長谷川まりるのレビュー一覧

  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    高校1年生のヒロが杉森くんを殺そうと血の繋がってない兄であるミトさんとの電話から始まり、ミトさんからのアドバイスで杉森くんをなんで殺そうとしているのか理由を付けていく。何故仲が良く幼なじみだった杉森くんを殺そうとしているのか。

    今風の文章の書き方で読みやすさはあった。
    杉森くん(さん)は身体は女の子だけど心は男の子?ヒロは杉森くんを実際に殺そうとしていた訳ではなかった(もう既に杉森くんは自殺していた)。杉森くんは親や先生などには優等生のいい子として振舞っていたが、本当は不満だらけでそれをヒロに聞いてもらっていたがヒロもそれに付き合いきれなくなってしまっていた。杉森くんが不満を言ってもいい逃げ

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    2026年08月20日
  • かすみ川の人魚

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    川の神、千と千尋を思い出す。
    しかし、千秋母は自分の子にも過失があるかもしれないと疑いもせずあの態度は如何なものかと思ってしまう。
    主人公両親も教員も全体的に周りの大人が何とも言い難い感じの描かれ方で、子供の頃に感じる理不尽さってこういうものだったかもなーと。

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    2026年08月12日
  • 妖怪サトリと天狗笑い

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    『杉森くんを殺すには』以来、長谷川まりるさんの本を探していた。
    小学生に合うものという観点では、わたしの主観ではあるが、なかなかフィットしないでいた。
    しかし、これはよさそう。

    推定300歳の妖怪サトリは見かけはこども。
    人の心を読めるが空気は読めないため、人の気分を害してしまう、おっちょこちょい。
    人の目から落ちたウロコを集めている。
    さまざまな人のお困りごとを解決しつつ、他の妖怪とかかわりながら話が進んでいく。

    すじは違うが、雰囲気は名探偵コナン✕ふしぎ駄菓子屋銭天堂みたいな感じ。
    はたして、こどもたちの心を掴むか?様子をみたい。


    ちなみに『杉森くん…』は、本校昨年度の高学年貸出数

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    2026年08月12日
  • 杉森くんを殺すには

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    ヒロのなかで、杉森くんを殺す理由が段々内面化されていく様がよくできてる。依存先が一つしかないっていうのは依存する側だけじゃなくて依存される側にとっても苦しいんだよな。
    誰しも後悔やあの時ああしていればのたらればがあるけれど、それをちゃんと受け入れて、考えて、区切りをつけるってやっぱり大事だと思った。

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    2026年08月08日
  • 呼人は旅をする

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    「呼人」とは、何かを呼び寄せてしまう人。
    そんな特異体質を政府認定されると
    人によっては一箇所にとどまり続けられず
    家族と離れて暮らさなければならないことも。
    (そのかわり保護の対象になる)
    そんな呼人と世間との関わりを描いた6つの話。

    雨女のクラスメイトに憤る小学生からはじまって
    たんぽぽを呼ぶ娘と森の家主との交流では
    呼人なことが家族に与える影響を知った。
    ある日突然、呼人になってしまった高校生や
    呼人支援局で働く青年のこと
    人を魅了してしまうタイプの呼人の苦悩も
    生まれつきの呼人な少女の気遣いも
    みんなみんな…何かの比喩でもある気がする。
    不思議な読後感でした。

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    2026年06月25日
  • 杉森くんを殺すには

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    長谷川まりる『杉森くんを殺すには』

    話題の児童文学(来年映画公開予定)
    児童文学でこのタイトルは、インパクトある
    なるほどそういうことか
    ターゲットである多感な中高生には刺さるのでは
    (多感な大人の方にも)

    青春児童文学として青の背景にアート、そしてタイトルのフォントと配置
    装丁が見事

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    2026年06月14日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    児童書なので読みやすいが内容はなかなかヘビー。
    これを理解できる子どもはどれだけいるか…

    私自身が抱えている過去の傷や、思春期の苦しさを思い出させて時に共感し、時に追体験して苦しくもなった。

    中2の我が子が先に読んだのだが『全く意味がわからなかった』とのこと。これを読んでわからないと言えるのは幸せだということか…?分かりすぎても親としては不安になるが…

    以下本文要約
    ★人って1箇所だけに執着してたら依存なんだって。わりとよくないことだって。でもいっぱい依存先をもってあちこちに相談できてたら、それは自立っていうんだって。

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    2026年06月11日
  • 花売り姫

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    ネタバレ

    "ひい"のこと、一度は捨てた子供をえらいあっさりと受け入れるんだなぁと思ったし、梓未と一緒に現世へ戻る結末も意外だった。終盤は結構淡々と進んでいく印象を受けた。逆にそこに至るまでの話の密度が濃いとも言えるけれど。
    梓未が自らの意思と選択によって彼氏と関係を持った事をきちんと認めているところが好感を持てる。花畑の方の世界に閉じ込められてからも、ホラゲー主人公さながらの逞しさで良かった。
    単行本表紙の絵が綺麗で、藤色の見返しも素敵。持っていて嬉しくなる本。

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    2026年06月10日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    我、くもん出版という会社の本を初めて読む。あまりの清らかさに蒸発せし、ことばもなく、ただ呆然と本を置くなり。まさか杉森くんが自殺してしまっていたとは、可能性として思ってはいたけれど、脳みそが震えた。「言うて、殺さんだろう」と思っていた我の予想は当たっていたが、さして嬉しくもなく、我が身の汚さを直視した。ミトさんのヒロへの告白が、誰しも覚えのある内容で、身につまされる思いであった。これは依存についての物語であり、杉森くんは永遠に死ぬことはないのであろう。大人でも一読すべし、書物である。

