伊藤典夫のレビュー一覧

  • 死の鳥

    Posted by ブクログ

    『随』

    たしかにカッコいい。
    あくまでも感覚の世界。
    なんというのかなー。
    アンディーウォーホールのような感じもしなくもない。
    ハーランの作品にはどこか、私を寄せ付けさせてくれない。
    単純とおもったら、複雑も感じられる。
    計算なのか、ちがうのか。
    ジレンマだ。
    読んだら途中で放り投げることを憚れる本なのだ。
    もしかしたら後一ページ読んだら、ボヤけていた輪郭がハッキリするんじゃないか!
    と読み進めては、裏切られたりw
    でも、それがこの作家の魅力としかいいようがない技なのである。

    0
    2018年04月13日
  • 三惑星の探求

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    唯一無二の独創的な未来史「人類補完機構シリーズ」を描き出して右に出る者のいない、コードウェイナー・スミス。本邦では長いこと絶版状態が続いていましたが、2016年以降ハヤカワ文庫から彼の全短編を訳出する試みが続いており、3冊目のこの本をもって全短編の訳出が完了となります。といっても、鴨は80年代に一度ハヤカワ文庫で出版された「鼠と竜のゲーム」「シェイヨルという名の星」「第81Q戦争」の3冊を全て持っているので、この旧3冊にも収録されなかったキャッシャー・オニール・シリーズ目当てで、「三惑星の探求」のみ購入いたしました。

    で、キャッシャー・オニール・シリーズについて。
    このシリーズは、「人類補完

    0
    2018年01月21日
  • 3001年終局への旅

    Posted by ブクログ

    SF。シリーズ4作目。
    前作から時は流れて3001年。どう繋げるかと思ったら、2001年からの再登場。
    1000年間、宇宙を漂流したプールさん、この設定がスゴイ!
    ストーリー自体には、それほどのインパクトはなし。結末もわりとアッサリ。
    このシリーズでは『2010年』が一番好きだったかな。

    0
    2017年12月09日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    邦題がやたらと格好良いことで有名なティプトリーの短編集。SFもの、寓話もの、ディストピアもの、神話ものが詰め込まれており、かなりバランスが良いと思う。

    個人的に面白かったのは、自分自身が、過去~未来の自分自身と入れ替わることのできるタイムトラベルものの「もどれ、過去へ戻れ」と、地球を男性として愛し、一生を地球のために捧げる女性の話の「地球は蛇のごとくあらたに」。

    後者はティプトリーが別名義で書いた作品らしく、らしくない笑いの要素などが新鮮で楽しめる。

    0
    2017年10月07日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ビブリアから。
    表題作に関して、今時の作品だと本1冊とか映画1冊で描かれそうな内容ですが、無駄を省いて短編にギュッと濃縮されていると思った。
    未来から来たという美少女への憧れ、別れの悲しさ、秘密に気づいたときの興奮した様子、奥さんの変化、ひとつひとつが心に響く。
    有名だという、一昨日は兎、昨日は鹿、今日はあなたはそんなにピンとこなかった汗

    0
    2017年04月25日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    SF。中短編集。
    「いっしょに生きよう」は『SFマガジン700海外篇』で既読のためスルー。
    SFっぽくない作品もいくつか。ガッツリSFのほうが好み。
    良かったのは、ファーストコンタクトもの「アングリ降臨」と、残酷なタイムトラベルもの「もどれ、過去へもどれ」。
    正直、「いっしょに生きよう」がベストで、それほど収穫は大きくなかった印象。
    ティプトリーファンの人なら、晩年の作品ということで価値があるかも。

    0
    2017年02月13日
  • アルファ・ラルファ大通り

    Posted by ブクログ

    SF。短編集。シリーズもの。
    前作『スキャナーに生きがいはない』と比較して、若干の読みにくさは感じるものの、世界観は圧巻。
    「クラウン・タウンの死婦人」「アルファ・ラルファ大通り」「帰らぬク・メルのバラッド」の順に好き。

    0
    2017年01月09日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    SF好きな方なら、ティプトリーについて今さら説明するまでもないと思います。
    そんなティプトリーの中でも、飛び抜けてストレートな作品が集められた短編集だと思います。ティプトリーの作品には様々な暗喩が込められていることが多いですが、この短編集に納められた作品はどれもこれも「言いたいことがすぐわかる」ある意味シンプルな、その分グサグサ来る鋭さを持っています。

    鴨的に印象に残ったのは、「ヤンキー・ドゥードゥル」「もどれ、過去へもどれ」「地球は蛇のごとくあらたに」の3編。
    特に「もどれ、過去へもどれ」「地球は蛇のごとくあらたに」はどちらも「痛い」女の話で、ここまで痛い女性像を描けるのはティプトリーなら

    0
    2016年11月10日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

    話の流れ内容がなんとなく分かってしまって残念というか、たぶん私自身が ヤングにリスペクトされた 作家さんの作品を読んできた年代のために 分かってしまうんだろうなって思います。たぶん こちらが源泉!!

