長谷川まりるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ高校一年生の主人公ヒロの親友「杉森くん(女の子)」が自殺した。それを、どう受け止め、乗り越えていけば良いのか。
ヒロは表面的には冷静のようだが、深く傷ついているのは確かで、家族やクラスメート、新しい趣味を見つけたりしながら、乗り越えていく。
杉森くんが、実際には何が一番つらかったのか、明確にはわからなかったが、子どもに限らず、現代のストレスの中で生きていくと、積もった疲れも含めて「落ちて」しまうことは多い。誰もが、どこかに「逃げ道」や「捌け口」を持っておくべきだが、それは誰か一人に縋りつくことではなく、相談場所を多く持つこと。
この本流にいうと、それが「依存」ではなく、「自立」することなのだ -
Posted by ブクログ
読み終えて、まず最初に
「児童書にしてはかなり重いテーマだな」
というのが頭に浮かんだ。
児童書と聞くと小学生向けかなと思ってしまうが、主人公も高校生だし、中学生くらいを対象にしているのかなと。
主人公が周囲の人間に恵まれ過ぎてるくらい恵まれているので、そういうところは児童書チックかも。
今どきの中高生は、トー横キッズしかり、結構サバイバルな人生を歩んでいる人もいるし、自分の自我の確立とインターネットなどの情報の多量さが逆に生きづらさを生んでしまっている部分もあるのかなと感じた。
中高生よ。
辛いことがあって、誰にも相談できないと思った時に、電話相談しかりカウンセリングしかりメンタルクリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ亡くなった少年の体に魂が...、という設定は私の中で森絵都「カラフル」が最高峰なのだけど、こちらの少年はいわゆる「陽キャ」。感情移入できるかな...と読み進めていったのだけれど、途中、なるほどこれはもう一つの「杉森くん」の物語なのだな、と思った。宮下さんを助けるには素人の中途半端な手助けではダメで、きちんと専門家を頼るということ。物語的には盛り上がりに欠けるんだろうけど現実的にはその通りで、この部分は信頼できる。でもだからこそ、このラストで宮下さんと父親が遺されたことを思うと、やるせなくなる。天山の望みは叶ったのかもしれないけど。
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Posted by ブクログ
亡くなった中学生男子・天山の身体に入ってしまったのは、天上の世界から地上を見下ろしていた魂。
記憶喪失ということで1年間だけ天山として生きることになる。
父と2人暮らしで母の存在がないことや浅川という女生徒の不登校の原因などを知ってしまう。
生きることがどんなことなのかを体験して理解できたとしても、天山としての1年ではとても足りなくて、もっとここにいたくなった。
他人の人生じゃなくて、ひとりの人間としての生きるを真っ当したいと。
生きるということの大切さや価値があるものだということを誰かになることで気づく。
それなら自分の人生を生きたくなるのは当然だろう。