あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
近藤麻理恵が片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、
川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。
気鋭の絵本作家・大桃洋祐のカラーイラストを40点以上収載。
読売新聞連載時から話題沸騰の小説がついに単行本化!
わたし、橙木ミコには、誰にも言えない秘密がある。
部屋にある、モノの声が聞こえてしまうのだ。服や靴、本や家具がみな、話しかけてくる。
わたしは、依頼された家の“片づけ”を手伝う仕事をしている。
今、わたしの隣にいる片づけの相棒はボクス。おしゃべりな小箱だ。
どうして、片づけが仕事になったのか? どうやって、モノの声が聞こえるのか?
そもそも小箱が相棒って、どういうこと?
きっとあなたは不思議に思うだろう。けれども、これはどれも本当の話。
わたしが片づけてきた部屋は、千を超えた。
服を手放せない主婦、本を捨てられない新聞記者、なんでも溜め込んでしまう夫婦、好きなものが見つけられない少女、死の間際に片づけを決意する老婦人……。
部屋の数だけ、そこに暮らす人と、おしゃべりなモノたちとの思い出がある。
今からすこしだけ、その話を聞いてもらえたらと思う。
これはわたしが実際に体験した、すこし不思議な七つの部屋にまつわる物語だ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりに挿絵付きの本を読みました
絵柄が可愛く、お話に合っているように思えました。
色んな人の色んな部屋のお片付けの話、続きがあるなら読みたいと思いました。
そして、自分の家も片付けたいな……と思いました。
片付けたくなったらこの本を一度読み直して取り組みたくなりました。
Posted by ブクログ
すぐ片付けに取り組みました!
カラーの扉絵があったり、表紙が工夫されてたり‥それをこの値段で提供できるなんて、出版社さん、印刷所さんの努力を感じました!
Posted by ブクログ
こんまりさんの実話が元気さんによって小説化なんて!
この企画すごいよーさすがー!
初元気さんは期待通り(^^)
捨てるためじゃなくてトキメキに出会うため
しまってあるものは起こしてあげる
虹を描くように関連づけて収納
別の役割を与えてお別れする→トキメキを与えてくれてありがとう
似合わない服を教えてくれてありがとう
会話を与えてくれてありがとう
自分もいつか風通しの良い環境にするんだ
シンプルに生きていると新しい知識がどんどん入ってくるはず
自分の生き方に自信を持っていくんだ
Posted by ブクログ
片付けしたくなる本。
物語になっていてよくあるのお片付け本よりすーっと読みやすい。
最後の要点をまとめたお片付けノートは常に頭に入れておきたい。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
相手の行動に苛々するよりも、まずは自分が先に行動してみると、次第に相手も変わり始める。
相手の長所が見えてきて、付き合い方がクリアになってくる。
それは、片付けだけでなく人生においても言えることなのかもしれない。
Posted by ブクログ
掃除、片付けが大の苦手な私。
片付け本とか色々読んでいましたが、なかなか物を減らす事ができずにいました。
この本に出会い考え方が変わりました。
物語だからとても読みやすかったですし、
あぁ、私の部屋ならどんなおしゃべりしているのだろうと、考えながら読書と片付けに取り組めました。
個人的に感謝しかない本です。
Posted by ブクログ
片づけ家のミコのモノへの扱いがとても丁寧で、そのモノに魂が宿っているように大事に大事にしている様子がよくわかる。
モノを大切に!とは思っていても、こんな風に扱ったことは今までなかったかもしれない。
片づけとは自分の気持ちに向き合うこと。
幸せになるために過去に"片をつける"
自分を知ることであり、自分の好きなところを見つけていく作業でもある。
いつか着る、いつか読む...。
そのいつかは永遠に来ない。
手元にやってきたことには必ず意味がある。
「モノをあげる」という善意を装いながら「モノを捨てる」という罪悪感を押し付けていた。
片づけの極意は「何を捨てるか」ではなく「何を残すか」
ありがとうの一言を忘れずに、モノに対してねぎらう気持ちを持つこと。
この本には私の心に刺さる言葉がたくさんあった。
楽しい片付け
読売新聞の連載で実は読んでいて、それでもまた読みたいと購入しました。
いろいろな思いを巡らせながら片付けるのは楽しさも懐かしさも感じられすてきな時間を過ごす事ができると思いました。私も素敵な時間を過ごしてみようと思ってます。
Posted by ブクログ
こんまりさんの片付け術が流行った当時、あまり断捨離に興味がもてなくて、でもテレビで何度も目にしてて、、、
私はこの人に興味がないという先入観があったので、まったく期待せず、むしろ読むのが億劫なくらいで手に取りました笑
マイナスから入ったので、思ったより面白かった!という感想です。
可愛らしい世界観が素敵でした。
読んでると話としてとてもわかるけど、自分の持ち物に対しての「ときめくときめかない」が未だにピンと来ない私は、まだまだ断捨離初心者のようです。
少しずつ勉強しようと思いました笑
Posted by ブクログ
こんまりさんは本当にモノの声が聞こえるのかな、、?
