宇佐見りんのレビュー一覧

  • 推し、燃ゆ

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    ネタバレ

    芥川賞受賞作品という事で話題にもなりましたね。
    女子高生が推しているアイドルがある日炎上してしまう話。

    推し活という現代的なテーマを取り扱っていて表紙も明るめなのですが、結構悲惨なストーリーだった。

    主人公は推しの存在を”背骨”と形容していて、それはもう対外的に自分を支えてくれる存在ではなく、自分自身を物理的に形成する一部のような感覚で、ここまで依存してしまうと危険だよね、とそこが一番伝えたかったのかもしれない。

    最終的にはその”背骨”も抜かれてしまって、這いつくばってしか生きていけなくなる主人公の姿は悲惨だ・・・

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    2026年02月19日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 推し、燃ゆ

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    描写を表現する文章の気持ち悪さは、主人公のあかりが感じているうまく言語化できない体の重さと通ずるものがあるのかなと思った。

    「何もしないでいることが何かをするよりつらいということが、あるのだと思う。」というフレーズは共感できた。

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    2026年02月01日
  • 推し、燃ゆ

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    凄まじかった。推しという今となってはポップな言葉から、ライトな作品かと勝手に勘違いして読み始めたが、読んで驚愕した。あかりの推し以外に寄りかかるもののない不安定さ、そして推しのことを描く時の言葉の広がりと現実を描く時の窮屈さとのコントラストに振り回される。背骨や、お骨拾い、お盆に供えるキュウリとナスなど、メタファーが圧巻で、小説という媒体の恐るべき表現力を改めて叩きつけられた。

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    2026年01月31日
  • かか

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    最初の語り口調が独特なので好き嫌いというか読みづらさを感じるかも。途中までは読みづらかったですが最後にはこの口調じゃなかったら駄目なんだなと感じた。
    母と娘特有の繋がりや共依存を感じた。

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    2026年01月30日
  • 推し、燃ゆ

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    推しがいなきゃ生きていけない気持ちも、そのせいで生活がままならなくなることがあるのに凄く共感した一冊だった。その生活の部分で家族との会話は生々しくて重く、読んでて辛いものがあった。個人的にはこの本を通して、推すもの、推す人、そういうものに対して依存せず程よく付き合いたいなと感じた。

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    2026年01月23日
  • 推し、燃ゆ

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    旅行にちょうどいいページ数だったので購入。少ないページとは裏腹に軽く読める訳ではなくて、読んでいる間苦しかったです。
    主人公は、推しを推すこと自体が生き甲斐であり、自分の『背骨』であると表現しています。
    他人を自分の生き方の主軸にするような生き方をしたことがないので、あまり共感はできませんでした。でも、そのような生き方をしている人もいると知れて、また視野が広がった気がします。

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    2026年01月18日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • かか

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    うーちゃんには昔から自分のなかにだけ通じる不文律があって、そいは法律や世間にある倫理観なんかとはぜんぜんべつの規則性をもって自分自身を支配しています。

    おまいもよおく把握していることでしょうが、かかがはっきょうし始めたかんです。ととの浮気を引きずり続けていたんか、そいとももっと別の要因か、はっきししたことは誰にも言えんけどとんかくかかは何か根深いものに苦しめられ壊れていったんです。

    はっきょうは「発狂」と書きますがあれは突然はじまるんではありません、壊れた船底に海水が広がり始めてごくゆっくりと沈んでいくように、壊れた心の底から昼寝から目覚めたときの薄ぐらい夕暮

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    2025年12月29日
  • かか

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    生理表象に逃げるの好きじゃないんだよなー…
    カップルとか家庭の私的言語ってこういう感じなんだろうな。

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    2025年12月26日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • くるまの娘

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    宇佐美りん独特の表現が満載。
    読みずらいという意見も納得。
    オーディブルで聞くべきでは無かった。
    書籍でもう一度、一言一言を噛み締め、味わいたい。

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    2025年10月21日
  • かか

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    まさに現代の純文学という印象だ。
    かか(母親)とうーちゃん(主人公)が一体化し、片方の痛みが相手にも伝わってしまうという内容、うーちゃんが一人旅に出て、夜の田舎を電車に乗っている時に一人になり感じた怖さ、SNSに逃げ道を求め依存せざるを得ない心境。
    どれを取っても心を恐怖に支配される感覚だった。

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

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    2025年09月09日