    0
    2016年10月15日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「アングリ降臨」に書かれた、宇宙人の驚くほどの無邪気さと不理解さ、それに熱狂する地球人の様子が、一番彼女っぽい作風だと思う。
    あとは…、残念ながら退屈。まどろっこしいというか、いつもの奔放さを失っているというか。全ての作品の結末が、なんだか小さく収縮してディストピア風味に終わっちゃってるのが悲しい。

    読み終わって、本の帯に、「ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの最後の短篇集!」って書いてあるのを見つけて、「ああそうだったんだ」と納得して、それから切なくなった。

    0
    2016年10月11日
  • 死の鳥

    Posted by ブクログ

    昔読んだ時は「死の鳥」とか「声なき叫び」とか訳わからんけどかっけえ!と思ってたのが、素直に「ジェフティは5つ」みたいな話の方がピンとくると思えるようになったのはトシのせいなんだろうねえ。

    0
    2016年09月17日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恩田陸『ライオンハート』の後書き解説を読んで。
    ビブリア古書堂でも出てきたが。

    13の短編集。
    編者あとがき(伊藤典夫氏)によると長編はイマイチらしい。。

    SFものは情景が想像できないと辛いが、設定が個性的で面白い。
    『たんぽぽ娘』はあらすじを知っていたせいか

    『河を下る旅』『神風』あがりが心に残った。
    文章のうまさ、というより設定の面白さ というイメージ。

    0
    2016年07月21日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    「肉」「いっしょに生きよう」「もどれ、過去にもどれ」辺りが好き。
    読後感を考えると「いっしょに生きよう」が一番好きかな。

    0
    2016年07月16日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    火星年代記→刺青の男に続いて手にした短編集だけれど、その2冊の延長上と思って読むと若干肩透かしを食う一冊。SFというよりはファンタジー要素や、オチが特に無い(余韻を楽しむ?)話が多めに含まれているからだ。

    0
    2016年04月27日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ビブリア古書堂」で知って読んでみたいと思っていたら、偶然古書店で見つけた。確かに「たんぽぽ娘」は日本人の琴線に触れる作品で面白いと思った、あと2,3作がまずまずの出来だが、他はあまり頭の中で映像化出来なかった。SFは自分で想像出来ないとなかなか辛いものがある。

    0
    2016年04月26日
  • 猫のゆりかご

    Posted by ブクログ

    カート・ヴォネガット・ジュニアの代表作のひとつ。

    広島に原子爆弾が落ちた日、アメリカの重要人物たちの様子を記録した書物となるはずだった「世界が終末をむかえた日」。その執筆にとりかかった主人公ジョーナは、いまや禁断のボコノン教徒。一方、いまは亡きフィーリクス・ハニカー博士とは、原子爆弾の”父”のひとりにして、”アイス・ナイン”の発明者。
    ジョーナは、ハニカー博士の様子を記録すべく、博士の息子や上司、その他大勢にインタビューを試みるうちに、奇妙な孤島に降り立つことになります。そこはプエルト・リコ沖のサン・ロレンゾ島。ボコノン教に魅せられたこの島で過ごす奇天烈な日々は、誰も予想しない運命へ彼をいざ

    0
    2015年12月24日
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わったーー。
    アメリカとソビエトの対立と和解なんかが話の視点にかなり入ってきてて2001年とはだいぶ雰囲気が違う感じ。
    何か2001年からひたすらハルが不憫なのう…。あんなに純粋でいい奴やのに…。

    0
    2015年12月08日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    10月は……やっぱりブラッドベリの月。
    ちょっとくたびれたペーソス、うら寂しいノスタルジー。30年前には分からなかったことが、今なら少しわかる気がする。

    0
    2015年10月13日
  • 猫のゆりかご

    Posted by ブクログ

    お気に入りの本の主人公がこの本を薦めていたので読んでみたものの、私には難解だった。あとがきを読んでなんとなく大まかな意味合いがわかったような、わからないような…。
    しかし、ボコノン教の〈カラース〉や〈グランファルーン〉などの考えには納得できる部分があるなぁと思った。

    ひとつひとつの章立てがとても短いので、さくさく読むことができた。

    0
    2015年07月28日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

    Posted by ブクログ

    あいかわらず、合う合わない(理解できない)がある。
    自分が読みたいと思ったら手に取って読み、
    他の人がこういっているから読んでみる
    という本ではないと思う。
    自分としては、日常と非日常の間にある
    ファンタジーの世界を、訳とはいえ、詩的な表現で
    幻想的に表されている世界の物語は酔うように浸れる。

    0
    2015年06月23日