川村元気のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画が観たくて、だけど現在はゆっくり映画が観られない環境なので本書を手に取った。
原作がWEBゲームであることは知っていたのだけれど、ゲームは未プレイ。
ゲームの恐怖感をただなぞり伝えるだけの映画だったらきっと残念だろうなぁなんて思っていたが、本書はとても面白かった。
ホラーは苦手なので、自分が当事者となるゲームはちょっとプレイできそうにないけど、映画はいつか観よう。期待しちゃう。
物語の中で起こる様々な異変や登場人物たちの設定などに一貫した軸がぶれずにあって、物語の短さを差し置いたとしても、まったく無駄のない伏線回収、そして感情の機微に感じられた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレぼく モグラ キツネ 馬 の続編。絶対いいじゃんと思い、手に取った。案の定、よかった。
自分と友達になる=自分を好きになる こと
あなたはだれ?私は"愛されている子"ということを忘れないでほしい。素敵な言葉がたくさんあった。生きていること、当たり前のように、一緒にいてくれる人がいること。それがどれだけ素晴らしいか。先が見えなくても、手前の1歩が見えればいい。勇気をだして、ひとつ進むこと。進もうとするために、深呼吸をすること。そんな1つ1つのことに価値があり、自分を責める必要がないと言ってくれるこの本にすごく救われた。家に置いておきたい1冊だった。
モグラによる愛のケーキの -
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Posted by ブクログ
病に侵されている心情や描写がやるせない気持ちで溢れて読み進めていく中でとても苦しくなった。
しかし、解説にも書いてあったようにその個人は痛いほど、悲しいほど、愛おしいくらいにその人であり続ける ということ。徘徊、見たかった花火 も全ては息子を想う気持ちや母にとっての大切な思い出。
記憶を失っていく反面、息子は母親の記憶を元に、幼少期の記憶を思い出していく場面では、病と葛藤する悔しさ悲しさ、母への複雑な想いがある中2人の思い出を甦らせる母親からの2度目の愛のプレゼントのように感じた。
花火は、忘れちゃうからこそ素敵…
形は忘れても気持ちは残るということ。自然や人間の儚さ、尊さを表現されているよ -
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Posted by ブクログ
幼少期から両親にとっていい子でいたかった
我儘言えず本音で話せず
年に何度も会えるわけじゃないから
このままいい子ちゃんでい続けることにしよう
英語でgoody two shoesというそう
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「あと何回、あるのだろうか。十か二十か、三十を超えるということは難しいかもしれない。とうに折り返し地点を過ぎた親子であることに気づく。」
「迷子の母を探しながら、泉は思い出した。あの頃、わざと迷子になっていた。泉はいつも、母に探して欲しかった。」
「なんだか大人になったなって思った。そのとき気づいたんだよね。失っていくということが、大人になるということなのかもしれない。」
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Posted by ブクログ
ネタバレ「人間は記憶で出来ている。」
作中の語である「記憶」と「花火」を結びつけて読んでみました。「花火」を写真や動画に残して「記憶」しようと毎度試みるけど、上手く振り返られないもので…。
自分自身、記憶はできる限り詳細に残したい。
何故なら本来生きて何かを感じたはずの時間が、
記憶の喪失する度合いによって、「空白」が大きくなってしまうから。何も残っていない空間が非常に怖い。
「記憶」は、譲り渡し、手放していくものである。それが大人の証拠と言うなら僕はまだ誰にも譲り渡したくない。
百合子の楽しそうに記憶を譲り渡していく姿をみると愛着と悲哀を同時に感じる。自分もいずれはそうなるのだろうか。
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目、嬉しい!
前作よりカラーが増した印象を受けました。淡い色で描かれた動物たちと自然の景色がきれい。
読者に語りかけるような言葉とともに、嵐のなかにあっても優しい世界が広がっていました。
心のの嵐をどう乗り越えていくのか――。
ぼくの不安や苦しい気持ちに寄り添ってくれる馬、キツネ、モグラたちとの旅路が描かれています。
じんわり沁みる言葉
優しさに包まれる言葉
ふんわり気持ちが解れる言葉
明るい気持ちになれる言葉
クスッとなる言葉
小さなスケッチひとつひとつに思いやりと温もりが感じられて、優しいハグをもらったような気持ちになる。
私の「好き」がいっぱい詰まってました。
食いしん