川村元気のレビュー一覧

  • 8番出口

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    【要約】
    男は地下鉄の出口から外の世界へ出られなくなる。壁には「8番出口から出ること」「異常があれば引き返すこと」という注意書きがある。異常が自分の現在や過去に関係している出来事だと気づきながら、男は選択を繰り返していく。

    【感想】
    読み終えたものの、主人公が出会ったおじさんや女子高生の意味は、はっきりとは分からなかった。ただ、自分なりに考えると、彼らもまた迷い、地下鉄に閉じ込められた存在なのだと思った。
    最後に「もうひとつの8番出口」があったことは、選択次第でさまざまな道があるものの、最終的には決断しなければならない、という意味だと感じた。
    読み始めたときは死後の世界の話だと推測していたが

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    2026年01月02日
  • 四月になれば彼女は

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    恋とは何なのか、愛するとはどういうことなのか。それが分からずに苦しんで、だけど自分なりに精一杯向き合おうともがく人たちの物語だった。
    実際に恋とか愛が何たるかを真に理解して生きている人なんてほぼいないだろうし、そもそも恋愛感情について一度立ち止まって真正面から向き合おうとする人は少数派だと思うけど、だからこそ私はその少数派の人間でありたい。タイパ重視ですべてが忙しなく過ぎ去る世の中でも、誰かを愛する気持ちだけは時間の波に飲まれないように守りたいと思った。

    ボリビアのウユニ、ドイツのカニャークマリ、チェコのプラハ、アイスランドのレイキャビク。景色の描写がとても美しくて、訪れたことのない異国の風

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    2025年12月30日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    優しい本だと感じた、それぞれの動物の優しさが伝わり友情や愛情について考えさせれた。イラストも綺麗で字が柔らかい感じが好きです。何度でも読みたいと思いました。

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    2025年12月30日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    ネタバレ

    素敵な絵本。
    私の中で
    僕は人生に悩むわたしたち。
    モグラはちょっとしたことを大きな幸せと味わえる人
    キツネは慎重派で思慮深い。
    馬は優しく寄り添える包容力
    そんなかんじのキャラクターだった。
    ただの失敗のように見えるカップのコーヒー跡が月になっているのは本当に素敵だった。
    完璧じゃなくていいっていうメッセージが響いた。

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    2025年12月26日
  • 百花

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    ネタバレ

    私の祖母が認知症で、名前は忘れられていないものの、私のことを孫ではなく曾孫と言ったり、話しかけても反応が鈍かったり少しずつ進行しているのが分かる。
    本書の母と照らし合わせて、認知症が進行していく様子が辛かった。
    母は健康なので、そういった意味での没入感はなかったが、自分の母が認知症だったら、または認知症になってもおかしくない年齢だったら、読む人の環境や年齢によって評価が変わりそうな本だった。

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    2025年12月18日
  • 8番出口

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    川村元気氏の小説は読みやすい。ホラーぽい人間味あふれる話だった。8が無限ループだから8番出口にしたのか??

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    2025年12月13日
  • 8番出口

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    分量も薄く挿絵(写真)もあり、軽めに読む事ができる作品でした。章ごとの登場人物がそれぞれ交錯する様は素晴らしかったです

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    2025年12月08日
  • 百花

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    両親との些細な思い出でも一生脳裏に焼き付いていることがある。会うたびに思い出話に華を咲かせることが当たり前だと思っている日常。自分の親も認知症にならない保障はない。いづれ自分も。。。と考えると切ない気持ちになる。今を大切に生きようと思える一冊

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    2025年12月07日
  • 私の馬

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    ネタバレ


    「言葉で伝えること」の絶対性を疑う

    優子とストラーダは、言葉をコミュニケーションの手段として取らないという言う点で共通している。ストラーダは馬で話すことができない、優子は自分を守るために言葉を紡がないという違いはあるといえるが。そんな2人を周りは利用しようとするように見える。双方の対比が印象的だ。ところで人間にとって言葉で伝えるということは当たり前のことで、それが良いことなのか悪いことなのか疑う余地はない。しかし、その言葉は本当を映しているのだろうか。綺麗な情景についてもそのとき湧き上がった感情についても、まさしくぴったりだ、この言葉に違いないという表現を見つけることはできない。ストラーダ

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    2025年12月06日
  • 億男

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    お金の使い方は人それぞれ違うけど、お金自体の価値は平等に変わらない。変わるのはお金に揺さぶられる人の心。
    お金の勉強になる一冊でした。
    今年のサマージャンボは例年通り、残念な結果終わりました。

