運動 -
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ネタバレストレスが減る、集中力が上がる、記憶力が上がる、創造力が上がる寿命が伸びる、これほどの利点を凄まじい説得力を持って説明されていた。大人になっても、又脳の障害を持っていたとしてもいつでも脳が変化しうるのは希望が持てた。前頭葉、海馬、側頭葉などあらゆる分野が活性化され調和が取れるのだと思った。神経症と天才の違いがおそらくそこなのだろう。心拍数が上がる時は、生死に関わる時であるため、生物学的に集中力が上がることが証明されている、というのは興味深かった。筋力トレーニングと有酸素運動どちらもすることが効果的らしい。特にランニング30分くらいがベスト。ただ、運動しすぎて疲労感があるのはよくないらしい。筋力
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■ある研究でADHDと創造性の関係を調べるために学生を大勢集めたが、ADHDの学生の方が平均的に散発的志向に優れていることが分かった。いくつものアイデアを思いついただけではなく、かなりの確率で他の人にはない独創的な答えを出した。つまりブレインストーミングに優れていたわけだが、興味深いのはロジックに重きを置いた創造性テストでは結果が良いどころか悪い場合が多かった。
ADHDの人はそうでない人に比べて思考が抑圧されておらず思考の流れにストップをかけないので、ブレインストーミングの際は強みになるが、ロジカルな局面では足かせになってしまう。
■なぜ多くのADHDの人にハイパーフォーカス能力が見られる -
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とても分かりやすいADHDの解説書でもあり、またADHDの人にとっては自信を回復させてくれる一冊だと思います。
なにせADHD傾向のある人は、小さい頃から学校で家庭で叱られて、迷惑がられて、ため息をつかれて、自分を駄目だと思うことが多いから。わたしは、薬は有効な手段で、集団で上手くやれるようになり周囲からの否定的なメッセージにさらされ続けることが無くなるだけで、その人にとてもプラスの影響があると思っています。でも、やはり、薬だし、ADHD傾向があるというだけで、使うものではないんですね。
また、確かに医者や素人にそうだと診断されるこども達が年々増えているのを見て、これって、学校(環境)の問 -
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スマホ脳の著者:アンデシュ・ハンセンの本
運動の効能がことかまかにかかれていて、めちゃ面白かった!!
印象的だったのは、緊張は運動で耐性がつく、ということ。
緊張を科学的に解明すると、心拍数があがり体内でコルチゾールというストレス性物質が生まれる。
しかし運動をするとエンドルフィンなど幸福を感じる物質が生まれ、かつ心拍数もあがるため、緊張するようなシーンで心拍数が上がってもストレスを感じにくくなるのだそう。
現に、約3ヶ月、毎日運動をしてきたが
心が晴れやかになるし緊張もしなくなった!
むしろ堂々としている、とも言われるようになった笑
この本は母親にぜひ読んでほしいな。
めちゃおもろい! -