佐野徹夜のレビュー一覧

  • この世界にiをこめて

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    ー現実に期待なんかしてるから駄目なんだよー

    前作の時も思ったけど、何故この作者はあの中高生の時に強く感じた生きづらさや世界に絶望したような感情の描写が上手いんだろう。多分私が中高生だったら共感して一緒に川にとびこんでいたかも。今でもしたい気持ち

    この子達の「生きづらさ」はいつか無くなるんだろうな、その感情すら一切を忘れるんだろう。そんな事を感じさせられながら読みました。

    愛とはなんだろう
    実感のない、実態のないそれをどうこめるのか
    重いテーマのはずなのにとても読みやすいです

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    2021年07月09日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    18の僕には刺激的な作品でした。生々しい作品です。読みやすいけど読み進めるのが怖くなるような作品でございました。精神が安定している時から精神がぶっ壊れた時にお読みください。

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    2021年03月29日
  • アオハル・ポイント

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    流石佐野先生といった非現実と現実の境界を曖昧にして書く作風が大好きです。ただ他の作品と比較して非現実に飛躍し過ぎている(-2)な印象でした。

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    2021年03月26日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    生きるということは本質的に自傷行為のようなものなのかもしれない。人間は生きているだけで傷つき損なわれていく、そして死に着実に近づいていく。それは自傷行為と何が違うのだろう?人は生きるという行為を通して自分を少しずつ傷つけ損ない、死に近づけていく。



    佐野徹夜さんの作品の「君は月夜に光輝く」を読んだことがあったので、内容の違いにとても驚きました。
    暴力的なシーンがとても多いので、怖いなと感じることもありましたが、さすがは佐野さん、とても読みやすく一日で読み切りました。
    内容が少し重めだけれど、現代の目を背けたくなるけれど背けてはいけない問題の数々を取り上げている作品だと思います。私は今まで生

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    2021年02月16日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    「さよなら世界の終わり」という名前と、表紙の綺麗さに購入しました。途中から世界観がうまく掴めませんでした。それでも、友人を思う気持ちや、取り巻く色々な状況に共感する部分もありました。日常場面をとても綺麗な描写で表現されている部分がありました。

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    2021年02月16日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    少し、え、、、っていう部分があった。
    不思議なストーリーで、人には勧められないかなって
    思ってしまった。

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    2020年12月31日
  • この世界にiをこめて

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    結局は将来、役に立たない意味がないことでも
    一生懸命にしようってことなのかな?


    小説家って変わっていると言うけれど、
    やはり変わってるなぁとよくわかる
    小説だった。

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    2020年11月22日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    死にかけると特殊能力が発動する設定上、自らを傷つける主人公達。残虐ないじめの標的にされている主人公。なかなかにヘビーな内容でした。

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    2020年09月17日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    「世界なんて終わってしまえばいいのに」
    私もそんなことを考えたことがある。共感できるところが多々あった。3人の関係も独特で面白かった。

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    2020年07月10日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    異色の青春小説でした。
    ある出来事がきっかけで、3人には、ある能力が備わりました。死にそうになったとき未来が見える間中、手首を切り死にそうなとき幽霊が見える青木、死にかけると人を洗脳できる天ヶ瀬。
    この3人が、辛い絶望の状況ながらも生きる姿を描いています。
    終始、いじめや虐待、殺人などありとあらゆる負の要素が満載で、ずーっと暗闇の中を歩いているようで、暗く苦しい気持ちばかりでした。
    苦しみもがいている描写は、作者の心の中を映しているようで、文章を通して、伝わった感じがしました。
    また、▶️(再生ボタン)や⏸(一時停止ボタン)など記号を使って、時系列を巧みに誘っていて、一風変わっていましいた。

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    2020年06月04日
  • アオハル・ポイント

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    自分の気持ちより絶対的な値は優先される。 わからない方が自分らしくいられたり、成長できたりするものもある。 ただ、何か答にすがりたくてすがりたくてたまらない。いつもあるはずのない正解を捜してしまう

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    2020年05月18日
  • 君は月夜に光り輝く

    購入済み

    明日も生きよう

    友人に絶対泣けると言われ読み始めましたが、展開がよめ、泣けなかった
    が、登場人物がちょっと変わってて、やりとりなどおもしろかったです。

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    2020年05月11日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    本編を読んでいたのでこちらも気になって購入。
    香山目線の話もあったり、入試の試験の話があったり。
    本編の裏側的な話と、それから時間がたったときの話と。
    大学生になって声やユーリとの話はなかなか私的には進まなかったのですが、それでも最後まで読みました。

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    2019年10月29日
  • この世界にiをこめて

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    映画『君月』を観て佐野徹也さんを知り、映画が面白かったので、期待をこめてこの本を読んだ。感動というものはなかったが、人を愛することができない、社会に馴染めない主人公のむしゃくしゃする気持ちを共に味わいながら読めた。個人的に数学が好きなので、i(虚数)の話をリアルな世界でうまく例え、表現している所が印象的だ。この本は一読しただけでは到底理解し難いものがある気がするので、また空き時間にでも読んでいきたいと思う。

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    2019年04月29日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    本編を読んだのは2年前。当然のことながら全く覚えていない。   
    特に香山のことなんて存在すら抜けていた。       
    なのでまぁ……あんまり……。

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    2019年04月03日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    2019年3月に実写映画が公開される佐野徹夜氏による「君は月夜に光り輝く」の続編。雑誌「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された短編などを収録。雑誌掲載分の短編は、本編を補完する意味でなかなかおもしろかった。まみずと卓也のやり取りをそれぞれの目線から見る事が出来たり、香山がまみずを好きになったきっかけを読めたのは良かった。書き下ろしの香山と侑李、声の物語はちょっと微妙だったかな。ちょっと痛々し過ぎると感じました。実写映画では、こちらのエピソードも少し採用されているのだろうか。

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    2019年03月05日
  • この世界にiをこめて

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    ネタバレ

    吉野への執着がすごい。死を受け入れているはずなのに。あれはもはや悲しみとかではないと思う。だけどはっきりわからなかったのは吉野の最後の言葉。結局彼女は誰も愛せず死んでいったってこと?みんなが言うほど青春って感じがわからなかった。教えてください

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    2019年01月01日
  • この世界にiをこめて

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    迷ったとき、つらいとき、やることがないとき、僕は吉野にメールを送る。半年前に死んだ吉野から返信があるわけもない。でもある日、吉野から返事が届いた…。

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    2018年09月20日
  • この世界にiをこめて

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    青春物語だなぁ~
    って感じました。

    小説の良さ
    自分が本を読みだしたきっかけ
    というのを思い出す
    そんな本でした。

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    2018年05月07日
  • この世界にiをこめて

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    『小説を愛してる、すべての人に』冒頭の一文に呼ばれた気がして読んだ、早逝の女子高生小説家とその周りの人々の物語。

    人の気持ちが分からない、だから小説を書く。こじらせ思春期のようだが、自分もそう思って文章を綴っている節はあるので分かる。

    感情の捉え方が苦手な登場人物たちがもがいて文章にすがる様や、虚数「i」を使った仕掛けは面白かったが、心理描写などの掘り下げが浅く、例えば「その恋情の発生と処理、呆気なくない?」的な場面があったり、虚数も逸話を含めてもっと概念的に掘り下げて欲しかった。素材が良いだけに惜しい感。

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    2017年11月23日