ときめかないモノはお礼を言ってからバッサバッサと捨てていく潔さがかっこいい。こんまりさんの本を読むと不要なモノを捨てたくなってくる。
片付けにまつわる独特な表現がいっぱい出てきて面白かった。出がらしの本とスルメ味の本とか笑
ざわざわ感のあるラベル(商品の包装シールなどの文字)なるほどなー、、家のラベルも取ってみようかな。
Posted by ブクログ
片付けに対して、前向きな気持ちになりました!
読み物としても面白かったです。
部屋が散らかってしまう理由は人それぞれ。適した物の量も、その人に合ったものがある。だから自分にとってときめくものを、大切にしていけたらいいなあ。
Posted by ブクログ
「こんまりさん」こと近藤麻理恵さんと川村元気さんの本。
(※自分語り※川村元気さんと言えば、10年くらい前にBUMPが主題歌を担当しているからという理由で川村さんが書かれた「億男」の映画を見に行ったことがあったなあ)
片付けコンサルタントのミコさんが依頼者のお宅で一緒にお片付けをしていく短編集(物語の順番が、前著にあった『正しい片付けの順番』とほぼ同じだったのはあえてなのだろうか?)。
元々こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでいたので、その内容をおさらいしながら読むことが出来た。
最後のページには「ミコのお片づけノート」と題したこんまりさんによる片付けのポイントがまとめられている。こんまりさんの考えはだいぶ自分の体に染み付いた気がするが、抜けている部分もあると思うのでそこだけ改めて読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
ほろりと感動する話もあり凄く読みやすかった。
ときめくものに囲まれて生活するのは自分の憧れだったからとても参考になった。
アメリカ編もぜひ読みたい
Posted by ブクログ
服はガールズトークをし、本は歌い、台所用品は口喧嘩をする。
私の部屋のモノ達はどんなおしゃべりをしてるんだろう?と考えさせられた。
実話に基づいて書かれた、ひと癖ある住人の特徴ある部屋のお片付けの話。
近藤麻理恵さんことこんまりメソッドが川村元気さんのクセのない文体に落とし込まれていて物語としても読みやすい。
特に印象に残ったのは、書斎を片付けられない新聞記者の話。
私も昔から本の収集癖があり、なかなか本を手放せないので自分と重ねて読んでしまった。
・いつか読む、のいつかは来ない
・今ときめかない物は必要ない
といった内容に思わずハッとさせられ、たしかにいつか読もうと積み本になってしまっているものが沢山あるなぁと気づいた。
引越しの度に精査していたけど、これを機にもう一度本棚を見直したいなと考えている。
近藤麻理恵さんの本は他にも読んだことがあったけれど、実話に基づく話でイメージがつきやすかったし、それぞれの登場人物に私のように感情移入しながら読むことも出来ていいのではと思った。
相棒の喋る小箱、ボクスも愛らしい。
イラストも可愛くて素敵な一冊でした。
Posted by ブクログ
何とも挿絵の可愛い本だった。
片付けのプロであるミコとその相棒ボクスが、片付けられない人達の元へ行き、彼らの片付けを手伝う。
大事なのはミコが片付けをしてあげるのではなく、本人が片付けをすることにある。
私も長らく服の片付けをできずにいる。親からもらった服は捨てづらいし、いざ片付け始めると捨てる決意が湧かなかったりするからだ。
ミコさんが言うには、手に取ってときめかない服はお別れするとのこと。さらに、片付けの作業は捨てるものを選ぶのではなく、ときめくもの(自分に似合うもの)を見つけるという作業だという素敵な言葉もあった。
本書がただ片付けの方法だけ滔々と書かれていては恐らく手に取りさえしなかっただろう。
ドラマ仕立てになっており、皆最後は身の回りだけでなく頭の中までスッキリしているように見えて羨ましい。
片付けることは、人の身も心も良くしてくれる行為なのだと思った。
Posted by ブクログ
今すぐ片付けをしたくなる短編集
自分の物を捨てる分には わけがない私
問題は家族のものです
勝手に捨てるわけにはいきませんよね
物語を通して学んだメソッドを家族に伝授し 重い腰を上げてもらおうと決心
骨が折れますが 快適空間を手に入れるためなら何のその~
Posted by ブクログ
私は片付け系のテレビ番組が好きです。
つい最近、Netflixの「人生がときめく片づけの魔法」を見ました。
「ちょっと気分転換」くらいの軽い気持ちだったのに、あっという間にシーズン2まで見終わりました!