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    2025年12月06日
  • 8番出口

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    ネタバレ

    ゲームから入った人の感想です(映画は未視聴)。
    かの有名なP.T.を模したゲームですが、あのころは異変(間違い探し)に重点を置いたゲームはまだ無く、それが斬新で驚いたのを覚えています。ストーリーはないけれどシャイニングのパロで楽しませてくれ、ホラーだけど怖くない、そんな不思議なゲームです。
    今回、映画(小説)になるということでストーリーが必要となり、いろんな要素が追加されたようです。

    同じ場所をループするというのはリミナルスペースを想起させます。なかでもバックルームが有名ですね。日本にも「無限ループって怖くね?」というネスラがあるように、出口があるかも分からない場所を歩くのは不安や恐怖を煽り

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    2025年12月06日
  • 百花

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    川村先生の物静かな文体が好きで、心地良く、さらさらと読み終わるはずが、一応私も息子を持つ母の身としては、主人公の母の性格に「!?」となった。ただ、いったん母のパーソナリティを棚に上げて、川村先生の伝えたいであろう「記憶」について考えながら読むと、美しいタイトルをつけたなと、「百花」という一冊の物語のまとまりにうっとりとした。なんだかんだ、私はこの物語にどっぷりと浸かったのだろう。

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    2025年11月16日
  • 四月になれば彼女は

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    かなり難しくて何度も途中で読むのを辞めてしまいましたがやっと読み切ることができました。
    私はまだ恋愛経験がないので理解し難いシーンも沢山ありましたが、本当にこころから愛している人を精一杯愛す事が出来ればいいなと思います。
    弥生が可哀想だった。

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    2025年11月01日
  • 百花

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    母親の日記帳に泉のことが書かれておらず、読んでてとても心苦しくなった。愛情込めて育ててきた子どもを置いて出ていってしまう母親の気持ちにどうしても感情移入できなかった。
    そんな過去がありながらも泉が母親と向き合っていて、立派だなと感じた。



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    2025年10月10日
  • 百花

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    認知症になった母と、その息子の話。

    私の祖母も認知症だったので、祖母のことを思い返してながら読んだ。
    あの頃私はまだ小さくて分かっていなかったことがたくさんあったけど、記憶がなくなっていく祖母も、祖母を支える母も、私の知らないところでたくさん辛いことがあったんだろうなと感じた。

    祖母が家族の名前を忘れていく姿を見て、小さかった私は案外素直に「病気だから」と受け入れることができたけど、母は辛かったろうなと思う。


    p.177-178に出てくる自分の記憶のメモが1番泣けた。
    あと認知症って、軽症の段階では本人も自覚があるのだと、新たな発見だった。

    そしてなぎさホームの環境、すごくいいなと思

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    2025年09月29日
  • 百花

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    母の不倫はどんな結末を迎えたのか。相手はどこいっちゃったの?
    読者の想像にお任せなのかもやっとする。
    自分もいずれ介護と向き合う時がくるのだと思うけれど、そういう悲観的で感傷的な状況にならないと思い出せない事もあるんだろうな。と。
    映画化されてるので観てみようかな。で、もう一回読みますか。

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    2025年09月23日
  • ぼく モグラ キツネ 馬

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    ネタバレ

    ストーリーはあるけれど、順を追わずにどのページから読み始めてもいいし、どこでやめてもいい。寄り添う言葉が沢山あるので、オラクルブック的にも使えそうな1冊。

    ぼくはモグラに出会う。2人はいっぱい話していっぱい色んな世界を知る。
    キツネと馬にも出会う。彼らが話す言葉のどれかしらには、何か刺さるものを見つけられるかもしれない。
    何を大切にして、どこを目指せばいいのか。

    コロナ禍真っ只中に出版されたので、いっそう読者の心に訴えてくるものがあったかと思う。

    手描き文字なのでアート性が高いけれど、個人的には逆にそれが読みにくさにも繋がってしまった。

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    2025年09月08日
  • 四月になれば彼女は

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    自分には難解でした
    点と点が繋がりそうで繋がらなかった
    もう一度読み直した方が良いのかな
    一方で深みにハマると怖い気もする…臆病者です

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    2025年08月20日
  • 私の馬

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    人が何かに魅了される様子をこれでもかというくらいに鮮明に描いた作品。

    ページを捲る手が止まらず、狂気にドキドキとさせられました。

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    2025年08月13日
  • 四月になれば彼女は

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    愛は美しいだけではないこと

    薄い氷のような表面だけ輝いている脆い幸せではなく

    深く相手を知って 考え 想う気持ち
    愛する、愛される努力を怠らないことの大切さを感じました

    そばにいて愛してくれる人を容赦なく、無意識のうちに傷つけてしまわないように、

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    2025年08月11日