川村元気のレビュー一覧

  • 世界から猫が消えたなら

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    泣けた。面白かったかと聞かれると難しいが、良い本だとは思う。「便利は不自由」この言葉には共感しかない。

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    2023年12月16日
  • おしゃべりな部屋

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    服はガールズトークをし、本は歌い、台所用品は口喧嘩をする。
    私の部屋のモノ達はどんなおしゃべりをしてるんだろう?と考えさせられた。

    実話に基づいて書かれた、ひと癖ある住人の特徴ある部屋のお片付けの話。
    近藤麻理恵さんことこんまりメソッドが川村元気さんのクセのない文体に落とし込まれていて物語としても読みやすい。

    特に印象に残ったのは、書斎を片付けられない新聞記者の話。
    私も昔から本の収集癖があり、なかなか本を手放せないので自分と重ねて読んでしまった。
    ・いつか読む、のいつかは来ない
    ・今ときめかない物は必要ない
    といった内容に思わずハッとさせられ、たしかにいつか読もうと積み本になってしまっているものが沢山あるなぁと気づいた。
    引越しの度に精査していたけど、これを機にもう一度本棚を見直したいなと考えている。

    近藤麻理恵さんの本は他にも読んだことがあったけれど、実話に基づく話でイメージがつきやすかったし、それぞれの登場人物に私のように感情移入しながら読むことも出来ていいのではと思った。

    相棒の喋る小箱、ボクスも愛らしい。
    イラストも可愛くて素敵な一冊でした。

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    2023年11月18日
  • 世界から猫が消えたなら

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    『 人は思うだけで幸せにも不幸せにもなれる』…なかなかその域には達せず。。
    『母さんは自分が旅に行きたいわけじゃなかった…父親と仲直りして欲しかっただけだった』ここら辺から泣く (/_;)

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    2023年10月29日
  • おしゃべりな部屋

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    何とも挿絵の可愛い本だった。
    片付けのプロであるミコとその相棒ボクスが、片付けられない人達の元へ行き、彼らの片付けを手伝う。
    大事なのはミコが片付けをしてあげるのではなく、本人が片付けをすることにある。

    私も長らく服の片付けをできずにいる。親からもらった服は捨てづらいし、いざ片付け始めると捨てる決意が湧かなかったりするからだ。

    ミコさんが言うには、手に取ってときめかない服はお別れするとのこと。さらに、片付けの作業は捨てるものを選ぶのではなく、ときめくもの(自分に似合うもの)を見つけるという作業だという素敵な言葉もあった。

    本書がただ片付けの方法だけ滔々と書かれていては恐らく手に取りさえしなかっただろう。
    ドラマ仕立てになっており、皆最後は身の回りだけでなく頭の中までスッキリしているように見えて羨ましい。
    片付けることは、人の身も心も良くしてくれる行為なのだと思った。

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    2023年10月17日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の宝島

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    最近のドラえもん映画のイメージビジュアルのタッチが好きなんですよね。

    この映画はもうミニドラですよ。それに尽きる。ミニドラいいなぁ。。

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    2023年10月13日
  • おしゃべりな部屋

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    今すぐ片付けをしたくなる短編集
    自分の物を捨てる分には わけがない私
    問題は家族のものです
    勝手に捨てるわけにはいきませんよね
    物語を通して学んだメソッドを家族に伝授し 重い腰を上げてもらおうと決心
    骨が折れますが 快適空間を手に入れるためなら何のその~

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    2023年07月18日
  • おしゃべりな部屋

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    ネタバレ

    私は片付け系のテレビ番組が好きです。
    つい最近、Netflixの「人生がときめく片づけの魔法」を見ました。
    「ちょっと気分転換」くらいの軽い気持ちだったのに、あっという間にシーズン2まで見終わりました!
    BSで放送している「ウチ断捨離しました」も毎週かかさず見ています。
    散らかった部屋がきれいに整えられていく過程がとても好きなのです。
    私自身は、トキメキや断捨離が流行る前にカレン・キングストン流で片付けてしまったので、あえて本を読むことはなかったのですが、あまりにもNetflixが面白かったので、この本を読んでみることにしました。

    この話は近藤麻理恵さんをモデルにしたと思われるミコが主人公。
    相棒のボクス(箱)と共に、片付けで悩む依頼者の元に行きます。
    片付けるのはあくまでも依頼者で、ミコはアドバイスや手伝いに徹するところもこんまり流ですね。

    片付けたい気持ちになるわけではないですが、なかなか面白い本でした。
    服や物を立てて収納するところは、こんまり流が1番だと思います。

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    2023年07月05日
  • 仕事。

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    インタビュー集
    登場する対談相手は有名どころばっかりでした。
    しかも、自分好みで直ぐに読めてしまいました。

    皆さんなんだかんだで仕事。が好きなのかなと思いました。
    そして、まだまだ現役!

