降田天のレビュー一覧

  • 少女マクベス

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    降田天さんの『少女マクベス』を読んだ。期待以上の作品でとてもテンションが上がっている。最後の伏線回収もお見事。まだまだ知らない優れた書き手さんが多くいるだろうこの世界は、なんと素晴らしい。これまでに天性の才能を目の当たりにしたことのある方には特に刺さると思う。手にとって良かった!

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    2026年07月12日
  • 彼女はもどらない

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    イヤミス?ってジャンルになるのかかなり面白かった。
    湊かなえの別名義かなってくらい読みやすくて、一気に読み終むことができた。
    様々な伏線を貼って、最後にすべて回収して納得感を持たせて終わったので非常に満足度の高い一冊でした。

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    2026年07月11日
  • 少女マクベス

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    三人の魔女と犯人、貴水、さやか、それぞれの後ろ暗い背景が描かれていて面白かった
    人を勝手に神聖視するのは意外と迷惑な時もあるんだなー。逆に神聖視されたくてたまらない人もいそうだけど。

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    2026年07月09日
  • 事件は終わった

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    地下鉄で起きた無差別殺傷事件、その現場に居合わせた人たちの事件後の日常が連載短編で書かれている。でもそこから想像する内容とは全く違うので最初の2作は正直戸惑いのほうが大きかったかも。ある意味予想外すぎて途中でページめくるスピードは遅くなったのも事実。だけど結局最後まで読んでみて、すごくいい!物語の終わり方もすごく好きでした。

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    2026年07月08日
  • すみれ屋敷の罪人

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    名家・旧紫峰邸から発見された白骨死体を巡り、戦前・戦後の動乱期に隠された一族の秘密が明かされる。かつての使用人たちの証言によって過去が何度も掘り返され、証言者が変わるたびに人々の見え方がガラリと変わる多重解決の展開に、私は一気に引き込まれた。

    何より胸を衝かれたのは、女中・ヒナの壮絶な覚悟だ。彼女はすべての嘘を自分で被り、自ら顔に火傷を負うという過酷な道を選んだ。そこまでして彼女が守りたかったのは何か。

    紫峰家の当主や三姉妹、使用人たち。彼らは決して私利私欲のために罪を犯したわけではない。誰もが「誰かを守るため」に、自ら進んで嘘をつき、秘密を抱え、罪人になる道を選んでいたのだ。
    タイトルに

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    2026年07月04日
  • 少女マクベス

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    ネタバレ

    本格謎解きであり、女子高生青春譚であり、演劇もの。この3つの要素をしっかり鼎立させてくるあたりはさすが降田天。

    伏線がアチコチ張られていることに気付かず、演劇って怖いなぁ、宝塚音楽学校もこんなんなんだろうか?みたいな思いにふけりながら読み進めて、後半怒涛の伏線回収パートにやられる。ミステリーはこうでないと!

    何が起こったのか…の仕組みに少々荒っぽさ(トリックは納得するが、その状態でその動きをするのは無理筋やろ)があるけど、ノンフィクションならまぁ許容範囲かな。

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    2026年06月29日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    足もとで、おまわりさん、と小さな声がした。幼い女の子が今にも泣きだしそうな顔でこちらを見上げている。
     
    狩野はその場でしゃがみ込み、にっこりと笑いかけた。
     
    ──神倉駅前交番は今日も忙しい。
     
     
    『女王はかえらない』ぶりに読んだ降田天氏の作品。本作は全5篇の連作短編集であり、表題作『偽りの春』は、第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。
     
    この連作短編集は全ての作品が『犯人の視点』で描かれているミステリーという、一風変わった設定で描かれていることで、犯人側の心情の変化や追い込まれていく描写が、かなり斬新で楽しめました。

    個人的には1話目の『鎖された赤』と、5話目『サロメの遺言

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    2026年06月06日
  • 事件は終わった

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    短編連作。
    さすが降田天さん!!
    という箇所が多々あって読み応えあり。

    事件は終わっても、居合わせた人達は一生終わらないというリアルが感じる。

    音
    英雄の鏡
    が好き。

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    2026年05月11日
  • 少女マクベス

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    ★★★★ 何度も読みたい

    演劇の名門・百花演劇学校で最大の公演・定期公演の最中、脚本の天才・設楽了が事故死した。そんな天才の下、万年2位だったさやかと、百花には了の死の真相を探りに来たと豪語する貴水が、了の最後の作品・『百獣のマクベス』の関係者を調べていく話。

    物語が進む中で明らかになっていく様々な少女の苦悩に読む手が止まらなかった。いじめられていた過去を抱える少女も登場し、その過去や現在とのつながりに胸が締め付けられることもあったが、そこまで生々しい演出ではない。

    「舞台のためにすべてをー限りなく全てに近いものを犠牲にできる人はいるのだろう。舞台に立つために生まれてきたとか、舞台を作れ

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    2026年04月29日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    原作『小説の神様』の世界を8人の作家が描く、豪華なアンソロジー。作家、編集者、読者など、様々な視点から紡がれる「小説の神様」の物語は、どれも個性的で一気に引き込まれた。

