佐野徹夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「発行病」という月の光を浴びると体が淡く光るという不治の病で余命いくばくもない高校一年生、という設定。
命の終わりへと近づいていくほど強く発光するこの病気は、死とともに生も強く実感されるのだろうと思います。
当事者はもちろん、それを目にする人も。夜病室から連れ出してドキドキしてみたり、もう来ないでとかわざと突き放してみたり、青春かよってなっちゃいました。
死ぬまでにやりたかったけど私の代わりに君がやってきて、バンジージャンプ、って言われてホイホイやるの少し驚愕でした笑
いろいろ無理筋いっぱいなのになぜかイライラせず読み進められる。主人公のキャラで救われているんだな。
ロミオとジュリエットや中原中也などの死生観も交えつつ緩急があってギャグとシリアスの雰囲気がバランスよく読みやすかったです。
思春期の表現も共感できたし、全体の構成が素敵でした。
まぁ、死のうとするところは万人受けはしないのかもですが、私にはわかるなぁって感じでした。
で、映像化されてたんですね。観てないけれど泣けるだろうなぁ、と思ってネトフリで見てみようかと思ったり。 -
匿名
購入済み3巻
(あくまで個人的な見解です)
なかなか難しい話ですね…
次で完結なのは分かってました。
3~4巻が同時販売でしたからね。
でも明らかに3巻で完結する流れだったはずでした。
でも違ったんですね。
今回は2冊とも買いましたんで次がラストなんでワクワクしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岡田卓也
私立の中高一貫校の高校一年生。彰が請け負ったまみずへのお見舞いを任される。姉を交通事故で失い、生きることに嫌気が差している。まみずから死ぬまでにやりたいことを代わりに実行する。
渡良瀬まみず
卓也と同じ学校の高校一年生。発光病という不治の病で入院しているため、中一の五月から学校に来てない。昔は深見という苗字だった。卓也に死ぬまでにやりたいことを実行してもらう。
芳江
卓也の担任。
香山彰
卓也とまみずの同級生。だらしない。卓也の恩人。まみずとは昔からの知り合い。
岡田鳴子
卓也の姉。卓也が中一のとき、車にひかれて死んだ。享年十五歳。
卓也の母
鳴子が死んでから卓也まで死ぬんじゃないかとずっと心配している。
律
まみずの母。
岡崎
看護師。
深見真
まみずの父。
平林リコ
卓也がアルバイトをしているメイド喫茶の先輩。永遠の十七歳で本当に十七歳。
香山正隆
彰の死んだ兄。生前の鳴子の恋人だった。 -
Posted by ブクログ
今をときめく作家による、15ページずつの短編集。斜線堂有紀の作品で本文最後に「仕掛けが分かった?」と聞かれ、うむむわからん、一番気になりました。わかったことといえば前半の世界狭いうちは使う文字に制限かけてあること、だから、「私」はなくて、「I」。「難しいかもよ」じゃなくて、「むずいかもだよ」。彼の名前は「 」。これは10文字、または空白入れて9文字なのかなぁとかなり考えたけど、思いつかなかった。「しゅうとう」「ねんどう」「ごとう」「うとう」/「しゅうじ」「しゅうと」「しゅんご」「しゅうご」とか?でも適当な名前じゃ意味はないしなぁ…。
されど世界の終わり 三秋 縋
わたしたちの教室 佐野徹夜
息継ぎもできない夜に 松村涼哉
じゅうごしゅうねん、おめでとう 斜線堂有紀
穴があったら入りたい 一条岬
十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語 綾崎隼
いざ、さらば 村瀬健
超能力者じゃなくたって こがらし輪音
星空に叫ぶラブソング 青海野灰
余白の隠れ家 古宮九時
初恋灯籠 遠野海人
世界が十五になる前に。天沢夏月
見花 入間人間
前略 十五の僕へ 時雨沢恵一
朝の読書だ nyan 高畑京一郎 -
匿名
購入済み2巻
(あくまで個人的な見解です)
なるほどですね。
私の想像以上になってきました。
でも女の子と男の子が恋をするって色んなケースがあるんだなって思いました。
この物語の結末はハーピーエンドがバッドエンドか気になります。 -
Posted by ブクログ
現実には存在しない不治の奇病「発光病」の設定に、残酷さはあるものの、どこか儚さを感じられ、惹きつけられた。
物語の中心となる卓也とまみずは、学校という日常的な場所ではなく、「病室」という特別で限られた空間を通して、少しずつ心を通わせていく。
卓也が病室に足を運ぶ度、2人の間にある溝が深まっていくが、それと同時にまみずの余命は静かに終わりへと近づいていく。
もし、自分が明日突然余命を宣告されたら——
今の私には、まだやりたいことが山のようにあって、全て書ききれないだろう。
人生を諦めたいと思ったそんなときには、やりたいことリストを書いてみようと思う。
きっと本当にやりたいと思えることがあるのなら、思い残したまま命を終わらせたいとは思わないはず。
だから、日頃からやりたいと思うことはいくらだって見つけていいと思う。
後書きには、本作は佐野先生本人の人生経験も反映されていると述べられていた。
作者の背景を知ると物語の奥行きが更に深まって良い。
特に個人的に生きる上で救われる言葉もあったので、ぜひ最後まで読んでほしい作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
ノルウェイの森の逆方向を読んだ感じ。
まみずは卓也に愛があるところ、
登場人物が全然孤独じゃないところ、
これからも生きていく最愛の人を想えるところが素敵。
もうすぐ亡くなってしまう娘を抱える母、亡くなってしまった娘がいる母、どちらも随所に描かれていて泣きそうになった。卓也が、姉とまみずの死を受け入れられて、母の隣で泣いている場面が泣けた。亀、かわいい(笑)
まみずと卓也の軽快な会話が面白かった。
加山と卓也を中心に学校生活が詳細に描かれていたのが、青春を感じられてとても良かった。まみずも卓也のおかげで学校生活の中に入っている場面が、全く孤独を感じられず、とても良かった。あぁ…卓也もまみずのおかげで学校生活の中に入れたんだった。すごく理想的な関係でほっこりした。
図らずもサイドストーリーから読んだけど、正解だった。
加山と卓也の奇妙な関係を理解してから読んだほうが、卓也の言動の理解が深まる。まみずと出会ったこと、出会えた時期もお互いにとって最良だったんじゃないかな、と思えた。
わたしもまみずのように、自分は幸せだと、愛する人たちの幸せを祈りながら、眠るように死にたい。