碧野圭のレビュー一覧

  • 書店ガール 3 託された一冊

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    流行っているタイトルの本だな、と無謀にも3巻から読み始めた。
    タイトルから想像しなかった震災の話があり、
    育児休暇から復帰した亜紀が1冊を通して悩み、自分の道を見つけて真っ直ぐ進んでいく。
    読んだ後前向きになる本だった。
    とても好きな内容だったので、第一弾から読み直します。

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    2022年06月29日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    シリーズの途中で主人公が変わるとは思わなかった。
    大学生でアルバイトの愛菜や、正社員に登用され店長に推薦された彩佳のそれぞれの悩みは、自分も身に覚えがある悩みだったので、なんか胸がキュッとなった。

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    2022年06月04日
  • 書店員と二つの罪

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    内容は、凄惨な少年犯罪を題材としたストーリーだけど、とても面白い真面目な社会派ミステリーだった。主人公の正和さんの人柄が自然体だけど丁寧できちんとした人だからかな。書店員さんの苦悩とか書店で働く面白さとかも垣間見えて興味深かった。私も高校生の時に書店でアルバイトした経験があるけど、その時は気付かなかった書店員からの目線とか面白かった。
    ラストは、必ずしも正しいとは言えない終わり方だったけど、母親の立場からみたら私もこの選択に心動かされるかもしれないと思った。

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    2022年06月03日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    ネタバレ

    さすがのシリーズ6作目の安定感。

    今回はメディアミックス、彩加の進路が肝。
    私の興味のあるところと離れていたのか他のシリーズと比べると中継ぎ感が強かった。

    次はいよいよ完結。
    それぞれの女性はどんな決断をするのか。
    楽しみです。(終わってしまうのが少し寂しい)

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    2022年06月02日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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    野菜を中心にした〈菜の花食堂〉を営む傍ら定休日には料理教室も開いている下河辺靖子先生がタイトル通り「ささやかな事件」の謎解きをする第三作。

    シリーズとしての変化は元生徒の香奈が押し掛け弟子として料理スタッフになり、食堂では瓶詰工房が完成して新たな目玉商品が出来ている。
    主人公の優希は瓶詰商品の売り込みや新たな営業スタイルに向けての準備にこれまでにない充実感を感じて新たな決意をする。

    事件は香奈の彼氏が料理を食べてくれない問題再び。
    ピクルスのお酢だけを欲しがる女の子。
    野菜の無人販売所で売り上げが増えている。
    優希の隣人の謎の行動と臭い。

    「ささやかな事件」だけに解決もあっさり。ちょっと強引さが感じなくもないが靖子先生の着眼点とそこから真相にたどり着く鋭さはさすが。
    個人的には香奈の話は興味深かった。現代は食育と評して様々な物を食べさせる方向にあるが、それが良いことなのか何なのか、よく分からなくなった。早い段階で特性を見極めるという意味では良いのだろうが。

    最終話では靖子先生の過去に触れる話が再び出てくる。店名に「菜の花」と付けているのに菜の花を食材として使わないのは何故か。
    店内に菜の花の絵が飾られているのに目立つ場所ではなく隅にあるのは何故か。
    靖子先生は語らないので触れられたくないのだろうが、優希は調べ始める。

    優希のお節介かと思われたこの話だが、優希の新たな才能の発見とサプライズパーティーへ繋がる。それにしても靖子先生、周囲の人々には穏やかで優しいが自身のこととなると頑固。そして家族もまた…。だがその頑固さがあっての食堂であり開いた才能なのだろう。

    二十五周年を迎えた〈菜の花食堂〉がどう変わるのか、優希や香奈がどう成長するのかも楽しみ。

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    2022年05月29日
  • 書店員と二つの罪

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    ん〜〜
    手応え今ひとつ…のめり込めなかった。

    正和の仕事が書店員、そこに告白本、関連はあるので書店員としての思想や仕事の様子が多少折り込まれてくるのはありかと思うけれど、本橋君とのやり取りとか必要だったかな?と疑問。
    この事件関係者の各々の立場による苦悩や追い込まれていく様が今ひとつ伝わって来なかった。
    本当は生きることすら難しい苦しみだったはずなのに…

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    2022年05月21日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    ネタバレ

    事件と謎を美味しく解決! 大人気ミステリー第4弾!
    本当に大切にしたい縁なら勇気を出さなきゃ──
    小さな食堂のオーナー・靖子先生が謎と心を解きほぐしてくれる、美味しい日常ミステリー!

