長谷川まりるのレビュー一覧

  • 杉森くんを殺すには

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    ヒロの倍くらいの年齢だからなのか?高校生にしては幼い感じがした (中学生くらいに思える)ものの、誰もが思うような心の葛藤が素直に描かれていて、スッと物語に入っていけた。
    徐々に杉森くんが何者なのかが明らかになってきて、謎が解ければ割と単調ではあるものの、大事な事が書いてある本である事は間違いない。

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    2026年02月20日
  • 杉森くんを殺すには

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    ネタバレ

    さっくり読める面白い小説。
    良い短編を読んだなあという感じ。

    あらすじ
    杉森くんを殺す計画を持った主人公の話。
    杉森くんと主人公は友人同士だった。しかし杉森くんは既に自殺しており、その責任は自分にあるという意識が主人公にはある。
    そのため、杉森くんは自分が殺したということにすることで、心の整理をつけていくというストーリー。
    展開としてはかなり想定通りに進むが、文章が楽しく短いので、息抜きにちょうど良い読書体験だった。

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    2026年02月19日
  • 杉森くんを殺すには

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    題名にドキっとしてしまう。
    でもその理由はそんな物騒なものではなくて。そうしなければならない理由があった。
    段々とわかってくるその理由。
    主人公ヒロの少しずつ変わっていく心の変化がとても繊細。
    ヒロの周りに、ヒロを大事に思ってくれている人たちがいて良かった。本当によかった。
    難しい題材ですが、解説も込めて丁寧に問題に向き合っていてとても好感が持てる。
    映画になるとの事なのでそちらも楽しみ。

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    2026年02月14日
  • 杉森くんを殺すには

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    子供に限らず大人も読んで欲しい。自傷行為をする人が身近にいる人に読んで欲しい。この立場の人には、想像以上に心へ負担がかかっていて、ケアが必要ということが読むと分かるから。

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    2026年02月12日
  • 杉森くんを殺すには

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    題名からくる印象とかなり違い、自殺した大切な友達への罪悪感とどう向き合うかを描いている。物語の中でいろいろ行動するヒロを見守る家族や友人達がいてくれて本当に良かったです。

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    2026年02月11日
  • 杉森くんを殺すには

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    やばい、子供(中高生くらい?)用の本だと思って軽い気持ちで読み始めたら、だいぶすごい。これは(自分みたいに)本屋大賞などが好きな人は読んでみても良いのではないでしょうか。しかも、すぐ読めますし。

    杉森くんを殺したいヒロは、捕まってから動機をきちんと伝えられるよう、その理由を順番に考えていきます。「杉森くんはずいぶん乱暴な嫌なヤツなのかな」と思いながら読み進めていくうちに、感じる違和感。徐々に真の理由は、ヒロ自身の心の問題の解決のために必要なのだと分かってきて、胸がギュッとなりました。
    未だに周りの人にどこまで素を出すのがちょうど良いのか不安な私は、普段、大人の仮面をつけて無難にやり過ごして生

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    2026年02月11日
  • 呼人は旅をする

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    ネタバレ


    長谷川まりる作品3冊目

    『杉森くんを殺すには』『お絵かき禁止の国』と読んできたけれど、本作は初のファンタジー(非現実)要素がある。あと、三人称叙述(かなり主人公に焦点化はしているが)。

    特定の生き物などを物理的に引き寄せる体質の「呼人」が制度的にも一応包摂されている現代社会を舞台にした、呼人やその周りの人々の物語が6つ収められた短編集。

    明らかに、呼人は現実に存在する、偏見と抑圧と差別に晒されるいろんなマイノリティのファンタジックな比喩として読める。他の作品でも一貫して、周縁的な立場の人々、特に子どもたちに寄り添った物語を紡いできた作者だからなおさらだ。

    その上で、第5話「男を寄せる

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    2026年02月08日
  • 花売り姫

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    『杉森くんを殺すには』の著者、長谷川まりるさんの最新作。心に大きな傷を負った女子高生の再生に向けたファンタジーな物語。

    心に傷を負い、高校を退学し、母と二人で祖母が住んでいた田舎に引っ越してきた梓未。古い家を改築し、花屋を営む母を手伝い、通信制の高校で学び始めた。そんなある日、屋根裏部屋の小窓をのぞくと咲く季節が違うはずの花々が咲き乱れる不思議な花畑を見つける。その花畑は古めかしい浴衣のような和装の女性〝ひい〟が世話をしていた。彼女と仲良くなった梓未は、美しい花と自分が持っていたものを交換してもらうようになるが、次第にひいの態度が変わっていき……。

    ちょっとホラーなファンタジー。200ペー

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    2026年02月02日
  • この世は生きる価値がある

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    痛みも苦しみもない極楽浄土から一度生きてみたいと亡くなってしまった中学2年生天山くんの体に飛び込み、1年間限定で生きるを初めて経験するストーリー。

    記憶喪失になった天山くんとして最初は何もかもが生きているからこそ経験ができる感動だったが、生きることでの痛みや苦しみ、悩みを知り、一歩ずつ前に進む。

    普段なんの変化も感動もないと思っていることでも視点を変えると感激してしまうような事なんだなと気づいた。斬新な視点。

    児童向け書籍だけど、どの世代にも刺さる深みを感じた。

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    2026年01月23日
  • 花売り姫

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    装丁に惹かれて購入したけど、いい意味で予想を裏切られた。
    途中、ドキドキしてしまう展開もあったが最終的には深く考えさせられる一冊だった。
    ぜひ、他の人にも読んでみて欲しい。

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    2026年01月19日
  • 杉森くんを殺すには

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    第62回野間児童文芸賞 受賞作品

    『杉森くんを殺す』
    タイトルがあまりにも強烈。なのに、表紙絵はとってもかわいい。何だろうこのギャップ。

    読み始めると、漫画みたいスイスイ読める。だからといって内容が軽いわけではない。文章がおもしろい。高校生の心情がよく伝わってくる。例えば、男子と女子の距離感の表現。

    “わたしの中学では、男子と女子のあいだにはマリアナ海溝くらい深い溝が存在していて、おなじクラスでもめったにしゃべったりしなかったから。”

    まさに自分の中学時代が、この表現にドンピシャだったのでビックリ!

