山本知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『空、はてしない青』響きが良く、タイトルに惹かれました。画用紙に描こうとしたのは、色、そのものではなく、無限の広さを再現しようとして、無限の広さの謎を解こうとしていた・・・この場面の言葉たちは、心と生き方、記憶と心の関係を確かめようとするようだと思いました。26歳で若年性アルツハイマーとなったエミル。この事実ははじめから、明らかにされて、そこから近すぎる死への道を歩き始める物語。
自分自身を見つめ直す旅へと向かうエミル。
感情を持ち、自分の思考あり、それらが尊重されるべき『人間』としての生き方を考えさせられました。
激しさではなく、日々をゆっくりと確実に生きていく静かさこそが、波瀾万丈を乗り越 -
Posted by ブクログ
ネタバレお見事!!
上下巻800頁以上の大作。上巻は、現在と過去を行き来しつつの序盤の展開に、どうにも乗り切れないもどかしさがあったが、下巻に入ってからの加速度は他に類を見ないほどだったかも。
若年性アルツハイマー型認知症を患う主人公エミルが、人生最後の旅にでる。 旅のパートナーをネットで募り、一風変わった女性ジョアンヌが名乗りをあげる。
いわゆるロードノヴェルのスタイルで物語は展開し、ピレネー山脈沿いを北へ南へ、風光明媚だったり、歴史ある集落、海辺で暮らす、どことなく優雅で気ままな旅だが、エミルの病状の進行に伴い失われていく記憶と、寡黙で謎めいた女性ジョアンヌの過去が明らかになる様子が、丁 -
Posted by ブクログ
余命を告げられたエミル。
掲示板で旅の同行者を募り、
ただ1人だけジョアンヌという女性が返事をくれた。
2人の独特な会話と、
アテもなくキャンピングカーで旅を続けていく様子、
新しい出会いや発見、
お互いが心許しあう様子がとても癒される。
エミルの元カノ、ローラとのエピソードは
心に響くものがあった。
結婚のタイミングが合わなかった2人。
子供が欲しいローラと、
子供に対して当時、絶対条件ではないエミル。
2人の傷をえぐり合うような、揚げ足を取る会話は
長い恋愛経験をしたことがある人に
ダメージとなるだろう。
お互いの気持ちがわかるもんだから尚更きつい。
ないものねだりだが、
時間は刻一 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ若年性アルツハイマーと診断された26歳の男性エミルと、彼が募集した「人生最後の旅の同行者」であるジョアンヌの旅行記。フランスの雄大な自然と、そこに暮らす人々の温かさに包まれるような物語。
エミルが掲示板に書き込んだ一文をきっかけに出会った二人。余命2年を宣告されたエミルと、口数の少ない謎めいた女性ジョアンヌ。行き先も計画も決めていないまま、互いのことをほとんど知らない二人が、息をのむような自然や文化、人々との出会いを通して、少しずつ心を通わせていく。私はフランスに行ったことはないが、まるで同じ景色を目の前にしているかのような錯覚を覚えた。
旅の始まりは穏やかだったが、やがてエミルにブラック -
Posted by ブクログ
この小説『空、はてしない青』は、フランス人作家のメリッサ・ダ・コスタのデビュー作
数ヵ月で1万部を売り上げ、あっという間にフランスで100万部を超えるミリオンセラーとなった作品
どのような物語かというと──
主人公は26歳のエミル
若年性アルツハイマーで医師から余命2年と宣告される
エミルに臨床試験を受けさせて病院にしばりつけようとする家族、同情の目で腫れものに触るようにしか接してこない友達、そんな周囲の人たちから逃れるためにエミルは人生最後の旅に出ることを決意する
そこで、「最後の旅」をいっしょにしてくれる人を探していますとネットの掲示板に投稿をする
意外なことに、その投稿に一通の -
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Posted by ブクログ
食材についての科学的知見、歴史等のトリビア。経糸としてフランク・バックランド(医者・博物学者にして様々な食材を試す科学者一家の息子)のエピソードが貫く。
・チーズはショウジョウバエの齎した酵母菌が光緒
・ヨーロッパのナス科植物はぺラドンナ等有有毒であったので、トマトやジャガイモが忌避
・ライ麦とオート麦は小麦の雑草。小麦はヒトと共進化
・クローブは龍涎香、ナツメグは麝香の薫
・七面鳥はインドを含むトルコ以外ではターキー、トルコではヒンディー
・カカオは南米の大型ゾウと共進化したが、約1万年前にゾウが絶滅すると固く大きなカカオを丸呑みし、種を播種してくれる動物がいなくなった。単性生殖で生き延び、 -
Posted by ブクログ
フランスの作家ソフィー・エナフの長篇ミステリ作品『パリ警視庁迷宮捜査班(原題:Poulets grilles)』を読みました。
ジャン=ジャック・フィシュテルに続き、フランスの作家の作品です。
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フランスの『特捜部Q』! スリリングで愉快な警察小説、開幕
フランスで15万部突破! 「コスモポリタン」名物ライターがおくる、スリルと笑い満載の傑作!
喧嘩っ早い性格がたたって停職処分を食らった警視正、アンヌ・カペスタン。
復帰後の仕事として、新しく結成される未解決事件捜査班を率いることを命じられる。
ところが、集まったのは、大酒飲み、ギャンブル好き -
Posted by ブクログ
ネタバレソフィーエナフの迷宮捜査班シリーズ第1作。
裏表紙のあらすじにも書いてあるとおり、特捜部Qのフランス版、チーム版。
高確率で相棒が負傷する死神や、兼業作家、ギャンブル狂、アル中など、問題児ばかりを集めた特別班が未解決事件に挑む。
筋としては20年前の船乗りの殺害と、七年前の老婦人殺害。バラバラな二つの事件を追いかける二つの班が、どこで合流するか。間に入る一見無関係そうな話は何なのか。軽快なストーリーと問題児のキャラのおかげで楽しくサクサク読めた。
ミステリ要素は薄めで、オチは結構アンフェアな感じもしたけど。爽やかな読後は良かった。
死神のトレズ刑事が異常に警戒されていて面白い笑