川村元気のレビュー一覧

  • 世界から猫が消えたなら

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    猫は好きじゃけど、実は猫アレルギーですw

    ってな事で川村元気の『世界から猫が消えたなら』

    体調不良かと思い病院で診察すると、脳腫瘍のステージ4と診断される主人公。

    余命長くて半年、ともすれば一週間も危ういという……。

    絶望に襲われながら家に帰ると、やたら明るい自分自身にそっくりな悪魔と名乗る者が居るw

    その悪魔に寿命が延ばせる取引を持ち掛けられる。

    この世界から一つ何かを消すと、その代わりに1日の命を得る事が出来ると言う。

    その消す物は悪魔の気まぐれで決めていくんじゃけど……。

    人間は色んな物や事によって不自由な枠組みの中で安心を得ている。

    便利に成ってるはずなのに不自由に

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    2024年02月12日
  • 世界から猫が消えたなら

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    泣けた。面白かったかと聞かれると難しいが、良い本だとは思う。「便利は不自由」この言葉には共感しかない。

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    2023年12月16日
  • おしゃべりな部屋

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    服はガールズトークをし、本は歌い、台所用品は口喧嘩をする。
    私の部屋のモノ達はどんなおしゃべりをしてるんだろう?と考えさせられた。

    実話に基づいて書かれた、ひと癖ある住人の特徴ある部屋のお片付けの話。
    近藤麻理恵さんことこんまりメソッドが川村元気さんのクセのない文体に落とし込まれていて物語としても読みやすい。

    特に印象に残ったのは、書斎を片付けられない新聞記者の話。
    私も昔から本の収集癖があり、なかなか本を手放せないので自分と重ねて読んでしまった。
    ・いつか読む、のいつかは来ない
    ・今ときめかない物は必要ない
    といった内容に思わずハッとさせられ、たしかにいつか読もうと積み本になってしまって

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    2023年11月18日
  • 世界から猫が消えたなら

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    『 人は思うだけで幸せにも不幸せにもなれる』…なかなかその域には達せず。。
    『母さんは自分が旅に行きたいわけじゃなかった…父親と仲直りして欲しかっただけだった』ここら辺から泣く (/_;)

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    2023年10月29日
  • おしゃべりな部屋

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    何とも挿絵の可愛い本だった。
    片付けのプロであるミコとその相棒ボクスが、片付けられない人達の元へ行き、彼らの片付けを手伝う。
    大事なのはミコが片付けをしてあげるのではなく、本人が片付けをすることにある。

    私も長らく服の片付けをできずにいる。親からもらった服は捨てづらいし、いざ片付け始めると捨てる決意が湧かなかったりするからだ。

    ミコさんが言うには、手に取ってときめかない服はお別れするとのこと。さらに、片付けの作業は捨てるものを選ぶのではなく、ときめくもの(自分に似合うもの)を見つけるという作業だという素敵な言葉もあった。

    本書がただ片付けの方法だけ滔々と書かれていては恐らく手に取りさえし

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    2023年10月17日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の宝島

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    最近のドラえもん映画のイメージビジュアルのタッチが好きなんですよね。

    この映画はもうミニドラですよ。それに尽きる。ミニドラいいなぁ。。

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    2023年10月13日
  • おしゃべりな部屋

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    今すぐ片付けをしたくなる短編集
    自分の物を捨てる分には わけがない私
    問題は家族のものです
    勝手に捨てるわけにはいきませんよね
    物語を通して学んだメソッドを家族に伝授し 重い腰を上げてもらおうと決心
    骨が折れますが 快適空間を手に入れるためなら何のその~

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    2023年07月18日
  • おしゃべりな部屋

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    ネタバレ

    私は片付け系のテレビ番組が好きです。
    つい最近、Netflixの「人生がときめく片づけの魔法」を見ました。
    「ちょっと気分転換」くらいの軽い気持ちだったのに、あっという間にシーズン2まで見終わりました!
    BSで放送している「ウチ断捨離しました」も毎週かかさず見ています。
    散らかった部屋がきれいに整えられていく過程がとても好きなのです。
    私自身は、トキメキや断捨離が流行る前にカレン・キングストン流で片付けてしまったので、あえて本を読むことはなかったのですが、あまりにもNetflixが面白かったので、この本を読んでみることにしました。

    この話は近藤麻理恵さんをモデルにしたと思われるミコが主人公。

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    2023年07月05日
  • 仕事。

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    インタビュー集
    登場する対談相手は有名どころばっかりでした。
    しかも、自分好みで直ぐに読めてしまいました。

    皆さんなんだかんだで仕事。が好きなのかなと思いました。
    そして、まだまだ現役!

