宇佐見りんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく -
Posted by ブクログ
160ページ、行間も大きな本なので短時間に読めるだろうと思ったら大苦戦。
独特の表現に追い付いて行けなかったり、容赦ない場面切り替えに戸惑ったりは宇佐美さんの文章の特徴でもあり凄さなので仕方ないとして、内容的に辛く。
酒を飲んでは暴れる脆い母、身勝手な父、逃げ出した男兄弟。いわば前作『かか』の世界をさらに厳しくしたような内容です。全員が被害者意識の塊の様な家族。誰かの発言が他の家族の被害者意識を誘発し、さらにそれが・・・。それでも家族としてまとまるべきだと考える娘が主人公なのですが、さすがにこれは無理でしょうと。
絶賛される人も多いなか、私には『かか』の世界が限界で、この作品の家族の姿が生理的 -
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Posted by ブクログ
西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
それでも一つしかない自分の身体。
こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。 -
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Posted by ブクログ
嫌な人からは距離をとった方が良いと言われる昨今。自分の家族が自分の体や心を傷つける存在だったらどうしたら良いんだろう?
離れた方が良いという兄弟と離れない主人公。離れられないのではない、離れない選択。自立しているから離れるの?自立してるから他の人も支えられるの?…などなど色々な問いかけがなされるこの一冊。
父はDV。母は脳梗塞後遺症とアルコール依存症。そんな両親を兄弟は置いて出て行ってしまった。女子高生1人が抱えるには大きすぎる家族の問題。かんこはギリギリ。そんな中、祖母が亡くなり家族が集まることになる。何かが変わるのか、何も変わらないのか…かんこを乗せて車は行く。