長谷川まりるのレビュー一覧

  • お絵かき禁止の国

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    ネタバレ

    LGBTQやSOGIについての学習が行われている今、若者のほうが同性愛に理解があり、考え方が柔軟だなと感心します。それにひきかえ親世代はカッチカチ頭でいろいろ決めつけてかかってくる…(ハルにキツく当たってくる同級生、親のステレオタイプを引き継いでるんでしょうね…)描き方は軽妙ですが、リアリティがあります。LINEで写真が拡散される辺り本当にリアルです。笑 
    文体、展開、読みやすく引き込まれるので、小学校高学年辺りから読めるのではないでしょうか。「レズとかキモ」と言い出す前に読んでほしい作品。
    ほかの方も書かれていましたが、翔太渋いです。

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    2021年07月16日
  • この世は生きる価値がある

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    長谷川まりるさんの本は、以前『杉森くんを殺すには』しか読んだことない。生きる意味を考えさせる話で、身近な人の死がえがかれているのがふたつの話に共通していると思った。未来ある終わり方でよかった。最後に一気に謎がわかっていく感じは、あんまり好きじゃないけど面白かった。

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    2026年08月29日
  • 呼人は旅をする

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    雨、たんぽぽ、鹿、男、鳥、何かを寄せてしまう“呼人“という存在。定住せず旅を続けることを羨ましいと思うのは、きっと他人事だからで、自分がなったらそうは思わないんだろう。人と自分は違うけど、関わり合って生きていかなきゃいけないんだと考えさせられた。

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    2026年08月28日
  • 杉森くんを殺すには

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    何とも不思議な話のまま、徐々に状況が明らかになっていく。現実と向き合いながら過去に悩みながら生きていく苦しさ、そこから立ち直ろうとする姿に静かに応援したくなる物語。自身の苦悩と向き合うことがどれだけ大変なことか改めて認識させられる一冊。
    人の悩みと向き合い、人への思いやりの大切さと、一人一人が懸命に生きていることを実感し、声にできない苦悩を抱えながら生きていく姿に自然と涙してしまう。命や人の大切さを思い出させてくれる。

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    2026年08月25日
  • 杉森くんを殺すには

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    序盤から引き込まれて、読みやすい文章であっという間に読めた。
    読者の「思い込み」をいい意味で利用した作りに感激!!

    児童書だけど大人も「自己と他者の境界線」について考えさせられる一冊だなと思った。

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    2026年08月23日
  • 杉森くんを殺すには

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    「杉森くんを殺すことにしたの」
    高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにする、というお話。

    児童書に分類されるらしいですが、中々読み応えがありました。
    ネタバレしない範囲で言うと、思春期の高校生の複雑な頭の中を言語化したような、言葉がどんどん溢れてきてしまうよう

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    2026年08月20日
  • この世は生きる価値がある

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    すべてがキラキラに見えるってどんなんだろう。羨ましいような、少し怖いような。
    本物の天山がどんな気持ちなのか、その後の周囲の人たちはどうなったのか、気になるけど知ることはできないのだろうな。

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    2026年08月15日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    児童書だけどそう思わせないぐらい面白い展開。最初に殺したいと言った時はギョッとしたけど、まさか自殺やグリーフケアの話に繋がるとは。すごく良くできているし、読ませる。最初ん?って思ったことがどんどん見え方が変わっていって明らかになるという展開で面白い。さらに学びもある。最初はくん付けだからクラスにいるわがままで嫌な男の子だと思っていたけど、女の子だったし、わがままなんじゃなくてヒロにしか心のうちを開かせなかったのか。大人にも子どもにも読んでほしい。素晴らしい本。ミトさんも大人として、対応しなかったのは悪かったと思ってるところまであるのがすごいなと思った(語彙力)。一つのことに頼っているのは依存だ

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    2026年07月26日
  • この世は生きる価値がある

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    面白かった
    「カラフル」の令和版、といったコメントを見たことがあるが確かに設定はそう。
    生きていることの感覚を辿る描写で自らにも改めて意識させてくれるのが良い。

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    2026年07月20日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    児童書好き仲間の紹介で読みました。ドキッとする刺激的なタイトルと、それに逆らうようなかわいいイラストの表紙絵。
    ページを開くと「もしあなたが悩みや不安をかかえてこまっているときには、相談できる場所があります。」と書いてあって巻末に相談先が掲載されている。

    う~ん、なんかモヤモヤするな~。

    読んでみると、よく考えられた構成の物語だと思いました。

    主人公ヒロは複雑な家庭環境の中で生活している高一の女子。以前からの友人杉森君に不満があり、殺したいと思い、その理由を15個考えながら物語が進みます。
    その中で徐々に家族のことも杉森君にしてあげられなかったことの後悔も整理されていきます。

