山本知子のレビュー一覧

  • 空、はてしない青 上

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    不思議な小説で、読むとほんわかする、幸福感を感じさせてくれる本です。若年性アルツハイマーを患い余命2年を宣告された青年が旅に出る話ですが、今までの人生を振り返ったり、旅のパートナーや新しい人との出会いを通じて成長していく過程がとても心に染み渡ります。
    まだ序章に過ぎませんが、ラストで号泣するであろう未来を期待させる筆致やストーリーで、下巻もとても楽しみです。
    本屋大賞翻訳部門は本当にハズレが無いですね。

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    2026年06月02日
  • 空、はてしない青 上

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    装丁が素敵で気になって購入。
    本屋大賞翻訳小説部門第1位。
    久しぶりに海外の小説読んだけど、これは読みやすかった!
    話も可哀想だけどすごく好きな雰囲気。
    下巻も購入済みだから読む!

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    2026年05月31日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルの症状が悪化して
    ジョアンヌの視点で語られる事が多かった下巻
    謎だったジョアンヌの壮絶な過去がわかり
    抱えていた苦悩や悲しみを知ることになります

    今、この時を意識して生き抜くこと
    それを切実に求められる二人だからこその
    唯一無二の関係性

    お互いに持ちあっていたピースが
    欠けていた相手の心にぴったりとはまったように
    感じられました

    最初は旅の道連れだった二人
    物語の最後は人生の道連れになれた
    エミルは願いと尊厳を守り
    ジョアンヌにとっては再生に繋がる旅

    認知症が進んでいくエミルの姿は辛かったけれど
    いろんな思い出やそこに伴う感情を無くしていって
    どんどんシンプルに
    純粋に無の存在に

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    2026年05月30日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    Google mapで登場する土地を検索して写真を見ながら、そして、映画や実際に目で見たフランス南部の美しい景色…白い岩肌の山や、濃い青の空、強く明るい日の光、丘の上の小さな集落の淡いベージュ色の石造りの建物、ラヴェンダーやブドウの畑…や乾燥した空気感を思い起こしながら読んだ。私も「死んでいない」状態を長引かせるための延命治療は受けたいと思わないので、余命宣告を受けても体が動くならばこんな風に残りの時間を過ごしたいなと思ったし、フランスを旅したくなって胸がうずいた。
    エミルの病状が進んで脳の中で子供にかえり、家族への慕情が強まっているのに、(それが元々エミルの望みだったから)ジョアンヌはこのま

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    2026年05月31日
  • 空、はてしない青 下

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    一気読み。
    予想通り、下巻は辛い展開になり、ジョアンヌの人生が明かされていく。
    読んでいて辛いけれど、やはり世界は美しい。
    う~ん、ちょっとスピリチュアル的な・・・

    最後は、ほぼ予想通りの結末。
    それでも涙腺決壊。

    ただね~
    アルツハイマーの母を抱える立場としては、
    どうしてエミルが若年性アルツハイマーで
    余命2年と宣告されたのかが腑に落ちない。
    ググったところ、どのサイトでも平均余命は5~10年と書かれている。
    アルツハイマーとしては(患者が若いせいか)むしろ余命は長いのだとか。

    仕方が無いからAIさんに訊いたら、
    「時間の無い若者ということを強調するためのフィクションです」だって。

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    2026年05月30日
  • 空、はてしない青 下

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    自分も死ぬならこうやって死んでいきたいな。
    誰かに看取られながら、年老いて生活が辛くなる前に。
    それで最後にうんといきたい場所を堪能して、死んでいきたい。
    美しいとかそういうことよりも、死までのストーリーが羨ましい。

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    2026年05月26日
  • 空、はてしない青 下

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    視点が次第にエミルからジョアンヌ中心となっていく下巻。2人の〝逃避行〟を通して「今このとき」を大事にすること、人は一人では生きていけないことを改めて教えられ、尊厳死について考えさせられた。ラスト数十ページは涙なしには読めず。旅の終わりにジョアンヌが行き着いた真理が胸を打つ。目に浮かぶような自然描写、心に刺さる名言の数々もよかった。

