宇佐見りんのレビュー一覧
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ネタバレ読み始めてすぐに、その文章の瑞々しさと眩さが私を襲った。
誰しもが必ず感じるささやかな心の機微が、軽やかに、素直に正負のどちらも表現されている。
この感情描写の波が一気に押し寄せてきて、読者の私は、流されないようにしないと立っていられなくなってしまいそうだった。それくらい、エネルギーが必要だった。
「今」を生きる人たちは、こんなにも頼りなく、こんなにも脆い。自分と「推し」との境界が曖昧になって、自分の人生へ還元している。こうした人たちは、自分のためだと随分と色々な生きづらさがあって、自分自身がおざなりになってしまう。
けれど「推し」を推すことが結果的に生活の維持となり、生きる糧となり、社会 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作者当時19歳でこんな大ヒットかましたのか。
その背景を知って読み始めると、確かに斬新な若者だからわかる・作れた作品と感じた。
そして読み手が あーなんかわかるその感覚 という表現を出すのが上手い。
"働け、働けって。できないんだよ。病院で言われたの知らないの。あたし普通じゃないんだよ。"
"またそのせいにするんだ"
精神的な問題って本人も周りも正直ほぼ等しい重みで辛いと思う。
多くは日常で人間が感じうるストレスへの耐性の閾値が低いことが引き金となるとわたしは考えている。だからこそ、その当事者の気持ちだって少なからずわかったり、日々感じていたり、なんな -
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Posted by ブクログ
リレーエッセイ方式で17人の書き手が
『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。
想像していた感じと、かなり違っていた。
同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。
女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・
トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。
色 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ◾️record memo
うーちゃんには昔から自分のなかにだけ通じる不文律があって、そいは法律や世間にある倫理観なんかとはぜんぜんべつの規則性をもって自分自身を支配しています。
おまいもよおく把握していることでしょうが、かかがはっきょうし始めたかんです。ととの浮気を引きずり続けていたんか、そいとももっと別の要因か、はっきししたことは誰にも言えんけどとんかくかかは何か根深いものに苦しめられ壊れていったんです。
はっきょうは「発狂」と書きますがあれは突然はじまるんではありません、壊れた船底に海水が広がり始めてごくゆっくりと沈んでいくように、壊れた心の底から昼寝から目覚めたときの薄ぐらい夕暮