川村元気のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お金はあればあるほどいいと思っていたが、増えたら増えただけ大切な人を信用出来なくなるのかと思い怖くなった。
恋人、友達、家族など、今まで大切にしてきた人達を信じられなくなり1人になってしまうのはお金が尽きることよりも悲しいと感じた。
お金の大切さ、お金の使い方や、お金がいつ無くなるか分からないあっけないものである事を3人の仲間の話から感じることが出来た。
お金があればしたい事、私も本文に出てきた人達と同じことを考えてしまった。
旅行に行きたい、家を買いたい、整形をしたいなど、やりたいことはたくさん出てくる。
しかし、そのやりたい事が全て叶ったとしても満足出来ないという人間の強欲さが愚かさを感じ -
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナが世界中に蔓延する直前に、
メキシコに旅行した。
その時に成田空港の本屋さんで購入したような。
ウユニ塩湖に、
いつかは行ってみたいと思っていて
表紙がそれだったので手に取り、
メキシコ行きの飛行機の中で読んだ。
彼女が亡くなっていることを
読み進めていく中で、薄々感じつつ
本当に、もう二度と会えないんだと読み進めた。
永遠に続く愛は、ないのかなぁと
ちょうど自分の人生でも、
毎晩のように考えていたことだったので
自分ごととして捉えられてよかった。
目の前にいる人を大切にしようと、
この私の旅行中も、
もう二度と会うことはない人ばかりだけど
何か新しい発見があるかな?と
切ない物語 -
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Posted by ブクログ
出会いが始まり。
ぼく モグラ キツネ 馬 みんな違う。
でも出会いから知ることがある。
それぞれのこと。考え方。そして自分のこと。
木の上で語り、森や水辺を歩き、旅を続ける中、
やさしい言葉が紡がれてゆき、彼らの距離感が縮まる。
寄り添い、抱きしめる。キツネが描くハートも良いなぁ。
“きみたちといるこのばしょも、うちだとおもっていいかな?”
それらは読者への投げかけであり、語りかけでもある。
問いに対する答えが、すとんと心に落ちて染み渡るのだ。
ふと思ったのは、
モグラは子ども キツネは青年 馬は経験豊かな大人。
そういう感じ方もいいんじゃない?
だって“ぼくは、ぼくのままでいいってこと”
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