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今年いちばん泣ける映画、もうひとつの物語。
余命わずかと宣告されたご主人さまは、自分と同じ姿をした悪魔と取引をした。「この世界からモノを一つ消す。そのかわりに、キミの命を一日ぶんだけ延ばす」と。電話、映画、時計……。モノが消えていくたびに、ご主人さまと結びついていた人の記憶までが失われていくようだ。そして悪魔は、世界から猫を消すと提案する。ボクのことなんて消してしまっていいんだよ、ご主人さま……。最後に、飼い主が選択した決断とは!?
感涙のベストセラー原作の映画『世界から猫が消えたなら』を、主人公の飼い猫であるキャベツの視点で描いた、感動の物語。
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Posted by ブクログ
「世界から猫が消えたなら」は絶対に本より映画の方がよかったと思ってるんだけど、これは本家の小説より感動した。
「世界から猫が消えたなら」の世界を、猫であるキャベツの視点から描いた物語。話の展開は知っているし、オチがどうなるかもわかっているんだけど、キャベツがひたすら可愛い。ちゃんとご主人さまを甘えさせてあげたり、シャワーを浴びたらマーキングしにいったり、ご主人さまを悲しませる悪魔には冷たかったりと本当にいいキャラをしてた。
「ご主人さまがボクを飼ってるんじゃなくて、ボクがご主人さまのそばにいてあげてるんだ」と言ってたキャベツが、物が次々に消えていく一週間を通じて変化していったご主人さまと同じように本当に大切なものは何か気づいていく。
猫の「ボク」は喋れないけど、誰よりもご主人さまへの気持ちを持っている。本家の小説では見れなかった「僕」から父さんへの手紙の内容、そしてキャベツがありがとうの言葉を届けようとするラストシーンには本当に心打たれた。
Posted by ブクログ
映画の物語を、愛猫キャベツの目線から描いた一冊で、猫の側から見るだけでこんなにも印象が変わるのかと思いました。
一番胸に残ったのは、キャベツがご主人さまの異変を感じながらも、何もできずにただそばにいるところでした。
人間の事情を全部理解しているわけではないからこそ、その純粋な反応が余計に切なく感じられます。
自分も犬を飼っているので、「きっとこんなふうに見られているのかもしれない」と少し考えてしまいました。
言葉が通じなくても、一緒に過ごした時間はちゃんと残るのだと感じ、普段当たり前にそばにいる存在を、少しだけ大切にしたくなる一冊でした。
ただ、原作や映画を知っていることが前提に近い部分もあるので、先に『世界から猫が消えたなら』を読んでおくことをオススメします。
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