山本知子のレビュー一覧

  • 空、はてしない青 下

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    下巻の語り手はジョアンヌ。
    だんだん現実から遠ざかっていくエミルが切ない。
    病の残酷さと迫り来る人生のタイムリミットとは裏腹に、旅の情景の美しさの対比があまりに鮮やか。

    ラストは予想通りといったところでしたが、利己的に生きてきたエミルがジョアンヌのために残したものには泣いてしまった。

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    2026年05月06日
  • 空、はてしない青 下

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    素晴らしかった。感想をどう書けば良いのか分からないほどに素晴らしかった。国が違っても文化が違っても生活感が違っても重なる思いがある。胸に重く沈み込むような作品でした。

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    2026年05月06日
  • 空、はてしない青 上

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    ヨーロッパの美しい山々とその土地の風景が浮かぶ。大自然ほど贅沢なものはないように思った。

    エミルとジョアンヌの旅はとても静かだけど、新しい発見に満ちている。
    モノの見方を変える・変わるには、思い切った行動が必要なのかも。いつもと違うを重ねていく中で、いつもの中にあった普遍の幸せや愛情に気がつけるのかも。

    自分だったら、こんな旅に出たらインスタに投稿せずにはいられないだろうな。逐一どこにいるか、自分がどんな素晴らしい体験をしたか、どれだけ出会った人に優しくしてもらえたかを発表したくて堪らないと思う。
    あわよくばバズってお金になるかも?とか考えちゃったりして。
    こんな自分が嫌だな。笑

    2人の

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    2026年05月06日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    若年性アルツハイマーで余命宣告をされたエミルと掲示板サイトの書き込みを通して知り合ったジョアンヌが、一緒に旅をしていく中で変わっていく物語。
    会話が多いためか文章が平易なためか、軽快に読み進めることができた。
    描写が丁寧で旅の情景を思い浮かべながら楽しく読むことができた。
    話の途中から視点が変わっていき、エミル以外の心境もわかるようになるとともに状況の変化もうまく表現されているように思う。

    久しぶりに小説の世界に没頭して楽しめた気がした。

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    2026年05月04日
  • 空、はてしない青 上

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    (上下読んでの感想)
    “いつだって生は死に打ち勝つ”
    その言葉が、最後に実感として腑に落ちる結末だった。

    主人公エミルは、いわゆる「いい奴」ではない。
    恋人ローラとの別れを引きずる姿は女々しくて、正直イライラする場面もあった。
    けれどそれは、原因に気づきながらも見ないふりをしてしまう人間の弱さを、あまりにも正確に描いているからだと思う。

    エミルを悩ませ続けた元恋人ローラもまた衝動的で、どちらが悪いとも言い切れない。
    人間関係は白黒で割り切れるものではないのだと、突きつけられる。

    作中にある「日常の中で眠り込んでしまう」という表現が印象に残った。
    気づかないうちに今を見失い、過去の後悔や執

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    2026年05月04日
  • 空、はてしない青 下

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    “いつだって生は死に打ち勝つ”
    その言葉が、最後に実感として腑に落ちる結末だった。

    主人公エミルは、いわゆる「いい奴」ではない。
    恋人ローラとの別れを引きずる姿は女々しくて、正直イライラする場面もあった。
    けれどそれは、原因に気づきながらも見ないふりをしてしまう人間の弱さを、あまりにも正確に描いているからだと思う。

    エミルを悩ませ続けた元恋人ローラもまた衝動的で、どちらが悪いとも言い切れない。
    人間関係は白黒で割り切れるものではないのだと、突きつけられる。

    作中にある「日常の中で眠り込んでしまう」という表現が印象に残った。
    気づかないうちに今を見失い、過去の後悔や執着に視界を曇らされてし

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    2026年05月04日
  • 空、はてしない青 上

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    なんだろう、
    言葉にするのがとても難しい。
    若年生アルツハイマーの病に侵されたエミルは、家族の求める臨床試験に参加せずナゾの女性と一緒に旅に出る。ピレネー山脈の自然やいろんな人と出会い、今までとは違う価値観に出会っていく。
    何気なく淡々と進んでくのだけど、時折忍び寄る病魔と穏やかな日々を浸食してくのが、怖いのだけど現実味がないというか、この2人がいつまでも幸せにと願ってしまう。
    エミルが執着していた元カノのローラはかなり嫌な女だぞ?

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    2026年05月03日
  • 立ち上がる時 上

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    エレオノールとフランソワが交互に語る形式だからこそ、見えてくるものがある。
    「障がいを持ってしまった彼…でも深い愛さえあれば乗り越えられる!」といったチープな話では全然なくて、不倫や障がい、介護といった重いテーマが次々とレオにのしかかる。
    現実的なレオと、未来に希望を持つフランソワとの対比が、読んでてさらに心をえぐられた。このアンバランスな雰囲気の中でどう下巻につながるのか…。

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    2026年05月02日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    読み終わった後、無性に誰かと手を繋ぎたくなった。
    Xで時々この本の感想ポストを目にしたが、「涙なしには読めません」という言葉が見られた。上巻からすでに涙腺を刺激されていた私もそれなりの覚悟で読んだ。案の定泣いた。エミルが余命宣告をされた時点から終わりは想定していたはずなのに、そこに至るまでの病気の進行、それに必死に寄り添うジョアンヌ、二人を見守る周りの人々の様子が鮮明に描かれていて、もう…。今は鼻水を垂らしながら感想を打ち込んでいる。
    描かれた大自然は美しかったし、村に住む人々は温かかった。全てを捨てて旅に出たはずの二人の傍には、いつも過去の記憶を通して大切な家族や友人の存在があった。人生で大

