小野寺史宜のレビュー一覧

  • ナオタの星

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    小野寺さんの作品は、普通の、強いて言えば冴えない男のうだうだ感が上手いなぁと思う。
    周りの人達のさりげない温かさも心地よい。
    冴えない中に前へ進もうという気持ちがある事にホッともさせられる。
    きらびやかさのないこの感じに惹きつけられる。
    今回は売れてもいないシナリオライター。
    同じアパートの住人、同級生のゴタゴタに巻き込まれながらも、シナリオライターであり続ける姿勢が良かったな。

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    2020年08月04日
  • 太郎とさくら

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    姉の父、でも自分の父ではない。全く関係ないわけでもないけど、自分だけからするとやっぱり関係ない。
    なのに、ここまで相手にできるって心が広いわ。困っている人を放っておけないタイプの人間なんだろうな。

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    2020年07月24日
  • ひりつく夜の音(新潮文庫)

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    46歳独身の下田保幸がひょんな事から22歳の青年、佐久間音矢と出会う。
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    前半は下田の性格や暮らしぶりが丁寧に書かれている。
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    クラリネット奏者の下田は常日頃、節約生活に努めていて、節約ぶりに余念がない。
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    そして週に一度はファミレスで750円の朝食バイキングに行きたらふく食べる。それが彼のご褒美なのだ。
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    音也はルールを守らない人が大嫌いで、度々喧嘩騒ぎを起こす。
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    物語の後半では、そんな下田と音也が同居生活を始め、色々な事が少しずつ変わっていく。
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    まっすぐで破天荒な音也と、几帳面で保守的な下田の凸凹コンビの関係がとても面白いです。

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    2020年06月26日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    ネタバレ

    トレーラーと空き巣の話
    クリーニング屋さんが大きなポストになる話
    喪中ハガキと初恋の子に気付かれる話
    初恋の子の話を聞く話

    初恋の想い出を、相手も覚えてくれていた

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    2020年06月20日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    ネタバレ

    かもめーるの話、美郷さんが誰と付き合っているかわかる話、現金書留の話、公園で見かけていたお弁当カップルのその後の話。
    大きな事件はなく、毎日が過ぎていきます。

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    2020年06月20日
  • 太郎とさくら

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    6月-16。3.0点。
    静岡出身で東京で一人暮らしをする主人公。
    姉の結婚で帰郷する。母は離婚経験あり、姉とは異父姉弟。

    なーーんとなく進んでいくストーリー。流されやすい主人公と、その周り。
    姉の元父も何故か主人公の周りに。
    サラッと読める。

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    2020年06月17日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    ネタバレ

    シリーズ第3弾。あっという間に読めてしまう、それがいい、そんなシリーズです。

    新キャラクター、女性配達員筒井さんは、さっぱりしていて線引きがきちんとできる人。相手のミスに対しても、自分のミスに対しても、なあなあにすることはありません。うーん、かっこいい。

    もう一人の新キャラクター、荻野くん。
    仕事って、働くって、なんだろう、と彼を通して改めて考えました。
    仕事を楽しむということは、やるべきことをきちんとやったうえで、楽しみを見出すということだ、と先述の筒井さんが教えてくれました。
    彼がもう一度戻って来てくれてよかった。もちろん、小説だから、というのはありますが、小説ぐらい夢を見させてほしいものです。


    気になる点が二点。
    一点め。
    ここは、読点では?という箇所が句点になっていることがしばしばありました。いやいや、句点で合っています!と言われればそれまでですが…。「、」が「。」になるだけで、かなり読みづらかったです。「、」と「。」のもつ力ってすごいんだな、なんてことを考えてしまいました。

    二点め。
    裏表紙に書かれているあらすじがしっくりきません。
    「〜筒井美郷は、気が強く、周囲をハラハラさせてばかり。フォローにまわる主人公・秋宏は、彼女が親子二代の配達員と知り、興味を抱き始めるが──。」
    周囲をハラハラ?
    フォローにまわる?
    親子二代のことに興味を抱く?
    そんな描写があったでしょうか。
    特に、二代目の話については、この巻のサブタイトルにもなっていますが、そこまで強いエピソードだとは思いませんでした。