    靖子先生の決してでしゃばらない謙虚な姿勢、いいなぁ。謎解きだけでなく、人の心の機微を大切にするお話としても読み応えがある。
    表題作は珍しく悪意のある話でモヤモヤした。年齢は関係ないかもしれないけど、年を重ねても嫌がらせをする人って嫌だな。
    主人公にももう少しで春が来そうな予感!次回作も楽しみ。

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    2022年05月17日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    亜紀の従姉妹の舞のような優秀な人が仕事を続けられる社会にしたい。でもどうすればいいのだろう。現場の現実解は難しい。

    東日本橋大震災が残した心の傷は、当事者でない私には計り知れない。10年以上経った今、どのような支援が出来るのかも分からない。ただ、こうして時々本を読んで思いを馳せることしか出来ない。

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    2022年05月12日
  • 情事の終わり

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    ネタバレ

    情事というから警戒していたけれど、結局やるのは一回だけ。それにしても好きだとかなんとか共感できない。ファンタジーのよう。

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    2022年05月03日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日

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    『ちょっとしたヒントから真実を見抜く、日本のミス・マープル』こと下河辺(しもこうべ)靖子先生は、ランチのみの<菜の花食堂>を一人で切り盛りする傍ら、月二度、定休日に料理教室を開き講師を務めている。
     そして教室の助手を務めるのが語り手でもある館林優希。無償の助手だが代わりに教室で様々なことを学んでいる。

    第一作である前作の終盤、娘のSOSで即行動を起こした靖子先生のその顛末を知りたかったのだが、『いずれ時期が来たら』ということで今回は無し。
    代わりに靖子先生のとんでもない過去が明らかになった。

    このシリーズ、探偵役である靖子先生が60歳ということで年代としては若いがどうしても吉永南央さんのお草さんシリーズと比べてしまう。
    お草さんもかなり壮絶な人生を送られた方だが、こちらの靖子先生もなかなか波乱万丈だ。前作でフランス人と結婚していたが離婚したという驚きの過去が分かったが、今回の驚きはそれ以上。詳細は読まれてのお楽しみに。

    今回も様々な事件のなぞ解きをしていくのだが、改めて感じるのはなぞ解きそのものよりも、それとどう折り合いをつけるのかということ。
    例えばある事件の犯人が知っている人だったら、あからさまに糾弾するのはかえって拗れる原因になって今後の付き合いにも支障がある。
    また人を傷つけたことに気付いていない人にどう気付かせるのかというのも難しい。
    人への伝え方、そのタイミング、誰から伝えるのか、どう決着をつけるのか、その難しさと大切さを考えさせられた気がする。

    特に昨今ではSNSの発達によりそのトラブルも多くある。私自身も改めて考えさせられた。
    靖子先生が優希と一緒に何日もかけて考えたレシピやその料理をアッサリ持っていかれたら『いい気持ちではいられない』どころではないだろう。
    同様に、作家さん方が紡ぐ文章も表現も作家さん方が懸命に考え抜いて生み出したもの。
    レビュー投稿では作品内の文章を抜き出すときは括弧書き(『』)で囲むよう気を付けているが、改めて大切に扱わねばと気を引き締めている。

    作品に戻るが、シリーズとしてはちょっとした動きがある。香奈が新たなメンバーに加わったことで焦る優希だが、彼女には彼女の能力があり生かせる場所がある。
    そしてその場が広がった<菜の花食堂>の今後にますます期待したい。

    ※シリーズ作品
    ①「菜の花食堂のささやかな事件簿」
     レビュー登録あり

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    2022年04月13日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    前向きな感じが好きです。が、、このシリーズの今までのやつよりなにか詰まるものがあったような、、。恋愛要素が入って年齢層が自分より若くなったからかなぁ?

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    2022年02月25日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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    食堂の教室で悩みを持っている人の答えをちょっとしたヒントで鋭く答える。それにおいしいレシピ「ックッテミタイノハノートニカキトッタ」優希は会社を辞め菜の花食堂に勤めるようになる。何か恋が始まるか?

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    2022年02月04日
  • 書店員と二つの罪

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    こういったテーマの小説は、どのくらい取材し寄り添ったかが文面に表れてくると思う。結末が流石に、これはダメなのではないか。

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    2022年01月23日
  • 駒子さんは出世なんてしたくなかった

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    女性管理職が主人公ってことでフォーカスされると思うけど、駒子さんが思って行動したことは老若男女関係なく見習うべきよな〜〜

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    2022年01月07日
  • 駒子さんは出世なんてしたくなかった

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    ネタバレ

    ジェンダーギャップをテーマにしてそうだなー男の私には頭が痛い話なのかなー、と読み始める前は心配でした。

    けれど、読み進めていくと男・女に限らず、仕事や私生活において考え方の違う人同士、どのように歩み寄って前に進んでいくか、というのが主軸では?と考えるようになりました。特に仕事に対するモチベーションの違いというのは、多くの人が仕事場で体験する悩ましいことなのではと思います。

