【感想・ネタバレ】透明になれなかった僕たちのためにのレビュー

あらすじ

アリオとユリオ、幼馴染の深雪は、自分の中に潜むある欲望に苦しみつつ成長する。ユリオの自殺、連続する殺人事件を契機に驚愕の真相が明らかになっていくが… 著者渾身の青春サスペンス。

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ネタバレ

★★★★★+
絶望、闇、怠惰、嘘が主役のサスペンス
"愛が不可能な感じがする"
…これな
『愛されないということも愛されるということも人を傷つける』
誰もが嘘で生きている
そんな世界にウンザリ
同じ遺伝子をもち、絶望と殺意をもつ若者達はどこに向かうのか?
自分の中にもある闇と共鳴する部分がいくつもあった。

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2024年01月08日

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ネタバレ

僕はこの内容が好きだった。生きるとは何か考える機会になった。記事が全て鍵になっていることころがすごいと思った。

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2024年07月19日

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1回目

30、40ページほど読んで、本を閉じてしまいました。
理由は、その辺ででてきた登場人物の女性の性格より。
嫌なことをする人だなと不快感がありましたが、人間を言葉で表すのにはリアリティがとてもあって良いと思いました。

最後まで読みたかったのですが、私には読めませんでした。


2回目

の余裕のある時に最後まで読みました。
すごく読み応えのあるお話で、考えさせられました。
数字や遺伝子の話が多く出てきたり、カタカナの著者名が並んだりして時々しんどさを感じましたが、ストーリー的には軽く読み飛ばしても大丈夫でした。
リアル感ある人物たちの感情や思考に浸れる作品でした。

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2024年10月10日

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次が気になり、徹夜してしまいました。
伏線など、丁寧に書かれていて良かったです。
殺人願望や、自殺願望は無いんですが、ひょっとしてなんて思ってしまうくらい、一気読みしてしまった。

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2024年02月05日

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ネタバレ

遺伝子操作、不妊治療の闇、近親相姦、幼児虐待、0.2秒の自由意志。人を殺したい気持ちを抑えられない脳になるべくしてなった少年たちのその背景には身勝手な男の姉への愛があった。そのおぞましさに気分が悪くなった。
それでもいろんな事を考えさせられた物語。

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2024年01月05日

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遺伝子や臓器移植の話で難しいところが多々あり、話の内容自体も人間関係が複雑で理解が追いつきにくい場面もあるが、深くて考えさせられる物語だった。自分の死生観と似てる部分が結構あって共感出来た。一方で新たな視点の考え方もあって興味深かった。様々なシーンで言語化能力に圧倒された。
人体錬成はできないこの世界で、遺伝子と環境のあれこれで人間の主たる人格を生み出せることに、少し恐怖を覚えた。人間の自由意志は0.2秒。ぼくはぼくを生きることに躊躇してる時間はないなと改めて思えた。
サスペンス要素というよりサイコパスチックな気もするのでそういうのが好きな人には刺さると思った。

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2023年12月10日

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面白かったあ。オススメです!
ここ数年ぶり実用本以外は読んだことなかったですが、
次の展開がしりたくてワクワクしながら2日で読破しました。

とにかく、どんでん返しが何回もあって、飽きない!
やっぱりそうだと思った、とは読者に簡単に言わせないように練りに練ってあります。

2回目読んで、あーここねがそういうことだったのね、と今検証して楽しんでます。

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2023年11月25日

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アリオとユリオ、遺伝子も環境も同じ二人。
去っていった者と残された者。
選ばれた者と選ばれない者。

対比の中に強い劣等感、絶望を抱きつつも無意識の0.2秒での決意に残された者の強さを感じました。

生きている、それだけで意味があるのだと思わせてくれる一冊です!

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2023年11月12日

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表紙買いした作品
題名と表紙が綺麗すぎて衝動買い
自分の知らない知識がたくさん出てきてその度に調べてみたりした
難しくて理解に苦しんだ部分も多々あったけれど面白かったです

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2025年11月20日

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ちょっと前に読んだ話だけど、概念とか知識とか倫理とか盛り沢山で面白かった。
展開も面白かった。
物語は全体的に暗いし、これ救いようないなぁって思いながら読んでいた。癖が強いから逆に読める。

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2025年10月12日

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なんだか複雑な背景ではあったものの基本は思春期特有の感じっていう印象から脱せてない感じがした。その背景がある意義があんまりって感じた。

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2025年01月03日

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ネタバレ

なかなかに重たい話でした。
自分とは?家族とは?友達とは?
生きる意味や犯罪を犯すこと、倫理観などについても書かれています。

主人公、色々諦めていて無気力で、だけど目が離せなくて読み進めてしまいました。

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2024年10月13日

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ネタバレ

主人公は誰とも慣れず、心を開かず、透明な存在でいようとする点は、タイトルに即していますが、透明な存在だと盛り上がりも盛り下がりもなく、平坦な内容で少しシンドかった。全体として透明感のある小説だったとは思います。
少しネタバレになりますが、出生の秘密や、遺伝による結果など、高尚な内容に触れ、最後はドロドロな結果だが、文章としてはサラッとしていたため、もっとクドく人間心理を描いてくれほうがよかった。