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    2026年05月28日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマー病のエミル 26歳の青年
    人生最後の旅の同行者を掲示板で募る
    そこに返信をくれたジョアンヌ
    彼女と共にキャンピングカーでフランスの山岳地帯の村々を旅していく
    過去を回想しながらエミルの視点で語られていく

    ジョアンヌと共にトレッキングやキャンプで自然と触れ合う旅を通して過去の自分と冷静に向き合い
    囚われた思いから解放されていくエミル

    後半
    ジョアンヌはエミルに驚くようなある提案をする
    それはエミルのためでもあり
    前へ進む自分自身のためでもあるかのよう

    恋愛感情や友情とも違う不思議な感情で近づき合う二人は、出会う前よりもずっと穏やかで、丁寧な日々の暮らしと前向きな生き方を

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    2026年05月27日
  • 空、はてしない青 上

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    20代で若年性アルツハイマーの診断を受けるとは、絶望感に支配されそうだけれど、エミルはそうではなかった。ジョアンヌと出会えたことも、エミルにとっては良かったと思う。、

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    2026年05月25日
  • 空、はてしない青 上

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    いかにも本屋大賞受賞作らしくて良かった、
    一気読み。
    下巻を読むのが待ちきれない。
    詳しくは下巻を読んでから書き留めるつもりだけれど・・・

    若年性アルツハイマー病と診断されたエミル、26歳。
    記憶から始まり徐々に能力が失われ余命は2年ほどの病気だ。
    心配し世話を焼こうとする家族や友人から離れ、誰にも告げず
    キャンピングカーの旅に出る。
    同行するのはネットで応じてきたジョアンヌ29歳。
    無口で一見「イカレている」彼女だが、
    実は豊かな感覚の持ち主だった。
    旅をする中で、二人は徐々に互いのことをわかりあっていくが、
    とうとうエミルは発作を起こし、病院から家族へ連絡がいってしまう。
    旅を中止せざる

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    2026年05月24日
  • 空、はてしない青 上

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    そろそろ夏を感じますねっ!ということで
    秋冬の間積んでいた本作
    『空、はてしない青』。
    フランス人作家メリッサ・ダ・コスタ作、山本知子さん訳。
    山本さん、タイトル素敵です。
    フランスの空、高く澄んでいるイメージです。

    アナタの好きな青はどんな青ですか?

    上下巻800ページは強敵です。
    まずは上巻。
    26歳の若さで若年性アルツハイマーを患い、余命2年のエミルが、最後の旅を共にしてくれる人を探すところから物語がはじまります。
    いや、かなりな設定ですが、これから冒険が始まるワクワクも描かれていきます。

    ただ旅を共にするジョアンヌが不思議っ子すぎて
    ストレスじゃないか?ってくらいな二人の旅が

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    2026年05月21日
  • 空、はてしない青 上

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    読み始めは、日本の小説?って思った。
    文章が翻訳っぽくなくて。今の本屋大賞はすごく読みやすい文章が多くて。難しい漢字も言い回しもなくて。
    ただ読めば全てが分かるというか。考えなくていい。
    だから、海外文学もそういうふうに変化してるのかなって思ったら、2019年の作品なのね。
    もとから読みやすい文体なのか、翻訳が変えているのか。私は原本を読まないから。気になる。

    旅はしているけど、風景の描写は少ない。2人のやりとりが淡々と書かれて進んでいく印象。
    私はあまり風景の描写好きじゃないからいいんだけど、それが今っぽさを出しているのかなぁと。全部を説明してくれているというか。


    読み始めはローラ可哀

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    2026年05月17日
  • 空、はてしない青 上

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    記憶が、さらさらと砂のようにこぼれ落ちていくとしたら。
    大切な人が、大切な場所が、大切な過去が、
    少しずつ思い出せなくなっていくとしたら。