    主人公のヒロは、高校1年生。親友だった女の子(呼び名が杉森くん)を自死で亡くしている

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    2025年12月30日
  • お絵かき禁止の国

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    ネタバレ

    自分用メモ



    同性愛について苦悩する女の子の話。
    現代になってもやっぱり偏見とかは根強いよなぁ。
    というかそもそも人のキスシーンを写真撮って晒す、という行為自体に嫌悪する。
    デリカシーがないし、男女のカップルでも男同士、女同士でも嫌がられるでしょ。
    物語自体はものすごく興味深かった。現代の学校でも同じようなことが起きているのかなぁ。怖い。
    学生たちはどんな行動に出るかわからない。これによっていじめられるかもしれないし、同情されるかもしれない。多様性って何、って気分になってしまう。

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    2025年12月01日
  • この世は生きる価値がある

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    ずっと気になっていた作家さん。
    最初は自己中心的だった主人公が、人と関わる中で「この身体を離れたくない=死にたくない」と変わっていく過程が印象的。死にたい少女と、生きたい主人公の対比も胸に響き、「それでも生きろ」という作者のメッセージが伝わってくる。生きることの痛みと希望を優しく描いた作品だった。

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    2025年11月05日
  • この世は生きる価値がある

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    生きる喜びと悩みを1年のあいだに体験する。
    意外と切ない話ではあるのだ……。
    『カラフル』とたしかに似ているのだけど、ゴードン・コーマンの『リスタート』もちょっと思い出したり。あちらは生きかえるわけではなく、記憶喪失で人格が変わる話だけど。
    ツンデレだけど寄りそってくれる相手がいたり、がっつりと苦みが残るあたりも著者らしいのかもしれない。

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    2025年09月26日
  • 呼人は旅をする

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    何かを呼び寄せてしまう呼人

    それは突然なることで植物 動物 人 自然現象体質によって呼ぶ強さなどが変わり一つのところに定住できるか移動し続けるかが変わる

    人と違うことは可哀想

    でも旅をする中で見つける楽しみ出会う人々

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    2025年09月11日
  • この世は生きる価値がある

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    なるほど、こうきたか…。

    急死した中3男子、天山の体に入り込んだとある「魂」。魂の正体は不明のまま、物語は進んでいく。
    生きるって素晴らしい、この世は素晴らしい、もっと生きていたい…という思いを、長谷川まりるはこう描くのか、という。
    「杉森くん」のもう一つの物語だと感じた。
    人を救うって、人の人生を背負うって、どういうことか、ということ。

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    2025年08月24日
  • 呼人は旅をする

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    呼人と呼ばれる“何かを引き寄せてしまう人“たちの短編集。どの話も読後感が良いので、私の好きなタイプの本。
    雨を引き寄せてしまう紫雨と、かつて絵で紫雨に負けて悔しいと思っているあかり。でも、負けたと言う思いはあかりが一方的に思っていただけで‥。こういう負けず嫌いな気持ちわかる。
    表紙はたんぽぽを引き寄せるつづみ。つづみは母親との関係に悩む。
    鹿を引き寄せるツトムは、自分が呼人になった事を知りショックを受ける気持ちが丁寧に描かれて共感できる。
    小林さんは、呼人支援局の職員。何気にこの後の話にも登場する。
    男を寄せる彗正の話。実はこれが一番好きかも。
    最後は鳥を寄せるくいなと真帆の

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    2025年07月21日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    児童書でこういったアンソロジーがあるのかと、とても新鮮だった。わたしが子供の頃にはなかった。
    ジェンダーフリーアンソロジー。
    世界は日々変化していっているのだな。

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    2025年07月12日
  • この世は生きる価値がある

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    杉森くんに続いて長谷川まりるの本を読む。そうだね、本当にこの世には生きる価値があるよ。色々考えちゃったな。ラストもなかなか良かった。でもこの構造は救いがないな〜。元々の宿主も死んでしまっていて彼は語る言葉すら持たないし、結局その体は死を迎え周囲は入れ替わっていた事すら気づかずに悲しむわけだ。読みながら物語の舞台として設定されてしまった天山本人の事を想わずにはいられなかったな。そこについては好きではない。

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    2025年06月18日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    現在活躍中で人気の児童文学作家さん達の
    中学生にも納得できる
    ジェンダーフリーアンソロジー

    こんな素敵なアンソロジーが読める中高生は
    なんて恵まれているんだろうと感動さえしてしまいました
    朝井リョウさんの「正欲」をはじめ
    ジェンダーフリーを難解にしすぎているのかもしれませんね
    昔の中高生には、少し物足りないところもあるかと思いますが、6人の作家さんにもとても興味を持ちましたので、作家と作品を記録しておきます

    「Peony」
    漫画 鎌谷悠希
    2000年月刊Gファンタジー「華屋」デビュー
    2008年「隠の王」テレビアニメ化
    peonyはお花の芍薬
    男女による香りの性別の違和感

    「女子高か、共

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    2025年05月20日