伊藤典夫のレビュー一覧

  • 3001年終局への旅

    Posted by ブクログ

    2001、2010、2061に続く4作目です。少なくとも2001年宇宙の旅を読むか映画を観ていないと楽しさ半減ですから先にそちらをどうぞ。

    以下ネタバレあり。

    1000年後の未来。先行種族により接近を禁止されたエウロパを除いて人類は太陽系をほぼ支配しています。テクノロジーは進化し、言葉とやメンタルも変化しています。2001でハルにより宇宙に放出されたプールが土星付近で発見され蘇生されたことで、21世紀と31世紀の世界の違いが際立ちます。

    やがてモノリスに取り込まれたハルとボーマンにより、人類が先行種族により「除草」されるかもしれない可能性が示唆されます。人類はモノリスを消失させ、先行種族

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    2015年04月03日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

     13編収録の短編集。

     有名な「たんぽぽ娘」はヤングらしいロマンチックさあふれる作品。未来から来た少女に恋をした妻を持つ男の恋模様を描いた短編で、結末の鮮やかさにはため息が漏れます。

     そのほかでは「河を下る旅」もおススメ!二人の男女が出会いによって希望を持ち、再生していく姿、そしてこちらもラストに息が漏れます。

     「エミリーと不滅の詩人たち」は詩人のアンドロイドの管理をする学芸員の話。詩人たちのアンドロイドでは採算が取れない、ということでアンドロイドは破棄され、新型自動車の展示スペースにされそうになり…
     誰も不幸せにならないオチのつけ方が見事なだけでなく、未来の技術への希望を文学で

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    2015年03月27日
  • たんぽぽ娘

    Posted by ブクログ

    全13編の短編集。作者の作品は初読。『ビブリア古書堂』シリーズで取り上げられたことがきっかけで手に取る。表紙の装丁も好み。作品の雰囲気を如実に表す。ロマンティックでハッピーエンドの話がほとんどである。大筋は王道と言ってしまえばそれまでだが、SF的要素が加わり面白い。短編であるため、気軽に読める。あとがきによると、作者の長編はイマイチなようである。訳者は日本と関わりのある作品の邦訳に意欲を示しているようなので、そちらに期待したい。

    『たんぽぽ娘』『荒寥の地より』『第一次火星ミッション』『11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス』が特に印象的だった。最後の作品は、ありふれた童話がまさかのSF

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    2015年02月03日
  • スローターハウス5

    Posted by 読むコレ

    ドレスデン爆撃を経験した著者の半自伝的小説との事ですが、その意図に気付くまでは苦しめられました。
    痙攣的時間旅行者なる男の物語で、過去未来を往来しつつ戦争捕虜や宇宙人の誘拐という体験を語るのですが、読み始めは混乱するばかり。
    しかし次第に、辛い体験も「そういうものだ」と多くを語らない様子や、宇宙人視点より戦争を鳥瞰する様子から却って著者の受けた衝撃が伝わって来る様で、徐々に引き込まれる事に。
    SF要素もありふれた戦争体験記で済まさぬという作者の執念を表現する要素という所か。
    勿論初めて味わう読書経験。
    世界は広い。

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    2014年06月01日
  • バゴンボの嗅ぎタバコ入れ

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    ヴォネガットにももちろん下積み時代というものがあったんだなあ、と思う。ブラスバンドの先生の話が好き。

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    2014年01月02日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    なんだかんだブラッドベリの短編集を読み続けている。
    「Uボート・ドクター」ブラッドベリ先生、躁状態じゃなかろうか。無駄な比喩が多くて、良く判らなかった。
    「ザハロフ/リヒタースケールV」。発想は判るけれど、納得させるのは無理。
    「究極のドリアン」。SF漫画で見たような印象。これも説明不足。リアリティ無し。
    でも、それ以外はやっぱりブラッドベリだなと思わせる短編。
    「バック」、「レガートでもう一度」 この2編が良かった。

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    2012年11月12日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    最近のブラッドベリ追悼祭りでは「う~ん」な内容だったけど、「バッグ」と「芝生で泣いている女」と「最後の秘跡」と「忘れじのサーシャ」は、個人的にあり

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    2012年10月23日
  • 猫のゆりかご

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    短い章の連続なので読みやすいかと思います。スケールの大きなSF作品。

    いやぁ、カート・ボネガット・ジュニアの本を読むのは二度目です。
    「タイタンの妖女」以来です。
    「タイタン」はなかなか、良い意味でキテレツな感じだったけど、
    今作もそんな感がありながら、2頁とか3頁だとかで一章が構成されている
    からなのか、テンポが良いです。グターっとした感じがない。
    それでいて、内容がある。いや、ないのかな。ボコノン教っていう
    オリジナルな宗教が出てきて、その専門用語みたいなのが
    小学生が作ったような言葉のように思えてくるようなおかしさがあります。
    まぁ、かいつまむと、面白かったってことです。しょうゆうこと

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    2025年06月12日
  • 3001年終局への旅

    Posted by ブクログ

    無慣性駆動などの未来技術の細かな描写にはやはり引き込まれますが、いまいちすっきりとしない終わり方だったり他にも細かな点で納得の行かない部分が残ります。ていうかウッディは?

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    2011年06月03日
  • 3001年終局への旅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはり「数学」の強さだなー。
    でもこの物語自体が数学に支えられている感じはしない。。
    ID4と平行だったというのはシンクロニシティの面白さというか、「どちらも」宇宙戦争と言うことなのでしょうか。

    1000年後の人々が何をして生きているのかをもっと知りたかった。
    やはりどうしても全身タイツの幻影しか生まれない。。。

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    2012年03月22日