佐野徹夜のレビュー一覧

  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    主人公の生きづらさが、痛いほど分かりました。
    不思議なお話だったけれど、現実とも繋がっているものがあると思いました。

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    2022年09月07日
  • この世界にiをこめて

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    虚数。無味乾燥なイメージだけどこんなに美しく優しいものだったなんて。数学者が虚数だけでなく数学の世界を愛でる気持ちが本当にわかった。

    人を好きになれない天才小説家、吉野。彼女の才能に黒い嫉妬心をにじませる染井。そして転校生、真白。全員が全員器用に生きられない。そんな中で吉野が出した答えは涙がにじんでしまうほど見事だったし、それを受け継いだ染井の成長に心があたたまった。

    「この世界を小説で壊したい」

    複素数は、美しい。美しいなんて上っ面な言葉はこの本に一切書かれてなかった気がする。使われてたとしても、上っ面な時だけ。宇宙が始まった時、虚数時間が流れていた。というさり気ない文章。この淡々とした文章にiを感じた。

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    2022年06月21日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    苦しい。
    憂鬱な気持ちになった。
    でもそれがいい。
    香山くんも声も救われるかもしれないし救われないかもしれないけどそれでいいと思う。

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    2021年10月04日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    本編はあくまで"卓也から見たまみず"。
    けど、この後編はまみずの世界が見られる。
    香山視点や本編のその後も。

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    2021年09月11日
  • 君は月夜に光り輝く

    購入済み

    君は月夜に光り輝く

    儚く美しい恋愛小説だった。私が彼氏の立場だったらこんなに彼女に深入りできていたのか、考えさせられる部分は多々ありました。ですが読み終えてホッとした自分がいました、多分ですが彼氏と同じ立場になった時きっと自分も同じことをしたと思います。わかりませんが😅

    #切ない

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    2021年06月25日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    衝撃的な冒頭から心を惹かれ一気に読み終えました。正直読んでいて気持ちの良い話では無いですが、心に刺さる話でした。「死にたい」という気持ちを一度でも抱いたことのある方にはぜひ読んで頂きたい作品です。

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    2021年04月16日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    佐野さんの作品は前3作とも読んでいて、今回4作目をみつけて即買いしました。
    あとがきの通り、前3作とよく似ているニュアンスが度々ありました。そのニュアンスが佐野さんらしさを感じてたまらなかったです
    人生の息苦しさ。
    私も日常で度々感じる事がありますが、この主人公や重要人物2人と違い、普通の人生を歩んできたと思います。ですが時々感じるしんどさ。辛さ。時々考える地獄や天国の妄想。そして考えもしなかった世界の終わり。仮死の世界。
    よんでいてとても面白かったです。綺麗な青春ではなく汚い青春を取り上げているのにとても素敵な小説でした。

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    2021年04月12日
  • この世界にiをこめて

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    佐野徹夜さんの2作目にして完成度が高いなと思った。
    これほどまでに夢中になれるiが自分の中にもあればいいのに、、、

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    2021年03月30日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    フィクションの世界とは言え、どこか現実世界と切り離せない部分があり、最後まで見離せないストーリーに感動した。
    生きるのが辛くても、友達の存在が何かのきっかけとなり生きる希望を与えてくれる。そう言ったメッセージが込められているようにも感じた。
    佐野徹夜さんの小説は、青春小説の中でもリアル感が群を抜いているので、共感できる部分があると思う。是非多くの人に読んでほしい。

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    2021年03月22日
  • さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)

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    設定は異世界もので現実ではありえないけど、主人公が考えていることは現代の子供と同じだなと思い、共感した。

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    2020年08月01日
  • この世界にiをこめて

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    よくあるパラレルワールドものかと最初は思ったが、読み進めると違っていて安心した。死との向き合い方としても考えさせられた。けど真白と染井が出会わず、悲しみを分かち合う人がいなければ二人はどうなったのかなとも思った。死を選んだのか、人生に絶望しつつ小説が読めなくなってもただ生きることを選んだのか

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    2019年11月21日
  • 君は月夜に光り輝く

    購入済み

    泣ける

    良かった。映画も見たい

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    2019年10月01日
  • この世界にiをこめて

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    ネタバレ

    愛がないけれど愛を感じる物語。無駄が排除され効率が重視される忙しない世の中で、無意味に思えることがみえる世界を広げてくれることがある。ひとつの小説がいつか救ってくれることもある。iを大切にしたい。

