小野寺史宜のレビュー一覧

  • 太郎とさくら

    Posted by ブクログ

    母の前夫の娘である、姉のさくらと、今の夫の息子である太郎とは、血のつながりは半分である。
    姉は結婚して苗字が変わった。
    義理の家族として、それでも和やかに暮らしてきた毎日だったが、一段落。
    そこから始まる物語。

    太郎、いろいろユルい。にぶい。
    来るもの拒まず。
    結果として彼の周りではいろいろつながる。
    意外なことに人を幸せにする才能があるのではないか。
    ただし、幸せになれる才能のある人に限り。

    お話もゆるゆる進むが、ほっとするユルさである。
    納まるところに納まり、帰りたい人は帰れる、小さな幸せだ。
    太郎が幸せになるところも見たかったです。
    人を幸せにするだけでは「幸福の王子」の燕になってしまうから…

    ただ、ラストをみると、知らないうちに彼は少し大人になっていたようです。
    幸せをつかむ日もそのうち…ゆるゆるとやってくるでしょう。

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    2017年04月12日