    たしか、前回も同じようなことを思ったはず。このあらすじを読んで本を手に取った人は、話が違う、と思う気がします。

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    2020年06月14日
  • その愛の程度

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    35歳の守彦の結婚、離婚、仕事、恋愛。
    溺れた義娘を助けたつもりが別の子で、それまでうまく行ってたような家族が微妙にうまくいかなくなり、、
    そう落ち込まずに新たな別の人間関係も生まれ、
    淡々としてるんだけど、いろいろ考えてる守彦。
    特に結末とかないんだけど、こういう考える系の男性が主人公の本は好きだけど、現実の男性は小池くんみたいに少し単細胞がいいなぁ。

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    2020年05月12日
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙

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    ネタバレ

    安心して読める、日常系の話です。

    「そのあとが大事」は、分かるー!と思って読みました。若いうちは、謝ることは負けを宣言することのような気がしていました。しかし、社会人生活も長くなり、謝ることの大切さが分かってきました。何をどう謝るのか。自分個人としてではなく、一会社の者として、ある部分に関して謝る。秋宏くんが何度も言うように、気を付けていてもミスや間違いはあるのだから。大事なのは、その後ですね。

    嬉しかったのは、宮島大地くんが出てきたこと。中学生時代ですが。そこでようやく、「あ!みつば!」と気づきました。もしかしたら、「ホケツ!」の方に郵便屋さんが出ていたかもしれません。好きな話だったから、そちらをもう一度読んでみようかと思いました。

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    2020年04月18日
  • ひりつく夜の音(新潮文庫)

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    仕事も少なく、細々と暮らしてる46歳独身のプロのジャズクラリネット奏者が主人公。 
    良い意味で“親父の哀愁“が溢れている文体で描かれている日常。その日常とは変わり、演奏している描写は生き生きと楽しそう。

    “朝食怪獣にまた今日もなってる“
    レストランでのバイキングを朝食海賊と呼ぶ例えは個人的にハマった

    作中で46歳が過去の栄光、時の流れを振り返る。時が経った自分に照らし合わせ考えると上手な歳の取り方は何だろうかと考えさせられる。

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    2020年04月01日
  • 太郎とさくら

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    直感というか、思いつきというか、その時の気持ちにストレートに行動してしまう太郎にやや不安を感じながら、姉目線で?読んでしまい、彼女とのやりとりも致し方ないよ、とほほ、となった。
    周りも良い人ばかりだからいいものの。
    まぁ、しっかり者の姉と、そんな弟の、少し訳ありなほのぼのストーリー。

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    2020年02月02日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    読んでいて何が清々しいかというと、
    主人公のさらっとしたポジティブ感と現実感。好きです。
    仕事に対しても人に対しても、
    ポジティブにさらっとしてる。羨ましいな。
    誰かに、これからも郵便をよろしくお願いします、って
    最後に言うの好き。

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    2020年01月15日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    シリーズ4弾。
    なのに1弾だと思って読んでしまった。。。(笑)
    でも、続きものだとは思わず、スッとすぐに読めた。

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    2020年01月12日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    シリーズ第三作。

    今回は女性配達員と、大学生のアルバイト配達員が新メンバーとして加わる。
    女性配達員の美郷は気が強く物怖じしない。集配先の会社からクレームがあっても聞いている秋宏がハラハラするほどはっきりと応対する。
    一方のアルバイト荻野は覚えがよく慎重に仕事に取り組むが、割り切りが早い。

    郵便ハガキだとわずか60円ほどで全国配達してくれる。封書でも普通郵便なら数百円。
    雨による多少の滲みや仕分け中のちょっとした破れ折れなどは許容範囲だろう。
    だがそのハガキや手紙にどんな思いが込められているのか、出す人受けとる人にとってどれほど大切なものかは分からない。
    あまりに一つ一つを丁寧に慎重に扱っていたら配達は終わらない。でもそういう思いが込められているものかも知れないという気持ちで扱ってくれる配達員さんには敬意を表したい。