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    2019年08月07日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    この『+Fragments』は、本編『君は月夜に光り輝く』のヒロインの渡良瀬まみずが主人公の岡田卓也に出会う前の内容や、ヒロインの視点から本編を描いたもの、そして岡田卓也のその後など中短編6編からなる一冊です。ちなみに「fragment」とは、「破片、断片、かけら、断章、未完遺稿」という意味ですね。

    どの収録作品も本編『君は月夜に光り輝く』を読んだ人には楽しめるんだけど、ここで一番言いたいのは

    香山彰を主人公にした本編のその後を描いた書き下ろし中編『ユーリと声』が傑作すぎる!!!

    ということです。

    香山彰は岡田卓也の友人で元クラスメート。ヒロインの渡良瀬まみずが初恋の相手で岡田とは恋のライバルでした。
    しかし、勇気を持って入院中のまみずに告白するも、まみずに暗に「岡田君が好き」と言われ、あえなく玉砕。それから、まみずの死を消化できないまま時間を過ごし、今は大学生となっています。

    香山はまみずを失ってから無気力で自堕落な学生生活を続けていたのですが、大学の音楽室で謎の女性・侑李と出会い、彼女の不思議な雰囲気に惹かれます。
    実は、侑李はまみずと同じ「発光病」で夫を失っており、かなり精神を病んでいる女性でした。そして侑李の小学生の娘「声」(『声』っていうのが娘の名前です。もう、作者のセンス半端ないって!)は、父親を失い、精神の均衡を無くした侑李という母親を持ちながらも、健気に生きています。

    実の兄を交通事故で失い、さらに初恋の女性まみずを「発光病」で失っている香山ですが、自分より精神が壊れているこの母娘を前にして非常に動揺します。
    香山、侑李、声の三者三様の3人がそれぞれ複雑な人間模様を繰り広げるのですが、なぜか香山は侑李から娘の声の面倒をみることを押しつけられ、香山と声の不思議な関係が始まるのです。

    と、あらすじはこんな感じなのですが、とにかく兄の死、そしてまみずの死を全く消化できていない香山の心理描写が秀逸なのです。

    香山は、渡良瀬まみずの親兄弟でもなく、岡田君のようにまみずの彼氏でもない。

    香山は
    「自分は、まみずのことを悲しむ資格のある人間ではない」
    と思い込んでおり、まみずへの想いを今でも引きずりまくっています。

    侑李や声と出会ったことによって少しずつ変化していく香山の病んだ心の描写がきめ細やかに描かれており、この人間の心の機微の表現は、恋愛エンターテイメント・ライトノベルではなく、完全に『純文学』の域に達しています。

    極論を言えば、この『ユーリと声』を読むためだけに本編『君は月夜に光り輝く』と『+Fragments』を読んでも良いくらいだと僕は思っています。

    ただひとつ気になるのは、この書き下ろし中編『ユーリと声』は本編の本来の読者層であるヤングアダルト層にとってはちょっと難易度が高いのじゃないだろうかということですね。

    本編の『君は月夜に光り輝く』やこの『+Fragments』を手に取っている読者って、美しく、キラキラしたラブストーリーを期待しているから、この香山や侑李や声の、どちらかというと陰鬱な精神状態の微妙な変化を味わう物語を読まされても、

    「なにこれ~?まず、香山って誰だっけ?香山が侑李と恋愛するって話でもないし、意味分かんない。ていうか~、香山のクズ男っぷり最低~」

    というのが多くのヤングアダルトの素直な感想なのじゃないだろうかと思います。

    まあ、こういう感想が出てくるのは致し方ないのかなぁ。
    特に未来に『夢』と『希望』しかないヤングアダルトからはね・・・。
    彼らも10年後にもう一度この作品を読んでみたら、たぶん違う感想を抱くようになると思います・・・きっと(遠い目)。

    この作品は作者がそれなりの大人の読者の為に、

    【・・・そなた達、いい歳してよく恥ずかしげもなく、ここまで読み進めてこられたな。褒めて進ぜよう。では、ここまで来たそなた達のような勇者な読書人の為にこのストーリーを授けよう・・・】

