憲法九条を世界遺産に

憲法九条を世界遺産に

ビジネス・実用
671円 (税込)

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実に、日本国憲法とは、一瞬の奇蹟であった。それは無邪気なまでに理想社会の具現を目指したアメリカ人と、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との、奇蹟の合作というべきものだったのだ。しかし今、日本国憲法、特に九条は次第にその輝きを奪われつつあるように見える。この奇蹟をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきか。お笑い芸人の意地にかけて、芸の中でそれを表現しようとする太田と、その方法論を歴史から引き出そうとする中沢の、稀に見る熱い対論。宮沢賢治を手がかりに交わされた二人の議論の行き着く先は……。【目次】対談のまえに 中沢新一/第一章 宮沢賢治と日本国憲法―その矛盾をはらんだ平和思想/第二章 奇跡の日本国憲法―日米合作の背景に息づく平和思想/幕間 桜の冒険 太田 光/第三章 戦争を発動させないための文化―お笑いは世界を救えるか/第四章 憲法九条を世界遺産に―九条は平和学の最高のパラノイアだ/濃密な時間のあとで 中沢新一

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    憲法九条を世界遺産に
  • タイトルID
    :
    275354
  • ページ数
    :
    176ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年08月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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憲法九条を世界遺産に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    憲法についての対談集ですが、引用したい部分がたくさんあります。中沢はともかく、太田光って頭いいなあ。見直した。九条ってのはそのまま守ったら侵略されちゃうような「不可能な理想」だから、世界で唯一のもの。だから、理想を何とか守るために「自衛隊」みたいな拡大解釈が必要になる。世界中がこの憲法を持てば、人間社会のレベルが一段上がる可能性を秘めたこのユニークな憲法を捨てて「普通の」憲法にしちゃうってのはまずいでしょ、っていうのが骨子。確かに世界遺産は「他で代替出来ない貴重なもの」なんだから、平和憲法もその一つ、っていうのはなるほどで、この提案をした太田はすごい。あと、九条があるから、日本人は憲法や国際紛争の意味について語ることが多いっていうのもその通り。絶賛お薦め。

    0
    2014年05月03日

    Posted by ブクログ

    これは、本気で考えていないとできないほど、レベルの高い対談。
    今一度、憲法第九条を見直す機会を持ちたい。

    0
    2014年03月16日

    Posted by ブクログ

    あの時代のアメリカと日本が生みだした、日本国憲法という「奇跡」。それを世界遺産として遺そうという。それは、人間は愚かな生き物で、遺そうとしなければ壊してしまうから。
    世界的に見て現実的でないことにこそ価値がある。
    何が現実で何が非現実なのか分からなくなってる世の中。
    僕も現9条に価値を見出したいと思えた。

    0
    2013年02月28日

    Posted by ブクログ

    僕自身は改憲論者の部類に入ると思う。
    憲法九条の素晴らしさを憲法の中にはみとめていない・・・という立場だ。

    本書はお笑い芸人の太田光と人類学者の中沢新一の対談本。

    憲法九条を「平和憲法」として諸手を上げて礼賛する平和主義者とは違って、その危うさや幻想、理想、非現実性をしっかりと認識した上での護憲の話になっている。

    冒頭に宮沢賢治の矛盾を孕んだ平和思想を取り上げて、それを手がかりに憲法九条を語っているところがそれを象徴しているように思える。

    憲法九条を護りたいと思っている人にも、または逆に改めたいと思っている人にも、多くの示唆を与えてくれるおすすめの本。

    ----------------

    【日本国憲法第九条】
    日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
    2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

    ----------------
    【目次】
     対談の前に  中沢新一
    第一章 宮沢賢治と日本国憲法 ―その矛盾をはらんだ平和思想
    第二章 奇蹟の日本国憲法 ―日米合作の背景に息づく平和思想
     幕間  桜の冒険  太田光
    第三章 戦争を発動させないための文化 ―お笑いは世界を救えるか
    第四章 憲法九条を世界遺産に ―九条は平和学の最高のパラノイアだ
     濃密な時間のあとで  中沢新一
    ----------------

