川村元気のレビュー一覧

  • 四月になれば彼女は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    浜辺で燃え盛る火や、大地を燦々と照らす太陽。
    次第に熱を喪って、ある時には焦げた匂いのする木の枝、またある時には夜の帳となって、冷えた温度を感じさせる。

    春は出会いと別れの季節、そう耳にすることが多い。私の人生でその言葉をあまり実感したことがなくて、「四月になったら彼女はどうなってしまうんだろう?」と、そんな興味に押されて購入した本でした。
    それぞれの登場人物に、とても深い共感などを抱くことはなかったけれど、節々から覗く感情に対する考え方は何となく自分の持っているそれと似ているような気がして、すんなりと読み進めることが出来ました。

    肉体関係、不貞行為、息を呑むような絶景、感嘆を漏らすほどの

    0
    2025年01月27日
  • 世界から猫が消えたなら

    Posted by ブクログ

    6年から。突然死ぬということに直面した僕は、悪魔に世界から何かを失くすことで1日ずつ生きることを提案される。1日目は…電話…と周りから無くしていく中で、大切なことに気づく。
    少し文体や描写の古い感じは否めないが、決して盛らない自然体の僕の考え方がエンタメしすぎずに胸に響く。

    0
    2025年01月20日
  • 世界からボクが消えたなら ~映画「世界から猫が消えたなら」キャベツの物語~

    Posted by ブクログ

    昔見た映画の場面を思い出しながら読みました。
    なるほどなぁ~。

    ある日、主人公の余命が宣告され悪魔が現れる。
    世界から何かひとつを消せば、寿命を1日伸ばしてくれる。ただ、それに見合っただけの大事なものを消さなければならない。

    1つ目…電話
    2つ目…映画
    3つ目…時計
    4つ目…猫

    それぞれ、物の存在がなくなることで、その物がキッカケで出会った人との記憶も失ってしまう。
    物がなくなるより、記憶がなくなってしまうほうが辛かったな…。

    人は肉体から魂がなくなった時、物理的に死ぬ。
    そして、自分と関わった人の記憶からもなくなってしまった時に本当の意味で死ぬ。誰かが覚えているって生きた証として重要

    0
    2025年01月19日
  • 四月になれば彼女は

    Posted by ブクログ

    どこか感じる気持ち悪さがずっとあって、でもきっと世の中が【愛する】を綺麗なものだと勘違いしてるのかなと思った。

    0
    2025年01月13日
  • 世界からボクが消えたなら ~映画「世界から猫が消えたなら」キャベツの物語~

    Posted by ブクログ

    「世界から猫が消えたなら」の猫の視点からの話。
    映画を観てないのですが、映画の話を元にしているようで、あれ?原作と違う??というところがあって初めは少し混乱しました。
    原作で猫が人間の言葉を話す場面が好きだったので、その場面がなくちょっと残念でしたが、猫の気持ちをずっと描いていたので、そこはかわいいなってほっこりしながら読めました。

    最後は涙なしには読めませんが、スッキリする終わり方でした。
    できれば父目線の話も欲しいなーと思いました。

    0
    2025年01月12日
  • 四月になれば彼女は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文章がスっと入ってくる。藤代と純のシーンは男女の性丸出しで正直気持ち悪かったけど、そのほかのシーンの感情描写は丁寧であり、思わず覚えておきたくなるようなぴったりとハマる表現が多い。

    「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」ともあったけど、終わらせないもうひとつの方法が愛することをサボらないことなんだと思う。愛は無条件に生まれるものかもしれないけど、けして無条件には続かないし、続いたととしてもその形は必ず移ろっていく。形を変えながらも続けていくためには、愛することをサボらない=お互いを共有し、分かち合い、向き合うことから逃げてはいけないんだろう。

    【好きな言葉】
    私は雨の匂いとか、街の熱気

    0
    2025年01月06日
  • 私の馬

    Posted by ブクログ

    一つに執着することのリスクと歓喜を教えてくれる小説。

    馬に惹かれる気持ちがとても間近に感じる不思議な小説でした。
    馬って昔から人と過ごしていた歴史があるからこそ。
    馬に魅力を感じるのかも知れませんね。

    所有力が悪い方向に向いた結果がこの小説の伝えたいことなのでしょうか。
    読む価値はある小説でした。
    もう少し、この小説の世界に浸りたくなり馬に会いたくなりました。

    0
    2024年12月24日
  • 神曲

    Posted by ブクログ

    再読です。前回は、宗教がよくわからない時に読み、よくわからない…の感想で終わりましたが、宗教にのめり込む側、止めたい側、両方を少し理解した上で読むと、両者の気持ちもよく感じ取れました。何かにすがり生きていく、どこかに助けを求めたい、そんな気持ちも分かりつつ、現実と向き合うということはどういうことなのか、何が正しいのか…様々な人間の内面が表されていたと思います。

