長谷川まりるのレビュー一覧

  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    生きる喜びと悩みを1年のあいだに体験する。
    意外と切ない話ではあるのだ……。
    『カラフル』とたしかに似ているのだけど、ゴードン・コーマンの『リスタート』もちょっと思い出したり。あちらは生きかえるわけではなく、記憶喪失で人格が変わる話だけど。
    ツンデレだけど寄りそってくれる相手がいたり、がっつりと苦みが残るあたりも著者らしいのかもしれない。

    0
    2025年09月26日
  • ぼくのシェフ

    Posted by ブクログ

    最近手にした本が重たいテーマが続いたので
    長谷川まりるさんの新刊児童書で癒されよう…
    と手にしたけれど、美味しそうな表題とは裏腹に思いのほかこちらも考えさせられる物語。

    有名シェフの息子シャールと天才的な味覚を持つ貧しい育ちのアズレ。
    食死病という奇病の流行に振り回される二人の人生…

    長谷川まりるさんは、なかなか奇抜な架空の設定の小説を書かれるから毎回辻褄合わせが大変だろうなあと思う。でも、児童書であっても丁寧な取材をもとに描いているのだろう。いつの間にやらまりるワールドに没入してしまう。

    今回も食を通して生きることについて考えさせられる物語だった。

    コンビニ弁当やお惣菜などが簡単に手

    0
    2025年09月23日
  • ぼくのシェフ

    Posted by ブクログ

    国一番の料理人の息子として父から日々料理の特訓を受けていた13才のシャールはある時、慈善団体の活動として貧民街でスープを振る舞っていた時、そのスープの鍋にいきなりミルクをカップで突っ込んだアズレと言う少年のスープの味が忘れられず、その天才的味覚に驚き、常にアズレの後ろ姿を追いかけていたシャール
    映画「アマデウス」のサリエリを思い出した
    秀才の前に、超えたくても、超えられない天才が存在していた

    0
    2025年09月18日
  • ぼくのシェフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天才的な味覚を持つ少年と、超有名な料理人の父を持つ努力家の少年。
    二人が互いに切磋琢磨して、料理の道を究めていく…というあらすじかと思いきや、「食死病」が出てきたあたりから、展開が読めなくなって、ドキドキハラハラ。

    料理の道を生きると決めた二人が、食死病の蔓延する世界でどう生きていくのか。
    読んでいく途中で絶望的な気持ちにさせられたが、それでも生きることを諦めない二人の姿に勇気をもらった。
    この物語の結末を、ぜひ読んでほしい。

    0
    2025年09月15日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    何かを呼び寄せてしまう呼人

    それは突然なることで植物 動物 人 自然現象体質によって呼ぶ強さなどが変わり一つのところに定住できるか移動し続けるかが変わる

    人と違うことは可哀想

    でも旅をする中で見つける楽しみ出会う人々

    0
    2025年09月11日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    なるほど、こうきたか…。

    急死した中3男子、天山の体に入り込んだとある「魂」。魂の正体は不明のまま、物語は進んでいく。
    生きるって素晴らしい、この世は素晴らしい、もっと生きていたい…という思いを、長谷川まりるはこう描くのか、という。
    「杉森くん」のもう一つの物語だと感じた。
    人を救うって、人の人生を背負うって、どういうことか、ということ。

    0
    2025年08月24日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!
    呼人と呼ばれる“何かを引き寄せてしまう人“たちの短編集。どの話も読後感が良いので、私の好きなタイプの本。
    雨を引き寄せてしまう紫雨と、かつて絵で紫雨に負けて悔しいと思っているあかり。でも、負けたと言う思いはあかりが一方的に思っていただけで‥。こういう負けず嫌いな気持ちわかる。
    表紙はたんぽぽを引き寄せるつづみ。つづみは母親との関係に悩む。
    鹿を引き寄せるツトムは、自分が呼人になった事を知りショックを受ける気持ちが丁寧に描かれて共感できる。
    小林さんは、呼人支援局の職員。何気にこの後の話にも登場する。
    男を寄せる彗正の話。実はこれが一番好きかも。
    最後は鳥を寄せるくいなと真帆の

    0
    2025年07月21日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

    Posted by ブクログ

    児童書でこういったアンソロジーがあるのかと、とても新鮮だった。わたしが子供の頃にはなかった。
    ジェンダーフリーアンソロジー。
    世界は日々変化していっているのだな。

    0
    2025年07月12日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    杉森くんに続いて長谷川まりるの本を読む。そうだね、本当にこの世には生きる価値があるよ。色々考えちゃったな。ラストもなかなか良かった。でもこの構造は救いがないな〜。元々の宿主も死んでしまっていて彼は語る言葉すら持たないし、結局その体は死を迎え周囲は入れ替わっていた事すら気づかずに悲しむわけだ。読みながら物語の舞台として設定されてしまった天山本人の事を想わずにはいられなかったな。そこについては好きではない。

    0
    2025年06月18日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

    Posted by ブクログ

    現在活躍中で人気の児童文学作家さん達の
    中学生にも納得できる
    ジェンダーフリーアンソロジー

    こんな素敵なアンソロジーが読める中高生は
    なんて恵まれているんだろうと感動さえしてしまいました
    朝井リョウさんの「正欲」をはじめ
    ジェンダーフリーを難解にしすぎているのかもしれませんね
    昔の中高生には、少し物足りないところもあるかと思いますが、6人の作家さんにもとても興味を持ちましたので、作家と作品を記録しておきます

    「Peony」
    漫画 鎌谷悠希
    2000年月刊Gファンタジー「華屋」デビュー
    2008年「隠の王」テレビアニメ化
    peonyはお花の芍薬
    男女による香りの性別の違和感