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    2026年05月02日
  • 立ち上がる時 下

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    ネタバレ

    下巻でも絶望や孤独、そして介護の現実が重く描かれ、登場人物たちの苦悩が痛いほど伝わってきた。物語の中ではなかなか時間が進まず、p71の時点でもまだ事故から1年ということに驚かされる。ようやく穏やかな日々が訪れたかと思えば、また問題が起き、互いに傷つけ合ってしまう場面も増えていく。個性の強いフランソワに対して、レオがよく向き合い続けているなと感じた。胸が締めつけられるような展開が続く中で、最後に希望が感じられるラストがよかった。

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    2026年05月01日
  • 空、はてしない青 下

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    ★5.0
    本当に心から素敵な一冊だった!
    青年が笑ってたら自分も笑えて、慢心してたら慢心するし、悲しいと自分も悲しくなる
    それぐらい入り込めたというか一緒に余命2年の長くもあり短い旅をしてる感覚
    久々に毎日少しずつ読むのが楽しみって思えた小説でした

    納得の本屋大賞翻訳部門受賞作です
    万人におすすめできる1冊

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    2026年04月27日
  • 立ち上がる時 上

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    上巻を読んでまず浮かんだのは、絶望、孤独、そして愛。まだ上巻ということもあって、全体的に重くて辛い展開が続く。フランソワとレオ、それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、特にレオの置かれている状況には胸が痛くなった。フランシスのリハビリ初期の描写は、新川帆立の「ひまわり」を思い出す部分も。ここからどう展開していくのか、下巻が気になる。

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    2026年04月26日
  • 空、はてしない青 上

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    すごく綺麗な物語だった。
    表現が分かりやすくて素敵で、一緒に旅をしてるような気持ちになれるくらいクリアにイメージできるような物語だった。

    最初の方のクロエと色々あったところだけあんまり理解できなかったけど…(._.)
    どんどんジョアンヌと分かち合っていく2人の変わっていく関係性もよかった。

    すぐに下巻を買って読まないと。

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    2026年04月26日
  • 空、はてしない青 下

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    若年性アルツハイマーだと宣告され残された時間は自分のしたいように生きたいと思ったエミルと旅の同行者となった黒ずくめの謎めいたジョアンヌ。
    前半では明かされなかったジョアンヌの過去が少しづつ明かされると同時にエミルは徐々に病気が進行していき、章が変わる度に違うエミルが現れる。それは胸が痛くなる展開。それでもかわいそうで見てられないと思わないのはエミルとジョアンヌが何度も挫けそうになりながらもその瞬間瞬間を真摯に生きたから。とてもそんなふうにはできない。私だったらどうするだろうと考えてしまった。
    最後にあることが明かされ、、とうとう涙腺崩壊。
    悲しいとか可哀想とかじゃなく今胸に拡がっているのは静

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    2026年04月26日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    命と愛、生きる喜びについての感動大長編

    今年No.1の感動を味わえる1冊。
    2026年本屋大賞(翻訳小説部門)の受賞納得の作品でした!

    旅の続きの展開が気になって一気に読めた◎

    あ、旅っていいな…。
    いつか行ってみたい。
    でも、やっぱり1人の旅よりは、誰かと行く旅のほうが楽しそうだな。

    エミルとジョアンヌの関係性がいい。
    でも、読み進めれば、読み進めるほどエミルがどんどん記憶をなくしてしまうシーンは涙なしでは読めなかった。

    最後に主人公が亡くなってしまう展開はあまり高評価は少ないんだけど。
    ほんとうに感動して、涙が止まらなかった。

    「自分はどんなふうに生きたいのか」
    という自身のこ

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    2026年04月26日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    最後に亡くなってしまう結末は悲しいから、普通は嫌なんだけど、この本は何ていうか、すごく感動しました。人が亡くなってハッピーエンドっていうのもおかしな話だけど、すごく良い本でした。フランスの美しい景色が心に残りましたし、私がもし、そうだったらと考えさせられました。

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    2026年04月24日
  • 空、はてしない青 上

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    ★5.0
    本屋大賞翻訳部門受賞作、面白い…!
    物語はいい意味ですごくゆっくりと進んでいくんだけど、1章読み終えて本をパタンと閉じる音がまるで旅の1日の終わりに感じられるような作品

    記憶をなくすアルツハイマー、余命2年と宣告された青年が旅に出るというお話なんだけど重々しくなくてすごく温かくそれでいて悲しくもなれる

    下巻がどうなっていくのかすごく楽しみな作品
    納得の受賞作だと感じます。おすすめ。

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    2026年04月20日
  • 空、はてしない青 下

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    「青」を見つけるための理由がわかった

    命を生み出す前に、命を愛し、命を愛さなければならない。
    「今日はいい天気。空が笑ってるみたい。」という言葉が出てくるジョアンヌが良い
    とにかく情景が鮮明に書かれていた印象
    命って美しい

    2026/8

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    2026年04月19日
  • 空、はてしない青 上

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    まずは上巻まで読みました。
    病を抱えた男性と風変わりな女性の2人旅。
    キャンピングカーに揺られ村に行ったり山に登ったりとても有意義に旅を続ける中で彼の胸中に残る過去の記憶と現実的な問題…彼のために突拍子もない決断に至ったのにも驚いたけど、なにより彼女が旅に出た理由が下巻で判明するのか、旅の結末にどのような展開が待ち受けているのか楽しみにしてます。

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    2026年04月14日
  • 空、はてしない青 上

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    今まで読んだ本が思わず霞んでしまうくらい、衝撃を受けた本。私が死んだらこの本とともに火葬してもらいたい。ずっとずっと読み続けたい。

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    2026年04月11日