想田和弘のレビュー一覧
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内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけている...続きを読むPosted by ブクログ -
高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。Posted by ブクログ
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色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限...続きを読むPosted by ブクログ
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これは非常に読みやすくて面白かった。
ドキュメンタリーにかかるコストやメソッド、あるいは加害性について講義形式で解説されてるので、
映画好きとしても裏側を知れてうれしいし、
また自営で教育に携わる人間としても共通点やヒントがたくさんあって勉強になった。
また観察映画を見直したくなった。Posted by ブクログ -
映画『精神」を見て読んで、そして数年経ち、映画『精神0』を見るという今。山本先生の一貫した佇まいに感動する。そして勇気付けられる。Posted by ブクログ
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“精神科”
ストレス社会の中、この病気に対する偏見は少なくなってきていますが、それでも“精神科”について話すときは一段声が低くなります。そんなタブーの世界にカメラを向け、トキュメンタリー映画を撮った監督がいます。
作り手の意図を観る人に刷り込まないように、テロップ・ナレーション・BGMを排除した「観...続きを読むPosted by ブクログ -
映画「精神」と合わせて。
正気と狂気の境目がわからんとずっと思っていたが、なるほどスロープか。
境目なんかなかったのだ。
斉藤先生の「病院に近づかない方がいい」に共感。
病院と美容院は苦手やわ。Posted by ブクログ -
ナレーションもBGMもないドキュメンタリー映画『選挙』を観て、想田和弘という監督を知る。この手法を彼は「観察映画」と呼んでいる。ここでは、その理論と実践、方法論などが明かされている。
「観察」とは、製作者である監督のみが行うものではなく、映画を観る者も行うという二重性を持たせた概念である。そのた...続きを読むPosted by ブクログ