宇佐見りんのレビュー一覧

  • くるまの娘

    Posted by ブクログ

    160ページ、行間も大きな本なので短時間に読めるだろうと思ったら大苦戦。
    独特の表現に追い付いて行けなかったり、容赦ない場面切り替えに戸惑ったりは宇佐美さんの文章の特徴でもあり凄さなので仕方ないとして、内容的に辛く。
    酒を飲んでは暴れる脆い母、身勝手な父、逃げ出した男兄弟。いわば前作『かか』の世界をさらに厳しくしたような内容です。全員が被害者意識の塊の様な家族。誰かの発言が他の家族の被害者意識を誘発し、さらにそれが・・・。それでも家族としてまとまるべきだと考える娘が主人公なのですが、さすがにこれは無理でしょうと。
    絶賛される人も多いなか、私には『かか』の世界が限界で、この作品の家族の姿が生理的

    0
    2025年09月07日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

    0
    2025年08月29日
  • かか

    Posted by ブクログ

    自他境界(バウンダリー)を考えながら読んだ話。
    親子のバウンダリーが機能してないからかかはうーちゃんに甘ったれるし、うーちゃんはかかを妊娠したいと思う。かかがあんな感じだからうーちゃんは浪人の要因をかかに押し付けられたしSNSのタイムライン上で一番可哀そうになりたがって顔も知らないフォロワーによしよししてもらえた。
    バウンダリーって難しい。歪な関係の中にいる人が歪を正そうとするのは難しい。歪を客観視できないし正しい形を見たことがないから。
    そういうことが思い浮かんだ。

    0
    2025年08月27日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

    0
    2025年08月15日
  • くるまの娘

    Posted by ブクログ

    宇佐美りんの世界観にどっぷりつかれる一冊。

    くるまで生活する高校生かんこ。
    そうなった経緯は
    複雑だ。

    家族とは
    生きるとは
    苦しみとは

    文学として昇華された
    感性が光る。

    時には
    こんな苦しい文学的世界に浸るのも
    悪くない。

    でも、お口直しに
    爽やかな軽やかな本が読みたくなるな。

    0
    2025年08月12日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

    0
    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香 誰しもが、心の中に王国を持っている/西加奈子 私は変わる。変わりながら、「アップデートする自分」を疑い続ける

    0
    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    他の方も書いていたが、生にまつわるエッセイだと思っていたら、性にまつわるものだった。
    性に関するネガティヴなことは、思っているよりもかなりありふれていて、忘れていたけどネガティヴな体験を思い出した。きっと、書きようによっては、深め方によっては、同等のものもあるのだと思う。

    そして…この世の中のことは、性に纏わって起きていることが多いこともまた認識できた。小説も映画もファッションも、モテたいという願望そのものが。

    今年の始めからあらわになったフジテレビ問題も何度も色んな角度で思い起こし、考えさせられた。

    0
    2025年08月05日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    思ってたんと違った‥
    というのがまず第一印象。

    タイトルから「生」の話だと思っていた。
    それぞれ病気や障害、特性などを抱えながら「私の身体を生きる」というような内容だと思っていたし、そういう内容が読みたかった。

    ‥それはそれとして、読み進めると
    こんなに明け透けに自分の体験や性被害や性癖や生き方を世間に曝け出して大丈夫なのか?と心配になるような内容が多くて驚いた。

    そして、みんな色々な事を抱え、考え生きているんだな‥と改めて考えさせられた。
    普通に見えるあの人も、幸せそうだと感じるあの人も本当は色々な事情を抱えているのかもしれないと。

    「性」に対する考え方・感じ方・捉え方も本当に様々で

    0
    2025年08月01日
  • かか

    Posted by ブクログ

    自分に読解力が無い為かか弁とか誰が誰を指すのかとか理解できていない点が多い。SNSの使い方と熊野まで行く行動力は若さとみるか愛情とみるか。再読が必要な気がする。

    0
    2025年06月02日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025.5月分読書
    生き難い心地というのは一過性なのか、人生を覆うものなのか。学生時代はそれなりに生き難さを自分自身も感じていたが、過ぎれば青かったと思える。その一方で、あの頃に戻っても、また苦しいだろうなとも思う。苦しい時間をどうにかやり過ごす方法は縋る藁は人にとって多種多様だろう。あかりにとっては推しだった。昨今のエンタメ業界をみると推しを本書で言うところの背骨にしている人は多いと思われる。
    あかりのような推しを背骨にしてギリギリに生きている人が、本書に触れることはあまりないだろう。しかし、あかりたちは本書に触れないのに、本書はギリギリを生きるオタクを深い解像度で描いている。そのアンバラ

