【感想・ネタバレ】透明になれなかった僕たちのためにのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★★★+
絶望、闇、怠惰、嘘が主役のサスペンス
"愛が不可能な感じがする"
…これな
『愛されないということも愛されるということも人を傷つける』
誰もが嘘で生きている
そんな世界にウンザリ
同じ遺伝子をもち、絶望と殺意をもつ若者達はどこに向かうのか?
自分の中にもある闇と共鳴する部分がいくつもあった。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

次が気になり、徹夜してしまいました。
伏線など、丁寧に書かれていて良かったです。
殺人願望や、自殺願望は無いんですが、ひょっとしてなんて思ってしまうくらい、一気読みしてしまった。

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2024年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遺伝子操作、不妊治療の闇、近親相姦、幼児虐待、0.2秒の自由意志。人を殺したい気持ちを抑えられない脳になるべくしてなった少年たちのその背景には身勝手な男の姉への愛があった。そのおぞましさに気分が悪くなった。
それでもいろんな事を考えさせられた物語。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

遺伝子や臓器移植の話で難しいところが多々あり、話の内容自体も人間関係が複雑で理解が追いつきにくい場面もあるが、深くて考えさせられる物語だった。自分の死生観と似てる部分が結構あって共感出来た。一方で新たな視点の考え方もあって興味深かった。様々なシーンで言語化能力に圧倒された。
人体錬成はできないこの世界で、遺伝子と環境のあれこれで人間の主たる人格を生み出せることに、少し恐怖を覚えた。人間の自由意志は0.2秒。ぼくはぼくを生きることに躊躇してる時間はないなと改めて思えた。
サスペンス要素というよりサイコパスチックな気もするのでそういうのが好きな人には刺さると思った。

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

面白かったあ。オススメです!
ここ数年ぶり実用本以外は読んだことなかったですが、
次の展開がしりたくてワクワクしながら2日で読破しました。

とにかく、どんでん返しが何回もあって、飽きない!
やっぱりそうだと思った、とは読者に簡単に言わせないように練りに練ってあります。

2回目読んで、あーここねがそういうことだったのね、と今検証して楽しんでます。

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2023年11月25日

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アリオとユリオ、遺伝子も環境も同じ二人。
去っていった者と残された者。
選ばれた者と選ばれない者。

対比の中に強い劣等感、絶望を抱きつつも無意識の0.2秒での決意に残された者の強さを感じました。

生きている、それだけで意味があるのだと思わせてくれる一冊です!

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

少し不気味であったり、恋愛の部分ではなんだか切なくなるシーンもありましたが、物語全体としては暗めのトーン。
生死については色々と考えさせられる。

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2024年05月09日

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なんだか専門用語が多くて途中まででリタイアしようと思ったけど、結局ここまで読んだら結末が気になり完読。面白かったかと聞かれるとよくわからない。でも、読んで良かったとは思う。理系の人には楽しいのかな?

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2024年03月07日

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暗く絶望的な愛を見た。

導入にとても惹きつけられて、先が気になってどんどん読んだ。

令和ド現代が舞台なのに、男女の浪漫感はどこか懐かしくて少しギャップを感じた。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

ちょっと気になるんだよな、と思っていた本で久しぶりに読んだ後の感想が

普通かな

って思った本

きっと、こんな風に思ったことがないからかな
こんな人がいるというのは理解というか認識というか、そんなことはしているのだけれど

感情移入ができないと、良かったとはなかなか思えなくて
つまらなかったわけじゃなくて、淡々と終えてしまった、そんな感じです

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

不快感が拭えない物語でした。
序盤から主人公たちに感情移入出来ずに読み進めていきましたが、中盤以降の展開がミステリアスで面白くはありました。
ただ如何せんテーマが重たくて…
生きることと、愛することを、希望を持って過ごせるのは当たり前じゃないと頭では理解していたけれど、実際に環境に恵まれなかった人々を前にしたら、私は何も言えなくなるなと無力感も感じました。

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰かを殺したいと思ったことはあるか。そんなあらすじに、ぎょっとしながらも興味を惹かれて読み始めた。
誰しも本気でなくても、もう死んでしまいたいと思ったことはあると思う。人生に面白みがなく、いつ死んでもいい。だけど漠然と人を殺してみたいと感じていた主人公アリオ。世間で起きる殺人事件を織り交ぜながら自身の出生の謎に迫っていく。


現実的ではないような展開もあるけれど、DNAに残された記録とか未来のサスペンスドラマのようだとも思った。

生きていてもつまらない。そんな風に思うこともあるけど、誰かが死んでしまった時にもっと○○しておけばよかった、と思いたくない。1日を大切に生きていきたいなと最後には思える本だった。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

こういう何もかも分かったような顔して、スカして生きてる少年はキャラとして嫌いじゃない

いなくなれ、群青とか

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

 不思議なお話だった。自殺、人を殺してみたいという欲望、数々の殺人と殺人現場に残された印、凄惨な内容にもかかわらず、サラッとしていて無色な感じがする。登場人物も謎めいており、双子の兄弟、近しい関係にあった深雪、叔父の野崎医師、、、本心がどこにあるのかわからない。異色作。
 

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私にとっては難読な本だった。
隙間時間に読んだのがいけなかったかもしれない。
随所に散りばめられた伏線を、回収する前に「忘れ」てしまい、何が伏線だったのかを忘れてしまったからだ。

遺伝子の配列の中に、暗号を入れ秘密のメッセージを示唆しているとか、不妊治療での精子の提供者が全て同一人物で、登場人物たちに繋がっていくとか、触れたことの無い設定に、先が気になって後半は一気に読み進められました。

しかし、「?」と思う箇所が多くて、読後、なんも言えないモヤモヤ感が残った。思わず、作者によるネタバレnoteを見てしまうぐらいに、伏線の部分が気になる作品だった。

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2023年12月28日

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