降田天のレビュー一覧

  • 事件は終わった
    題材が面白そうで読み始めた。
    読み進めてみると、パターン化した感じで(事件をきっかけに後ろ向きだったけど、前向きになっていく)、こんな感じねと思った。
    けれど、最後の話で全てつながったようですっきりした。
  • すみれ屋敷の罪人
    いつ買ったのか全然覚えてないけど、タイトルが罪人なのが気になって買ったか装丁が綺麗だったからかなんかで買ったような気がする

    お屋敷の使用人たちの証言ですすんでいくから伏線があったり記憶違いがあったりして読んでて混乱したけど最後はすごくいい終わり方で別の作品も読みたくなった。
  • すみれ屋敷の罪人
    旧紫峰邸で発見された白骨死体。かつての女中や使用人達の証言により徐々にその真相が明らかになっていく。
    証言により、そこでの出来事はガラリと印象が変わって伝わってくる。
  • ネメシス7
    いやー完結巻だけに怒涛。ひたすらに怒涛。
    今まで隠されていた秘密が一気に明かされるわ真の黒幕も明かされるわアクションシーンもあるわ感動シーンもあるわ。
    とにかく怒涛の展開だった。
    これは多分今までの登場人物総出演だったのでは?
    私の大好きな神田さんも緋邑さんも出てきて大活躍してくれたしもうそこだけで...続きを読む
  • ネメシス6
    今年は読みかけのシリーズ作品をきちんと完結まで読み終えたいなという気持ちがありまして。
    まず佳境に入った所で中断していたこの作品を。

    いつもは同じ作家さんが2作書いていたけれど、今回は2人の作家さんが書いた作品を収録しているという。
    個人的に青崎有吾さん好きなんでそれが目当てだったのもあります。
    ...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    チャラチャラして軽いような交番勤務の人は注意が必要だ!
    犯罪者になったら、こんな状態になるんだろうか?というハラハラした心境も味わえます。
  • 朝と夕の犯罪
    偽りの春の続編。
    サラッと読めるし、少しホロっと泣けます。
    犯罪者と言えど、その過程は実は切ない過程があるのかも…
  • すみれ屋敷の罪人
    面白かった!戦前の名家、紫峰家の屋敷跡から見つかった白骨死体の謎を探る物語。関係者の証言から徐々に浮かび上がっていく真相は哀しくて切ない。巧みな構成と美しい描写で読み応え抜群。長さも中編なので読みやすい。こういうミステリは大好物!
  • すみれ屋敷の罪人
    長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地から発見された、2体の白骨死体。そこで暮らしていた主人と3人の娘たちは、終戦前に東京大空襲で亡くなったはずだった。
    死体はいったい誰のものなのか。
    かつての女中や使用人たちが語る、一族の生活と真実とは?


    すみれの咲き乱れるお屋敷でかつて起こった、事件...続きを読む
  • さんず
    結局人間って行き詰った時の視界は前の壁しか見えないけど、何かの要因で上を見上げたら空が広がってるかも知れないし、救助ヘリが居るかも知れない、様々なまだ見えてない要素があると示唆してくれてる。

    後日談も少し気になる感じの余韻の残し方は流石だな。
  • ネメシス5
    うわー神田さん!神田さんがめちゃくちゃ好きだー!

    ていうのが読み終わってすぐの感想なんですけども、今回の話は「フェイクニュース」と「正義感」が共通点だったんですかね。
    巧妙に作られた嘘は例え嘘だったとしても伝え方次第で嘘が真実になってしまう……何が本当なのか今の世の中で見極めるのはとても難しいこと...続きを読む
  • 朝と夕の犯罪
    兄弟の話で前半50ページは淡々と進むが、
    後半になるにつれ、伏線や兄弟の考えがわかるようになってきて面白い。
    たくさんの要素が絡み合っているのに物語としてきれいにまとまっている点に感心した。
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    倒叙ミステリー作品を初めて読みました!
    犯人視点で読み進めていって狩野さんと話すシーンはドキドキですね…

    個人的に一番驚いたのは「鎖された赤」
  • 事件は終わった
    ★4.5
    クリスティでいう「ゼロ時間」の後の話。事件関係者がそれぞれPTSD発症。オカルトチックな展開を挟み、ミステリーからの感動どころにストンと落ちる。連作短編だけど、野江さんがある意味核かも。
  • 本格王2023
    1 今村さん
    別の本は途中読むのを辞めてしまったが、
    こちらの小説は面白い。
    どんでん返し

    2結城さん
    面白い、なるほど。こんな言葉だったのか。っと思いました。

    3潮田さん
    うーん、
    まずは、文章の書き方が読みづらい。

    4矢樹さん
    面白い 自業自得だった。

    5荒木さん
    面白い

    6白井さん
    ...続きを読む
  • すみれ屋敷の罪人
    少し前にネットの広告などで見て気になっていた作品。

    同時にまとめて4冊を購入していて、その中では正直一番期待しておらず、一番短そうだったので、サラッと読んでしまえそうだなという理由から読み始めたけど…。

    いや、なにこれ、すごく良かった…。

    古い洋館で発見された白骨化した遺体。その謎を探るべく、...続きを読む
  • 本格王2023
    ミステリ―が読みたーい!でも最近の作家さん知らなーい!となってる方におすすめ。2022年に発表された本格ミステリー短編から選ばれた7つの作品を読むことが出来て、新しい作家さんを知る機会となります。矢樹純さんと荒木あかねさんが好きでした!
  • 女王はかえらない
    ★4.0
    intro
    スクールカースト蠢くクラスに、小学三年生のぼくはいた。転校生の出現によりパワーバランスは崩れ権力闘争が始まり、そして…
    一筋縄では行かない、終わらせない残酷で切ない学園ミステリー。


    ミステリー慣れしてる人から見れば、勘付くポイントは多々あったと思う。しかし本も映画も久しく離...続きを読む
  • 彼女はもどらない
    2人の視点からなる物語。
    驚くようなどんでん返しが決まっていて、それでいて随所随所に張り巡らされていた設定が全て意味を持っているため、モヤモヤする部分が全くなかった。
    もちろんどんでん返しは凄いのだが、普段周りの人に自制できているのに、SNSやネット上の相手にはとんでもない言葉の攻撃をすることは、悲...続きを読む
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    五編の短編で構成された連絡ミステリー。
    それぞれの事件は独立しているのだが、狩野雷太という人物が解決に関与しているためシリーズものになっている。

    ・鎖された赤
    ・偽りの春
    ・名前のない薔薇
    ・見知らぬ親友
    ・サロメの遺言

    個人的には「鎖された赤」が好き。
    五話とも倒叙ものなのだが、「鎖された赤」...続きを読む