寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作者、初読み。多分ランキングにあったのを見て買ったと思うが、どんな話かも知らずに読み始める。
30歳になる碧が、頼りない恋人だが結婚するつもりで仕事も辞め彼の故郷に行ったものの、結婚を認めてもらえず、行きがかり上からその地の養蜂場の手伝いを始めることになって…というお話。
皆さんの★も良かった話だが、読後感としてはいささか微妙。
碧はいじめにあった過去を持ちながら、今では自分の立ち位置や居場所についてきちんと認識できているしっかりした女性で、友達の真百合やスナックのママさんも気風が良くてナイスだった一方、碧の恋人・安西がプライドだけは高く自分は傷つき易いくせに人の痛みを感じることができないどうしようもない男で、どうして碧がこんな男と一緒になりたいと思うのかが伝わらないため(女の人はこういう男が捨てておけないのかなぁ?)、いい話にも拘わらず話としての芯が通らない感じがしてならなかった。
巻頭のエピソードへの顛末もそうだが、全てに都合良くは収まらなかった話の筋には好感。
★★★にするのは忍びないが、★★★★にする程はほだされずで。 -
Posted by ブクログ
『夜が暗いとはかぎらない』で寺地はるなさんにすっかりハマって、著作を少しずつ全部読もうとしている最中です。
『ぶどうのなみだ』という映画が何年か前に公開されたのは知っていましたが、その原作が寺地はるなさんのこの小説とは知りませんでした。
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出来の良い頑なな姉と出来の悪い柔軟な弟、祖父や父、姉弟の友人達、伯父、など、個性的かつ魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。
双子の出来の悪い方と言われ続け、どんな仕事も続かなかった弟が、段々と家業のワイナリーの仕事に本気になっていく様子もいいし、出来のいい方と言われ続け、他人に弱みを見せられなかった姉が少しずつ変わっていく様子もいい。
寺地はるなさんらしいグッとくるセリフもあり、テーマもわかりやすく、お話としてのまとまりもいいです。
取り立ててここが不満、というところは無いのですが、『夜が暗いとは…』や『わたしの良い子』を読んだ時のような満足感には少し遠かった。
出版されたのはこちらの方が2年くらい前なので、段々と作品の完成度が高くなっている途中の作品だったということなのかも。先に読んだ方をあまりに気に入ってしまうと、どうしても比較の目線が出てしまって良くないですね。
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Posted by ブクログ
ネタバレスカイツリーを見上げる下町のかたすみに、
ひっそりと息づく商店街がありました。
それがー『明日町こんぺいとう商店街』
こんべいとうの角は、24個って知っていましたか?
戦後の焼跡に、24軒のお店が集まって歩きだしたこの小胆がは、
だから明日町こんぺいとう商店街。いつまでも味が変わらない。
ひとつとして同じ形がないこのお菓子には。
「商店街の永年の繁盛、お客様の健康長寿」を祈り、
「個性のある商店街づくり、店づくり、そして人づくり」という
願いが込められています。
さあ、今日も店がひらきます。
明日町商店街シリーズもこの本で第4弾です。
それぞれのお店の話を、違う作家さんが書かれているアンソロジー。
初めましての作家さんもあり、この本をきっかけにその作家さんの本を読むことも度々でした。
第4弾はこの7つの物語。
『サクマ手芸店』 寺地はるな
『ツルマキ履物店』 蛭田亜紗子
『川平金物店』 綾瀬まる
『~中古楽器・中古レコードの買取販売~ しゑなん堂』 芦原すなお
『インドカレー マーマレード』 前川ほまれ
『カフェスルス ~コアラちゃんの巻~』 大島真寿美
『おもちゃ屋「うさぎや」』 山本幸久
大島真寿美さんの『カフェスルス』は第2、第3巻にも登場しています。
”明日町こんぺいとう商店街”の中でもすきな作品の一つ。
初めましての作家さんは
蛭田亜紗子さん、芦原すなおさん、前川ほまれさん。
第4巻の中では、綾瀬まるさんの『川平金物店』と前川ほまれさんの『インドカレー マーマレード』が一番好みです。
ただ、1巻、2巻の方が面白かったかな… -
Posted by ブクログ
寺地はるな作品 初読み
大阪の片隅にある あかつきマーケットのゆるキャラ「あかつきん」
閉店もうわさされるマーケットのキャラクターが突如 失踪。
でも SNSでは街のあちこちに出没しているらしい。
同じ街に住んで、「あかつきん」に関わる街の人達 ひとりずつは知っているようで
それぞれが自分の想いがあり、生活があり、事件があり・・・・
何気ない日常だけど みんな悩んで、考えて・・・・・いきている
沢山の人のエピソードが ビーズのネックレスのようにつながっていく。
オムニバス小説
私は「昼の月」のバビルサの船出・・・・好きです。
自転車屋のおじいちゃんとその孫の話
ひと世界の中で生きていくのに 少し心疲れている方 おすすめです。