宇佐見りんのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
それでも一つしかない自分の身体。
こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。 -
-
-
-
Posted by ブクログ
思ってたんと違った‥
というのがまず第一印象。
タイトルから「生」の話だと思っていた。
それぞれ病気や障害、特性などを抱えながら「私の身体を生きる」というような内容だと思っていたし、そういう内容が読みたかった。
‥それはそれとして、読み進めると
こんなに明け透けに自分の体験や性被害や性癖や生き方を世間に曝け出して大丈夫なのか?と心配になるような内容が多くて驚いた。
そして、みんな色々な事を抱え、考え生きているんだな‥と改めて考えさせられた。
普通に見えるあの人も、幸せそうだと感じるあの人も本当は色々な事情を抱えているのかもしれないと。
「性」に対する考え方・感じ方・捉え方も本当に様々で -
-
Posted by ブクログ
嫌な人からは距離をとった方が良いと言われる昨今。自分の家族が自分の体や心を傷つける存在だったらどうしたら良いんだろう?
離れた方が良いという兄弟と離れない主人公。離れられないのではない、離れない選択。自立しているから離れるの?自立してるから他の人も支えられるの?…などなど色々な問いかけがなされるこの一冊。
父はDV。母は脳梗塞後遺症とアルコール依存症。そんな両親を兄弟は置いて出て行ってしまった。女子高生1人が抱えるには大きすぎる家族の問題。かんこはギリギリ。そんな中、祖母が亡くなり家族が集まることになる。何かが変わるのか、何も変わらないのか…かんこを乗せて車は行く。