    「女子高か、共

    0
    2025年05月20日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    何かを呼んでしまう体質をもつ「呼人」にまつわる短編
    読みやすくて面白かった
    雨の呼人と男の呼人の話が好き
    説教がましくなく、他者との関わりや違いを認識することの難しさが描かれていて、よかったです

    0
    2025年04月26日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    YAの作家もいろいろだけど、かなり独特の作風の長谷川まりる(ちなみに綴りはMarie Lou)。
    自分の意思とは無関係に、何かを呼び寄せてしまう人、「呼人(よびと)」を巡る連作短編集。
    この作品の世界では五万人に一人の呼人がいて、呼人と国に認められると、何を呼ぶかによって支援があったり、制限を受けたりする。
    呼人は同じところに留まれない。だから旅をする。旅をしたいからするのではなく、旅をせざるを得ないのである。
    学校に行けなかったり、友達と遊べなかったり、親とギクシャクしたり、自分を疎ましく思ったり。そしてそもそも自分の意思とは関係なく、何かを呼んでしまうというのが、かなり辛い。
    5番目の物語

    0
    2025年04月12日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    1 スケッチブックと雨女
    2 たんぽぽは悪
    3 鹿の解体
    4 小林さんの一日
    5 男を寄せる
    6 渡り鳥

    「呼人」とは、なにかを引き寄せる特殊体質をもつ人のこと。原因不明だが、差別の目で見られることも多い。定住できず、旅をして暮らさざるをえない。
    これが特殊設定ミステリとかSFだったら、異能力戦隊ものみたいになるのだろうけれど、彼らの送る日常生活が描かれている。
    望んだわけでもない特殊能力が突然発現し、しかもコントロール不可能というのはとんでもなく不自由だし、孤独だろう。
    当事者と支援者、家族との間にですら大きな溝がある。
    それでも、人との出会いを通して、前を向いて進んでいく姿

    0
    2025年04月10日
  • お絵かき禁止の国

    Posted by ブクログ

    自分の気持ちははたして本当なのだろうか…誰もが、自分視点で物事を見てしまいがちになる。受け入れられること、受け入れられないことがある。様々なそれらを、時間をかけて自分の納得できる形にできたらいいなあと思わせてくれる物語。

    0
    2025年03月02日
  • お絵かき禁止の国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女の子に恋する女の子の話。前半、好きな人と心が通じたかも?ってきゃいきゃいする姿は、同性愛者も異性愛者も変わらないよね。可愛いし青春って感じだ。中盤、事件が起きて、そりゃ周囲の人全員に理解してもらえるわけじゃないだろうけど、そっちがそうきたか~とちょっと悲しくなった。今の中高生を見てると、私たちの世代よりよっぽど柔軟そうに見えるけど、まだまだ偏見も多いのかなぁ、とか考えてしまった。

    0
    2025年02月10日
  • 杉森くんを殺すには

    Posted by ブクログ

    ネタバレなくして感想が書けないような内容なので、人に勧めたいが説明が難しい。
    なんか生きづらくない?と思ってる人は共感できるはずなので特にお勧めします。

    ジャンルとしては、若者の心の成長を描いたヤングアダルト向け小説である。
    しかし、上から目線などは一切なく、どこかすっとぼけているような、ページをめくるごとに心の海に潜水していくような、楽しさと怖さが入り混じった感覚に陥る。
    とはいえ「楽しい」が7割くらいなので肩の力を抜いて読んでほしい。重いテーマを軽口で語りきったところが本当に素晴らしい。
    おさつさんの究極的に可愛いイラストも、世界観とよくマッチしている。

    主人公の周りの友人たちとの会話

    0
    2026年04月15日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    呼人が存在する世界がリアルに感じられた。もし存在していたら、政治的側面、人権擁護、家族の葛藤など、現実の社会ではそんなふうに人々は様々に解釈したり途方に暮れるのだろう。が、最後に、『ただそこにいるだけ…』その言葉の通り、肯定や否定を超えたところの真っ直ぐな視点が清々しかった。

    0
    2024年12月27日
  • 杉森くんを殺すには

    Posted by ブクログ

    良い
    うちの高学年の子も、よかったと言っている 
    そして親の私も読んでみて、いいじゃんっと感じた
    ただ、うちのいいじゃんという感情は、多感期の子どもに、なんて良本なのっと言う感情だ
    もちろん大人も楽しく読めるけど、感情が抑えきれない時期の子らには特におすすめしたい
    だからきっと親が勝手に買って、そこら辺に置いておくのがベスト
    そして少しでも助けを求めてる子が救われたらいい


    0
    2026年03月28日
  • 呼人は旅をする

    Posted by ブクログ

    この本の中で描かれる呼人は、実際にはいない特殊体質の人たちのことだけれど、現実世界には呼人と同じような扱いを受けているマイノリティの人たちはたくさんいる。
    その人たちに対して、本書に出てくるような理解ない人たち、配慮の足りない人たちのような振る舞いを、果たして私はしていないかと、我が身を振り返りながら読んだ。
    特に母と子の関係については、勉強になることも、反面教師にしようと思うことも書かれていた。

    自分の体質や育つ環境は、選ぶことができない。
    でも、その中でも選択できることはあるのだということ。苦しんでいるあなたを見て、心を痛める誰か、助けになりたいと願う誰かがいるのだということ。
    もし呼人

    0
    2024年11月18日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

    Posted by ブクログ

    ジェンダーフリーがテーマのアンソロジー。
    「チキンとプラム」「いわないふたり」「羽つきスキップ」が好きだった。
    いろんな作家さんの雰囲気の違う作品が読めておもしろかった。

    0
    2024年05月18日