小野寺史宜のレビュー一覧

  • それ自体が奇跡

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    同じ百貨店に勤めている貢と綾の夫婦。職場のサッカー部が廃部となり気落ちしていた貢に、リーグ入りを目指すというチームからの入団の誘いがあり即決で決めてしまう。事後報告となった事でギクシャクし始める二人。仕事を続けながらの30歳からの挑戦に賛成出来ない綾と、サッカーへの熱を捨てられない貢。2人の目線で交互に描かれる夫婦の物語。
    途中綾に親しくなる男性客が現れたり、貢の同期の女性と怪しくなる場面が出たりとふらつく二人。仕事上の事も絡んでなかなかすっきりと仲直りも仲違いもないままギスギスしていく姿がハラハラする。

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    2021年12月03日
  • ホケツ!

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    中学・高校と常にベンチを暖めている彼、ホケツと聞くと、どうしても劣等感や自分をよく魅せたいという気持ちありますよね。でも彼は彼の立ち位置があり、好きだからこそ続けている理由もあり、自分では気づけないけど、周りは分かっていたり、頼りにしていたりする。

    団体競技って、こういうバランスが大事なんだろうなぁ。
    勝つことも重要だけど、それだけじゃなく、勝つためのプロセスは最も大切な気がしますね。

    目指せ、冬の国立‼目指せ、一勝(笑)

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    2021年11月07日
  • 今夜

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    なんかつながってる。
    知らないうちに誰かとこんな風につながっているのかもしれない、と考えるとワクワクする。

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    2021年10月15日
  • 今夜

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    90善人がちょっとダークなエリアに入っていく感じがよく出ている。ちょっと失敗もあるけど、再生できるんだろうなあ、と期待はできる連作でした。

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    2021年07月08日
  • 家族のシナリオ

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    ネタバレ

    母が元女優(タレント),父弟と再婚。
    元マネージャーを看とる。
    子供目線で家族との関わりや死ぬといことを体験を通して学んで行く話。

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    2021年07月08日
  • 太郎とさくら

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     小野寺作品にしては焦点がぼやけた感じがする作品でした。

     中心として描かれるのは、大学進学で静岡から上京し、卒業後もそのまま東京で就職した「太郎」の、とりとめもない日常。

     一方の「さくら」はというと、スポットが当たることが少なく、完全に脇役扱いのように感じます。
     タイトルに対する違和感が大きく残りました。

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    2022年09月29日
  • 夜の側に立つ(新潮文庫)

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    高校生の時に組んだバンド。約20年後、みんなで集まることになったが、そこで一人亡くなった。湖で、二人でボートに乗ったが、バランスを崩したことにより、一人は助かり、一人は命を落とした。悲しみにふけながらも、生きていかなければならない。学生時代の思い出、社会人での思い出など過去を振り返りながら、「今」を生きていく物語。


    小野寺さんの作品というと、「ひと」や「ホケツ」が思い浮かぶのですが、テンポよく会話のキャッチボールをしているので、会話のリズムが心地よい印象があります。

    この作品でも、リズムよく会話をしている部分があって、心地よかったです。

    冒頭は親友の死から始まるのですが、特にミステリーがあるわけではなく、思いにふけっていきます。
    この時点では40代で、その後、10代→20代→30代→40代と小出しにする形で、ループしていきます。

    ちょっと読みづらい印象もありました。年代が変わるごとに、
    「あっそういえば、このエピソードって、この年代だっけ?」と思ったことが、しばしばあって、戸惑いがありました。
    小出しにせず、一気に書けばいいのにと思いましたが、要となる部分が、後半でようやく判明するという構成になっているので、それはそれで粋な構成だなと思いました。

    その要となる部分は、

    どのようにして出会ったのか?
    いかにして、親友が亡くなったのか?

    それぞれの年代での空白だった部分を埋めるかのように書かれています。

    主人公が、文章から察するに大人しめかなと思いましたが、意外に奥手なことにちょっと驚きでした。
    それぞれが別々の人生を歩んでいきますが、特に大きな盛り上がりということはなく、淡々としています。

    人が亡くなっても、時間は流れます。生きていかないといけません。読んでいて、ゆっくりと人生に浸っている感覚がありました。

    そんな中での最後の結末は、ゾワっとざらつきのある気持ちにさせられました。爽やかに書かれているのですが、中身は「これって・・・。」と思うこともあって、ちょっと複雑な心境になってしまいました。

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    2021年06月09日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    とても好きなシリーズなんですが。

    みんな年齢がはっきりしてるので、現実的にあんまりダラダラしないほうがいいんじゃないかなぁ…

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    2021年06月08日
  • 夜の側に立つ(新潮文庫)

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    人の心には闇の部分がある。年を重ねても違う闇を背負っている。何もない人間はいない。踏み出すときには踏み出さなければ得られるものも得られないのだろうと思う。

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    2022年02月04日
  • 今夜

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    自分の中にある昏さが顔を出し、それに呑まれてしまいそうになる、そんな夜を描いた作品。