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2024年09月26日

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「遺伝子」について考えさせられました。
学校で学んでから、一度も関わったことがない分野なので、全てが新鮮で、驚きや畏怖の念を抱きました。
物語の中で起きたことが、現代の技術として確立されているとしたら、と思うと背筋がゾクゾクします。

「愛」
改めて考えると面白い気持ちだと思いました。
愛があるから、人を大切にしたいと思うし、愛のせいで、人を憎く思い殺意を抱いてしまう。
一つの気持ちなのに、真反対の行動を起こさせてしまう。


物語の中の何気なくされていた会話が、最後に繋がり、収束を迎える予想外の展開は面白かったです。

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2024年07月21日

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ネタバレ

死生観が面白いと思う。
でも読み終わって、生きたいって気持ちには全くならなくて、読み終わったら最後の主人公とは真逆の気持ち。

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2024年06月01日

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少し不気味であったり、恋愛の部分ではなんだか切なくなるシーンもありましたが、物語全体としては暗めのトーン。
生死については色々と考えさせられる。

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2024年05月09日

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なんだか専門用語が多くて途中まででリタイアしようと思ったけど、結局ここまで読んだら結末が気になり完読。面白かったかと聞かれるとよくわからない。でも、読んで良かったとは思う。理系の人には楽しいのかな?

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2024年03月07日

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暗く絶望的な愛を見た。

導入にとても惹きつけられて、先が気になってどんどん読んだ。

令和ド現代が舞台なのに、男女の浪漫感はどこか懐かしくて少しギャップを感じた。

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2024年02月27日

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ちょっと気になるんだよな、と思っていた本で久しぶりに読んだ後の感想が

普通かな

って思った本

きっと、こんな風に思ったことがないからかな
こんな人がいるというのは理解というか認識というか、そんなことはしているのだけれど

感情移入ができないと、良かったとはなかなか思えなくて
つまらなかったわけじゃなくて、淡々と終えてしまった、そんな感じです

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2024年02月18日

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不快感が拭えない物語でした。
序盤から主人公たちに感情移入出来ずに読み進めていきましたが、中盤以降の展開がミステリアスで面白くはありました。
ただ如何せんテーマが重たくて…
生きることと、愛することを、希望を持って過ごせるのは当たり前じゃないと頭では理解していたけれど、実際に環境に恵まれなかった人々を前にしたら、私は何も言えなくなるなと無力感も感じました。

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2024年01月25日

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ネタバレ

誰かを殺したいと思ったことはあるか。そんなあらすじに、ぎょっとしながらも興味を惹かれて読み始めた。
誰しも本気でなくても、もう死んでしまいたいと思ったことはあると思う。人生に面白みがなく、いつ死んでもいい。だけど漠然と人を殺してみたいと感じていた主人公アリオ。世間で起きる殺人事件を織り交ぜながら自身の出生の謎に迫っていく。


現実的ではないような展開もあるけれど、DNAに残された記録とか未来のサスペンスドラマのようだとも思った。

生きていてもつまらない。そんな風に思うこともあるけど、誰かが死んでしまった時にもっと○○しておけばよかった、と思いたくない。1日を大切に生きていきたいなと最後には思える本だった。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

こういう何もかも分かったような顔して、スカして生きてる少年はキャラとして嫌いじゃない

いなくなれ、群青とか

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2024年01月09日

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 不思議なお話だった。自殺、人を殺してみたいという欲望、数々の殺人と殺人現場に残された印、凄惨な内容にもかかわらず、サラッとしていて無色な感じがする。登場人物も謎めいており、双子の兄弟、近しい関係にあった深雪、叔父の野崎医師、、、本心がどこにあるのかわからない。異色作。
 

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2024年01月08日

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ネタバレ

私にとっては難読な本だった。
隙間時間に読んだのがいけなかったかもしれない。
随所に散りばめられた伏線を、回収する前に「忘れ」てしまい、何が伏線だったのかを忘れてしまったからだ。

遺伝子の配列の中に、暗号を入れ秘密のメッセージを示唆しているとか、不妊治療での精子の提供者が全て同一人物で、登場人物たちに繋がっていくとか、触れたことの無い設定に、先が気になって後半は一気に読み進められました。

しかし、「?」と思う箇所が多くて、読後、なんも言えないモヤモヤ感が残った。思わず、作者によるネタバレnoteを見てしまうぐらいに、伏線の部分が気になる作品だった。

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2023年12月28日

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