    0
    2026年02月01日
  • かか

    Posted by ブクログ

    苦しくて寂しくて強い小説
    信仰とか家族とか血とか普遍的なテーマの合間に
    SNSのやり取り(現代の癒しと闇)
    宇佐見りんの才能は確かに強烈だけれど
    数冊読んだ限りではどれもどろっと救いがなくて
    ちょっと苦手

    0
    2025年04月21日
  • かか

    Posted by ブクログ

    すっっごい読みづらい。良い意味で。
    切れちゃいそうでギリギリ切れない糸のように繊細な文章。
    男女問わず1回は読んで欲しい作品。

    0
    2025年04月13日
  • かか

    Posted by ブクログ

    家庭という小さい世界では、子供にとって母親が神のような存在になる。
    母と娘の関係って特殊だよね。同性でずっと一緒にいるからか共依存みたいになりがちだよね。嫌いなとこもあるけど
    嫌いになりきれないし、良い思い出が今の感情を邪魔したりするし。
    ってのを、生々しく濃い目に描いてる小説だった。くるしいおはなし。

    作中でのSNS上でのやり取り、自分もこういう使い方することあるのですんなり理解できた。ツイ廃で良かった。

    方言なのか主人公家庭独自の言い回しなのか両方混ざったものなのか、独自の文体に慣れるのが少し大変だった。

    0
    2025年03月16日
  • かか

    Posted by ブクログ

    かか…母親の事なんだろうなぁと
    読みづらい文章を頑張って読み進めた…途中何度も心折れそうになりながら…
    でも旅に出たうーちゃんの最後を見届けたくなって読み切った
    とにかく表現力、語彙力、圧倒された!
    特に金魚は心に残っている
    母親を産みたいとか…私には到底理解できない
    これがデビュー作品?
    天才と言われる所以が少しだけわかった気がする

    0
    2025年03月07日
  • かか

    Posted by ブクログ

    壊れてしまった母を救う為、19歳の浪人生うーちゃんはある祈りを抱え熊野へ旅に出る。
    同じ女性である母と娘の関係性。恨めしく思う母であろうと繋がりを切る事が出来ず、共に苦しみを背負ってしまう絆の強さを感じた。
    速読傾向の私は「かか弁」に苦労しましたw

    0
    2025年02月28日
  • かか

    Posted by ブクログ

    すごく苦しい〜が、毒親とか家庭とかをテーマとして描かれた他の作品と一線を画するもの、作中で言われる信仰によってまったく新しい物語になっていてよかった。友人が「おすすめだけど気持ち悪い本」と言っていたのに納得した。

    0
    2025年01月12日
  • くるまの娘

    Posted by ブクログ

    嫌な人からは距離をとった方が良いと言われる昨今。自分の家族が自分の体や心を傷つける存在だったらどうしたら良いんだろう?
    離れた方が良いという兄弟と離れない主人公。離れられないのではない、離れない選択。自立しているから離れるの?自立してるから他の人も支えられるの?…などなど色々な問いかけがなされるこの一冊。
    父はDV。母は脳梗塞後遺症とアルコール依存症。そんな両親を兄弟は置いて出て行ってしまった。女子高生1人が抱えるには大きすぎる家族の問題。かんこはギリギリ。そんな中、祖母が亡くなり家族が集まることになる。何かが変わるのか、何も変わらないのか…かんこを乗せて車は行く。

    0
    2024年09月07日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    この表題、確かに、推しが炎上した話だが、そして、時代的には、現在、よくある推しを推している話だが、とにかく内容が重い。主人公のあかりは推しを推すしかできない生きることに不器用な存在、いや、できないことだらけでどうにか推すことで生きている存在。その推しが炎上して引退した。このあと彼女は生きていけるのだろうか。芥川賞受賞の本作品。読むのがつらかった。

    0
    2026年01月12日
  • くるまの娘

    Posted by ブクログ

    家族手放せないやね。
    傷つけ合ってもどこかで繋がって、わかった風になる。
    かんこが車から出られる日は来るんだろうか?

    生きていることが死を拒み続けた積み重ねとういう表現に、
    あー戦って生きてきたのだなぁ。と手を差し伸べたくなる。
    これからもっと先の話。このしがらみから抜けた時、
    まるっと愛せる日が、きたらいいな。

    0
    2024年07月25日