【感想・ネタバレ】君は月夜に光り輝くのレビュー

あらすじ

大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼、loundrawも大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。

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ネタバレ

この本がとにかく好きだと思った。
こういう本は、今まであまり読まなかったが、ぜひ、みんなに読んでもらいたい。
人の死、というものを、すごく考えさせられた。
一番心を動かされた文が
「テンポ正しく握手するんですよ。」
という岡田の一言だった。
まみずの死を、前に向かって進んでいけるようにするための彼の精一杯の気持ちを全部全部含んでいるようで、その一言に考えさせられるように巧に構成されたこの話に感動せずにはいられなかった。本当にデビュー作か、、、?と疑った。
スノードーム、タバコ、ジェットコースター、メイドカフェ、亀、海、タクシー、ロミオとジュリエット、、、
たくさんこの本の中で出てきた言葉達の話を、最後綺麗に終わらせていく、私はこの本は、傑作だと思う。

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2025年09月15日

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“余命宣告を受けた彼女”に笑っていて欲しい気持ちで、
“彼女が死ぬまでにやりたかったこと”を
代わりに叶えていく卓也

周りの反応なんか無視して、大切な人のために行動する卓也の行動力と彼女を想う気持ちが心に残りました。

「今がどんなに辛くても、いつか”前向きに生きる”ための希望が湧いてくること」をやさしく教えてくれた作品でした!




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2025年08月31日

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ネタバレ

姉が亡くなってから生きているのに死んでいるようだった岡田と、発光病に冒されて余命僅かとなったまみず。二人が出会って、生きているうちにやりたいことリストを作って、叶えていくうちに、生や死について真剣に考えるようになる流れが良かったです。特に最後のまみずが岡田にぶつけた「あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください」という言葉が、とても胸を熱くさせました。とても素晴らしかったです。

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2025年08月27日

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女の子の代わりに女の子が死ぬまでにやりたい事をやるってのはほんとに素敵な作品です!!
女の子は病気のせいで病院のベッドから出られないけどその主人公が病室に来る度に女の子の世界も広がって行ったのが読み進めて言ったら分かります!
最後に待っている結末はとても感動するものでした
是非読んで欲しい作品です

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2024年08月03日

購入済み

続編も読みます

まみずちゃんが本当に可愛かった。
とても読みやすいです。
難しい描写もなく、あっという間に読めます。
いい歳してめちゃくちゃ泣いてしまった。
いつも以上にうまいレビューができないです。

#泣ける #切ない #エモい

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2024年05月31日

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何度泣いたか、わからない…。

最後、最後のまみずの言葉にうわぁ~っと、止まらなくなった…。

続編があると知り、香山と卓也の境遇…、うん、そこも気になる…。

盛り上がってく恋模様もなんとも…。

卓也と出会う前のまみずの香山に対してどうだったのかってとこも気になったりするけれど…。

いや…、メディアワークス文庫シリーズ面白い…。


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2023年11月25日

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わたしがライト文芸的な小説を読むようになったのは、この小説を読んでから。
心理描写が巧みに描かれていて見事に泣きました。感情移入が半端なかった。苦しい、切ない。でも確かに愛はそこにあった。
それほどに好きな小説のひとつでもありますね。オススメです。

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2023年09月01日

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ぴゅあぴゅあな青春。
きゅんとさせられながらも
ありがちなのにしっかり泣いた。
ふたりがもっと幸せな姿見たかったな。

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2023年05月19日

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ネタバレ

死期が迫る少女と、死ぬことに憧れを持つ少年の恋愛小説。
死期が近づくにつれて心が荒れていく少女の姿が生々しく、胸が締め付けられる思いをしました。
今ある恋人との時間を大切にしないとなと思わせてくれる、そんな作品でした。

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2023年05月18日

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終始引き込まれるストーリーに
自分と重ね合わせるところもあり
とてもいい本でした
映画化されているとのことで映画も観たいなぁと思いました

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2023年04月19日

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どこかで読んだような話。
似たような小説があったような…。
途中から速読モードになってしまった。
雰囲気はあるけれどあまり響かない。
もう、私は若くないからかなぁ。