    窓から忍び込んできて自分を唆す夜、実態のない、印象としての暗さの元となる夜の粒子、といった、夜に関する印象的な描写がたくさん出てきました。

    私自身はにとっての「夜」は、多くの人が1日の仕事を終えて、ゆったりと時間が流れているような、割とポジティブなイメージだったのですが、こういう夜の捉え方もあるんだなぁと。

    また、小野寺さんの作品は、『ひと』のような優しくて実直な主人公のイメージが強かったのですが、今作の主人公たちの中には結構わかりやすくダメなやつもいて、話の展開も暗い部分が多くて驚きました。

    4人の主人公たちの夜が交錯し、最後にはそれぞれの朝が描かれる、というような割と凝った構成になっていて、最初と最後の一文もおしゃれな感じで好きなのですが、色々な方向に広がった展開が最後にまとまりきってはいないような…。
    構成が凝っている分、もっと最後に「おおー!」ってなるような何かがあるんじゃないかと期待しすぎてしまったかな、と思います…。

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    2021年06月04日
  • 今夜

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    ネタバレ

    善と悪の垣根は結構低い。そんな境目に立った四人の男女が、踏みとどまったり、踏み外した道を修正したりして、それぞれの朝を迎える。現実にはそううまくはいかないよな、と思うが、戻れるなら戻るほうがいい。

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    2021年05月13日
  • 今夜

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    03月-14。3.0点。
    登場人物4人の、「夜」を描く連作短編。
    この作者には珍しく「いい人」が少ない。
    ボクサー、タクシードライバー、警官、教師の4名。
    悩みながらの日常を描いたのかな。
    ラストは良かった。

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    2021年03月12日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    03月-10。3.0点。
    みつばの郵便屋さん第6弾。
    いつもの配達に、少しずつのエッセンス。安定の面白さ。

    周囲に少しずつ変化が。相変わらず会話文が面白い。

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    2021年03月09日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    【収録作品】階下の君は/今日もゼロベース/あきらめぬがカギ/秘密の竹屋敷 
     善人ばかりでほっとする。こうあってほしい社会。

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    2021年02月28日
  • その愛の程度

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    妻の職場の仲間と出掛けたバーベキューで、川遊びしていた娘が溺れるのを見てとっさに川に飛び込んだ守彦だったが、その腕の中にいたのは娘ではなく一緒に溺れた別の女の子だった。
    娘も助かったが、その日から口をきいてくれなくなり、妻との関係もぎくしゃくし始めて、困り果てた守彦はとりあえずの間と家を出る、といった発端。

    だけど、なんか、彼の行動には違和感があるなぁ。
    家を出るのはまだあるかなと思うが、助けた娘の母親・結衣から連絡が来たからといって、彼女が働く喫茶店に通ったり、家に行ったりするかなぁ…。
    下心があるのかないのか、中途半端に生真面目っていう感じで、小池くんでなくこっちこそ度を越えているような気がするぞ。
    どういうつもりか守彦の気を惹きながら最後に梯子を外す結衣のほうもどうだかなぁ。

    この二人だけでなく出来てくる人物が皆、私にとってはどこか変。
    大人の振りして自分が一番大事の妻やバイト先の女性たちに次々と声を掛けていく塚越くんには付き合いきれない感じだし、どうしようもなく性悪女の品田くるみと彼女に首ったけで全く学ばない小池くんのカップルもなんだかな…。
    守彦が人事課長に登用されたり、最後の深井さんの登場まで、真面目に悩む話な割には軽い話に微妙な陳腐さや違和感を覚えたのでした。
    ★は2と3の間くらい。

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    2020年12月21日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    11月-11。3.0点。
    みつばの郵便屋さん第4弾。
    もう4作目か。いつもの日常、郵便配達を描く。
    町の人たちのキャラが良く、心になじむ。
    ほんわか読める。

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    2020年11月11日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    10月-19。3.0点。
    みつばの郵便屋さん第三弾。同期の女性配達員が異動してくる。父親も配達員だった、男勝りな性格の彼女。
    短期バイトも入り、いつもの日常。

    何気ない言葉の使い方が上手い。次作も期待。

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    2020年10月20日
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙

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    10月-18。3.0点。
    みつばの郵便屋さん第二弾。
    今回も、配達しながらの出来事を描写、連作。
    癒やされる日常。不登校の中学生との触れあいなど。
    新人も入り、指導役にもなる。

    次作も期待。

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    2020年10月19日
  • ナオタの星

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    9月-10。3.0点。
    脱サラし、シナリオライターを目指す主人公。
    仕事せずに、彼女にも振られる。

    こういうの描かせると、上手いな、この作者。
    何気ない日常に変化を加えながら、少しずつ進む物語、主人公。

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    2020年09月11日
  • 太郎とさくら

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    複雑な家庭関係なことは分かった。
    それでも良い人達の集まりだということも分かった。

    しかし、話のテーマがよく分からなかった。
    家族・・・か・・・?

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    2020年08月11日