宇佐見りんのレビュー一覧

  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    朝井リョウ氏の「イン・ザ・メガチャーチ」が面白かったので、同じ「推し」が題材の本作も読んで見ました。

    勉強もあまりできず、家庭でも怠け者扱い。生きる希望や価値を見出せず、唯一の生きる目的が推しを推すこと。

    その時だけ生きている。

    そんな主人公の高校生あかりの推しが、ファンを殴ってしまった、というところから物語が始まる。

    思春期の子供から大人になる時期の迷い、悩み、葛藤を描いた小説で、現代の社会では「推し」という題材だったという事で、推しという文化を描いた「イン・ザ・メガチャーチ」とはそこが異なりました。

    高校生のあかりが、推し活を自分の背骨と表現しているが、誰もが生きるよりどころなり

    0
    2025年12月31日
  • かか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ◾️record memo

    うーちゃんには昔から自分のなかにだけ通じる不文律があって、そいは法律や世間にある倫理観なんかとはぜんぜんべつの規則性をもって自分自身を支配しています。

    おまいもよおく把握していることでしょうが、かかがはっきょうし始めたかんです。ととの浮気を引きずり続けていたんか、そいとももっと別の要因か、はっきししたことは誰にも言えんけどとんかくかかは何か根深いものに苦しめられ壊れていったんです。

    はっきょうは「発狂」と書きますがあれは突然はじまるんではありません、壊れた船底に海水が広がり始めてごくゆっくりと沈んでいくように、壊れた心の底から昼寝から目覚めたときの薄ぐらい夕暮

    0
    2025年12月29日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    いままで何かを「おす」ことがなく生きてきた人生だったので「おす」を体感したくて読んでみた。
    自分なりの解釈は「おす」とは何かの信仰と同じようなものかと思った。ホモサピエンスは人生の生きる理由を見つけるために様々な形で何かを信仰するがその一種と解釈。たまたま救われたのが「おし」だっただけなのでは。示唆深い本だった。

    0
    2025年12月27日
  • かか

    Posted by ブクログ

    生理表象に逃げるの好きじゃないんだよなー…
    カップルとか家庭の私的言語ってこういう感じなんだろうな。

    0
    2025年12月26日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    主人公にとっての推しが炎上することによって、その推しを心の支えにしていた主人公の精神が、元より家やバイト先での生きづらさを感じていたのも相まってどんどんすり減っていく様子が見て取れる。
    令和の今だからこそ書ける純文学という感じ
    堅苦しくなくするすると読み進められるが、話の内容としては結構重い(特に同じように“推し”の誰かがいる人からすると)。

    0
    2025年12月24日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    短いですが、推しがいる人の気持ちが少しですが、わかりました。人生が辛い人にとっては、推しがいることが人生であり、その推しが全て。
    なんとも言えない終わりですが、何か心に残る作品でした。

    0
    2025年12月24日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    推し活で日常に戻れなくなる、というのを想像してたけど全然違った
    主人公に通ずるところが自分にもあるから苦しくなる

    0
    2025年12月22日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    第164回芥川賞受賞作であり、2021年の本屋大賞ノミネート作でもある本作品。読み始める前からずいぶんハードルや期待値を上げられてしまってたいへんだろうなぁ、と思いながら手に取りました。

    帯にもあるとおり、高校生のあかりが推すアイドルグループまざま座の上野真幸がファンを殴って炎上してしまいます。その真幸と世間との戦いのあいだで、主人公の推しへの揺るぎない内面を描く話です。

    文体は、内面をうまく言語化できない主人公のポップな言葉でふわっと綴られているので賛否はあるかと思いますが、現代の一人の若者を表す作品として、私はこのチャンネルに合わせるのは苦労しましたが、とても新鮮で、なにか新しいものを

    0
    2025年12月18日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    2020年芥川賞(下半期)受賞作
    芥川賞作品にしては軽く読みやすいのは「推し活」というポップな話題がテーマだからかな?

    市民権を得た「推し活」なるワード
    いつからか調べたら2021年の流行語にノミネートされたらしいから、2020年位から使われ出したのかな?

    最近自分の周りでちらほら見かける「推し活」をする人の生体を垣間見れた気がする。理解は出来ないが…。

    0
    2025年12月11日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    推しというライトな題材でありながら、完全な純文学で読みごたえがあった。他の作品も読んでみたいと思った。

    0
    2025年12月10日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    勝手に推しを推せなくなった世界でどう生きていけばいいのか答えがある物語だと期待していた分、なんとも現実的ですっきりしないまま終わった。

    推しへの解釈は人それぞれだけど
    生きづらい毎日でもどうにか自分を立たせるための"背骨"的存在あることは共感できた。

    0
    2025年12月10日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分の勝手な理解です。
    推される対象であるアイドル真幸と、推し活に励むあかり、二人は合わせ鏡の表裏。
    二人とも、子供から大人になりきれないモラトリアムを過ごしていた。真幸はアイドルをすることで、あかりは推し活をすることで。真幸が最初に演じたのがピーターパンであることは、これを暗示している。
    しかし、真幸は結婚相手と出会い、家族を形成することになったのを機に、大人にならざるをえなくなる。ファンを殴ったのは、アイドルから大人に脱皮するための行為。
    一方、あかりは、真幸の引退を機に、そして、家族を出ることになり、大人にならざるを得なくなる。綿棒を投げつけた行為こそ、真幸のファン殴打と同様に、大人への

    0
    2025年12月08日
  • 推し、燃ゆ

    Posted by ブクログ

    話題になっていたときからずっと楽天のカートに入れていたのをやっとaudibleで聞きました。
    audibleの朗読は玉城ティナ。

    タイトルや表紙から華やかなアップダウンのある話だと勝手にイメージしていたけど、読んでみるとテンションがあまり変わらず淡々としていて、重ため。
    情景描写が繊細で、ことばの使いかたが良かった。

    主人公にはあんまり共感はできなかったけど、親側の気持ちになって、子供がこんなふうだったらどうする?と想像してみたりはした。
    学生の頃とか、若いときに読んだらハマるのかなぁ…?

    追伸。
    文庫版で、audibleには無かった作者のあとがきを読んでみたら、どうしてこのような文章な

    0
    2025年12月07日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

    0
    2025年11月22日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

    0
    2025年11月02日
  • くるまの娘

    Posted by ブクログ

    宇佐美りん独特の表現が満載。
    読みずらいという意見も納得。
    オーディブルで聞くべきでは無かった。
    書籍でもう一度、一言一言を噛み締め、味わいたい。

    0
    2025年10月21日
  • かか

    Posted by ブクログ

    まさに現代の純文学という印象だ。
    かか(母親)とうーちゃん(主人公)が一体化し、片方の痛みが相手にも伝わってしまうという内容、うーちゃんが一人旅に出て、夜の田舎を電車に乗っている時に一人になり感じた怖さ、SNSに逃げ道を求め依存せざるを得ない心境。
    どれを取っても心を恐怖に支配される感覚だった。

    0
    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

    0
    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

    0
    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

    0
    2025年09月09日