佐野徹夜のレビュー一覧

  • アオハル・ポイント

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    あらすじ
    「俺、見えるんです」
    人間には、目に見えないポイントがある。
    テニス部(+4)イケメン(+6)コミュ力(+7)
    空気が読めない(-4)ダサい(-1)友達がいない(-2)
    ポイントに左右され生きる青木。本当にポイントが大事なのかーー。これは俺たちの、人生の分岐点(ポイント)の物語だ。

    感想

    "これはもっとリアルで切実で、そしてすごく普通の話なんだと思う"
    誰しも意識したことがある「ステータス」がある日ポイントとして露呈していたら。青木と同じようにポイントで立ち回ってしまうだろうか。自分を失ってまで…。
    人間の醜さが全面に出ていて、不快感を覚える。
    私達が普段無意識に行っているその行為に、目を背けたくなる。ポイントの高い曽山、低い春日。
    そこに全てが現れているのだろう。
    ポイントを気にせず、自分を貫き通し生きること、
    それがどれだけ難しく大切なことかを考えざるを得ない作品だった。

    評価
    嫌いな人はとことん嫌いな内容だろうと思った。
    いじめの場面、現代社会の問題を顕著に表していて、すごく胸が締め付けられる重い内容に、心が折れる人がいると思う。
    おすすめはできるけど人を選びそう。

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    2025年02月19日
  • 君に贈る15ページ

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    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

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    2025年01月21日
  • 君に贈る15ページ

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    作家のラインナップを見て、読みたくなる人を揃えているなぁとワクワク。

    15ページでも物語は紡ぎだされる。
    けれど、展開にファンタジーを詰め込もうとすると、転が組み込みにくそうに見えた。

    村瀬健さんの「いざ、さらば」が一番印象に残ったかな。

    卒業式という一つの場面を掘り下げることもそうだけど、他者から「どう見られていたか」で、自分の存在価値を振り返ることの切なさ。

    でも、真っ直ぐに生きてきた痕跡を、自分の見えていない他者は見ていたことを知り、鬱屈した想いからも「卒業」するという、まさに青春なストーリーが良かった。

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    2025年01月04日
  • 君は月夜に光り輝く

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    ちょっとストーリーはベタかなって思ったけど読みやすい作品でした。 死んでいく人間の絶望と生き残る人の絶望。生きていて避けられない対称的な絶望をどことなく感じました。

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    2025年01月03日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    なんだか複雑な背景ではあったものの基本は思春期特有の感じっていう印象から脱せてない感じがした。その背景がある意義があんまりって感じた。

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    2025年01月03日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    佐野徹夜さんの本が好きなので読みました。佐野徹夜さんの本を何冊か読んできたらわかることがあってまず、主人公はだいたい中高生ぐらいの男子。厨二病感があって全体的に暗い雰囲気です。こんな感じの作風が好きな人にはおすすめできる作家さんです!!

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    2024年11月17日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    ネタバレ

    なかなかに重たい話でした。
    自分とは?家族とは?友達とは?
    生きる意味や犯罪を犯すこと、倫理観などについても書かれています。

    主人公、色々諦めていて無気力で、だけど目が離せなくて読み進めてしまいました。

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    2024年10月13日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    ネタバレ

    主人公は誰とも慣れず、心を開かず、透明な存在でいようとする点は、タイトルに即していますが、透明な存在だと盛り上がりも盛り下がりもなく、平坦な内容で少しシンドかった。全体として透明感のある小説だったとは思います。
    少しネタバレになりますが、出生の秘密や、遺伝による結果など、高尚な内容に触れ、最後はドロドロな結果だが、文章としてはサラッとしていたため、もっとクドく人間心理を描いてくれほうがよかった。

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    2024年09月26日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    「遺伝子」について考えさせられました。
    学校で学んでから、一度も関わったことがない分野なので、全てが新鮮で、驚きや畏怖の念を抱きました。
    物語の中で起きたことが、現代の技術として確立されているとしたら、と思うと背筋がゾクゾクします。

    「愛」
    改めて考えると面白い気持ちだと思いました。
    愛があるから、人を大切にしたいと思うし、愛のせいで、人を憎く思い殺意を抱いてしまう。
    一つの気持ちなのに、真反対の行動を起こさせてしまう。


    物語の中の何気なくされていた会話が、最後に繋がり、収束を迎える予想外の展開は面白かったです。

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    2024年07月21日
  • 君は月夜に光り輝く

