中沢新一のレビュー一覧
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以下の文章はぼくが大学でゼミの卒論として記した「心身二元論の未来~その多様的現実の可能性」からの抜粋だ。そこでぼくは「チベットのモーツァルト」の中でも特にお気に入りの箇所を引用しているので紹介したい。ちなみにこれはただ引用したいがために記された論評だったと述懐する。
以下、抜粋
ところで、心身二元論においては精神と身体は区別されるのだが、では精神はどこにあるのだろうか。身体を構成する器官のなかに精神の器官は現出しない。では、非物質的に精神は身体とシンクロしていることになる。ここで、精神の具現化を図るときぼくたちは宗教にその方法を求めるかもしれない。デカルトもキリスト教的神の存在によって精神 -
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神話は、具体的な世界との関わりの中で生まれれる。
この本の中で紹介されるいくつかの神話を読んだとき、たしかな感動があった。
なぜ僕は今、神話に感動するのか。
きっと、僕が、具体的な世界に目覚めはじめているからだろう。
これまで浸ってきた、観念の世界から脱出しつつある。
神話と宗教の違いが、この本では語られる。
神話は具体的な世界をもとに生まれる。対して宗教は観念の世界である。
ああ、今まで自分がやっていたことは、宗教だったのかもしれない、と思った。
また、著者は現在流行しているアニメやゲームの物語は、神話的であるが、神話とは異なるものであるという。
アニメやゲームの物語は、神話の「様式 -
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憲法についての対談集ですが、引用したい部分がたくさんあります。中沢はともかく、太田光って頭いいなあ。見直した。九条ってのはそのまま守ったら侵略されちゃうような「不可能な理想」だから、世界で唯一のもの。だから、理想を何とか守るために「自衛隊」みたいな拡大解釈が必要になる。世界中がこの憲法を持てば、人間社会のレベルが一段上がる可能性を秘めたこのユニークな憲法を捨てて「普通の」憲法にしちゃうってのはまずいでしょ、っていうのが骨子。確かに世界遺産は「他で代替出来ない貴重なもの」なんだから、平和憲法もその一つ、っていうのはなるほどで、この提案をした太田はすごい。あと、九条があるから、日本人は憲法や国際紛
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カイエ・ソバージュシリーズの第一巻を買ってから8年も経ってしまったが、ようやくいま、全五巻を読み終えた。8年の間、理解できなくなっては投げ出し、暫くして最初からまた読み直すという繰り返しであったが、不思議と途中で諦めようと思ったことは一度もなかった。
これは私だけの感覚なのだろうか。長い時間、理屈を考え続けていると、だんだん頭が熱くなってくることがないだろうか。私にはそのとき同時に、脳の表面は活発に動いて熱くなっているけれども、脳の奥の方は、実はちっとも動いていないのではないかという実感が残っている。
中沢新一が「流動的知性」だとか「対称性思考」などと定義し、言葉を尽くして説明しようとしている -
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僕自身は改憲論者の部類に入ると思う。
憲法九条の素晴らしさを憲法の中にはみとめていない・・・という立場だ。
本書はお笑い芸人の太田光と人類学者の中沢新一の対談本。
憲法九条を「平和憲法」として諸手を上げて礼賛する平和主義者とは違って、その危うさや幻想、理想、非現実性をしっかりと認識した上での護憲の話になっている。
冒頭に宮沢賢治の矛盾を孕んだ平和思想を取り上げて、それを手がかりに憲法九条を語っているところがそれを象徴しているように思える。
憲法九条を護りたいと思っている人にも、または逆に改めたいと思っている人にも、多くの示唆を与えてくれるおすすめの本。
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