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2023年03月26日

購入済み

君は月夜に光り輝く

儚く美しい恋愛小説だった。私が彼氏の立場だったらこんなに彼女に深入りできていたのか、考えさせられる部分は多々ありました。ですが読み終えてホッとした自分がいました、多分ですが彼氏と同じ立場になった時きっと自分も同じことをしたと思います。わかりませんが😅

#切ない

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2021年06月25日

購入済み

泣ける

良かった。映画も見たい

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2019年10月01日

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現実には存在しない不治の奇病「発光病」の設定に、残酷さはあるものの、どこか儚さを感じられ、惹きつけられた。

物語の中心となる卓也とまみずは、学校という日常的な場所ではなく、「病室」という特別で限られた空間を通して、少しずつ心を通わせていく。
卓也が病室に足を運ぶ度、2人の間にある溝が深まっていくが、それと同時にまみずの余命は静かに終わりへと近づいていく。

もし、自分が明日突然余命を宣告されたら——
今の私には、まだやりたいことが山のようにあって、全て書ききれないだろう。
人生を諦めたいと思ったそんなときには、やりたいことリストを書いてみようと思う。
きっと本当にやりたいと思えることがあるのなら、思い残したまま命を終わらせたいとは思わないはず。
だから、日頃からやりたいと思うことはいくらだって見つけていいと思う。


後書きには、本作は佐野先生本人の人生経験も反映されていると述べられていた。
作者の背景を知ると物語の奥行きが更に深まって良い。
特に個人的に生きる上で救われる言葉もあったので、ぜひ最後まで読んでほしい作品。

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2025年07月01日

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ネタバレ

高校生のとき(7年前)に読んだ小説を再読。
改めて読みやすいなぁと思った。
没入しやすくて、一部始終が純粋で、綺麗なストーリーだと思う。

中原中也の詩が印象に残っている。
残った人たちは手を取り合って、支え合いながら生きていくことを形容している詩。

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2025年03月12日

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泣けるとかキュンキュンするのもそうだけど、綺麗な話。ファンタジーだし、現実味はないけど小説だから味わえる気持ちがあった。ずっと綺麗だった

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2024年06月15日

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ネタバレ



ノルウェイの森の逆方向を読んだ感じ。
まみずは卓也に愛があるところ、
登場人物が全然孤独じゃないところ、
これからも生きていく最愛の人を想えるところが素敵。

もうすぐ亡くなってしまう娘を抱える母、亡くなってしまった娘がいる母、どちらも随所に描かれていて泣きそうになった。卓也が、姉とまみずの死を受け入れられて、母の隣で泣いている場面が泣けた。亀、かわいい(笑)

まみずと卓也の軽快な会話が面白かった。
加山と卓也を中心に学校生活が詳細に描かれていたのが、青春を感じられてとても良かった。まみずも卓也のおかげで学校生活の中に入っている場面が、全く孤独を感じられず、とても良かった。あぁ…卓也もまみずのおかげで学校生活の中に入れたんだった。すごく理想的な関係でほっこりした。


図らずもサイドストーリーから読んだけど、正解だった。
加山と卓也の奇妙な関係を理解してから読んだほうが、卓也の言動の理解が深まる。まみずと出会ったこと、出会えた時期もお互いにとって最良だったんじゃないかな、と思えた。
わたしもまみずのように、自分は幸せだと、愛する人たちの幸せを祈りながら、眠るように死にたい。

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2024年02月25日

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読完です。
年甲斐なく面白かったです。
ドラマを見てるように読み終わりました。
ストーリーは読めるのですが少しやられましたね。
分かってるけど少し涙腺にきました。

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2024年01月08日

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死ぬって何なんだろう。とか、生きるって何なんだろうって考えさせられた。でも、もがきながら生きてくとなんかわかるんかなーとか思ったり。良い作品でした。

