川村元気のレビュー一覧
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「こんまりさん」こと近藤麻理恵さんと川村元気さんの本。
(※自分語り※川村元気さんと言えば、10年くらい前にBUMPが主題歌を担当しているからという理由で川村さんが書かれた「億男」の映画を見に行ったことがあったなあ)
片付けコンサルタントのミコさんが依頼者のお宅で一緒にお片付けをしていく短編集(物語の順番が、前著にあった『正しい片付けの順番』とほぼ同じだったのはあえてなのだろうか?)。
元々こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでいたので、その内容をおさらいしながら読むことが出来た。
最後のページには「ミコのお片づけノート」と題したこんまりさんによる片付けのポイントがまとめられている。こんまりさんの考えはだいぶ自分の体に染み付いた気がするが、抜けている部分もあると思うのでそこだけ改めて読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
昔見た映画の場面を思い出しながら読みました。
なるほどなぁ~。
ある日、主人公の余命が宣告され悪魔が現れる。
世界から何かひとつを消せば、寿命を1日伸ばしてくれる。ただ、それに見合っただけの大事なものを消さなければならない。
1つ目…電話
2つ目…映画
3つ目…時計
4つ目…猫
それぞれ、物の存在がなくなることで、その物がキッカケで出会った人との記憶も失ってしまう。
物がなくなるより、記憶がなくなってしまうほうが辛かったな…。
人は肉体から魂がなくなった時、物理的に死ぬ。
そして、自分と関わった人の記憶からもなくなってしまった時に本当の意味で死ぬ。誰かが覚えているって生きた証として重要なことだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文章がスっと入ってくる。藤代と純のシーンは男女の性丸出しで正直気持ち悪かったけど、そのほかのシーンの感情描写は丁寧であり、思わず覚えておきたくなるようなぴったりとハマる表現が多い。
「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」ともあったけど、終わらせないもうひとつの方法が愛することをサボらないことなんだと思う。愛は無条件に生まれるものかもしれないけど、けして無条件には続かないし、続いたととしてもその形は必ず移ろっていく。形を変えながらも続けていくためには、愛することをサボらない=お互いを共有し、分かち合い、向き合うことから逃げてはいけないんだろう。
【好きな言葉】
私は雨の匂いとか、街の熱気とか、悲しい音楽とか、嬉しそうな声とか、誰かを好きな気持ちとか、そういうものを撮りたい。
あの頃、ハルは言った。わたしはいつまでもフジと一緒にいる。
けれども藤代とハルだけが、例外であるはずがなかった。
人間ってのは本当に怖いですよ。憎んでいる人より、そばにいる愛してくれる人を容赦なく傷つけるんだから。
とても大切で、一緒にいるべき人なんだ。けれどもときどき、俺たちの夫婦関係をつないでいるものが、ただのこだわりでしかない気がして、すごく怖くなるんだ。
産んだ女性は子供とともに生きる人生を最大限肯定するし、そうではない女性は産むことによって失われるあれこれを主張せざるを得ない。
AIが人間を超えるってどういうことなのかな。
でもあの人は幸せを感じれば感じるほど、危うくなっていくんです。壊れてしまう前の自分にはもう戻れないことを、私の前で吐き出して泣くんです。
けれども隣にいる彼女がなにを思っているのかを考え続けるのは、藤代にとって映画以上に心が動く時間だった。
一緒にいてくれる人のことを信じるのは、とても難しい。
誰かの気を引こうとするときには、人はどこまでも優しく魅力的になれるんです。でもそれは一時的なものでしかない。手に入れたあとは、表面的で無責任な優しさに変わってしまう。
ほとんどの人の目的は愛されることであって、自分から愛することではないんですよ。
相手の気持ちにちょっとでも欠けているところがあると、愛情が足りない証拠だと思い込む。
人間は体と心が乖離すると混乱する生き物なの。
わたしは愛したときに、初めて愛された。
避けがたく今日の愛から、明日の愛へと変わっていく。けれども、その一瞬を共有できたふたりだけが、愛が変わっていく事に寄り添って行けるのだと思う。
【各章の感想】
●六月の妹
藤代が感じた大島さんとハルの距離の近さみたいものは、藤代がハルのことを好きだったから感じた嫉妬みたいなものなのかな。
→終章まで読んで、、
藤代とハルだけに通じ合うなにかは確実にあったみたい。
藤代とハルの付き合いたての頃がまさに大学生の青春って感じ。切なさと没入感があって素敵。それぞれが撮った写真を送り合うところがお互いの好きなものの共有そのもの。
藤代はハルと別れてからどことなく浮世離れした欲のない人間になったのかなって思ってたから、純と体の関係になりそうな時、藤代にも性欲とかあるんだーって少し不思議な感じがした。でも藤代は周囲からはきっと普通の人間に見えてるんだろうから、私の周りにいる普通の人たちにも藤代みたいな過去があるのかもなーと、、
●七月のプラハ
桑原みたいな精神科患者が病院から追い出されるのかー。
●九月の幽霊
大島さんが出てくるシーンはすべて物悲しい雰囲気だった。大島さんが自殺を図る前、ハルと大島さんは何をしていたんだろうか。
●十一月の猿
藤代がハルに恋し始めた時と同じ心の動きを、弥生に対しても感じていたって描写が、「誰かを愛している」という感情が一生は続かないことの現れみたいで、そんなことは当たり前なんだけど少し悲しくなった。
