山本知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヨーロッパの美しい山々とその土地の風景が浮かぶ。大自然ほど贅沢なものはないように思った。
エミルとジョアンヌの旅はとても静かだけど、新しい発見に満ちている。
モノの見方を変える・変わるには、思い切った行動が必要なのかも。いつもと違うを重ねていく中で、いつもの中にあった普遍の幸せや愛情に気がつけるのかも。
自分だったら、こんな旅に出たらインスタに投稿せずにはいられないだろうな。逐一どこにいるか、自分がどんな素晴らしい体験をしたか、どれだけ出会った人に優しくしてもらえたかを発表したくて堪らないと思う。
あわよくばバズってお金になるかも?とか考えちゃったりして。
こんな自分が嫌だな。笑
2人の -
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Posted by ブクログ
(上下読んでの感想)
“いつだって生は死に打ち勝つ”
その言葉が、最後に実感として腑に落ちる結末だった。
主人公エミルは、いわゆる「いい奴」ではない。
恋人ローラとの別れを引きずる姿は女々しくて、正直イライラする場面もあった。
けれどそれは、原因に気づきながらも見ないふりをしてしまう人間の弱さを、あまりにも正確に描いているからだと思う。
エミルを悩ませ続けた元恋人ローラもまた衝動的で、どちらが悪いとも言い切れない。
人間関係は白黒で割り切れるものではないのだと、突きつけられる。
作中にある「日常の中で眠り込んでしまう」という表現が印象に残った。
気づかないうちに今を見失い、過去の後悔や執 -
Posted by ブクログ
“いつだって生は死に打ち勝つ”
その言葉が、最後に実感として腑に落ちる結末だった。
主人公エミルは、いわゆる「いい奴」ではない。
恋人ローラとの別れを引きずる姿は女々しくて、正直イライラする場面もあった。
けれどそれは、原因に気づきながらも見ないふりをしてしまう人間の弱さを、あまりにも正確に描いているからだと思う。
エミルを悩ませ続けた元恋人ローラもまた衝動的で、どちらが悪いとも言い切れない。
人間関係は白黒で割り切れるものではないのだと、突きつけられる。
作中にある「日常の中で眠り込んでしまう」という表現が印象に残った。
気づかないうちに今を見失い、過去の後悔や執着に視界を曇らされてし -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わった後、無性に誰かと手を繋ぎたくなった。
Xで時々この本の感想ポストを目にしたが、「涙なしには読めません」という言葉が見られた。上巻からすでに涙腺を刺激されていた私もそれなりの覚悟で読んだ。案の定泣いた。エミルが余命宣告をされた時点から終わりは想定していたはずなのに、そこに至るまでの病気の進行、それに必死に寄り添うジョアンヌ、二人を見守る周りの人々の様子が鮮明に描かれていて、もう…。今は鼻水を垂らしながら感想を打ち込んでいる。
描かれた大自然は美しかったし、村に住む人々は温かかった。全てを捨てて旅に出たはずの二人の傍には、いつも過去の記憶を通して大切な家族や友人の存在があった。人生で大 -
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーだと宣告され残された時間は自分のしたいように生きたいと思ったエミルと旅の同行者となった黒ずくめの謎めいたジョアンヌ。
前半では明かされなかったジョアンヌの過去が少しづつ明かされると同時にエミルは徐々に病気が進行していき、章が変わる度に違うエミルが現れる。それは胸が痛くなる展開。それでもかわいそうで見てられないと思わないのはエミルとジョアンヌが何度も挫けそうになりながらもその瞬間瞬間を真摯に生きたから。とてもそんなふうにはできない。私だったらどうするだろうと考えてしまった。
最後にあることが明かされ、、とうとう涙腺崩壊。
悲しいとか可哀想とかじゃなく今胸に拡がっているのは静 -
Posted by ブクログ
ネタバレ命と愛、生きる喜びについての感動大長編
今年No.1の感動を味わえる1冊。
2026年本屋大賞(翻訳小説部門)の受賞納得の作品でした!
旅の続きの展開が気になって一気に読めた◎
あ、旅っていいな…。
いつか行ってみたい。
でも、やっぱり1人の旅よりは、誰かと行く旅のほうが楽しそうだな。
エミルとジョアンヌの関係性がいい。
でも、読み進めれば、読み進めるほどエミルがどんどん記憶をなくしてしまうシーンは涙なしでは読めなかった。
最後に主人公が亡くなってしまう展開はあまり高評価は少ないんだけど。
ほんとうに感動して、涙が止まらなかった。
「自分はどんなふうに生きたいのか」
という自身のこ -
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