川村元気のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わった後のすっきりしなさが。帯で期待値高かったのと、信仰っていう題材のせいかな?
信じるものがあることで救われる、ある意味楽に生きられるんだろうなって思うけど、その信じるものがなくなった時(裏切られた時も然り)の絶望は、信じるものがない人より格段に大きいはず。でも何も信じてないのは悲しい。
あれだけ信仰心の強かった響子が最後に花音を助けたのは、信仰心以上に愛情が勝ったのか、それとも響子もほんとは信じたかっただけなのか。
何を信じる信じないも、結局は自分の意思のはずで、仮に洗脳だとしても早期なら選ばない選択もできるはずで、だからそれはそれで正解というか。うまくまとまらない。。 -
Posted by ブクログ
幼い子供を無差別な通り魔犯に殺され
その傷が癒えぬまま新興宗教にハマっていく家族の物語…
自分自身は宗教には全く興味がなく、
宗教にハマっていく感覚はわからないんだけど
この家族みたいにどうしようもない絶望に陥った時
心の救いを求める為か現実逃避の手段かわからないけど、少なからず状況によっては宗教にハマってしまう事もあるのだろうと考えさせられた
二十歳くらいの頃、急に中学の同級生の女の子(そこそこ可愛い)から電話があって、話したいことがあるから会いたいという事で、ドキドキしながら会いに行ったら、キリスト教系の新興宗教の勧誘でした!
俺は歴史が好きで宗教に関してもそこそこ詳しかったので、完全 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意外と、やられた感あるゎ。面白かった。
はじめは、ハイハイ、いつものドラえもんねー、て感じだったけど、まさかの、過去における未来人との遭遇(笑)。
最後、子どもの学習と情操のためにはあぁするしかないとは思いつつ...。違和感は拭えないね。
歴史を変えていない設定にして、美徳と崇めているけれど、つまりは結局変えてるしな。
人類の歴史は変えてやいけど、人類が生まれなかったかもしれない歴史は変えてる。
結局、タイムパトロール隊の役割は、人類の歴史を変えないことだからそれで正しいし、歴史、なんて物に価値を見いだすのは結局人間だけなんだろうからそれでいいけどさ、ちょっとした嫌な感じは残っちゃうね。
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Posted by ブクログ
映画プロデューサーであり、小説家でもある川村元気氏が海外の著名な映画監督と自身の作品や有名な映画をプロデュースしたらという架空の会議を空想したものをまとめた一冊。
自分が映画には全く疎いので本書でハリウッドの巨匠と呼ばれる人の経歴を知れたことはとても良かったです。
著者の手掛けてきた作品はヒット作ばかりでそれを海外の監督が手掛けたらという空想は非常に面白いものでまた氏の映画に対する見識の深さにも感服しました。
また巻末ではHEROESで一躍有名になったマシオカ氏との本当の対談も載っており、そちらも面白いものでした。
コメディータッチで架空会議について書かれており、映画好きにはたまらない一冊