ハルと好きなものを共有し、弥生と嫌いなものを共有することで自分の居場所を見つけていく。結婚する人とは好きなものより嫌いなものを共感できた方がいいっていうよく聞く言葉を思い出した。
人を好きになっていくことを神経衰弱に例えるの面白い。そして女から見た男のカードの少なさにがっかりするのもわかる。自分好みの新しいカードを期待するけど結局期待通りのカードは出てこないどころか、期待外れのカードしか出てこないんだよね。
藤代が弥生から「結婚する」という話を聞いた時、心に痛みを感じながらも安心したのは、ハルと別れた時のような辛い思いをいつかすることを避けられると思ったからか、誰かと向き合うという大変さを感じずに済むからか、、、どちらかというと後者かな。
●十二月の子供
藤代がハルから逃げたように、弥生も藤代から逃げたのかと思ったけどそれとは違うかな?愛することをお互いがサボっていて、でも弥生はサボりたくない、嫉妬心とか負の感情も含めて全力で愛したいと思っていて。そんな折、藤代に昔の恋人であるハルから手紙が届くことを知って、それを気にしていないふりをしていたけど耐えられなかった…のかな。
→終章を読んで
ハルの手紙を読んで、弥生自身と藤代の間にもう愛がなくなってしまったことを実感し、藤代と人生を共にすることができなくなってしまったんだろうな。
→ほかの人の感想を読んで
愛を終わらせない方法は手に入れないこと。それを実現したってことも考えられる。
●一月のカケラ
一人でいるときの孤独は耐えられるけど、二人でいる時の孤独の方が耐えられないというのはわかるな、、、
●二月の海
藤代が大学サークルの部室に入って、自分がここに立つことは二度とないと思うと無性に叫び出したくなった感情、めちゃくちゃわかるな…。あの青春に自分はもう戻れないんだって実感すると、郷愁だけじゃない悔しさと歯がゆさみたいなものを感じる。
自分のことが一番好きなのに誰かとずっと一緒にいることなんて無理。ほんとそうなんだよ…。でも誰かと愛し愛される関係で幸せになりたいっていう、社会生活の中で植え付けられた理想を持っちゃうから、一人で居続けることがまるで何かが欠落している状態のように感じちゃうんだよ。
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お金と幸せの答えを探す本。
大金持ちになれば幸せになれるのか?よくある質問だ。幸せの定義は、人によって違うだろうが、お金が全てでないことは確かだ。想いを共有できる人がいて欲しい。
『人は、明日を生きるために"何かを欲する"生き物』そんなふうに考えたことが無かった。確かに、全て叶えられて、何も欲する事がなくなってしまったら、したいことも見つからなくて、なんてつまらない日々を過ごさなければいけないんだろう。欲というのは、明日への活力になるのだ。
『人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく、素晴らしい。死と同じように、生きることも避けられないのだから___チャップリン』1度きりの人生。辛いこともたくさんあるだろうが、楽しんで生きていきたい。 -
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ネタバレ仕事について12人の巨匠たちへのインタビュー集。
仕事に悩む30代にささる。僕は今、心から「仕事がしたいです」と言えるのだろうか。金のため、もしくは立場上、なんとなく働いているのではないだろうか。
ただ、悩みに対する答えは書かれていない、どのビジネス書にも書かれていない。仕事をしながら、答えは自分で見つけるしかない。ここには仕事のヒントがある。
僕のヒントになったのは以下でした。(ネタバレ)
(糸井重里)「イチゴをのせなくてもおいしいショートケーキをつくるのは大前提ですよね。でもイチゴがなくてもおいしいと、特にプロ同士は結構そこで喜んじゃう。のせるイチゴが見つからないと“うれしさ”がないのに。」「要するに作品ですって満足するんじゃなくて、商品にして満足する」
(坂本龍一)「一生懸命自分が考えて発明したつもりでも、やっぱり何かに似ていたりってことはしょっちゅうある。つくるっていうのはそういうことですよね。」
「勉強するってことは過去を知ることで、過去の真似をしないため、自分の独自なものをつくりたいから勉強するんですよ。」
(横尾忠則)「最初から「お互いここまで」みたいなラインや役割分担ができてしまうと、つまらないですよ。越境してみたり、寸足らずだったりということが重要。人間関係の中で生まれることを大事にするのが本来のコラボレーションだと思います。」
「僕だって立体をつくりたいとか映像をやりたいという気持ちはあることはあるけれど、絵の中でやろうと思えばできてしまう。建築をやりたいと思うなら、絵の中に自分のつくりたい建築を描けばいい。」 -
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猫は好きじゃけど、実は猫アレルギーですw
ってな事で川村元気の『世界から猫が消えたなら』
体調不良かと思い病院で診察すると、脳腫瘍のステージ4と診断される主人公。
余命長くて半年、ともすれば一週間も危ういという……。
絶望に襲われながら家に帰ると、やたら明るい自分自身にそっくりな悪魔と名乗る者が居るw
その悪魔に寿命が延ばせる取引を持ち掛けられる。
この世界から一つ何かを消すと、その代わりに1日の命を得る事が出来ると言う。
その消す物は悪魔の気まぐれで決めていくんじゃけど……。
人間は色んな物や事によって不自由な枠組みの中で安心を得ている。
便利に成ってるはずなのに不自由に生きて安心感を得ている
そして猫から教えられる家族愛と言うかw
ユーモア有り、考えさせられる事も有り、猫をギュとしたくなるお話じゃったなぁ♪
2016年13冊目