    10年前のインタビューなのでもっと早めに手に取ればよかったと思いました。

    読むかどうか迷っている方がいれば、できれば早く読んで欲しいです。

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    2023年06月19日
  • おしゃべりな部屋

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    文体、章の構成など、とても読みやすかったです。
    挿絵がかわいらしく、大人の絵本のような印象も抱きました。
    挿絵のポストカードがあったら欲しいかも。

    章ごとに色の違う扉がついていて、それぞれの部屋をめぐる、文章のルームツアーでした。
    お片づけで有名な“こんまり”さんの知識がベースになっていて、小説という形をとっていることでエッセイやメソッド本だと「なんだかうさんくさい」「受け付けにくい」人にも知識が伝わりやすい。

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    2023年06月13日
  • 世界から猫が消えたなら

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    とっても読みやすく、1日と経たずに読み終えた。生きることについて、家族の存在について、自分以外の周りのものについて、その意義を問う作品。

    自分にとっての「猫」ーーすなわち、消えてほしくないものは何か、考えさせられた。それを見つけることができたのなら、それを大切にし続けられる人生が私にとっての幸せだと思う。

    自分にとってなくてはならない存在を、どれだけ愛し続けることができたか。それが人生の意味なのだと気づかせてくれた小説だった。

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    2023年05月06日
  • 世界から猫が消えたなら

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    TVでジャニーズの本好きな人が紹介していたので読んでみた。単なる空想を羅列した小説かと思って読み進めてみると、自分のこれまでの人生の断片を考えさせてくれる深い物語だった。

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    2023年05月05日
  • 仕事。

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    一流の人の考え方は一流だ。
    どこかぶっ飛んでたりもするが、何か信念持って続けたり、基本に忠実だったり、やりきる力が群を抜いている。

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    2023年05月03日
  • 仕事。

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    以前の上司からもらった本。
    杉本博司が乗っていたからか。

    序文及びあとがきの「仕事。」論は蛇足極まるが、巨匠たちの言葉の中には参考になるものが多かったので抜粋する。それぞれ振り切ったところがありさすが。


    ■山田洋次

    ・人間をどう描くかって中で、雑駁な作品というのはたくさんのことを見落として
     しまっている

    ・みんなが反対したけどものすごくやりたい人が一人いた案件の方が成功する
     ※よく言われることではあるが、改めて重要


    ■杉本博司

    ・アートとして社会に発表するっていうことは理路整然とした説明責任を果たさないと
     できないし、脈々と培われてきたその分野の文脈の中で出していかないと意味がない

    ・二十代後半で人生を通して表現するコンセプトを発想して、そのことを今でもずっと
     やり続けている

    ・(試しにやってみたけれどもボツにしたアイディアを)頭の中でぐにゅぐにゅ
     反芻しては「いつか見ておれ」と思ってる
    ・いけるときは、ある程度確信が持てたときに手を動かし始めて、動かしながら
     再発見があって、とどめを刺すみたいな感じ
    ・「これならいける」って最後のところで跳躍できるかどうかが問題

    ・観念的にすごいものであっても、表現する技術がないと伝わらない
    ・職人的なクオリティはいちばん重要視した
    ・ひと目見て「買いたい」と感じてもらう質を出さないとだめ


    ■倉本聡

    ・シナリオを書くというのは、本当に書きたいことをどうごまかして書いていくか
     というゲリラ活動

    ・見終わって一か月以上たってから、薬がじわじわきいてくるくらいでもいい
    ・化学薬品の即効薬より、漢方が理想

    ・「このシナリオにはドラマはあるけどチックがない」(マキノ省三)
    ・(チックとは)突発的に出てしまう人間の癖、つまり人間のこだわりみたいなもの
    ・テレビではチックでうねらせることを必死に考えていた

    ・チックに人は感動する


    ■秋元康

    ・そのために映画を作ったっていうワンシーンがないといけない(キービジュアル)


    ■宮崎駿

    ・20世紀は終末とかいっても、どこかで甘美なものがあった。横で浮かれてるやつが
     いっぱいいるから、「ざまあみろ」という感じで終末を語ることができた
     ※今はむしろ終末観というか悲壮感があり冗談ではなくなっているというニュアンス

    ・家と仕事場を行き来する間に見える風景の変化が、僕にとっては大事
    ・この人はスカートをはき忘れたのか、それともこれがファッションなのかな
     (中略)ことごとくわからない


    ■糸井重里

    ・頭の中に広場があって、そこの壁に言葉を書いておいて、頭の中の登場人物に
     チェックしてもらっている時間が長い
    ・見ず知らずの人、自分と考えの違う人、よく似た人、いろんな人が前を通りかかる

    ・僕の仕事はショートケーキにイチゴをのせること
    ・イチゴをのせなくてもおいしいショートケーキを作るのは大前提
    ・でも、「イチゴがなくてもおいしい」と、特にプロ同士は結構そこで喜んじゃう
     (しかしそれでは物足りない)
    ・「作品です」って満足するんじゃなくて、「商品」にして満足する


    ■篠山紀信

    ・やっぱり時代と合わないとだめ


    ■谷川俊太郎

    ・今は詩そのものが音楽や広告以外にも、ファッションや漫画とかアニメの世界に
     拡散してしまっていて、みんなそこで詩的な欲求は満足できている
    ・現代詩はもっと溶け込んでいってしまうだろう


