川村元気のレビュー一覧
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「こんまりさん」こと近藤麻理恵さんと川村元気さんの本。
(※自分語り※川村元気さんと言えば、10年くらい前にBUMPが主題歌を担当しているからという理由で川村さんが書かれた「億男」の映画を見に行ったことがあったなあ)
片付けコンサルタントのミコさんが依頼者のお宅で一緒にお片付けをしていく短編集(物語の順番が、前著にあった『正しい片付けの順番』とほぼ同じだったのはあえてなのだろうか?)。
元々こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでいたので、その内容をおさらいしながら読むことが出来た。
最後のページには「ミコのお片づけノート」と題したこんまりさんによる片付けのポイントがまとめられ -
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ネタバレ浜辺で燃え盛る火や、大地を燦々と照らす太陽。
次第に熱を喪って、ある時には焦げた匂いのする木の枝、またある時には夜の帳となって、冷えた温度を感じさせる。
春は出会いと別れの季節、そう耳にすることが多い。私の人生でその言葉をあまり実感したことがなくて、「四月になったら彼女はどうなってしまうんだろう?」と、そんな興味に押されて購入した本でした。
それぞれの登場人物に、とても深い共感などを抱くことはなかったけれど、節々から覗く感情に対する考え方は何となく自分の持っているそれと似ているような気がして、すんなりと読み進めることが出来ました。
肉体関係、不貞行為、息を呑むような絶景、感嘆を漏らすほどの -
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昔見た映画の場面を思い出しながら読みました。
なるほどなぁ~。
ある日、主人公の余命が宣告され悪魔が現れる。
世界から何かひとつを消せば、寿命を1日伸ばしてくれる。ただ、それに見合っただけの大事なものを消さなければならない。
1つ目…電話
2つ目…映画
3つ目…時計
4つ目…猫
それぞれ、物の存在がなくなることで、その物がキッカケで出会った人との記憶も失ってしまう。
物がなくなるより、記憶がなくなってしまうほうが辛かったな…。
人は肉体から魂がなくなった時、物理的に死ぬ。
そして、自分と関わった人の記憶からもなくなってしまった時に本当の意味で死ぬ。誰かが覚えているって生きた証として重要 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文章がスっと入ってくる。藤代と純のシーンは男女の性丸出しで正直気持ち悪かったけど、そのほかのシーンの感情描写は丁寧であり、思わず覚えておきたくなるようなぴったりとハマる表現が多い。
「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」ともあったけど、終わらせないもうひとつの方法が愛することをサボらないことなんだと思う。愛は無条件に生まれるものかもしれないけど、けして無条件には続かないし、続いたととしてもその形は必ず移ろっていく。形を変えながらも続けていくためには、愛することをサボらない=お互いを共有し、分かち合い、向き合うことから逃げてはいけないんだろう。
【好きな言葉】
私は雨の匂いとか、街の熱気 -
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お金と幸せの答えを探す本。
大金持ちになれば幸せになれるのか?よくある質問だ。幸せの定義は、人によって違うだろうが、お金が全てでないことは確かだ。想いを共有できる人がいて欲しい。
『人は、明日を生きるために"何かを欲する"生き物』そんなふうに考えたことが無かった。確かに、全て叶えられて、何も欲する事がなくなってしまったら、したいことも見つからなくて、なんてつまらない日々を過ごさなければいけないんだろう。欲というのは、明日への活力になるのだ。
『人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていく