川村元気のレビュー一覧

  • 8番出口

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    ネタバレ

    ループする地下通路というゲームの構造を、そのまま“人生の迷宮”として拡張した中編だった。小説版の最大の魅力は、映画と異なり〈迷う男〉〈少年〉〈歩く男〉の三つの一人称で語られる点だ。ゲームでは無機質だった存在に、罪悪感や後悔といった“人間の物語”が宿っていく。特に、歩く男が「かつて普通の父親だった」と明かされる章や、少年の抱える歪んだ愛情確認のエピソードは、異変が“個人の心の傷”から生まれていることを強く印象づける。主人公が津波の記憶と向き合い、8番出口へ進む決断をするまでの過程は、まさに「無関心を続けるか、勇気を出して現実へ戻るか」という二択そのもの。ゲームの枠を超え、メディアミックス全体のコ

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    2025年11月30日
  • 8番出口

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    地下鉄構内に閉じ込められ、エンドレスに彷徨い続ける恐怖に慄く。脱出するには【異変】がキーポイントだが、行くも地獄、戻るも地獄である。一体誰に試されていたのだろうか。喩えようもない不気味な読後感。

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    2025年11月26日
  • 百花

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    川村先生の物静かな文体が好きで、心地良く、さらさらと読み終わるはずが、一応私も息子を持つ母の身としては、主人公の母の性格に「!?」となった。ただ、いったん母のパーソナリティを棚に上げて、川村先生の伝えたいであろう「記憶」について考えながら読むと、美しいタイトルをつけたなと、「百花」という一冊の物語のまとまりにうっとりとした。なんだかんだ、私はこの物語にどっぷりと浸かったのだろう。

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    2025年11月16日
  • 8番出口

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    ネタバレ

    先が気になってあっという間に読むことができた。最後は多分勇気を出せた展開だと思うが、それでよかった。

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    2025年11月13日
  • 8番出口

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    ゲーム実況者がこぞって配信してたやつ。
    Audibleで拝聴。梶裕貴さん朗読。
    ホラーの割にはそこまで怖くなかった印象。
    苦手な人でも読めると思う。

    主人公は派遣社員で、実は元カノとの間に子供ができていて・・という経歴。コロナの後遺症で喘息になった という少し前時代になるけれど、タイムリーなところもあった。
    自信がなさげで、電車内では文句を言う人に対して注意ができなかったり、子供のことも元カノから「どうしても決められなくて・・どうする?」と聞かれても即答できなかったりと、私にとってはわかるわかる~と思うことが多かった。
    8番出口の異変を通じて、そんな自信のない自分と向き合い、成長を遂げる物語

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    2025年11月03日
  • 四月になれば彼女は

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    かなり難しくて何度も途中で読むのを辞めてしまいましたがやっと読み切ることができました。
    私はまだ恋愛経験がないので理解し難いシーンも沢山ありましたが、本当にこころから愛している人を精一杯愛す事が出来ればいいなと思います。
    弥生が可哀想だった。

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    2025年11月01日
  • 百花

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    母親の日記帳に泉のことが書かれておらず、読んでてとても心苦しくなった。愛情込めて育ててきた子どもを置いて出ていってしまう母親の気持ちにどうしても感情移入できなかった。
    そんな過去がありながらも泉が母親と向き合っていて、立派だなと感じた。



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    2025年10月10日
  • 8番出口

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    ゲームと小説は別物だな。
    自分が閉じ込められたらどんな選択をするんだろう。出口までいけるんだろうか?

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    2025年11月27日
  • 百花

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    認知症になった母と、その息子の話。

    私の祖母も認知症だったので、祖母のことを思い返してながら読んだ。
    あの頃私はまだ小さくて分かっていなかったことがたくさんあったけど、記憶がなくなっていく祖母も、祖母を支える母も、私の知らないところでたくさん辛いことがあったんだろうなと感じた。

    祖母が家族の名前を忘れていく姿を見て、小さかった私は案外素直に「病気だから」と受け入れることができたけど、母は辛かったろうなと思う。


    p.177-178に出てくる自分の記憶のメモが1番泣けた。
    あと認知症って、軽症の段階では本人も自覚があるのだと、新たな発見だった。

    そしてなぎさホームの環境、すごくいいなと思

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    2025年09月29日
  • 百花

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    母の不倫はどんな結末を迎えたのか。相手はどこいっちゃったの?
    読者の想像にお任せなのかもやっとする。
    自分もいずれ介護と向き合う時がくるのだと思うけれど、そういう悲観的で感傷的な状況にならないと思い出せない事もあるんだろうな。と。
    映画化されてるので観てみようかな。で、もう一回読みますか。

