佐野徹夜のレビュー一覧
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アリオとユリオ、遺伝子も環境も同じ二人。
去っていった者と残された者。
選ばれた者と選ばれない者。
対比の中に強い劣等感、絶望を抱きつつも無意識の0.2秒での決意に残された者の強さを感じました。
生きている、それだけで意味があるのだと思わせてくれる一冊です!Posted by ブクログ -
まみずのことがまだ好きなのが
切ないし医者だから忘れなくていいって
ほんとに切なくて苦していとおしかった。
香山はくそだった。
相変わらずくそだったから
まみずとくっつかなくてよかった。Posted by ブクログ -
最後の最後にえ、まじかと驚かされるシーンが印象に残ったが、それ以上に不器用な彼、彼女らの生き様が興味深かった。Iをこめて、そのタイトルがどんな意味を持つか、どうやって回収するか気にしながら読んでいたが、iの世界という概念は案外誰でも持ってるんじゃゃないかと思う。自分自身のiを問答しながら生きていけた...続きを読むPosted by ブクログ
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以前に買って積読してた本でした。
パラレルワールドを意識したタイトルかなって思い、読んでいて、初め読んでいたら予想通りでした。。。って感じな展開かと思いきや。。。って感じです。
読みやすい作品で理解しやすいと思います。
あと、「i」ってのが虚数ってことがわかってると更に深く理解しやすいかなって思いま...続きを読むPosted by ブクログ -
前作の後日譚やサイドストーリーが短編集として纏まったもの。
個人的には、本編を読んだ時に気になっていたキャラクターだった香山について細かく触れられているのが良かった。
+fragmentsを読むことで、さらにキャラクターの深みが増し、本編の理解もより深まるのではないかと思う。Posted by ブクログ -
これやって何か意味あんのかなって、よく思うこと多かったけど。そういうものが現実を変えてくれるキッカケだったりすんだなあって、何か新しい価値観をもらった気がする。
この小説読み終わってから、もっと沢山の本読みたいって思えた。Posted by ブクログ -
本編を読み終わって、この後どうなるんだろうと思ってすぐ読んだ作品。
岡田も香山ももう会うことはできない人の残像を追いかけていて、本人は幸せだと思うけど、切ないなぁと思った。
自分もその立場になったらどうするんだろうか。本編とこの本を読んでとても考えさせられた。
読み終わった後、終わってしまった虚無感...続きを読むPosted by ブクログ -
本編より先にこっちを読んでしまった。でもおもしろくて本編もだいたい想像出来てこれだけでも楽しめた。
その後本編も読んでせつないラブストーリーだけどいいお話しだなぁと思いました。Posted by ブクログ -
「君は月夜に光り輝く」の後日談と、本編で語られなかった主人公二人のエピソードも入った短編集です。「君は月夜に光り輝く」に感動した後に、その余韻に浸るのにちょうど良いボリュームです。その中で、「ユーリと声」は、香山彰を主人公に書き下ろした作品で、読み応えがありました。Posted by ブクログ
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世界観が素晴らしく良かったです。僕はしばらく虚数の世界にいましたね笑
死んだ人にメールをする人の心情を汲み取る斬新さは何か自分をどこかへ連れ出してくれました。
ただ、一つ不満があるとすれば後半がダルくなったなぁと思いました。それは、吉野の死の真実が染井に伝わってないと思ったからです。吉野がなぜ死ん...続きを読む