    0
    2012年04月03日

    Posted by ブクログ

    太田光って人は色んな本を読んでいるし、映画、落語、本当に知識がある。
    でその知識はこれとこれに結びつくという考えもできる人だ。

    憲法9条…
    恥ずかしながら高市総理の発言が中国を怒らせたそのきっかけが憲法9条。
    憲法9条にそこから興味を持ち出し、
    爆笑問題ファンとしては太田さんがどんな視点を持っていたのか気になり、手に取った。

    対談方式なのだが、
    「知」の殴り合い。「知」の戦いだと思った。
    対談の事ではなく、太田光は世間と「知」と戦っているのだと思う。

    対談で理解できそうで理解できない部分もあったけど、
    憲法9条について、私が到底思いつかなかったことを言ってくれるので、考えを知識を流すような感覚で、ふたりの対談を傍観する気持ちの距離感で読むといいと思います。

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    日本国憲法第九条をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきかを語った対談本。

    憲法改正の議論で注目されるのは「憲法九条」のこと。理想論と現実論、どちらか一つに偏るのではなく様々な視点から憲法九条について考えることが重要です。

    そして、歴史を通して戦争とは何か、平和とは何かを改めて考える必要もあります。

    0
    2020年08月10日

    Posted by ブクログ

    本の存在は気になってたけど、なんとなく避けてたもの。爆笑問題は好きだけど、その本ってどうなのよ、みたいな変な身構えがあったりして。でも、読んでみて恐れ入りました。ニュース番組やらで色々意見するってだけでもかなりの知識が必要なのは自明だし、更にはそこにトンチも働かせようとなると、そら並大抵では無理ですわな。憲法第九条の堅持も含めて、暴走内閣の抑止効果を強く期待します。

    0
    2016年02月22日

    Posted by ブクログ

    田中光の言動はテレビで見る限りまったく同意できないものだったが、意外なことに九条に関してはリベラルな意見をしっかり持っていたので驚いた。宮沢賢治と田中智学、石原莞爾の関係から平和憲法を語るとは。実によく本を読んでいるし、深く考えている。TVでのコメントはやはり芸人としての立場をわきまえた悪ぶりだったようです。中沢新一の解説が非常にバランスが良く、九条の理解が深まったのは収穫だった。2006年の発行だが今、まさに読むべき状況になってしまった。

    0
    2015年06月01日

    Posted by ブクログ

    日本国憲法第9条と宮沢賢治との関係が私にとっては初めてのことで驚いたが、宮沢賢治のことを一面的にしか捉えられていなかった私にとってはいい示唆を与えてもらったなと素直に感じているところである。

    太田光さんがおっしゃった
    「この憲法は、アメリカによって押しつけられたもので、日本人自身のものではないというけれど、僕はそう思わない。この憲法は、敗戦後の日本人が自ら選んだ思想であり、生き方なんだと思います」(p56)
    というコトバに、全てが集約されているんじゃないかなと。

    2016.09.06再読

    0
    2016年09月06日

    Posted by ブクログ

    贈与とは愛なんだ、という中沢新一の話が印象に残った。

    以前、『ケルトの宗教 ドルイディズム』の中にある中沢新一の文章を読み、この人はすごい、と思った。
    それからゲンロンカフェで行われた東浩紀と中沢新一の対談を聴いて、中沢新一にさらに興味を持った。

    たまたま家にあったこの本を手に取ったのには、そういいう経緯がある。

    僕は次に、中沢新一の『カイエ・ソバージュⅠ 人類最古の哲学』を読んだ。
    これらかも、彼の本を読むつもりだ。

    中沢新一は、今の僕が求めている何かを与えてくれるような気がする。

    0
    2014年09月24日

憲法九条を世界遺産に の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    憲法九条を世界遺産に
  • タイトルID
    :
    275354
  • ページ数
    :
    176ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年08月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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