宇佐見りんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ両親と弟と車中泊をしながら祖母のお葬式の場所まで向かった。
父は幼少期に家族に恵まれず孤独な日々を過ごしてきたが学力で努力して自立していった。
父の勉強術で兄と弟とかんこは、たくさん勉強して、かんこは私立の中学に入り志望校にも合格できた。
だけど、高校生になって学校についていけなくなったかんこ。
酒を飲むと悪酔いし、脳梗塞で体のマヒが残る母と、怒ると人の内側を言葉でえぐり殴る父。
何度も喧嘩した日々。互いを傷つけながらも必要としている家族。
祖母のお葬式から帰ってきてから、かんこは家に入れず車の中で生活するようになった。
いびつな依存しあう家族。
その違和感をはっきりとは書かない感じが -
Posted by ブクログ
愛されたくても愛されずに育った父。
自分の心と身体が思う様にコントロールできない母。
両親の期待の重さと様々なトラブルから逃げるしかなかった兄と弟。
恐らく、自律性調整障害で学校に行くことが苦しかったかんこ。
家族の何気ない日常の諍いが、お互いをどうしようもなく苦しめてしまう様が淡々と描かれている。
こういう、気持ちのコントロールができずに相手を責めたり絶望することってあるよな…と思いながら読み進めた。
人は、人を傷つけずには生きられないし、知らぬ間に傷ついたり傷つけたりしてしまう。
家族だからこそ、傷つき、傷つけられることは多い。
それぞれが過去の傷から癒えることがないままであれば、尚 -
Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
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匿名
購入済みあまり共感できない
タイトルで想像した内容ではなかったです。
表現方法も回りくどい気がして、自分の好みではなかった。
良さがわからなくて申し訳ないです。