降田天のレビュー一覧

  • すみれ屋敷の罪人

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    分かりやすく例えると湊かなえさんみたいな会話調で物語が進みます。
    戦争前後に屋敷の者それぞれがそれぞれのために起こした出来事を世代が交代した現在で解き明かしていく設定がよかったです。

    2025.03.25~03.25

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    2025年03月25日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    「偽りの春」が面白かったので2作目のこちらも読んでみた。前回は短編集だったけど、今度は読み応えのある長編。
    終盤明らかになる事実にびっくり!
    個人的には前作の方が好みだけど、まだ続編が出るなら読むかも。

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    2025年03月16日
  • 有限会社さんず スーサイド・サポート・サービス

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    面白かったが、結末がどうもしっくりこない。妹の自殺の動機にどうもリアリティがなく、腑に落ちないまま。

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    2025年03月15日
  • すみれ屋敷の罪人

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    想像して以上に心が騒つく読後感
    過去の秘密をめぐる物語り

    単純なミステリーではなく、人の想いの美しさや物悲しさを感じる作品でした

    一つの屋敷の中の話ではあるけれど、父と娘
    雇用人と使用人、姉妹…
    色々な人の思いを含んだ時間の流れは
    騙された!ドンデン返しだ!が前面の作品よりも重厚感があり良かったです

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    2025年02月26日
  • 有限会社さんず スーサイド・サポート・サービス

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    カトウとスガの2人による自殺幇助サービスのお話。
    「さんず」は三途と3Sがかかっているようです。
    死にたいと思わないことって、とても幸せなことなんだろうなぁ。
    個人的に第三話の「蝶の男」がお気に入り。

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    2024年12月19日
  • 彼女はもどらない

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    おすすめ度 ★★★☆☆
    どんでん返し度 ★★★★☆

    序盤から中盤まで2人視点で物語が進んでいって
    おもんなさすぎて途中で辞めてしまったが
    ネタバレを読んで最後まで読めばよかったと後悔した、かなりおもしろい話

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    2024年12月16日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    狩野雷太の推理は1作目「偽りの春」が爆発的に面白くて、のらりくらりと真相に近づいてくる狩野雷太に、自分が犯人になったようなハラハラドキドキ、圧をかけられて逃げ出したくなるようなギューっとした感覚。これオモロいって何人にもオススメで渡してました。新種の薔薇の苗を盗んだ事件、少女誘拐でしょ、老人の泥棒たしか耳が遠いってオチやったような、先生を愛した才能豊かな美術学生の作品は衝撃やった!昨年の私のベスト10に入ってる

    そして今回の続編!めちゃくちゃ楽しみでした。
    端的に言うとやっぱりこのシリーズは短編小説がいいのよ、、、事件おきて加納雷太が来て解決。古畑任三郎みたいな感じ?今回は現在と過去と2つの

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    2024年12月15日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    なんかすごく文章が馴染んで読みやすかった。
    内容もとても面白く、真相がわかる時は
    爽快感すら感じたが、なんとなく驚きはなかったので
    星3つ。

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    2024年12月07日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    前半、後半にわかれた2部作で構成されている。主人公の少年時代、大学時代と狂言誘拐が第1部、そこに関わった人々のその後が第2部となっている。
    クズも出てくるが、言動とは裏腹に優しい登場人物が多く読後感はすっきり。大どんでん返しという程ではないが、前半に散りばめられた伏線を後半できっちり回収していてそれも良かった。1作目も読んでみようと思う。3.7

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    2024年12月01日
  • 有限会社さんず スーサイド・サポート・サービス

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    それぞれが長くない話の後世になっていて読みやすかったです。
    『自殺』という暗いテーマがずっと続くのかと思いきやその背景や留まりたいという自殺者の気持ちや幇助する側の留まって欲しいという気持ちも読み取れる小説でした。

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    2024年11月15日
  • 有限会社さんず スーサイド・サポート・サービス

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    再読2回目。
    まぁ、面白かったんだけど。わたしが思っていた「どんでん返し」とは違った。ちょっとずつ剥がれていく感じで、それはそれで楽しいんだけど。「えーっ、だまされたー!!!」的なやつを期待してるとちょっと違う。これはこれで面白いんだけど。さ、もう一回読もう。

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    2024年11月12日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    途中までは「悪くないけど星3かなー」って思ってたけど、ラストの「サロメの遺言」が自分にブッ刺さった。
    教え子の教授に対する歪んだ愛が、気持ち悪いし絶対関わりなさたくないけど読む手が止まらん。芸術家として最高傑作になったのかな。

