降田天のレビュー一覧

  • ネメシス5
     スピンオフの神田凪沙の過去の事件が凄く切なかった。凪沙にとっては遊佐は最後まで戦友だったけど、遊佐にとっては戦友であり想い人だったんだと解ったのがじんわりきました。

     本編のトリックには驚きました。まさかここまで大掛かりなトリックを仕掛けるとは。シリーズの中でお気に入りのトリックでした。
  • 彼女はもどらない
    記憶を消してもう一度読みたい作品。
    楓のストーカーやヒロイン問題と、棚島の家庭がふたりの視点で進んでいくが、2周目と1周目とでは訳が違う。
    伏線回収も綺麗で終わり方も収まりが良かった。
  • ネメシス4
     テレビシリーズの1話より、私的にお気に入りは2話の書き下ろしの方です。
     役者ネタがちょっと散りばめられててクスっと笑えて尚且つ本格ミステリー。一番ドラマに近いキャラ感でした。
  • 彼女はもどらない
    かなり面白い。展開が読めずに、ハラハラしながら、ラストまで一気に読切ってしまった。
    途中、重たい部分もあったが、ネットの誹謗中傷などもテーマとして描かれており、現代の闇も感じさせる。ラストに仕掛けが分かったところで、混乱から感動へと目まぐるしく感情が揺さぶられ、打ちのめされる。意図せぬ悪意が重なるこ...続きを読む
  • 彼女はもどらない
    すごい話があるものだと思いました。
    まさかの結末に本当にびっくりしました。

    主人公の楓や棚島は仕事はかっこいいですが、相当病んでいると思いました。

    途中ホラー小説かとも思い気持ちが悪くなりました。
    最後の最後まで驚きの連続で、途中までの感想がふっとびました。

    SNSがどうこうでなく話の全体の構...続きを読む
  • すみれ屋敷の罪人

    あたたかなミステリー

    人からおすすめされて読みました。
    ミステリーはそこまで得意ではなく普段あまり読まないため、この本も読めるかな、と思っていましたが、読み始めると続きが気になり、一息に読んでしまいました。
    ミステリーですが、それだけではない、あたたかなお話しだと思います。
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー
    桜いいよさんがすごく好きで
    とても読んでいて良かった。
    相沢さんも好きで、小説家の気持ちが
    全面的に出ていてよかった!
  • 彼女はもどらない
    心理描写がうまくて、読んでて辛くなるくらいに伝わってくる。
    第三部の真実から怒涛の伏線回収が始まって、どんでん返しの連続 素晴らしかったです。
  • 彼女はもどらない
    読友サンが絶賛されていた本。
    やっと手に入りました。
    名前のトリックと言うのかなぁ。
    確かにアッと驚く展開でした。

    最後の最後に「そーいう事か!!」って
    ここまで読むまでに全然気づかなかったから
    文句なしの☆5を付けました。
  • 彼女はもどらない
    最後までまったく気づかなかったのが、名前の書き方でした。
    本をたぶんよく読む人の方が、何も思わずに読んでしまうのではないかと思ってしまいました。
    最初は現代のSNSのトラブルなのかと思っていたら、確かにそうだけど…結末にはゾッとしました。
    どんでん返しに、本当にやられた感。
    そして、本の中もですが、...続きを読む
  • 彼女はもどらない
    ラストのどんでん返しラッシュが良かった〜
    前のページを読み直しながら読みました!

    誰かに対する小さな悪意はみんな持ってると思う
    でもそれが一点に集中したとき、人間は限界を迎えるのかも…

    誰しもが、登場人物の誰にでもなり得ると思う…
  • 女王はかえらない
    2016年に気になって買ったまま放置してたのを片付けの時に発掘したので読んだ

    最初は小学生同士のいじめ合いが激しすぎてエグくてびっくりした
    2章になって先生サイドの話かなって思って読んでたら途中でアレ?ってなって読み返しながら進んでいったら
    最終章でそう言うことか〜!ってなった
    ミスリード?みたい...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    犯人目線で進む古畑任三郎スタイルです。捜査一課とか刑事ではなく、おまわりさんが事件解決って珍しいパターンだなと思いました。

    ヘラヘラした軽い感じのおまわりさんがかなりキレ者でネチネチ問い詰めてくるのが癖になります!ドキドキしました。

    このシリーズは長編もあるようなので、そちらも読んでみたいです。
  • すみれ屋敷の罪人
    屋敷跡から見つかった白骨をきっかけに、関係者の証言から50年以上前に何が起こったのかを解き明かすミステリー。
    華やかな描写から始まる紫峰家が、どんどんドス黒く染まっていく様が美しく悲しい。
    タイトルが「殺人」でなく「罪人」なのは、最後まで読むと納得。
  • 事件は終わった
    地下鉄S駅無差別殺傷事件
    突然男が電車内で刃物を振り回し、妊婦を切りつけ、助けに入った老人を刺殺した。
    事件のその後、事件に関わった人たちの話。
    それぞれなんとなく切ない
    犯人に関することは何もなくて、そこがちょっと残念。
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    YouTube「ほんタメ」で紹介されていた一冊です。

    表紙のデザインが秀逸というか、
    不穏な気持ちにさせられます。
    その印象通り、
    本書は犯罪を犯した犯人目線で物語は展開し、
    突然、町のお巡りさんである狩野に出会います。

    読者としては犯罪を知っているだけに、
    ひょうひょうと現れる狩野さんに緊張す...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    面白かった!決してサイコパスではなく、普通に常識ある一般人寄りの犯人視点で進んでいくので、狩野雷太に追い詰められる時のハラハラ感がすごい。全話卒なく面白いけど、私は「偽りの春」と「見知らぬ親友」の2つが好きだったな。
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    自分とは違う受け取り方、感じ方をする人間を読書を通して体感することができる面白さを再認識した。
    短編だけどすぐに話に引き込まれサクサク読めた。読みやすくどの話にも違う雰囲気や個性があった。他の作品も読みたくなった
  • ネメシス1
    コミカルで軽いノリで読み易く内容もしっかりしていてスラスラ読んでしまいました。
    「屍人荘の殺人」とは全く違う今村さんの小説でこういうタッチの作品も面白かったです。
  • 事件は終わった
     一つひとつの話が、とても練られている。
     犯人や犠牲者のことは掘り下げられていないが、周囲の人たちは、深く。