BSで放送している「ウチ断捨離しました」も毎週かかさず見ています。
散らかった部屋がきれいに整えられていく過程がとても好きなのです。
私自身は、トキメキや断捨離が流行る前にカレン・キングストン流で片付けてしまったので、あえて本を読むことはなかったのですが、あまりにもNetflixが面白かったので、この本を読んでみることにしました。
この話は近藤麻理恵さんをモデルにしたと思われるミコが主人公。
相棒のボクス(箱)と共に、片付けで悩む依頼者の元に行きます。
片付けるのはあくまでも依頼者で、ミコはアドバイスや手伝いに徹するところもこんまり流ですね。
片付けたい気持ちになるわけではないですが、なかなか面白い本でした。
服や物を立てて収納するところは、こんまり流が1番だと思います。
Posted by ブクログ
文体、章の構成など、とても読みやすかったです。
挿絵がかわいらしく、大人の絵本のような印象も抱きました。
挿絵のポストカードがあったら欲しいかも。
章ごとに色の違う扉がついていて、それぞれの部屋をめぐる、文章のルームツアーでした。
お片づけで有名な“こんまり”さんの知識がベースになっていて、小説という形をとっていることでエッセイやメソッド本だと「なんだかうさんくさい」「受け付けにくい」人にも知識が伝わりやすい。
Posted by ブクログ
好きなこんまり先生の本。こんまりメソッドがどんな風に物語になっているのか気になり、読んでみた。
エピソードの中に込められているこんまりメソッドは1つひとつ違っていて、このエピソードは自分の生活環境に似ているな、このエピソードはあの人に似ているな…と当てはめて考えることができ、読みやすかった。
どんな人にも、片付けられないのには理由がある。それに寄り添いながら背中を押してくれているような、こんまり先生の優しさも滲み出ている本でした。
Posted by ブクログ
「こんまり」こと、近藤麻理恵が片づけてき1000以上の部屋にまつわる実話を基に、川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。
ときめく物に囲まれた部屋にしたいな〜という気持ちになります。この本にあうカラーの挿絵が可愛い♡
Posted by ブクログ
部屋の片づけとイラストがかわいい
捨てられない思い出、使わなくなったモノ、自分は貧乏性で割と物が多く少し散らかってた方が落ち着いたりする……モノには声があり歌ったり泣いたりしてる、理想の部屋になるよう、理想の自分になるよう、ときめきのある部屋にしなきゃなと思った
キッチンだって1度しか使ってない眠ってる調味料があるし、電気製品もシールが付いたままだったり、きっとこんな物がの発見がたくさんありそう…片付けしないとなあ
Posted by ブクログ
片付けで大事なのは捨てることじゃなくて、ときめくものを見つけること、という一文が印象的だった。
ときめくものばっかりに囲まれて暮らすってどんな感じなんだろう。そのときめく物たちから自分が大事にしてる物を知れたらいいな
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。
普段は考える機会があまりない物の気持ちや大切にしていた理由などを考える、見つめ直す良い機会だった。
各章を読み終わったあとに片付けがしたくなった。
Posted by ブクログ
片付けに前向きになりたい人・苦手な人は是非。
物が喋るので非現実感があるけど、巻末には実際の片付け方法やコツも書かれてて実用的!
早く実家の片付け行かなきゃ…。
とにかく挿絵のイラストがホント可愛い!
Posted by ブクログ
断捨離のハウツー本かと思いきや、物語仕立てで面白かった。ときめく断捨離。本当に自分はこの物語の登場人物たちみたいに出来るかわからないけれど、参考にしたい。
Posted by ブクログ
いつか私もときめくモノたちと思いを通じ合わせながら暮らしていたい
捨てることに罪悪感を持つのではなく感謝して、今を未来に繋げるお片付け、こんまりさんの考え方ほんとにすごいな
Posted by ブクログ
片付けの魔法のこんまりさんと川村さんのコラボ作品。
片付け実用書と小説の中間といったところです。
モノの気持ちとか、片付けの邪魔になる自分の気持ち、いつか使うかも…もったいない…いつかやろう…そんな心情が読みやすい文章で書かれてて、すっと入ってくる感じです。
いっぱい置いていても使われていないモノたちは悲しいんだなぁ。いつか、じゃなく素敵なモノは今使おう!
役目を終えたモノにはお礼を言ってお別れしよう。
買っただけで使わなかったモノには、買った時のワクワクした気持ちをくれた役目があったのだ。
そう思うと少し処分出来そうな気がしてきました。
Posted by ブクログ
「ささやくクローゼット」「歌う書斎」「喧嘩するキッチン」「無口な子供部屋」
「おしゃべりな小箱」「騒がしいゴミ屋敷」「物語るアルバム」
近藤麻理恵さんが今まで片付けて来た部屋に纏わる実話を基に、川村元気さんが紡いだ七話収録の連作短編集。
部屋にあるモノの声が聞こえる橙木ミコと、相棒でお喋りな小箱・ボクスが依頼人の家へ行き片付けをサポートするファンタジーを取り入れた七つの物語。
私も片付けが趣味なので、部屋がどんどん綺麗に変化していく過程が気持ち良い。
自分が好きなモノ達に囲まれて過ごす空間の心地良さを改めて感じる。
Posted by ブクログ
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」の物語バージョン。
イラストも多くとても読みやすかった。
本には前に読んだ人が栄養を吸い付くした「出がらしの本」と何度読んでも味の変わらない、むしろ味が出てくる「スルメ本」がある。
きっとずっと棚に置いてあって読まれてない、読む予定がない本は「出がらしの本」なんだろう。
こう考えると短い人生での取捨選択は大切だと思う。
なぜモノを捨てられないのか、不安と執着だけで持っていないか、考えると少し部屋が片付いていくのだろう。