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    2024年11月10日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    書店POPを見て興味をひかれて

    短編のためテンポが良く読みやすかった
    主人公のディテールをもっと書き込んで欲しかったが短編だから仕方ないのかも
    でも充分面白かった

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    2024年11月09日
  • 女王はかえらない

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    ネタバレ

    結構面白い、小学校スクールカーストミステリー。
    三部で描かれる。どんでん返しなのでネタバレ注意。

    ・第一部は小学生のオッサンというぼく視点で描かれる。有能なのでカーストの外にいる。マキというカーストトップのクラスにエリカという東京からの転校生がやってきてカースト一位を奪い合う。
    その波乱で2人とも死ぬ。

    ・第二部は先生視点…かと思いきや、実はオッサンの未来で先生になっている。しかもオッサンは女の子でメグが男の子だった。エリカの失踪事件が起こり、第一部を先生視点で描いているのかな?と思わせといて、実は違った別の事件という。

    ・第三部は真相解明。第一部の事件を解明する。小学校同級生全員で2人

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    2024年11月07日
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    ネタバレ

    長かった…。400ページ弱なので、そこまで長いわけではないはずなのに、なかなか進まなくて読み終えるのに数日かかった。
    これは狩野雷太シリーズなのかな?タイトルにある狩野が出てくるまで、これは一体誰が主人公なんだ?と思いながら読んだ。

    家がなく、車でその日暮らしをしていた父親とアサヒ、弟のユウヒ。こんな生活じゃなくて家が欲しいと願ったアサヒは車を壊しちゃえばいいとユウヒに言われて車のガソリンタンクにスティックシュガーを入れる。その後、父親は車で死んでしまった。自分のせいだと責任を感じるアサヒ。その後アサヒは実の母親の元へ引き取られ不自由ない生活を送っていた。ある日、幼い頃に共に暮らしていたユウ

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    2024年10月21日
  • すみれ屋敷の罪人

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    悪意を欠片も介さず、ただただ大切な誰かを
    守りたい一心で積み上げられた命懸けの嘘が、
    時代を超えて身元不明の三人の死体によって
    暴かれていく哀しくて切ない物語。

    ーーーーー
    すみれが咲き誇る美しいお屋敷で暮らす
    美しい三姉妹と周囲から人格者として慕われる
    屋敷の主人。

    時代の波に翻弄されて生活が崩壊していくなか、
    互いに大切な人を守るために身を捧げる人たち。

    絡まりあった糸を解した先には、
    常識では超えられない狂気のトリックが。







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    2024年10月12日
  • 彼女はもどらない

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    ブログに批判的なコメントをしたことから始まる、負の連鎖に恐ろしさを感じます。

    仕事や私生活でのストレス、SNSの怖さなどの現代的な要素と、フィクションならではの驚きの融合も巧みです。

    登場人物が抱く、悪意や嫉妬や妬みなどの感情が表出する瞬間もリアルで、イヤミスと呼ぶに相応しい、息苦しさを覚える作品でした。

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    2024年10月05日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する

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    2024年09月30日
  • すみれ屋敷の罪人

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    今は廃墟となったすみれ屋敷の庭から発掘された白骨死体
    その謎を解明するために、屋敷の関係者から話を聞く「第一部 証言」
    そして解決編の「第二部 告白」

    第一部の感じが特に好きですね
    証言ひとつとっても、人によって見え方・感じ方が違っていて面白いです

    それなりの数の登場人物がいるけれど、いわゆる登場人物一覧のようなページがありません
    ので、自分で意識してキャラ相関図を把握する必要があるのでより深く物語に入り込めます

    それとは逆に時系列の把握が苦手な自分、この出来事はどのタイミングで起きてるんだ?って、証言が行ったり来たりするもんだから混乱してしまいました(笑

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    2024年09月18日
  • 少女マクベス

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    ネタバレ

    読んでるときに「この子のこういう一面がマクベスに重ねられてるわけね、この子にとっての魔女はこの人な訳か」と思ってたら、あれこの子も、この子も、と続いて皆なにかしらマクベスだし、そういう意味では「マクベス」は皆が持つ不安定さを描いた作品なのかもな、と、思いました。
    それとは別で、閉鎖された空間の中ではそこの空間で能力が高いだけで神のような扱いをされて神のような振る舞いをしてしまうことについて、「それはおかしい」とはっきり書かれていて、会社とかでそこの仕事が詳しいだけで人として偉いように振る舞う「偉いさん」を否定しているようなところが共感できた。

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    2025年12月08日