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2023年11月13日

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ネタバレ

姉の死からどこか投げやり生きるようになってしまった主人公と、不治の難病に侵された同級生の女の子のお話。

恋人の死に堪えられず、自殺なのか事故なのか、自分の前から死んでいなくなってしまった姉。
進んで死のうと思っていたわけではないものの、好きだった姉の死後生きていることが後ろめたくて、心のどこかで『生きていたくない』と感じてしまっている主人公。
『恩人』の同級生にわけもわからず押し付けられたお見舞いで出会った、難病に罹っている同級生の女の子。
色々な人の生死感が入り乱れて、生きていることと、死んでいくこと、どちらの方が幸せなのかと考えさせられる面もありました。
付き合っているわけでもない、無理矢理にお見舞いを押し付けられるまで会ったこともなかった同級生の無茶振りに、文句を言いながらも挑戦をしていくうちに、主人公がどんどん『生』を感じていく気がしました。
地の文の感情表現が豊かになって、彼女と出会っていなかったらこんなこと絶対しなかった、と思うようなことにもチャレンジして。
それなのに、そうして行きついたのがあの屋上だったことが、甘く優しいものだけではない『恋』とすぐそばにある『死』を感じさせてドキッとしました。

ラストまでを含めて、すっきりと映画を見終わったような心地になりました。

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2023年09月06日

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病気の少女と少年の話。設定はありがちな気がした。しかし、限られた時間を精一杯大切な人と生きることを、軽やかに、そして切なく描かれた良書。

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2023年08月23日

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薄幸の少女、病、余命

ここらのワードが飛び交う作品。それでも話にのめり込んでしまった。

やりたい事リストを実行するにあたり、少々ムリヤリ感を感じたが、後半になるにつれそれらも良き思い出に。

全体的に暗い雰囲気、男連中も変わり者みたく描かれていて、慣れるまで時間がかかったが、特に問題は無し。

ラストに感じたが、このまま壊滅的な愛のカタチを通したら、どんな結末になっただろう?
ヒロインによる軌道修正はなされたが、おっちゃんはダークで壊滅的な結末にならんの?と思ってしまった。
意見が別れるところかな?

軽くサラッと読めました。デビュー作らしく作者の他の作品が気になる一冊でした。

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2023年08月20日

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在り来りなのかもしれないけれど、あまり泣かない私も泣きました。
姿形は違えど、こういった人はいるのかもしれません。
在り来りだからこそ、他の物語と違う所が涙する理由なのでしょか。
是非読んで貰いたい作品です!

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2023年08月01日

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「発光病」が発症して余命宣告されている少女と、生きる事に疑問を感じている男子高校生の余命モノ

映画を見ていたのでストーリーは既知
でも、原作だけの設定やエピソードもあったので、意外と新鮮な気持ちで読めた
尺があるので全部を入れる事ができないのはわかるけど、香山関連の設定をばっさりと切り捨てたらそれはもう別の物語になってるように思える


「発光病」
皮膚に異変が発生し、月の光を浴びると薄っすらと光る奇病
大体子供の頃に発症し、大抵は大人になる前に亡くなるとされている

体が発行する架空の奇病にする意味あるか?
実際の難病や特殊な症状の病気じゃなくてもストーリーは成り立つと思うけどね
ビジュアル的にヒロインが月夜に光るシーンを作りたかったのでしょうねぇ


序盤の展開は「君の膵臓をたべたい」を思い浮かべてしまう
映画の監督も同じだし、主演が北村匠海というのもそうですしね

でも、物語の主題は全く違う


「静澤聰」という架空の私小説家は小説だけの設定
墓碑に「無」とだけ刻まれているのは格好良くもあるけど、出来すぎな気がする

そういえば、映画だと真さんは及川光博が演じている
原作にはないセリフだけど「一発殴らせろ」が印象的


最初に言及したけど小説では映画で大幅にカットされた香山のあれこれが書かれてある
香山とまみずの出会いや、卓也が恩人と言う出来事、そして何より女性関係の描写
香山は特定の彼女を作らない主義の遊び人
そんな香山が女性関係を精算しようと別れ話をしているが、厄介な女がいてどうしても別れてくれないからと、代わりに行かされた相手が担任の先生とかねぇ?
魔性の男すぎるだろw
あと、映画だと香山の兄もアレだったと改変されていたけど、小説では普通に交通事故で亡くなってる