    読んでいて思ったのは「もう少しお前ら歩み寄れよ」という考えですかね? あるいは「相手の状況も考えてあげて」でしょうか。仕事を再開した達彦と駒子さんが家庭内のことでぶつかり合うような場面は、だいたい自分のエゴを相手に押し付けていることが多かったので、そのように思いました。

    現実世界でもあるあるなシチュエーションだったので、そうした点で共感することが多かったです。あと、図らずも出世させられるという状況も気持ちがよくわかりますので(笑)、その点も個人的にツボでした。

    そんな風に読んでいたので、解説がジェンダーギャップ激推しの内容だったのがとても残念に思いました。

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    2021年12月29日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    シリーズ第4弾!
    このシリーズ、軽い読み心地で謎解きも料理もちょこっと楽しめて、そっと背中を押してくれる。温もりを感じられるのも良い。

    「菜の花食堂」のオーナー で、料理教室の靖子先生の言葉が深い。大切なことをさりげなく伝えてくれるから、言葉がスッと入ってくる。
    そして相変わらず洞察力がすごい。
    読後、ちょっと幸せな気分になりました♪

    今回の料理教室のテーマ食材は、「春菊」「タマネギ」。
    このシリーズは凝った料理はないけど、手軽に試せそうな旬の食材を使った「づくし料理」がいっぱいあって毎回読んでいて楽しくなります。

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    2021年12月25日
  • 書店員と二つの罪

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    ネタバレ

    神戸の事件を思い出しますね。告白本が出た時、私も書店でバイトしていてうちは置くのかと呆れた記憶があります。だからと言って何もしなかったですが。
    正和は関係者でもあるから尚更だけど、葛藤した書店員もいたんだろうなあ。
    そういう視点からの事件の進め方は興味深かったです。
    子どものためなら正義なんて二の次という正和母の気持ち、私としてはよく分かります。結末にも納得です。
    ただ、本の中で「今さらなぜ告白本を」と疑問に思う声がありますが、この本自体も事件を蒸し返すみたいで・・・どうなんでしょうか。

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    2021年12月04日
  • 書店員と二つの罪

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    「スタンドバイミー」形式のサスペンス推理小説ですね‼️
    東京の書店に勤務する正和は、中学生の時に隣に住む幼なじみ同級生が犯した猟奇的殺人事件に巻き込まれる⁉️
    動機解明の謎を主題にした小説ですが、推理小説で「動機」ほど難しい問題は無いでしょう❗
    本当の「動機」は犯人にしか分からない、犯人すらも確かな「動機」を持ってない事も有りうるから、本格探偵推理小説では「動機」は後回しにされることも有るくらいです⁉️
    難しい課題に取り組んだ力作ですね✨
    作家さんの書店員への愛着は並々ならぬものがあるのが良くわかる作風なので、シリアスながら興味深く読み進めました

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    2021年11月12日
  • 書店員と二つの罪

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    書店員が出てくるお話だとのんきに構えていたら、重すぎる内容に胸焼けをおこした。
    過去の事件にとらわれ続ける家族の悲哀。救いがなく、やりきれない連鎖で辛かった。罪を告白することだけが解決ではないという母の言葉には複雑だった。誰も幸せになれない現状を打破できるのは時間なのだろうか。なんともやりきれない。

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    2021年11月05日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    ネタバレ

    "書店ガール"シリーズの最終巻。これまでに出てきた4人の女性店員たちのその後を描いている。

    中学校の司書になった愛奈は、生徒のビブリオバトル開催を手伝うが、子どもたちが周囲から浮かないよう気を使いながら暮らす様子は少し痛々しい気がした。
    取手駅の書店閉店後、彩加は地元の沼津に戻り、その地に馴染もうとする。
    新興堂チェーンの東日本地区のエリアマネージャー、理子は、仙台店である櫂文堂のさらなる合併を聞き、社員たちの新店舗での雇用に心を砕くが、社員の多くや地元の住民たちは書店名が変わることに最後まで抵抗する。
    大型店舗ばかりが増え、特徴のある書店が消えていく今の流れは、本好きにとっては残念なことだが、働く人たちが誇りと自信を持って働ける職場は素敵だと思った。そして、櫂文堂の沢村店長は辞職し、理子の淡い恋心も終わる。
    そして、育休後、本部で働いていた亜紀は、吉祥寺店に店長として戻る。

    それぞれが新しい場所で、前を向いて進もうとする姿に、少し元気をもらえた。

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    2021年10月19日