宇佐見りんのレビュー一覧

  • 推し、燃ゆ

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    ネタバレ

    推しがいる人、推されている人に読んでほしい作品です。
    主人公は高校生の女の子、あかり。
    学校の成績はついていけず、姉ができることもできないあかり、バイト先でもミスが多く、お客さんから赤ちゃんと呼ばれる。
    そんなあかりでも推しがいることでバイトを頑張り、学校を頑張ることができる。そんな推しが炎上、そこから徐々に崩れ始める。。

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    2026年07月27日
  • 推し、燃ゆ

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    21歳がこれを書いたのか、と思わずにはいられない、発達特性の内側に沈潜した真に迫る筆致。納得の芥川賞受賞作。

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    2026年07月27日
  • 推し、燃ゆ

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    出だしから引き込まれた小説でした。金原ひとみさんの解説で解像度が上がりました。自分の背骨はなんだろうと考えるきっかけになりました。

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    2026年07月26日
  • 推し、燃ゆ

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    ほう。

    推した事ないわたし。推すってこう言う事かぁ〜と
    理解できた。 

    生きづらさの中で、推す事で輝く人生。
    人って努力の方向が違うだけでこんなに生きやすさが変わるのね。

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    2026年07月19日
  • くるまの娘

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    宇佐見さんの作品は『かか』『推し燃ゆ』も読んだけど、家族というテーマが刺さったこともあり、わたしは本作が圧倒的に良かった。
    これまでの作品では主人公と母、主人公と推し、という一対一の関係を主に描いていたように思うが、本作では父母、兄、かんこ、弟のそれぞれの感情が絡み合い、より複雑な人間関係が浮かび上がっている。
    家族にまつわる言語化はどれもあまりにも芯をついていて、ここまで突き詰めた思想を一作に詰め込んで共有していただいていいのですか、と思うほどだった。

    主人公のかんこも含めて、登場する家族たちは皆、加害者でも被害者でもあり、どんな暴言や暴力を振るおうとも、いいところもある。
    それに気づいて

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    2026年07月13日
  • くるまの娘

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    ネタバレ

    インパクトが強すぎる小説の1つ。
    車内での家族の会話が、どうしようもなくやりきれなくて辛い、誰の気持ちにも寄り添えてしまうほど、登場人物みんなが人間すぎる。障害。
    メリーゴーランドのシーンは圧巻。
    地獄すぎるが大好きな小説。文体が凝ってて好き。

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    2026年07月11日
  • 推し、燃ゆ

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    ネタバレ

    衝撃を受けてしまって、上手く言葉が出てこない。

    最後のライブでの「やめてくれ」というのは、地の文ながらすごい言葉だ。誰に向けて言っているのか。それを言ってどうなるのか。届かぬ願い。意味のない本音。応えてもらえないことが確定しているから敬語の挟み込まれる余地がない。

    あかりには推ししかいないし、推ししか推せない。なら、推しが炎上したら? 推しが消えたら? あかりはどうやって生きていくことになるのか。

    祭壇が作られたり、願いをかけられたり、遠くから見て解釈されたりと、推しは神のような扱いを受けている。でも推しの本当の姿や炎上事件の真相は誰も知らない。なるほど偶像崇拝が禁止されるわけだ。

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    2026年07月01日
  • 推し、燃ゆ

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    自分にとって人生の一部でもあった大切なアーティストについて悲報が入り、余りの喪失感に耐えられなくなりこの本を読んだ。
    という超個人的な背景がある為、この本を読んで心から救われた。
    喪失の感情は、同じく喪失の感情で埋葬する。
    (誰でも共感できる話ではないので、人にはおすすめしないかなあ...)

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    2026年06月14日
  • くるまの娘

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    ネタバレ

    息が詰まるような閉塞感が文字越しにも伝わるような、読後感のなんとも悪い作品だった。宇佐美りんさんが「かか」で表現したかったことを更に煮詰めた結果がこの作品だったのかなとも思った。記憶と現在が入り混じった難しい構造や、娘が親を憐れむ気持ち、無関心な兄弟たち。ただどっちにしろ2つとも読んでいて苦しくなる。家族という言葉の持つ欠点というか、血縁から生まれる断ち切りがたい繋がりが、命綱にも縛り付ける鎖にもなる、そんな現実を嫌でも意識させてくる。その鎖は親から子へ嫌でも繋がっていく。そんな理不尽を最後は天からの光のせいにしてしまう、それだけどうしようもない理不尽なのだ。
    「あの人たちは私の、親であり子ど