    10年前のインタビューなのでもっと早めに手に取ればよかったと思いました。

    読むかどうか迷っている方がいれば、できれば早く読んで欲しいです。

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    2023年06月19日
  • おしゃべりな部屋

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    文体、章の構成など、とても読みやすかったです。
    挿絵がかわいらしく、大人の絵本のような印象も抱きました。
    挿絵のポストカードがあったら欲しいかも。

    章ごとに色の違う扉がついていて、それぞれの部屋をめぐる、文章のルームツアーでした。
    お片づけで有名な“こんまり”さんの知識がベースになっていて、小説という形をとっていることでエッセイやメソッド本だと「なんだかうさんくさい」「受け付けにくい」人にも知識が伝わりやすい。

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    2023年06月13日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    最初から発想が豊か。こう言う何かに囚われない自由さは忘れない様にしたい。(いつでもどこでも、どこから読んでもらってもかまわない。とか)
    まず、どうしたらそのタイトルが思いつくん?!笑
    子供が描いた本なのかな?
    イラストも自由で良い。
    人生で大切な何かを忘れた時に、初心に帰りたい時に読む本。
    最後まで展開が分からないと言う点では面白かった。

    8-80才まで楽しめる本、って描いてあったけど0才6ヶ月の息子に読んでみた笑
    1回目は釘付け!2回目は長くて飽きちゃった??

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    2023年05月27日
  • 世界から猫が消えたなら

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    とっても読みやすく、1日と経たずに読み終えた。生きることについて、家族の存在について、自分以外の周りのものについて、その意義を問う作品。

    自分にとっての「猫」ーーすなわち、消えてほしくないものは何か、考えさせられた。それを見つけることができたのなら、それを大切にし続けられる人生が私にとっての幸せだと思う。

    自分にとってなくてはならない存在を、どれだけ愛し続けることができたか。それが人生の意味なのだと気づかせてくれた小説だった。

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    2023年05月06日
  • 世界から猫が消えたなら

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    TVでジャニーズの本好きな人が紹介していたので読んでみた。単なる空想を羅列した小説かと思って読み進めてみると、自分のこれまでの人生の断片を考えさせてくれる深い物語だった。

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    2023年05月05日
  • 仕事。

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    一流の人の考え方は一流だ。
    どこかぶっ飛んでたりもするが、何か信念持って続けたり、基本に忠実だったり、やりきる力が群を抜いている。

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    2023年05月03日
  • 仕事。

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    以前の上司からもらった本。
    杉本博司が乗っていたからか。

    序文及びあとがきの「仕事。」論は蛇足極まるが、巨匠たちの言葉の中には参考になるものが多かったので抜粋する。それぞれ振り切ったところがありさすが。


    ■山田洋次

    ・人間をどう描くかって中で、雑駁な作品というのはたくさんのことを見落として
     しまっている

    ・みんなが反対したけどものすごくやりたい人が一人いた案件の方が成功する
     ※よく言われることではあるが、改めて重要


    ■杉本博司

    ・アートとして社会に発表するっていうことは理路整然とした説明責任を果たさないと
     できないし、脈々と培われてきたその分野の文脈の中で出していかないと

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    2022年11月20日
  • おしゃべりな部屋

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    好きなこんまり先生の本。こんまりメソッドがどんな風に物語になっているのか気になり、読んでみた。
    エピソードの中に込められているこんまりメソッドは1つひとつ違っていて、このエピソードは自分の生活環境に似ているな、このエピソードはあの人に似ているな…と当てはめて考えることができ、読みやすかった。
    どんな人にも、片付けられないのには理由がある。それに寄り添いながら背中を押してくれているような、こんまり先生の優しさも滲み出ている本でした。

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    2022年10月13日
  • 神曲

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    久々に読書したーー!という本だった。
    メンタルが落ちていて、運動をしても晴れなかったのに、読み始めて続きが気になってグイグイ読んでしまった。
    評価がかなり低くされていて、びっくり。
    読む前に、あの映画制作に携わった人なのね〜とか程度の予備知識で帯とかは見なかったので、期待はずれということはなかったのかもしれない。
    だから物語の出来がいいのか、とか映画化しそうだな、とかは思ったけれど。
    そして、タイムリーな話すぎていつ書かれたのかもつい確認してしまった。

    確かに重厚な社会派な本ではないけれど、人が生きている、余白のある本で私は好きだった。
    みちおの中に夫をみたし、響子のなかに私をみたし、かなた

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    2022年09月30日
  • 世界から猫が消えたなら

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    ネタバレ

    郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計…僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。

    泣くまではいかなかったけど、最後はあ、泣きそうと母親の手紙でなった。

    猫好きなので、猫を消すことを持ちかけられた辺りからは

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    2022年07月30日
  • 神曲

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    ネタバレ

    人は辛い事があると、何かを信じる事で逃げ道をつくるんだと思った。
    自分にとても辛い事があった時、母から、宗教に逃げてはいけない、何かに依存してはいけないと言われたのを思い出した。
    この物語のような事件があったら、逃げたくなるのも分かると思った。

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    2022年05月08日
  • 神曲

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    息子を亡くしたことによって、宗教にハマっていく母とそれに対する娘と父の話
    読んでて苦しくなる部分があったが、非常に考えさせられた。
    個人的に遠い話ではなかったので、この作品の娘の位置になる可能性も父の位置になる可能性もあったのかと考えると、深く重く心にのしかかるものがあった。
    父も母も娘も正であるが故に、歯痒さを感じた。
    信じて救われるものがあるなら、それも間違いではないのかもしれない。

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    2022年04月07日