    タワーマンションに住むおばあちゃんとの話は今時だなと思う。
    お茶やお菓子を勧められたら基本的に断らない秋宏だが距離感は難しい。踏み込んで良いのか通りすぎるべきか。
    その時の一瞬の判断が人を救うこともあれば、トラブルに巻き込まれる場合もある。

    失敗したら次からしないように気を付ければ良い。それでまた失敗したら謝れば良い。
    美郷の言葉は非常にシンプルだが、プライドや感情や人間関係が邪魔をして難しい。

    みつばの郵便配達員たちはみんなキャラクターが違う。考え方、価値観、思考回路が違うからそれぞれ助け合って補い合って、色々なアプローチや考え方に気付かされて良いのかも知れない。
    一度ドロップアウトしても、それで拒絶というのではないのも良い。これも色々な配達員がいるからだ。

    それにしても、両親が離婚して実家に一人で暮らすことになっても、弟が人気俳優でも、その彼女がこれまた人気芸能人でも変わらない秋宏は凄い。芯がしっかりしているということだろう。

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    2019年12月01日
  • その愛の程度

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    小野寺史宜といえば物静かな男性主人公の日常がちょっとだけ揺らぐ話です。当然今回もそうです。
    主人公の豊永守彦が妻の連れ子との関係悪化をきっかけに離婚、それでも周囲の人々と表面的に関係を持ち続けた結果、「すべては愛の程度だ」と解脱したような内容。
    著者の作品にしては登場人物に特殊な人物が多く登場する。
    効率厨で人生をRTA実施中の元妻の成恵、主人公にコナをかけつつ大事なところは浮気で別れた元夫を頼ってしまう結衣、どう考えてもビッチ認定の品田くるみなど、全体的に恋愛観・結婚観・家庭観がまともではないキャラクターがもりだくさんだ。登場人物で唯一まともなのは小池君くらだよぉ…

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    2019年11月12日
  • 太郎とさくら

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    ほのぼのとした感じで好きですね。
    たまにはいいかなという感じです。
    ただ、こんな感じの本ばかり読んでいる物足りなくなる気がします。
    自分だけかな

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    2019年09月22日
  • 人生は並盛で

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    ネタバレ

    一気読み。面白かった。題名から想像できてしまうとおり、登場人物に、これといった特別感は無いけれど、日々の出来事に、それぞれの人生を一つの線上につなぎ合わせていく。良質な2時間ドラマを見た感じの読後感。ただ、ナツは生きていてほしかったなあ・・

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    2019年07月07日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    小野寺史宜さんの「幸せの公園」、みつばの郵便屋さんシリーズも№4まできました。2017.10発行。ややマンネリの兆しが見えてますので、この辺でギアチェンジをお願いしたいと思います(^-^)

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    2017年12月27日
  • リカバリー(新潮文庫)

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    最愛の息子を交通事故で亡くしたプロサッカー選手の灰沢。一方、加害者の父が自ら命を絶った佳之也もプロサッカー選手としてデビューする。絶望から再生へ、二人の生きざまを爽やかに描く人生再スタートの物語。
    ストーリー設定は人の死が絡むので重いが、サッカーというスポーツが舞台なので暗い気持ちにはならない。二人の主人公が挫折を経験しながらも、自分が生きて行く道が明確なのがいい。読者に勇気を与える小説だ。

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    2017年12月25日
  • 太郎とさくら

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    ネタバレ

    2017/6/14
    太郎いい奴なのにもったいない。
    でも紗由ちゃんに太郎の考えてることはわからんものな。
    仕方ない。
    だいぶお人好しやしな。
    イラつくかもw
    みんな納まるとこに納まってスッキリした感じ。

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    2017年06月15日