    といって、この『+Fragments』に特別に入れてくれた物語なのだから(真顔)。

    ・・・なんだか、勝手に一人で盛り上がってしまいましたが、実際、この中編小説『ユーリと声』の完成度は、是枝裕和監督に映画を撮ってもらって、カンヌ映画祭に出品したら『ある視点作品賞』を受賞できるレベルです(「パルム・ドール」って言わないところがちょっと本当っぽいでしょ?)。

    という訳なので、もし、このレビューを見ているその方面の先生方がいれば、ぜひ是枝裕和監督へのオファーをよろしくお願いしますね!なんちゃって。

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    2019年06月20日
  • 君は月夜に光り輝く +Fragments

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    ネタバレ

    『君は月夜に光り輝く』の続編。正直、君月の続編が出るって知ったときはえっ!?と驚いた。同時に読むのが怖かった。君月のラストのあの余韻がぶち壊されそうで。でも、やっぱり買ってしまった。そして思う。買ってよかったと。

    ▼収録作品
    「もし、キミと」
    「私がいつか死ぬまでの日々」
    「初恋の亡霊」
    「渡良瀬まみずの黒歴史ノート」
    「ユーリと声」
    「海を抱きしめて」

    「私がいつか死ぬまでの日々」は、君月では明かされていないまみず側の心情が描かれていて、君月を改めて読み返したくなった。

    香川のお話も、なかなか。そうだよ、悲しんでいいんだ。だって好きだったんだから。

    まみずが亡くなってからの、卓也の頑張りがすごい。びっくりした。やるじゃん。
    最後の短編「海を抱きしめて」がとてもよかった。
    ”人が死んだら悲しいなんて当たり前だから、何もおかしいことじゃない。“ 
    気づいたら読みながら泣いていた。これを直しなしで書いたなんて、やっぱり佐野徹夜はすごい。

    読み終えて、わたしは彼の書く物語が好きなのだということに気付いた。だから、なぜか今まで買いそびれていた『アオハル・ポイント』も近いうちに必ず読もう、と思った。

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    2019年02月27日
  • アオハル・ポイント

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    ネタバレ

    学生生活ならではの辛さや悩みを具体的に表した物語だなと感じました。私も自分のポイントを気にして生きているうちの1人だと思います。青木くんのように変われることは簡単にはできないけど、素直になれるよう努力をしてみようと思いました。
    佐野徹夜先生の小説は読み終わった後、どこか不思議な世界に行ってたような気分になります。それが佐野先生の特徴なのかはわかりませんが、少しの現実逃避ができて私は良い息抜きの時間をもらっています、、。
    これからも、影ながら応援し続けていけたらと思います。

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    2019年02月26日
  • この世界にiをこめて

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    現実って言葉は重い。それに対して私たちは何かを探している訳だけれど、結局は最初に味わった挫折と同じ挫折を味わうことになるかもしれない。現実を縦軸として交差する横軸の虚構は何の役にも立たないかもしれない。だからこそ、できれば虚構に縋って生きて生きたい人間も保険として現実的な生き方を探している。それが自分だと、この本を読んで思った。

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    2018年03月09日
  • この世界にiをこめて

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    この後、どうなるんだろう。
    そんな終わり方だった。そう思う作品は他にもあるし、読んだことがある。だいたいそういう作品は読んだあとモヤモヤが残って納得しない。
    しかし、これは納得できた。
    モヤモヤが残ったままでいい気がした。
    何かに行き詰まった時、壁に当たった時に読んでほしい。
    自分はそんな時、またこれを読むのだと思うから。

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    2018年03月03日
  • この世界にiをこめて

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    ネタバレ

    小説が好きな人たちの物語。
    とても共感できる部分が多くあった。
    自分自身、小説を書こうと思ったことがあったから(全く書けませんでしたが)小説で世界を変えてみたいの台詞が印象に残りました。

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    2017年12月12日
  • 君に贈る15ページ

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    「息継ぎもできない夜に」 松村涼哉
    暴走してしまわなくて良かった。

    「じゅうごしゅうねん、おめでとう」 斜線堂有紀
    仕掛け、分からない……答えが知りたい。

    「見花」 入間人間
    最後まで読むと見方が変わる!すぐにパラパラと読み直した。

    「前略 十五の僕へ」 時雨沢恵一
    いいとこ取りしたくてきっと悩む。

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    2026年09月18日