    自分は最後まで小さな記憶をたぐり寄せてあがくだろうか。
    それとも、すべてをあきらめて忘却に身をゆだねるだろうか。
    たぶん、正しい答えなんてない。

    けれど、人生の終わりにこんな旅ができたなら、
    きっとすべてが上書きされるくらい、
    最高の人生だったと胸を張って言えるのではないだろうか。
     

    『空、はてしない青(上)』メリッサ・ダ・コスタ

    若年性アルツハイマー。
    最初は正直あまりピンとこなかった。
    どこか、自分とは遠い世界の話のような気がしていて、
    話題

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    2026年05月16日
  • 空、はてしない青 上

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    こんな雄大な本は初めて。
    若年アルツハイマーものの重たさとはまた違って、謎の多い女性との心の探り合いに興味を惹かれた。

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    2026年05月13日
  • 立ち上がる時 下

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    本書『立ち上がる時』は、2026年本屋大賞の翻訳小説部門で第1位を受賞しました『空、はてしない青』の著者メリッサ・ダ・コスタの作品です


    『空、はてしない青』は、若年性アルツハイマーと診断され余命2年を宣告された青年が最後の旅に出る感動作です
    死に向かっていくなかで描かれている感情や描写、その美しい静けさが印象的でした


    一方、『立ち上がる時』は荒々しい感情が感じられる一冊です

    パリ代表する舞台俳優としてキャリアの絶頂にいたフランソワ
    美術系の学生で、劇団を愛し、劇場の案内係をしているエレオノール
    激しい恋に落ちたふたりは肉欲に溺れ、周囲の心配をよそに、フランソワは妻と離婚してエレオノー

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    2026年05月11日
  • 立ち上がる時 上

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    よっこらしょ?

    それとも、よっこいしょ?

    いやいや、よっこいしょういち?

    「立ち上がる時」のかけ声はどれですか?

    メリッサ・ダ・コスタは上巻ではその答えをまだ述べていません
    はたして下巻ではその答えが分かるのでしょうか!?

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    2026年05月11日
  • 立ち上がる時 下

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    ネタバレ

    フランソワが舞台上でセリフを語るシーンで、自然と涙がこぼれてきました。このシーンにたどり着くまでが本当に長かった…衝突を繰り返してゆく2人の行く末が気が気じゃなくて…。『旅行中に流産してしまうのでは』とか、『レオが出て行ってしまうんじゃないか』とか、物語が悪い方向に進むかもと思うと怖くなって、本を閉じて離れる時間が必要でした。

    それもこれも、作者が言う通り、文章中に最大限のディテールを盛り込んでくれたから。頭の中で映像化され、しっかりのめり込むことができました。

    フランソワのために赤ちゃんをつくると決めたレオに、『え!?妊娠したらもう戻れないよ!?』と、イザベルと同じように、私もレオをたし

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    2026年05月10日
  • 立ち上がる時 上

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    エレオノールとフランソワが交互に語る形式だからこそ、見えてくるものがある。
    「障がいを持ってしまった彼…でも愛さえあれば乗り越えられるよね!」といったロマンチストな話では全然なくて、不倫や障がい、介護といった重いテーマが次々とレオにのしかかる。
    現実的なレオと、未来に希望を持つフランソワとの対比が、読んでてさらに心をえぐられた。このアンバランスな雰囲気の中でどう下巻につながるのか…。

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    2026年05月02日
  • 立ち上がる時 下

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    ネタバレ

    下巻でも絶望や孤独、そして介護の現実が重く描かれ、登場人物たちの苦悩が痛いほど伝わってきた。物語の中ではなかなか時間が進まず、p71の時点でもまだ事故から1年ということに驚かされる。ようやく穏やかな日々が訪れたかと思えば、また問題が起き、互いに傷つけ合ってしまう場面も増えていく。個性の強いフランソワに対して、レオがよく向き合い続けているなと感じた。胸が締めつけられるような展開が続く中で、最後に希望が感じられるラストがよかった。

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    2026年05月01日
  • 立ち上がる時 上

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    上巻を読んでまず浮かんだのは、絶望、孤独、そして愛。まだ上巻ということもあって、全体的に重くて辛い展開が続く。フランソワとレオ、それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、特にレオの置かれている状況には胸が痛くなった。フランシスのリハビリ初期の描写は、新川帆立の「ひまわり」を思い出す部分も。ここからどう展開していくのか、下巻が気になる。

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    2026年04月26日