降田天のレビュー一覧

  • 事件は終わった
    ニュースなどでは事件の報道があるとそこで終わりみたいに感じてしまいますが、当事者にとっては、そこからも影響がある。そんな事を思わせてくれる作品でした。多少、不思議な出来事もありましたが、切なく、また心暖まる作品でした。
  • ネメシス3
    収録作は設定もストーリーも全く違うのだけど、AIが共通して出てくる。
    こういう話を読んでいると、使い方次第で善にも悪にもなってしまうのかもなと思ってしまう。
    何事も程よい距離感が大事なのかも。
  • 本格王2020
    1結城さん 
    『真相をお話しします』と言う本を購入
    こちらの本と同じ内容でした。
    小説はとても面白いですが、別の小説かと期待した。

    2東川さん
    個人の感想です。
    内容が細かく、その細かい内容は必要なのか?
    っと、退屈になる。

    3伊吹さん
    個人の感想です。
    時代モノなので面白いかとおもったが、
    ...続きを読む
  • 事件は終わった
    ある事件の被害者たちのその後を描いた連作短編小説。
    少しプロットが複雑になる傾向を感じたが、伏線が上手くハマっている作品は長編を擬縮したようが濃密さがある。

    事件直後の逃げ出した若い男、犯人のそばに座っていた妊婦、同じ車両に乗り合わせていた男子高校生、犯人に立ち向かった初老の男。

    被害者の描き方...続きを読む
  • ネメシス3
    2話構成でともにAIが出てくるお話。
    第1話の風真さんの言葉に痺れました。
    確かにいつかAIは人間を超えるかもしれないけど、AIでも越えられない部分はきっと人間にもあると思う。人の温かさはAIには出せないのでは!

    個人的にストーリーは2話目が好きで、中村三冠かっこいい!
  • ネメシス5
    『真実は一人一つ』
    今まで某アニメのフレーズで固定されていたけど、新しい考え方を知った。

    正義が損をし、悪が得をする。
    正直者が馬鹿を見るのは納得いかない。
    それでもやっぱり正しくありたい!
  • ネメシス1
    テンポが良くてサクサク読めました。
    キャラが面白かったです!
    シリーズだけど作家さんが違うから文体とかちょっと変わったりするのかな。
  • ネメシス6
    短編二つともクオリティ高かった気がするし、ハラハラドキドキが止まらず面白かった!
    風真サイドとアンナサイドで読み応え抜群でした。
  • ネメシス4
    ノリのいい作品で読みやすくて好き。
    でも話の内容云々よりもサーモン好きとして一体天狗サーモンがどれくらい美味しいのか、そっちに気を取られてしまって……。
    泣くほど美味しいって一体どれだけ美味しいんだ天狗サーモン。
  • 女王はかえらない
    3部で構成されているミステリー

    第一部は小学生のスクールカーストの話しを小学生の目線で語られる
    転校生エリカがやってきたことで、今までトップに君臨していたマキとのパワーゲームへ発展し最悪な展開に…

    第二部はクラスの担任目線で語られる

    第三部は伏線回収

    第一部は読み進めていくほどに鬱積する
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  • ネメシス1
    話自体がコミカルなのでバカミス系?と思ったけど謎はしっかりしてる印象。
    ドラマの方は見てないのだけど、これはこれで楽しめる作品でした。
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    短編集。
    犯人主体で物語が進み、突然無関係に現れたかのように見える交番の警察官・狩野が鮮やかに真相を暴く。
    そんな馬鹿なっていう感じもするが、妙な説得力はある。
    終盤、狩野の過去にかかわる事件が出てくるが、正直、「犯人」の気持ちがあまり理解できなかったことが残念。
    いくら芸術家といえど、そりゃあない...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    ちょっとした仕草から犯人を追い詰めていく倒叙ミステリ。
    狩野さんの観察力と推理力に脱帽。追い詰めてられていく犯人たちが可哀想になってきます。
    短編で読みやすく、特に最後にの二作品が良かったです。
    ちょっとした日常が、ゾクゾクする物語に変わっていく様が読み応えばっちりです。
  • すみれ屋敷の罪人
    古いお屋敷から白骨遺体が見つかり、その真相を紐解く内に色んな真実が見つかっていく、というお話。最初はゆったりとした始まりですが、当時の関係者たちに話を聞いていく内に、二転三転していく展開はとても面白かったです。出てくる人たち全員が、それぞれ何かを隠していて、それがあとの伏線になっていくのも面白かった...続きを読む
  • すみれ屋敷の罪人
    真相が徐々にわかっていくタイプのミステリで、謎はともかく物語自体をとても楽しめた。最初は何の話をしていきたいのがよくわからないし、登場人物もなかなか把握し難かったりするが、何人かの話によって少しずつ全体像が組み立てられていくその過程がとても良く、複雑ながらとても上手い。終始静かめに進んでいく中、序盤...続きを読む
  • 事件は終わった
    以前、秋葉原通り魔事件の被害者の方のブログを読んだことがあったが、
    たしか5年くらい経っていたのにPTSDがすごくて大変な生活を送っておられた。

    こういう事件はいつ自分が巻き込まれるかわからない。犯人が逮捕されておしまいではなく
    その後の体だけではなく心が元通りになるまでに時間がかかる。

    だけど...続きを読む
  • 事件は終わった
    年の瀬も近い十二月二十日、『地下鉄S線内無差別殺傷事件』が発生した。

    本作は、不運にもその場所に居合わせた人々の、その後の人生が描かれる。

    事件が解明され、形として終わりを告げられても、事件を経験した人達に以前と同じ生活は戻らない。

    事件が起きた瞬間の動画がSNSで拡散され、被害者でありながら...続きを読む
  • 朝と夕の犯罪
    凄まじかった。

    『偽りの春』に続く狩野雷太シリーズ第二弾は虐待をテーマにした二部構成の長編小説。

    一部ではアサヒとユウヒの兄弟が実行した狂言誘拐が描かれる。
    それから8年後、とあるマンションの一室で衰弱した男児が発見された第二部から物語は大きく動いていく。

    児童虐待、養護施設内の陰湿ないじめ、...続きを読む
  • すみれ屋敷の罪人
    面白かった。

    すみれ屋敷神経衰弱みたいな感じで、1人一人の証言から一枚一枚カードがひっくり返るんだけど。

    これだ!って思ったカードが違ってたり。

    ここだ!って思ったカードが次の証言者によって回収されてり、、、、、

    ラストのラストまでわたしにはカードを取らせてくれません。これは絶対!ってカード...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

    個人的にすごく好きな作風。

    狩野雷太が謎解き名探偵のように大活躍するのかと思いきや、ジワジワとくるストーリーが面白い。

    狩野雷太のキャラも好きだが、一人一人の登場人物が関わり合う様を見るのも好きだ。

    降田天の別の作品に興味が出た!