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    2026年06月11日
  • くるまの娘

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    本当に小説としてすごいし、これを書いた後で、新刊が出ないのも頷ける。暴力が天から降ってくるという感覚の後で、その先を描くことは難しい。自分や他者をネットワークを構成する一要素として、俯瞰する目線。暴力に始まりも終わりもなく、過去から引き継がれるネットワークの歪みそのものが暴力として人々を縛る。ネットワークを切断し、自立することを選ぶ兄や弟。しかし、その選択では歪んだネットワークは温存される。ネットワークは外部からではなく、内部からしか変えられない。少なくとも短期的には。ネットワーク内部の構成要素としての自分はどのように振る舞えば、ネットワークの他の構成要素たる親を救うことができるのか。かんこの

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    2026年06月07日
  • くるまの娘

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    あまりにも共感し苦しかった。もう壊れてしまって戻ってこないもの、何もなかったかのように和やかに過ごし繰り返す地獄、全員を助けてほしい気持ち、子どものようにすがる親、家族と車。凄まじくすごい本。

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    2026年05月10日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • かか

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    宇佐見りんの作風の差がすごい
    『かか』は一方的な「うーちゃん」の自分語りで展開される。聞き手の「みっくん」の労力を想像すると凄まじいが、読者はその「うーちゃん」の語りに惹き込まれる。

    「うーちゃん」の母へのアンビバレントな思いが伝わってきた。愛憎とはこういう感情なのか、とも思うし、これこそは純粋な愛であると思う。
    宇佐見りんは崩壊しつつある家庭を描くのが上手いなと思った。

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    2026年04月16日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • 私の身体を生きる

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    女性として生きて来た中での、著名&人気作家さんたちが悩みを赤裸々に綴られた連載が一冊に。

    自分が女性でいることを肯定するために背中を押してくれるような内容だった。

    無神経な数多の男性達に加害されてきた傷への癒し 自分だけではなかった、という、女友達と行ってきた、経験を分かち合って貰えることへのありがたみ

    女性の身体の不安 妊娠や性行為、体調不良、弱さ
    見た目への若い頃の過剰な拘り、ジャッジされることへの抵抗感と迎合

    まるっと。

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    2025年12月07日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体」を「生きる」とは何だろう。いや、「私の身体」とは何だろう。そもそも、「私」とは何だろう。
    各作家たちの切り口は様々だが、みな共通しているのが、己という存在を不可欠に構築するこの肉体というものの生物的な役割にも社会からの眼差しにもかなり戸惑い、苦しみ、受け入れたり受け入れられなかったりしながらどうにか生きている点で、強く連帯感を持ちながら読んだ。

    痛ましさを感じたのが、執筆陣の女性たちはほぼほぼみな性被害の経験がある点。私にもあるし、私の友人たちもほとんどあると思う(学生の頃、痴漢が話題になったとき、その場にいた10人ぐらいのなかで痴漢に遭ったことがない子は1人しかいなかったことを

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    2025年12月04日
  • くるまの娘

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    ネタバレ

    父方の祖母が亡くなり、かんこと両親は車で祖母の家へ向かう。
    車中泊をしながら。
    家を出て暮らしている兄と弟もそれぞれやってきて…という話なのだが、彼女の作品を説明するのに、あらすじなど書いたところでしょうがない。

    傍から見ればかんこの家族は壊れている。
    些細なことですぐかッとし暴力をふるう父、脳梗塞で倒れて以来自分の感情を持て余すかのように時々爆発する母。
    家を出て自分の力で生きている兄と、遠くの高校へ通うために家を出ている弟。

    家族それぞれが傷つけあい、血を流しながらも愛している。
    それは歪なこと?
    逃げ出さなくてはならないこと?
    かんこはそうは思わない。

    ”もつれ合いながら脱しようと

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    2025年09月29日
  • 私の身体を生きる

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    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

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    2025年09月20日
  • かか

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    純文学を読んでいるなあと思いつつ読んだ。かかとうーちゃんの不可分な共依存関係、信仰、孤独が、「かか弁」で語られることによって、その息苦しさや温度まで伝わってくる。

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    2025年09月15日
  • くるまの娘

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    ページをめくるのが辛く、これ以上は知りたくないと思いながら読んだ。読後にとんでもない疲労感はあるが素晴らしい作品。

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    2025年09月06日