宇佐見りんのレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • くるまの娘

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    宇佐美りん独特の表現が満載。
    読みずらいという意見も納得。
    オーディブルで聞くべきでは無かった。
    書籍でもう一度、一言一言を噛み締め、味わいたい。

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    2025年10月21日
  • かか

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    まさに現代の純文学という印象だ。
    かか(母親)とうーちゃん(主人公)が一体化し、片方の痛みが相手にも伝わってしまうという内容、うーちゃんが一人旅に出て、夜の田舎を電車に乗っている時に一人になり感じた怖さ、SNSに逃げ道を求め依存せざるを得ない心境。
    どれを取っても心を恐怖に支配される感覚だった。

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日
  • 推し、燃ゆ

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    背骨になるほど推し活したことないけど、周りにはけっこう一体化して推し活している人がいる。そういう人には刺さるんだと思う。わたしは身の丈に合わない推し活は危険だなと思った。

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    2026年04月03日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

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    2025年09月09日
  • くるまの娘

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    160ページ、行間も大きな本なので短時間に読めるだろうと思ったら大苦戦。
    独特の表現に追い付いて行けなかったり、容赦ない場面切り替えに戸惑ったりは宇佐美さんの文章の特徴でもあり凄さなので仕方ないとして、内容的に辛く。
    酒を飲んでは暴れる脆い母、身勝手な父、逃げ出した男兄弟。いわば前作『かか』の世界をさらに厳しくしたような内容です。全員が被害者意識の塊の様な家族。誰かの発言が他の家族の被害者意識を誘発し、さらにそれが・・・。それでも家族としてまとまるべきだと考える娘が主人公なのですが、さすがにこれは無理でしょうと。
    絶賛される人も多いなか、私には『かか』の世界が限界で、この作品の家族の姿が生理的

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    2025年09月07日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • かか

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    自他境界(バウンダリー)を考えながら読んだ話。
    親子のバウンダリーが機能してないからかかはうーちゃんに甘ったれるし、うーちゃんはかかを妊娠したいと思う。かかがあんな感じだからうーちゃんは浪人の要因をかかに押し付けられたしSNSのタイムライン上で一番可哀そうになりたがって顔も知らないフォロワーによしよししてもらえた。
    バウンダリーって難しい。歪な関係の中にいる人が歪を正そうとするのは難しい。歪を客観視できないし正しい形を見たことがないから。
    そういうことが思い浮かんだ。

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    2025年08月27日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • くるまの娘

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    宇佐美りんの世界観にどっぷりつかれる一冊。

    くるまで生活する高校生かんこ。
    そうなった経緯は
    複雑だ。

    家族とは
    生きるとは
    苦しみとは

    文学として昇華された
    感性が光る。

    時には
    こんな苦しい文学的世界に浸るのも
    悪くない。

    でも、お口直しに
    爽やかな軽やかな本が読みたくなるな。

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    2025年08月12日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • かか

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    自分に読解力が無い為かか弁とか誰が誰を指すのかとか理解できていない点が多い。SNSの使い方と熊野まで行く行動力は若さとみるか愛情とみるか。再読が必要な気がする。

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    2025年06月02日
  • かか

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    苦しくて寂しくて強い小説
    信仰とか家族とか血とか普遍的なテーマの合間に
    SNSのやり取り(現代の癒しと闇)
    宇佐見りんの才能は確かに強烈だけれど
    数冊読んだ限りではどれもどろっと救いがなくて
    ちょっと苦手

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    2025年04月21日
  • かか

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    すっっごい読みづらい。良い意味で。
    切れちゃいそうでギリギリ切れない糸のように繊細な文章。
    男女問わず1回は読んで欲しい作品。

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    2025年04月13日
  • かか

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    家庭という小さい世界では、子供にとって母親が神のような存在になる。
    母と娘の関係って特殊だよね。同性でずっと一緒にいるからか共依存みたいになりがちだよね。嫌いなとこもあるけど
    嫌いになりきれないし、良い思い出が今の感情を邪魔したりするし。
    ってのを、生々しく濃い目に描いてる小説だった。くるしいおはなし。

    作中でのSNS上でのやり取り、自分もこういう使い方することあるのですんなり理解できた。ツイ廃で良かった。

    方言なのか主人公家庭独自の言い回しなのか両方混ざったものなのか、独自の文体に慣れるのが少し大変だった。

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    2025年03月16日
  • かか

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    かか…母親の事なんだろうなぁと
    読みづらい文章を頑張って読み進めた…途中何度も心折れそうになりながら…
    でも旅に出たうーちゃんの最後を見届けたくなって読み切った
    とにかく表現力、語彙力、圧倒された!
    特に金魚は心に残っている
    母親を産みたいとか…私には到底理解できない
    これがデビュー作品?
    天才と言われる所以が少しだけわかった気がする

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    2025年03月07日