    結末には

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    2026年07月06日
  • 呼人は旅をする

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    不思議で切なくてユーモアのある連作短編。
    何かひとつのものを呼び込んでしまう呼人という存在。自分で選んだわけではないのにその宿命ゆえひとつ所にすむわけにいかず、一生旅をする運命。
    社会の問題も凝縮されているお話。面白かった。

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    2026年07月01日
  • 杉森くんを殺すには

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    児童書ながら大人が読んでも新たな発見と勉強ができる作品。
    誰もがこの作品の中で出てくるような、もどかしい感情に出会ったことがあるはず。
    タイトルから読むのを敬遠している人がいたらぜひ読んで欲しい。
    自傷行為やトラウマ島について単純に知識がなかったため、良い勉強になった。
    子供だけで解決はできない。気がついた大人が手を差し伸べてあげなくてはならない。このことを心に留めておかなければならない、と強く思った。
    ボリュームは小さく、描写も含めすんなり読みやすかったこともあり、1日でぱっと読めた。

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    2026年06月08日
  • 呼人は旅をする

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    旅する呼人と、彼らを取り巻く人や社会の姿を通して、他人との「違い」をどう捉え、受け入れるかを深く考えさせられた。設定はファンタジーなのに、今の社会を写し取っているように思えるのはなぜだろう。 まりる先生の作品は、差別や孤独の痛みを真正面から描き出すからこそ、子どもだけでなく大人にも重く、しっかり刺さる。それでも読後には、じんわりと温かな余韻が残る安心感があって、まりる先生の作品大好き。

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    2026年06月07日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    題名のインパクトで手に取って、びっくり。
    てっきり、超大作の殺人計画が記されているのかと思っていたのに、杉森くんは実は…

    読み進めるにつれて杉森くんの正実体が現れ、
    ヒロの本音が見え隠れ。

    気持ち分かるよ!なんて軽く言えないけど、誰かが傷ついた時に自分を攻めずにはいられない感覚、きっと覚えがある。
    思考の矢印が自分の方ばかりに向いてどうしようもない時、思い出したい一冊。

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    2026年06月05日
  • 杉森くんを殺すには

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    積読チャンネルで紹介されていたので読んだ。
    あまり感想を書くとネタバレになるので、書けないが、臨床心理学の勉強になった。
    依存先が少ないと依存する側も重くなってしまうし依存される側もしんどくなってしまう。だから、依存先を増やすことが大切。
    人とのつながりで心を解きほぐしていく様子を見て、人を傷つけるのも人だし、癒すのも人なんだと思った。

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    2026年05月19日
  • 杉森くんを殺すには

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    読みながら考えることがたくさんあった。
    児童書なのにここまで書いてもいいのだろうか、とも思ったけれど、子供が読んで、いつか困ったときにこの本を思い出して頼れるかもしれない、とも思った。
    一周目に読んだとき、杉森くんがすごく嫌だったけれど、二周目に読んだらとても良い本だなと思えた。

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    2026年04月28日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    金原瑞人さん推薦の児童文学!ってところで読みたくなった。
    タイトルはそういう事かってすぐに分かるようになっていて、もしこれを思春期の子達、登場人物と同い年くらいの子が読んだらどうなるか怖くなった。
    主人公のような発想になるのか、周囲に居る人達がどんな人かでも結末がコロッと変わるような題材なので、姪っ子に渡す前に読んでみたけど渡すのはやめようかな。

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    2026年04月22日
  • ぼくのシェフ

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    易しい言葉と表現で、社会の色々な問題を教えてくれる子供向けの物語なのかもしれないが
    だからこそ、大人に刺さる物語。
    巻末に載っていたレシピ。
    ピースープと赤いチキン 作ってみたい。

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    2026年03月23日
  • この世は生きる価値がある

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    死んだ中学生に入り込んだ魂。人と関わることは楽しいだけではない。苦しみや悲しみのある人の世。自殺願望のある同級生との関わり。輪廻転生の輪に入れなかった魂が、極楽浄土を抜け出して、一年だけ人生を味わうことで、生きることとは何かを考えさせられる。

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    2026年03月22日
  • お絵かき禁止の国

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    ネタバレ

    気になる書き出し。ふんふん、恋愛モノなんだ、と読み進めていくと、「あ、そうなんだ」と、自分が勘違いしていたことに気づく仕掛けがおもしろいし、自分の中にもある差別意識に気付かされる。軽いノリで始まっていくけど終わり方はいたってシリアスで誠実だ。何より、恋愛の結末がリアルだった。こういうことしちゃう子って、同性異性関係なく、いそうーーー。罪だけど、わからんでもないし、憎めないし。あ〜〜。と、もんどりうった。恋愛の結末はあっけなかったけれど、周囲が主人公のカミングアウトを受け止めていく流れの描写が、とにかく丁寧でいいなと思った。

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    2026年03月15日