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    ネタバレ

    発光病。原因も治療法不明の病気で、身体の輝きが増して、いずれ死に至る病。この本はそんな病に冒された少女と、彼女を好きになる少年の話です。読み終わったすぐの感想は、あ、中学生とか高校生が好きそうな小説だな、ということ。おばちゃんには、青春が甘酸っぱくて、なんだかちょっと照れてしまうくらい真っ直ぐな恋でした。

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    2024年06月20日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    ネタバレ

    死生観が面白いと思う。
    でも読み終わって、生きたいって気持ちには全くならなくて、読み終わったら最後の主人公とは真逆の気持ち。

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    2024年06月01日
  • 君は月夜に光り輝く

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    泣くつもりなかったのに、涙が止まらなくなっちゃった。
    こういう別れの小説って、泣くことわかってるのにいつも泣いちゃう。
    会話が多くてすいすい読めちゃう。
    まみずちゃんの切ない気持ちが辛い。
    久しぶりにこういう泣いちゃう小説を読んだので面白かった。
    ジブリの曲流しながら読んだから、余計に泣けたんだと思う。私、グッジョブ。

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    2024年05月19日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    少し不気味であったり、恋愛の部分ではなんだか切なくなるシーンもありましたが、物語全体としては暗めのトーン。
    生死については色々と考えさせられる。

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    2024年05月09日
  • 君は月夜に光り輝く

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    主人公とヒロインのやり取りなどはコミカルで本を読みなれてない私でもクスッと笑いながら読めた。

    また、人それぞれの背景はあれど、わりとどこにでもある家庭感もあっていい意味で現実味があった気がします。現実味があるところと非現実的なところがとても良かった。

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    2024年05月08日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    なんだか専門用語が多くて途中まででリタイアしようと思ったけど、結局ここまで読んだら結末が気になり完読。面白かったかと聞かれるとよくわからない。でも、読んで良かったとは思う。理系の人には楽しいのかな?

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    2024年03月07日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    暗く絶望的な愛を見た。

    導入にとても惹きつけられて、先が気になってどんどん読んだ。

    令和ド現代が舞台なのに、男女の浪漫感はどこか懐かしくて少しギャップを感じた。

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    2024年02月27日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    ちょっと気になるんだよな、と思っていた本で久しぶりに読んだ後の感想が

    普通かな

    って思った本

    きっと、こんな風に思ったことがないからかな
    こんな人がいるというのは理解というか認識というか、そんなことはしているのだけれど

    感情移入ができないと、良かったとはなかなか思えなくて
    つまらなかったわけじゃなくて、淡々と終えてしまった、そんな感じです

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    2024年02月18日
  • 君は月夜に光り輝く

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    読みやすくて、「青春」って感じで良い作品だと思いましたが、私の好みではなかったです。
    しかし、亡くなっても、関わった人たちが生き続ける限り、完全にこの世界からいなくなることはない、という考えは、好きです。

    あとがきで、本作品が作者の経験を一部参考にされている事を知り、切なさが強まりました。

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    2024年02月11日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    不快感が拭えない物語でした。
    序盤から主人公たちに感情移入出来ずに読み進めていきましたが、中盤以降の展開がミステリアスで面白くはありました。
    ただ如何せんテーマが重たくて…
    生きることと、愛することを、希望を持って過ごせるのは当たり前じゃないと頭では理解していたけれど、実際に環境に恵まれなかった人々を前にしたら、私は何も言えなくなるなと無力感も感じました。

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    2024年01月25日
  • 透明になれなかった僕たちのために

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    ネタバレ

    誰かを殺したいと思ったことはあるか。そんなあらすじに、ぎょっとしながらも興味を惹かれて読み始めた。
    誰しも本気でなくても、もう死んでしまいたいと思ったことはあると思う。人生に面白みがなく、いつ死んでもいい。だけど漠然と人を殺してみたいと感じていた主人公アリオ。世間で起きる殺人事件を織り交ぜながら自身の出生の謎に迫っていく。


    現実的ではないような展開もあるけれど、DNAに残された記録とか未来のサスペンスドラマのようだとも思った。

    生きていてもつまらない。そんな風に思うこともあるけど、誰かが死んでしまった時にもっと○○しておけばよかった、と思いたくない。1日を大切に生きていきたいなと最後には思える本だった。

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    2024年01月23日