    0
    2024年12月23日
  • 億男

    Posted by ブクログ


    「お金と幸せ」が大きなテーマであったが、
    お金で幸せを掴むのではなく、お金は幸せを掴むためのひとつの手段くらいに考えるマインドが大事だなと思いました。

    0
    2024年12月18日
  • 億男

    Posted by ブクログ

    岡田斗司夫さんが紹介していたので読みました。

    とても面白かったが、確かに書かれていなくてよくわからないところがある。

    0
    2024年12月12日
  • 億男

    Posted by ブクログ

    お金と幸せの答えを探す本。

    大金持ちになれば幸せになれるのか?よくある質問だ。幸せの定義は、人によって違うだろうが、お金が全てでないことは確かだ。想いを共有できる人がいて欲しい。

    『人は、明日を生きるために"何かを欲する"生き物』そんなふうに考えたことが無かった。確かに、全て叶えられて、何も欲する事がなくなってしまったら、したいことも見つからなくて、なんてつまらない日々を過ごさなければいけないんだろう。欲というのは、明日への活力になるのだ。

    『人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていく

    0
    2024年11月24日
  • 百花

    Posted by ブクログ

    認知症の母は記憶を失い、息子は母との記憶を取り戻していく。対比がすごく切なくて泣いた。
    脳内ではずっと映画のキャストで映像化されてた。映画も観たい。

    0
    2024年11月05日
  • 百花

    Posted by ブクログ

    親子の物語。主人公の心情はとても理解できる。見たくないものは見なかったことにする。けどそれが次々に現実として押し寄せる。向き合えば不安や悲しみ、後悔に直面する。ただ新しい気づきにも出会える。それは忘れていた記憶だったり新たに作られる記憶。病気の有無に限らず、人は時間とともに記憶は消えていく。ただまたどこかで記憶が作られ、それが紡いでいかれる。心に刺さる物語だった。

    個人的に好きな文
    色や形は忘れても、誰と一緒に見て、どんな気持ちになったのかは思い出として残る

    0
    2024年10月16日
  • 世界からボクが消えたなら ~映画「世界から猫が消えたなら」キャベツの物語~

    Posted by ブクログ

    「世界から猫が消えたなら」を、主人公の飼い猫であるキャベツの視点で書かれているお話。

    ラストに描かれている
    主人公からお父さん宛に書いた最初で最後の手紙が泣ける。
    前作よりも好きかも。

    0
    2024年10月01日
  • 私の馬

    Posted by ブクログ

    200頁にも満たない本書。あっという間に駆け抜けた。関わる人物は彼女をどう見ていたのだろう。愛馬は彼女をどう見ていたのだろう。

    0
    2024年09月30日
  • 神曲

    Posted by ブクログ

    通り魔、失われた家族、新興宗教
    読んでいて苦しかったが、この苦しみこそがこの小説の醍醐味なのであろう
    「家族」とは、何か。信仰とはなにか。血の繋がりとは何か。色々考えさせられた

    0
    2024年09月22日
  • 百花

    Posted by ブクログ

    認知症の母百合子と息子の泉。
    泉には同じレコーディング会社に所属する妻がいて、もうすぐ子どもも生まれる。
    認知症の母と生と死と。題材はありきたり。
    文章表現もちょっとくどめ。
    と感じていたが、母百合子と泉の空白の1年間。それが突然出てきて、展開としておもしろかった。

    0
    2024年09月14日
  • 億男

    Posted by ブクログ

    幸せについて改めて考えさせられた。
    今自分が手にしている幸せって見えづらいものだよな…無い物ねだりをして、後からそこにあった幸せに気づいたり。今ないものじゃなくて、あるものに目を向けていきたい。

    0
    2024年09月01日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

    Posted by ブクログ

    優しくしなやかなイラストと共に心に寄り添うような温かい言葉が心にグッとくる。人生のどのタイミングで読んでも優しい気持ちと力をくれる本だと思った。

    0
    2024年08月30日
  • 仕事。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事について12人の巨匠たちへのインタビュー集。

    仕事に悩む30代にささる。僕は今、心から「仕事がしたいです」と言えるのだろうか。金のため、もしくは立場上、なんとなく働いているのではないだろうか。

    ただ、悩みに対する答えは書かれていない、どのビジネス書にも書かれていない。仕事をしながら、答えは自分で見つけるしかない。ここには仕事のヒントがある。

    僕のヒントになったのは以下でした。(ネタバレ)

    (糸井重里)「イチゴをのせなくてもおいしいショートケーキをつくるのは大前提ですよね。でもイチゴがなくてもおいしいと、特にプロ同士は結構そこで喜んじゃう。のせるイチゴが見つからないと“うれしさ”がな

    0
    2024年06月08日