    杉森くんがなぜ杉森「くん」を望んだのか、きっと性別で判断してもらいたくなかったのだろうと推察される。けれど、

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    2026年06月09日
  • 杉森くんを殺すには

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    評価を★3にすることが正しいのか分からない。思春期の複雑な思考や感情に共感出来る気もするし、あまりにもキレイ過ぎる気もする。模範的に片付いてゆき過ぎる気もする。でも小説の中にはきちんと救いがあるべきだし、読んでいる子どもにとって正しい帰り道も指し示されている気がする。しかし、正しい帰り道を絶対歩けない子どもにはかえって辛い話しかも知れない。私は大人なので子どもが救われていて良かったと思うけど……自分の子どもに積極的に読ませたいものではないかもしれない。

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    2026年06月05日
  • 花売り姫

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    ちょっと不思議なお話でしたね。

    自分は何が好きか、何が嫌いか。
    そのモノは嫌いでなくても、その背景によって嫌いになってしまう。
    心の裏側。

    表紙がきれいでファンタジーかと思いきや…。

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    2026年05月23日
  • 杉森くんを殺すには

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    児童書だと気が付かず手に取った。
    他者とどう付き合っていくか、向き合っていくかが書かれていて、大人が読んでも面白い。カジュアルな文章で、大人でも答えを出していない事が書かれていて、ハッとする。若いって良いなとも思う。

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    2026年05月23日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    高校一年生の主人公ヒロの親友「杉森くん(女の子)」が自殺した。それを、どう受け止め、乗り越えていけば良いのか。
    ヒロは表面的には冷静のようだが、深く傷ついているのは確かで、家族やクラスメート、新しい趣味を見つけたりしながら、乗り越えていく。

    杉森くんが、実際には何が一番つらかったのか、明確にはわからなかったが、子どもに限らず、現代のストレスの中で生きていくと、積もった疲れも含めて「落ちて」しまうことは多い。誰もが、どこかに「逃げ道」や「捌け口」を持っておくべきだが、それは誰か一人に縋りつくことではなく、相談場所を多く持つこと。
    この本流にいうと、それが「依存」ではなく、「自立」することなのだ

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    2026年05月20日
  • 杉森くんを殺すには

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    YA小説は小中学生の頃からちょくちょく読んでたけど、自分が子供のときにこんなに考えさせられる作品はなかったな〜。
    最初はただ目を引くためのタイトルかと思ってたけど、ちゃんと意味があった。
    大人が読んでもずっしりくる内容だったけど、友人関係で悩むことの多い小〜高校生くらいにこそ読んでほしいって思ったから、YAから出してるのはやっぱり正解。

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    2026年05月13日
  • 杉森くんを殺すには

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    読み終えて、まず最初に
    「児童書にしてはかなり重いテーマだな」
    というのが頭に浮かんだ。
    児童書と聞くと小学生向けかなと思ってしまうが、主人公も高校生だし、中学生くらいを対象にしているのかなと。

    主人公が周囲の人間に恵まれ過ぎてるくらい恵まれているので、そういうところは児童書チックかも。

    今どきの中高生は、トー横キッズしかり、結構サバイバルな人生を歩んでいる人もいるし、自分の自我の確立とインターネットなどの情報の多量さが逆に生きづらさを生んでしまっている部分もあるのかなと感じた。

    中高生よ。
    辛いことがあって、誰にも相談できないと思った時に、電話相談しかりカウンセリングしかりメンタルクリ

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    2026年05月07日
  • かすみ川の人魚

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    わりとさっと読めて、はっきりしないまま終了したところもあるけど、ファンタジーや教訓が程よくてよかった。ファンタジーといってもゆめ可愛い感じではなく、やや暗くて湿度がある

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    2026年03月31日
  • ぼくのシェフ

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    奇病が国に広がる2年前、有名シェフの息子シャールは
    貧民街で暮らす男の子・アズレと出会う。シャールは
    アズレに料理と字を教え始めるが…。料理をテーマに
    描く、少年たちの友情と命の物語。登場する料理の
    レシピ付き。

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    2026年03月29日
  • 花売り姫

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    SNSで炎上し父が持病で亡くなり母の実家に引っ越してきた梓未

    屋根裏から覗いた先には綺麗な花畑

    そこで出会ったひい名乗る少女と梓未は嫌いなものと交換して花を売ってもらった

    季節関係なく花が咲いている花畑

    梓未が起こした炎上は付き合っている彼氏の子を妊娠して中絶したこと

    そしてひいの代わりに花畑に閉じ込められた梓未が花畑から出るために探し見つけた子

    話し合う大切さ

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    2026年03月09日
  • お絵かき禁止の国

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    3.8 マイノリティにとって味方が大事と言う児童文学。読んだら勇気づけられる子どもはきっといるはず。現実はなかなかこうはいかない。母親のような大人でありたい。

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    2026年01月21日
  • 呼人は旅をする

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    特殊な能力を持った呼人。
    定住する事はできなくて、その時々、その場所で色んな人と出会い関係ができていきます。
    遠くない将来、そうなっているのかもねと思える感じでしたが、自分が呼人になりたいか、なりたくないか、家族の一員にいたらどうか…優しい気持ちになれたらいいなと思いました。

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    2026年01月06日