私の馬

私の馬

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

「ストラーダ、一緒に逃げよう」。共に駆けるだけで、目と目を合わせるだけで、私たちはわかり合える。造船所で働く事務員、瀬戸口優子は一頭の元競走馬と運命の出会いを果たす。情熱も金も、持てるすべてを「彼」に注ぎ込んだ優子が行きついた奈落とは? 言葉があふれる世界で、言葉のない愛を生きる。圧倒的長編小説!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    私の馬
  • タイトルID
    :
    1650024
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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私の馬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一目惚れの怖さ。感情移入の怖さ。距離感の大切さ。孤独の紛れさせ方。
    馬を人に置き換えると世に沢山ある話ではと思いました。男女問わず。

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    横領事件と推しの組み合わせ。人間ではなく馬を相手として組み合わせることで、今まで読んだことのない世界を感じさせた。仮にストラーダではなく人間であれば、ふつうの話になってしまっていた。そこの気づきと物語にまとめてしまうところが作家の技術力の強さだ。

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    清々しいほどに、救いなんてない。
    みんな誰かにわかって欲しい。そのためにある言葉は、ただ人を傷つけるだけなのに。
    みんな自分が正しいと思ってる。そう思ってないと生きていけない世の中だから。

    未読だけれど、「コンビニ人間」にも通じるところがあると思う。今の社会、寂しすぎる。虚しすぎる。何のために生きているんだろう。誰のために生きているんだろう。それを認めて欲しくて。認められている実感が欲しくて。意味のない“なにか”に価値を見出して、この世を生きている。

    この空虚感を補う“繋がり”について考えることが今の命題です。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    これが正しい狂気と呼べるのだろう。
    作中、印象的な擬音が繰り返されるのだが、最初は陶酔の美しい音だったのに、回を追うごとに呪わしい凶事を表すひびわれた音に変わっていくのが上手い。馬だけに。
    畜生は畜生だと言い切るにはあまりに馬という生き物は美しすぎると怯えさせられる良い作品だった。私はこれかなり好き。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    川村元気の小説を読むのは初めてでしたが、最後まで緊張感を保ち続ける一級のクライムサスペンスでありながら、本質的な(ディス)コミュニケーションの話でもあって、なかなか侮れない悲喜劇だった。ハードルは高そうですが、『百花』に続く自らによる映画化にも期待したい。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    一つに執着することのリスクと歓喜を教えてくれる小説。

    馬に惹かれる気持ちがとても間近に感じる不思議な小説でした。
    馬って昔から人と過ごしていた歴史があるからこそ。
    馬に魅力を感じるのかも知れませんね。

    所有力が悪い方向に向いた結果がこの小説の伝えたいことなのでしょうか。
    読む価値はある小説でした。
    もう少し、この小説の世界に浸りたくなり馬に会いたくなりました。

    0
    2024年12月24日

    Posted by ブクログ

    200頁にも満たない本書。あっという間に駆け抜けた。関わる人物は彼女をどう見ていたのだろう。愛馬は彼女をどう見ていたのだろう。

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    唐突なのだが僕はプロポーズという行為を行う勇気がなく大変待たせ、そして待ってくれたので結婚した身だ
    お陰で周りの親より歳は上だし、家族にはいらないダメージを与えているのではと直接聞くことはないが(言わないだけなのかもしれんが)申し訳ないなと思って過ごしている
    同棲歴だけはとても長く、よく子供ができた時の未来を話した。
    もし娘だったらお父さんの服と一緒に洗濯しないでと言われたら自死するかもしれん。とよく2人で話した。実際に娘が生まれるのかも知れないとわかった時、松崎ナオの「川べりの家」が脳内に流れ続けるほど命という事象と、守らなくてはいけないものが誕生するということに興奮からの号泣という整理の出来ない顔面状態になった

    本の感想でダラダラと前置きが長いが許して欲しい。
    一般なニュースでも話題だがサラブレッドのジュウリョクピエロがオークスで勝ち初の女性G1ジョッキーが誕生した。ジョッキーカメラが公開された為、是非、是非一過性の出来事と捉えず見て欲しいのだが、彼女
    「やっとジョッキーになれた」と言うのだ
    ニュースでしか知らない方も多いだろうが、ジュウリョクピエロには今村騎手が騎乗しておりそもそもG1のレースにはそれまでの下位クラスを勝ち抜いてこないと出場すら出来ない舞台だ。そしてジュウリョクピエロ自体は7番人気などの中間人気な場面が多く、その中で下馬評崩しの大胆な勝ち方が今まであったのである。興奮する場面は今までもあったはずなのだ
    落馬で骨折したこともあり、過酷な勝負の世界、力のある男性の方が有力とされる世界で日本で初めて勝った人の台詞だ。間違いなく心の奥底、偽りのない魂の発言だと思う


    さて、僕は娘に
    「お父さんの下着は別に洗濯して欲しいなあ」
    とついに言われた。
    僕はその台詞を聞いた瞬間、妻と目が合う。7年の同棲が走馬灯のように、閃光のように、暗闇のカーブから現れた車のライトのように、無意識に振り向いた瞬間頬に物をぶつけた時のように、集中して読書していて時計を見て「よ、夜中の3時?!」と思う時のように、サッカー観戦していて余所見の瞬間ドリブル突破でシュートが決まり大事なシーンをきちんと見ていなかった時のように、大きな用を足し一仕事終えた途端に紙がないと気づいた時のように

    あれがスポーツ選手の言うゾーンってやつだろう
    僕は目から思考より早く、そして速く、スッと水がこぼれた
    妻は長年の僕の思いを知っている。僕の清流を確認するや否や大爆笑
    娘に至っては「ふくはいいからね」と小学生なりの気遣いである

    僕は着替え、家を出た
    豊平川への石階段に腰を下ろし川を見つめた
    家を出る前に妻の爆笑声「ほら謝りな」
    娘の「変な意味ではない」(なんだそれ)が聞こえた気がするけれどどうでもいい
    僕はいつまでも川を眺めているわけにもいかず、本屋へ行き売り切れの重力ピエロを確認し少しだけ驚きつつ嬉しくなり、馬へ想いを馳せようとこの本を買った。そのままネットカフェへ行き読んだ

    人という対象を馬に変え、一目惚れしたサラブレッドに心酔しながら崩れ落ちていく人間の物語だった


    尚 更 落 ち 込 ん だ
    あまりに落ち込んで1週間で読んだのはこの本のみだ

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    著者は「心酔する」ということをわかっているのかわかっていないのか……優子の心酔が中途半端に思えた。
    最後まで優子の一人称視点で描ききるなら、会社に横領がバレたりストラーダが隠しておいた金やバッグをボロボロにしたりするくらいで夢から醒めないでほしかった。最後まで私の馬に惚れたままでいてほしかった。
    ただの馬と馬鹿な女の話にしたいのなら、あくまで三人称神視点で描いてほしかった。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    午年なので、「馬」の本を読もうと思った。で、本屋に並んでいた時に読みたいと思っていたこの本を手に取った。作者が川村元気さんだったので、どんな本だろうと期待して読んだが、面白い。映画化されたら尚良いだろう。主役は⋯、深津絵里、小林聡美、檀れい、もしくは原田知世とかが頭に浮かんだかな。いづれにしても儚くも美しく、面白い本でした。

    0
    2026年01月13日

私の馬 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    私の馬
  • タイトルID
    :
    1650024
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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