    ■横尾忠則

    ・社会性が出てくると、そこから保守的になっていく
    ・他人から見たときに幼稚に思われたくないという気持ちがあると、ものを
     つくる人間には邪魔になる
    ・芸術的創造の核はアンファンテリズム、幼児性
    ・幼児性を率直に表現すれば、そこに自ずと多様性というアイデンティティは出てくる
    ・だけど、幼児性を思想化したらその時点でその人は終わり
    ・立派な思想で絵を描いたって面白くない


    ■川村元気

    ・全然期待していないところでぽっと出会った景色に感動する

    ・作品化されたものを見すぎているのかもしれない
    ・人が切り取った風景で、見たような気持になってしまっている

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    2022年11月20日
  • おしゃべりな部屋

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    好きなこんまり先生の本。こんまりメソッドがどんな風に物語になっているのか気になり、読んでみた。
    エピソードの中に込められているこんまりメソッドは1つひとつ違っていて、このエピソードは自分の生活環境に似ているな、このエピソードはあの人に似ているな…と当てはめて考えることができ、読みやすかった。
    どんな人にも、片付けられないのには理由がある。それに寄り添いながら背中を押してくれているような、こんまり先生の優しさも滲み出ている本でした。

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    2022年10月13日
  • 神曲

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    久々に読書したーー!という本だった。
    メンタルが落ちていて、運動をしても晴れなかったのに、読み始めて続きが気になってグイグイ読んでしまった。
    評価がかなり低くされていて、びっくり。
    読む前に、あの映画制作に携わった人なのね〜とか程度の予備知識で帯とかは見なかったので、期待はずれということはなかったのかもしれない。
    だから物語の出来がいいのか、とか映画化しそうだな、とかは思ったけれど。
    そして、タイムリーな話すぎていつ書かれたのかもつい確認してしまった。

    確かに重厚な社会派な本ではないけれど、人が生きている、余白のある本で私は好きだった。
    みちおの中に夫をみたし、響子のなかに私をみたし、かなたのなかに息子をみた。
    ただ、物語では前向きに終わっていたから、こんなようなことが現実でもあることという救いようのなさは本のなかにはなかった。近い状況にいる人にはどううつるのかは気になった。
    現実でも遠い、渦中ではない私がエンタメとして受け止めるにはとても面白い本だったと思う。
    両親には、保証人にはなるな・宗教には気をつけろ。これを口酸っぱく言われていたから、どこにも所属せず信仰心の薄い自分が出来上がったけれど、響子のようにいつ私の弱さに歩みよってくるものがあるかわからない。
    今ここで家族と過ごせるふわっとしたこの幸せを、本当に、大切にしよう。

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    2022年09月30日
  • 神曲

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    ネタバレ

    人は辛い事があると、何かを信じる事で逃げ道をつくるんだと思った。
    自分にとても辛い事があった時、母から、宗教に逃げてはいけない、何かに依存してはいけないと言われたのを思い出した。
    この物語のような事件があったら、逃げたくなるのも分かると思った。

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    2022年05月08日
  • 神曲

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    息子を亡くしたことによって、宗教にハマっていく母とそれに対する娘と父の話
    読んでて苦しくなる部分があったが、非常に考えさせられた。
    個人的に遠い話ではなかったので、この作品の娘の位置になる可能性も父の位置になる可能性もあったのかと考えると、深く重く心にのしかかるものがあった。
    父も母も娘も正であるが故に、歯痒さを感じた。
    信じて救われるものがあるなら、それも間違いではないのかもしれない。

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    2022年04月07日
  • 神曲

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    この作品は宗教/神について真正面から論じたものではないと思う。タイトルから「読み難い」んじゃないかと思っていたが、サクッと読めた。

    何かに縋らなくては生きていけなくなった人の哀しき姿と家族の困惑、そしてそれらから解き放たれるまでを描いたもので、エンタメとしても楽しめる作りになっていると思う。

    【おまけ】
    所謂「新興宗教」は人間の弱さにつけ込んだ『ビジネス』だと私は考えていて、「オレオレ詐欺」と何ら変わらないと思っています。

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    2022年04月04日
  • 世界からボクが消えたなら ~映画「世界から猫が消えたなら」キャベツの物語~

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    ネタバレ

    キャベツの視点から描かれていて、前作では描かれなかった場面から切なく感じることがたくさんあって泣けた。「人や物、世界とのつながりそのものが、「自分」なのだ」この世界に溢れるかげかえのないものに感謝して生きようと考えさせられた。

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    2022年02月15日
  • 仕事。

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    豪華な対談ばかり。
    どの方も謙虚で新しいことへのチャレンジ精神が旺盛。
    そして、大御所になることで周りから苦言を呈されなくなってしまうことへの危機感を常に持っている。
    山田洋次、沢木耕太郎、倉本聰、秋元康、谷川俊太郎、坂本龍一の回が特に良かった。
    谷川俊太郎に、3回結婚したことについて聞ける、川村元気の質問力もさすが。

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    2021年10月24日