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    2025年09月23日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    ネタバレ

    ストーリーはあるけれど、順を追わずにどのページから読み始めてもいいし、どこでやめてもいい。寄り添う言葉が沢山あるので、オラクルブック的にも使えそうな1冊。

    ぼくはモグラに出会う。2人はいっぱい話していっぱい色んな世界を知る。
    キツネと馬にも出会う。彼らが話す言葉のどれかしらには、何か刺さるものを見つけられるかもしれない。
    何を大切にして、どこを目指せばいいのか。

    コロナ禍真っ只中に出版されたので、いっそう読者の心に訴えてくるものがあったかと思う。

    手描き文字なのでアート性が高いけれど、個人的には逆にそれが読みにくさにも繋がってしまった。

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    2025年09月08日
  • 四月になれば彼女は

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    自分には難解でした
    点と点が繋がりそうで繋がらなかった
    もう一度読み直した方が良いのかな
    一方で深みにハマると怖い気もする…臆病者です

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    2025年08月20日
  • 私の馬

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    人が何かに魅了される様子をこれでもかというくらいに鮮明に描いた作品。

    ページを捲る手が止まらず、狂気にドキドキとさせられました。

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    2025年08月13日
  • 四月になれば彼女は

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    愛は美しいだけではないこと

    薄い氷のような表面だけ輝いている脆い幸せではなく

    深く相手を知って 考え 想う気持ち
    愛する、愛される努力を怠らないことの大切さを感じました

    そばにいて愛してくれる人を容赦なく、無意識のうちに傷つけてしまわないように、

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    2025年08月11日
  • 神曲

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    ネタバレ

    現代の国際情勢に照らし合わせて読んだらすごく響いた文章たち。作者の伝えたかったことなのかもしれない。
    「神様を信じることは別に悪いことじゃない。お金や株式、国家や会社とかも、ある意味みんな宗教だからね。そういうものがあるから、ひとは生きていけると思う。だけど、自分の神様以外を否定するのは間違っている。そこを否定しちゃうから戦争が起きる。答えがひとつしかないって、やっぱりおかしいと思わない?」

    「そう、壁だ。信仰の行き着く先にあるのは、高く聳える壁なんだ」
    「どうして生きることがこんなに苦しいのか、なぜこんなに辛い目に遭うのか。人は理不尽を壁に向かって嘆きながら、そこに神を感じるしかない」

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    2025年07月26日
  • 仕事。

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    川口さんが有名な方々から直接「仕事」をテーマに話を聞いた本でした。
    共通してることは行動したり、気づいたことをもとにそれぞれの信念がある。そして、それは自分の中で覚悟や責任を持っているからこそえられることなんだと。どこか他責にしていても変わることはない。変わりたければ、自責にして行動してそこから得られた経験を通して前に進むしかない。そんな令和にはあまりない青い炎を感じられる本でした。

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    2025年07月12日
  • 百花

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    認知症の母が見たかった半円の花火とは、有名な花火大会の湖に映る立派なものではなくて、アパートに隠れていて不恰好でも大好きな息子とその時見た花火だった。失ってから思い出すことが多すぎる。自分の家族が認知症になった時、もう一度読み返したいし普段から愛情をたっぷり込めて接したいと思った。主人公の妻の失って大人になっていくという描写があったが、逆に百合子は失って子供になっていくという描写だと思い辛かった。
    ただ、ストーリーや設定がわかりにくく説明不足であるとも思った。

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    2025年06月25日
  • 神曲

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    「神曲」(川村元気)を読んだ。

    うーん・・・

    人は何かにすがらずにはいられない

    のか?

    出版社の煽り文句ほどには感動もしないけれど
    言わんとするところはたぶん

    愛だよ!愛!

    (恥ずかしながら川村元気さんのことまったく存じ上げていなかったよ)

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    2025年06月01日
  • 世界から猫が消えたなら

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    突然余命宣告された青年の前に自分と同じ姿をした悪魔が現れる。悪魔は何かを失う事と引き換えに命を1日延ばしてくれると言うが…
    人は失ってはじめてその価値を知る。3.5

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    2025年06月01日
  • 四月になれば彼女は

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    恋愛の楽しさだけではない部分を描いた恋愛小説です。若い時だと理解できなかったかもしれません。
    個人的には主人公に共感できる部分もあり、ラストには希望を持てて良かったです。
    海外の様子も出てくるので映画で見ても楽しめるかもって思いました。

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    2025年05月30日