川村元気のレビュー一覧

  • きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐

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    シリーズ2作目、嬉しい!
    前作よりカラーが増した印象を受けました。淡い色で描かれた動物たちと自然の景色がきれい。
    読者に語りかけるような言葉とともに、嵐のなかにあっても優しい世界が広がっていました。

    心のの嵐をどう乗り越えていくのか――。
    ぼくの不安や苦しい気持ちに寄り添ってくれる馬、キツネ、モグラたちとの旅路が描かれています。

    じんわり沁みる言葉
    優しさに包まれる言葉
    ふんわり気持ちが解れる言葉
    明るい気持ちになれる言葉
    クスッとなる言葉

    小さなスケッチひとつひとつに思いやりと温もりが感じられて、優しいハグをもらったような気持ちになる。
    私の「好き」がいっぱい詰まってました。
    食いしん

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    2025年12月20日
  • 私の馬

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    横領事件と推しの組み合わせ。人間ではなく馬を相手として組み合わせることで、今まで読んだことのない世界を感じさせた。仮にストラーダではなく人間であれば、ふつうの話になってしまっていた。そこの気づきと物語にまとめてしまうところが作家の技術力の強さだ。

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    2025年12月14日
  • 8番出口

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    原作のゲームがとてもシンプルでそれが良かったところもあるのだが、物語にしてここまで面白くなるかと驚いた。

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    2025年12月13日
  • 私の馬

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    清々しいほどに、救いなんてない。
    みんな誰かにわかって欲しい。そのためにある言葉は、ただ人を傷つけるだけなのに。
    みんな自分が正しいと思ってる。そう思ってないと生きていけない世の中だから。

    未読だけれど、「コンビニ人間」にも通じるところがあると思う。今の社会、寂しすぎる。虚しすぎる。何のために生きているんだろう。誰のために生きているんだろう。それを認めて欲しくて。認められている実感が欲しくて。意味のない“なにか”に価値を見出して、この世を生きている。

    この空虚感を補う“繋がり”について考えることが今の命題です。

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    2025年12月12日
  • 8番出口

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    異変を探す、ちょっとホラーな間違い探しゲームの8番出口、映画化・小説化したことに驚いた。
    大出世じゃんか…。
    ストーリーもまあしっかりして、すらすら読めた。でも、どうしてこうなったんだろう、とか。ちょっと甘いところはあったような。辛い世界観にはすぐ入り込めた。
    映画もこんな感じなんだろうか?

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    2025年12月11日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    ケーキが大好きで時に真理をついたようなことを言うモグラ

    おしゃべりではないけどいつも黙って寄り添っていてくれるキツネ

    愛について語り真綿のように包んでくれる馬

    この3人が心に住み着いてくれたら自己肯定感上がって幸せに生きていけそう

    弱ってる時に読んだら確実に涙腺直撃しちゃう

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    2025年12月07日
  • 億男

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    お金と幸せの答え、というテーマを追いかけた物語。宝くじに当たった主人公は、15年ぶりに再会したかつての親友に3億円を持ち逃げされてしまう。彼と3億円を探す中で様々なお金の話を聞くことになる。
    印象に残ったのは2つ。1つは、「どれほどお金を持っているかよりも、お金の使い方で人間がわかる」ということ。お金にルーズな人間が嫌われたり、気風のいい使い方をする人が慕われていたりすることからとても納得をした内容だった。
    もうひとつは、「欲がないといけない」ということ。主人公の別居中の妻は、お金を手にして失うのは欲である、という風に言った。お金が手に入ることで欲がなくなるというのは全く考えたことがなく、新し

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    2025年12月06日
  • きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐

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    ちょっと心が荒んでいたので
    なんか救われた

    1年後ぐらいに

    あ〜よく頑張っていたんだなぁ〜
    と振り返れそうな気がする。

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    2025年11月30日
  • 四月になれば彼女は

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    ネタバレ

    日常の中で、価値観や気持ちの温度差が少しずつずれていく。
    最初に感じたときめきが、ただ放っておくだけでは続かないことに気づかされる。
    初々しい思い出と、うまく言葉にできなかったすれ違いが交差していて切なかった。

    近くにいるのに気持ちを理解できないもどかしさと、
    それでも愛情を終わらせない方法を探し続ける強さが胸に残った。

    恋の初々しさと、気づかないうちに広がる心の距離。
    その繊細な揺らぎを丁寧に描いた物語だった。

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    2025年11月18日
  • 8番出口

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    ネタバレ

    怖かったです。
    世にも奇妙な物語と重なるような印象でした。
    納得させられるような自分にも当てはめて考えさせられる言葉も散りばめられていて、
    勇気を振り絞る背中を押してくれる本だと思いました。
    異変を見逃さないこと、周りの人がそうしているから自分も…と見ないことにしてそのままにしないこと、勇気を出すこと、一つずつの選択の先に、未来があることを、「しっかりせーよ!!!」と強く揺さぶられるか、背中を叩いてくれるかの様に感じました。

