佐野徹夜のレビュー一覧
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君は月夜に光り輝く
儚く美しい恋愛小説だった。私が彼氏の立場だったらこんなに彼女に深入りできていたのか、考えさせられる部分は多々ありました。ですが読み終えてホッとした自分がいました、多分ですが彼氏と同じ立場になった時きっと自分も同じことをしたと思います。わかりませんが😅
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この『+Fragments』は、本編『君は月夜に光り輝く』のヒロインの渡良瀬まみずが主人公の岡田卓也に出会う前の内容や、ヒロインの視点から本編を描いたもの、そして岡田卓也のその後など中短編6編からなる一冊です。ちなみに「fragment」とは、「破片、断片、かけら、断章、未完遺稿」という意味ですね。
どの収録作品も本編『君は月夜に光り輝く』を読んだ人には楽しめるんだけど、ここで一番言いたいのは
香山彰を主人公にした本編のその後を描いた書き下ろし中編『ユーリと声』が傑作すぎる!!!
ということです。
香山彰は岡田卓也の友人で元クラスメート。ヒロインの渡良瀬まみずが初恋の相手で岡田とは恋の -
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ネタバレ『君は月夜に光り輝く』の続編。正直、君月の続編が出るって知ったときはえっ!?と驚いた。同時に読むのが怖かった。君月のラストのあの余韻がぶち壊されそうで。でも、やっぱり買ってしまった。そして思う。買ってよかったと。
▼収録作品
「もし、キミと」
「私がいつか死ぬまでの日々」
「初恋の亡霊」
「渡良瀬まみずの黒歴史ノート」
「ユーリと声」
「海を抱きしめて」
「私がいつか死ぬまでの日々」は、君月では明かされていないまみず側の心情が描かれていて、君月を改めて読み返したくなった。
香川のお話も、なかなか。そうだよ、悲しんでいいんだ。だって好きだったんだから。
まみずが亡くなってからの、卓也の頑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岡田卓也
私立の中高一貫校の高校一年生。彰が請け負ったまみずへのお見舞いを任される。姉を交通事故で失い、生きることに嫌気が差している。まみずから死ぬまでにやりたいことを代わりに実行する。
渡良瀬まみず
卓也と同じ学校の高校一年生。発光病という不治の病で入院しているため、中一の五月から学校に来てない。昔は深見という苗字だった。卓也に死ぬまでにやりたいことを実行してもらう。
芳江
卓也の担任。
香山彰
卓也とまみずの同級生。だらしない。卓也の恩人。まみずとは昔からの知り合い。
岡田鳴子
卓也の姉。卓也が中一のとき、車にひかれて死んだ。享年十五歳。
卓也の母
鳴子が死んでから卓也まで死ぬん -