続編があるようだけど、どんなエピソードなんですかね?
本編の裏話なのか、それともアフターストーリーなのか

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2022年12月09日

Posted by ブクログ

発光病を患う女の子と陰気な男の子が主人公のお話し。
病状が悪くなればなるほど彼女の体は強く光り、その光は美しく儚い。
読みやすいが、発光病という点を除いては特に大きな特色がなく、いい意味で平凡な恋愛小説。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

高校生·卓也と、不治の奇病"発光病"で余命宣告を受けた同級生·まみず。卓也はまみずが「死ぬまでにしたいこと」の代行をはじめるが…。短い命で精一杯輝いて消えた時間の中に凝縮された"生きる意味"。切なく儚く美しい幻想青春小説。
「君は月夜に光り耀く」(2017)佐野徹夜
#読書好きな人と繋がりたい

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2025年05月17日

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ちょっとストーリーはベタかなって思ったけど読みやすい作品でした。 死んでいく人間の絶望と生き残る人の絶望。生きていて避けられない対称的な絶望をどことなく感じました。

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発光病。原因も治療法不明の病気で、身体の輝きが増して、いずれ死に至る病。この本はそんな病に冒された少女と、彼女を好きになる少年の話です。読み終わったすぐの感想は、あ、中学生とか高校生が好きそうな小説だな、ということ。おばちゃんには、青春が甘酸っぱくて、なんだかちょっと照れてしまうくらい真っ直ぐな恋でした。

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2024年06月20日

Posted by ブクログ

泣くつもりなかったのに、涙が止まらなくなっちゃった。
こういう別れの小説って、泣くことわかってるのにいつも泣いちゃう。
会話が多くてすいすい読めちゃう。
まみずちゃんの切ない気持ちが辛い。
久しぶりにこういう泣いちゃう小説を読んだので面白かった。
ジブリの曲流しながら読んだから、余計に泣けたんだと思う。私、グッジョブ。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

主人公とヒロインのやり取りなどはコミカルで本を読みなれてない私でもクスッと笑いながら読めた。

また、人それぞれの背景はあれど、わりとどこにでもある家庭感もあっていい意味で現実味があった気がします。現実味があるところと非現実的なところがとても良かった。

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2024年05月08日

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読みやすくて、「青春」って感じで良い作品だと思いましたが、私の好みではなかったです。
しかし、亡くなっても、関わった人たちが生き続ける限り、完全にこの世界からいなくなることはない、という考えは、好きです。

あとがきで、本作品が作者の経験を一部参考にされている事を知り、切なさが強まりました。

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

「君の膵臓をたべたい」と近い、病気にかかったヒロインとの恋愛物語。個人的にキミスイが大好きで、同じような満足感を得られるかと思い読み始めました。

比較してしまうと想像していたよりは淡々とお話が進んでいき、気がついたら終わりという感覚で、読み終わった後に浸っているというよりかはさくさくっと軽く読める感じを受けました。

リストを達成していく中で卓也との恋愛関係も非常に明確に表されており、これこそ王道!という恋愛作品ですね。
個人的にはことがうまく行き過ぎている感じがしたのでもう少し物語序盤の設定に深みを出した方がいいと思いました。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

「発光病」という若者しか罹らない致死率の高い少女と恋をした主人公の王道ラブストーリーです。

2人の心情の移り変わりが、若者ゆえのまっすぐさがあって懐かしい気持ちになりました。
「発光病」という病の特徴上、少女の身体が蛍のようにキラキラ光る描写があり、
イメージすると映像を見ているようでとても綺麗!
ただ難病に罹った少女と恋をして、少女が結局死んでしまうというあらすじはやはりよくあるお話で、トリッキーさはなし。
王道ラブストーリーが好きな方へは刺さりそう!
私はあまり好みではなかったです。

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2023年02月28日

購入済み

明日も生きよう

友人に絶対泣けると言われ読み始めましたが、展開がよめ、泣けなかった
が、登場人物がちょっと変わってて、やりとりなどおもしろかったです。

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2020年05月11日

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