佐野徹夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あらすじ
「俺、見えるんです」
人間には、目に見えないポイントがある。
テニス部(+4)イケメン(+6)コミュ力(+7)
空気が読めない(-4)ダサい(-1)友達がいない(-2)
ポイントに左右され生きる青木。本当にポイントが大事なのかーー。これは俺たちの、人生の分岐点(ポイント)の物語だ。
感想
"これはもっとリアルで切実で、そしてすごく普通の話なんだと思う"
誰しも意識したことがある「ステータス」がある日ポイントとして露呈していたら。青木と同じようにポイントで立ち回ってしまうだろうか。自分を失ってまで…。
人間の醜さが全面に出ていて、不快感を覚える。
私達が普段無意識に行っているその行為に、目を背けたくなる。ポイントの高い曽山、低い春日。
そこに全てが現れているのだろう。
ポイントを気にせず、自分を貫き通し生きること、
それがどれだけ難しく大切なことかを考えざるを得ない作品だった。
評価
嫌いな人はとことん嫌いな内容だろうと思った。
いじめの場面、現代社会の問題を顕著に表していて、すごく胸が締め付けられる重い内容に、心が折れる人がいると思う。
おすすめはできるけど人を選びそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰かを殺したいと思ったことはあるか。そんなあらすじに、ぎょっとしながらも興味を惹かれて読み始めた。
誰しも本気でなくても、もう死んでしまいたいと思ったことはあると思う。人生に面白みがなく、いつ死んでもいい。だけど漠然と人を殺してみたいと感じていた主人公アリオ。世間で起きる殺人事件を織り交ぜながら自身の出生の謎に迫っていく。
現実的ではないような展開もあるけれど、DNAに残された記録とか未来のサスペンスドラマのようだとも思った。
生きていてもつまらない。そんな風に思うこともあるけど、誰かが死んでしまった時にもっと○○しておけばよかった、と思いたくない。1日を大切に生きていきたいなと最後には思える本だった。