    私も日々に忙殺されているなんて言い訳で、
    寄付や声掛けや手紙でもSNSのメッセージでもなんでもいいから、困っているひとには私も優しくありたいです。
    困難反省選択と向き合

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    2025年11月09日
  • 8番出口

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    映画を見てから読んだ方が断然面白い。
    映画の登場人物のバックボーンや心理描写が丁寧に描かれていて、補足的な意味として読むのが良い。

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    2025年11月05日
  • きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐

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    前作の期待を裏切らない、暖かく美しく優しく真摯な絵本。大人が読んでも、いや大人だからこそ涙が溢れるたくさんの言葉の贈り物。大好きな絵本です。

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    2025年10月29日
  • 億男

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    兄弟の多額の借金を肩代わりした事をキッカケに、生活が激変。真面目にそしてがむしゃらに働き始めたけれど、変わったのは生活だけではなかった。。
    お金とは何か?生きるために必要な欲、とは?金銭的に苦しい時期や生きる希望を見失った時、何だかうまくいかないことが続く時などに読むと元気になれる。
    #お金と幸せの関係 #心と向き合う時間 #読書で心が整う

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    2025年10月19日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    心のモヤモヤをどうやっても解消出来ない時に出逢った本。静かに自分の内なる声を聞き、本当にやりたい事に気付き、元気を取り戻すキッカケに。読んだ時の状態で、響く箇所や気付きが変化するあらゆる年代の悩みに寄り添ってくれると思う。最後まで読んだ後、心がふっと軽くなり、優しさや温かさに包まれたような気持ちに。手元に置いて、繰り返し読みたい。#心の栄養 #夢を持ち続ける

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    2025年10月16日
  • 私の馬

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    これが正しい狂気と呼べるのだろう。
    作中、印象的な擬音が繰り返されるのだが、最初は陶酔の美しい音だったのに、回を追うごとに呪わしい凶事を表すひびわれた音に変わっていくのが上手い。馬だけに。
    畜生は畜生だと言い切るにはあまりに馬という生き物は美しすぎると怯えさせられる良い作品だった。私はこれかなり好き。

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    2025年10月09日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    以前から気になっていた絵本をようやく読みました。
    まさかこんなに素敵な絵本だったなんて……
    とても、とても良かった。
    読み終えた今、温かな感情で満たされています。
    今、大切に思う人すべてに贈りたいと心から思う。

    「うっかり読み聞かせをすると、途中から出てくるのは言葉ではなく涙ですーーー」
    と帯にあるのですが、私も例外ではありませんでした。
    これまでの自分の人生や感情の記憶が呼び起こされ、気づいたら自然と涙が流れていました。

    綴られているのはシンプルな言葉。
    ペン一本で描かれたイラスト。
    少ない言葉だからこそ、より伝わることもある。
    だからこそ、より心に寄り添い、深く心に染み入るのだと思う。

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    2025年09月23日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    人生において大切なことを教えてくれる。言葉、絵、表現が素敵で寄り添ってくれる。もし子供ができたらプレゼントしたい一冊。

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    2025年09月21日
  • 百花

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    いつか自分にもこの本みたいな経験をすることが来るんだなーって思うから余計胸うたれた( ᐪ ᐪ )
    自分は覚えてないけど親はよーく覚えてることが自分の人生の中でも沢山あるし本でもあったからこれから両親との思い出とか風景をちゃんと文字におこしてみようかな

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    2025年09月21日
  • 仕事。

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    名前しか知らなかった方も含め、大御所の方々の略歴や話を、たくさん一度にきけたのが良かった。そして、各先人とのやりとりのあとの川村元気さんの復習、あとがき、あとがきのあとがきが面白かった。元気さんの今に繋がってる実行してる。前向きな気持ちをお裾分けしてもらった。

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    2025年09月05日
  • 四月になれば彼女は

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    ネタバレ

    大学時代ぶりの再読。
    自分の置かれている状況や環境が変化すると、1冊の本に対する感じ方もまた変わる。今の自分にドンピシャ刺さる本だった。自分は、愛するということを本当にしているのか?愛されることで満足していないか?本当の意味で人を愛すということを、これから自分はしていかなきゃいかない。いや、したい。

    私たちは愛することをさぼった。面倒くさがった。
    些細な気持ちを積み重ね、重ね合わせていくことを怠った。このま、ま、私たちが一緒にいることはできない。私は失ったものを、取り戻したいと思っています。たとえそれが、カケラだとしても。

    わたしは愛したときに、はじめて愛された。
    それはまるで、日食のよう

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    2025年08月10日