     特に心に響いたのは、相沢沙呼さんの『神様の探索』だ。帆舞こまにの誕生秘話、シリーズでは語られなかった余白の部分をスピンオフならではの面白さがある。
    一也と詩凪を見守る編集者・河埜が、若い才能の居場所を守るために戦う姿が最高に格好いい。神崎部長を熱い思いで説き伏せる場面や、「帆舞こまに」の傑作が誕生した瞬間の喜びは、読んでいるこちらまで胸が熱くなった。

    一方、紅玉いづきさんの作品は、まるで私小説のような『小説の神様』誕生秘

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    2026年04月12日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    倒述式のいいところ、犯人が追い詰められていく様はまさに緊迫。息をするのも忘れるくらい、というのも大袈裟ではなく夢中になった。その裏で登場人物の苦しい過去が垣間見えるところも心を動かした。

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    2026年04月09日
  • すみれ屋敷の罪人

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    スラスラ頭に入ってきて、形が想像しやすい言葉たちであった。綺麗な脆さを抱き込んだ作品であるように思う。

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    2026年03月23日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    名もない薔薇が良かったなぁと思いながら読み進めていたが、最終章の衝撃度がすごかった。まさに殴られた感じ。とても面白かった。

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    2026年02月18日
  • すみれ屋敷の罪人

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    ミステリーに読み慣れている人であればタネは察すると思うが、この作品の肝はそこに至る過程と背景で様々な思いが交錯していた真実はある種感動的だった。

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    2026年02月18日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    「偽りの春」では、狩野の出番が多かったのに比べ、こちらは少なかった。
    せっかくなのでもっともっと犯人に突っ込んで欲しかった。
    借りたままのドン・キホーテ。当初「これ絶対あぶないだろ」と思っていたが
    確信に迫る材料ではなかったようだ。
    今回は、供述から違和感を感じ取るのではなく、行動、言動から「どうしてそうなる?」という違和感から落としていったように思う。
    アサヒとユウヒ、美織は、それぞれ「大切な人」を守るためにウソをついた。
    ウソをつく理由がどうであれ、狩野はスルーしない。
    「幻想は幻想のままでいい」という大人たちに対して、「本当のことを知っても立ち直れる人にすることこそが優しさ」と狩野は言っ

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    2026年02月07日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    初めて読む作家さん。と思ったら「作家ユニット」なんですね。
    育児放棄されて子供が亡くなる。生き残った男の子とそのまわりの人々のお話。それに最初に出てくる車中泊をしてやさぐれた生活をしている親子の話が絡み合い、、、というお話。ハラハラしながら続きが気になり読んでしまった。おすすめ。

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    2026年02月02日
  • 少女マクベス

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    秘密を抱えた少女達の織りなす学園ミステリー。
    エリート演劇学園という閉鎖的な環境の中、才能と才能がぶつけ合い、本音を隠しながらそれぞれの居場所を見つけようともがいている少女達。
    秘密が明らかになるにつれ、それぞれの少女は人間味を帯びてきて魅力が増していく。一つの演劇を見終わったような読後感。

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    2026年01月27日
  • 少女マクベス

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    演劇に特化した全寮制の女子校で起きた公演中の転落事故。1人の少女が亡くなり、その一年後、一人の生徒が入学する。その死の真相が知りたいー。

    私は、この始まりだけでドキドキしてしまう。「幕が上がる」そんな言葉が浮かび上が上がって物語は始まる。
    登場人物は多くない、ほぼ学園内での話。コンパクトで読みやすい。それでいて、人間関係や青春、夢にかける必死さが多面的に示される。登場人物の出身地が北海道や大阪など地方でのエピソードがあったり、作中の時間の流れが空間的・時間的広がりを与えている様に感じた。
    読みやすい、面白い。作中、「マクベス」が出てくるけど、知らなくても大丈夫。知っていたらきっと、尚更面白い

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    2026年01月24日
  • 少女マクベス

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    面白かった❗️

    最初の方、女の子たちだけの世界のドロドロってやっぱ怖い〜ってな感じで、ちょっと食傷気味に読んでたんだけど、後半俄然面白くなって一気にフィニッシュ。

    年末から思い立っての降田天祭りはいったん終了するけど、これからも追い続けなくっちゃ❣️

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    2026年01月06日
  • 少女マクベス

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    演劇専門学校で発生した、"神"と崇められた生徒の事故死。
    最初はただの事故として処理されたが、何故緞帳の降りた舞台で下がった迫りに落ちたのか?何故上がる必要の無い舞台に上がり事故にあったのか?等の
    謎が残る事件となっていた。
    そこへ、新入生の『貴水』が事件に隠された真相を調べに学校へ入学してくる事により物語は進んでいく。

    個人的にこの作品は世界観へ引き込む文体をしてると感じました!
    読めば読む程この世界への没入が深くなりました。
    気付けば一気読みでした。

    特に、登場人物の心理描写はとても好きでした!
    『人の心の奥の奥までは見えない』
    この台詞に濃縮されてる意味が濃くて好

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    2026年01月05日