佐野徹夜のレビュー一覧
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装丁が美しく、ちょっとめくって手にとってみた本。
率直に言えば面食らった。ライトノベルで「小説」とは、「小説家」とは何たるかをこんなに見つめた本があったとは。
文章に癖がないし、個人的にはぱらぱらと見られる独特の比喩が好き。ドライヤーで乾かす髪の毛みたいに揺れる草、とか、DVDのチャプターをでたらめに押すみたいに、とか。あーなるほど、と理解できるのに使い古されてない、絶妙な例えが作品にきれいに溶け込んでいて、これが魅力かー!と唸ってしまった。
惜しむらくは、帯や裏表紙の押し売りが強いこと。圧倒的感動、とか衝撃の結末、とか、この本の強みはそこじゃないだろう。むしろそういうのとは違う、生きる -
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Posted by ブクログ
ネタバレ岡田卓也
高校三年生。彰の代わりにまみずの見舞いに行く。まみずの代わりに死ぬまでにやりたいことを実行する。現役で医学部に合格する。
香山彰
卓也とまみずの同級生。中学の試験会場で初めてまみずを見た。初恋。大学は一年浪人して芸術学部に入る。
渡良瀬まみず
中学一年のときに、体調不良で入院する。発光病。旧姓は深見。
岡崎
看護師。
香山正隆
彰の兄。優秀だった。交通事故で死ぬ。鳴子の恋人だった。
岡田鳴子
正隆の彼女。卓也の姉。正隆が死んでからしばらくして、交通事故で死んだ。
律
まみずの母。
市山侑李
彰が通う大学の卒業生。ピアノ教室とレコードショップをやっている。
香奈
彰が口 -
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あらすじ
「俺、見えるんです」
人間には、目に見えないポイントがある。
テニス部(+4)イケメン(+6)コミュ力(+7)
空気が読めない(-4)ダサい(-1)友達がいない(-2)
ポイントに左右され生きる青木。本当にポイントが大事なのかーー。これは俺たちの、人生の分岐点(ポイント)の物語だ。
感想
"これはもっとリアルで切実で、そしてすごく普通の話なんだと思う"
誰しも意識したことがある「ステータス」がある日ポイントとして露呈していたら。青木と同じようにポイントで立ち回ってしまうだろうか。自分を失ってまで…。
人間の醜さが全面に出ていて、不快感を覚える。
私達が普段無意 -
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