山本知子のレビュー一覧

  • 空、はてしない青 下

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    受け取ることは寛大な行為だ。受け取ることを受け入れるのは、相手が自分を幸せにするのを許していることだ。

    旦那は頼み事をしないけど、受け取る事もしない人。
    いつもそれが悲しかったけど、こういう事かぁって。
    私も私で、周りの人からの申し出をつい遠慮しがちだけど、だには甘えもいいのかもしれない。

    上はエミル視点。下はジョアンヌ視点。
    場所を検索しながら読んだけど、どこもそれはそれは美しかった。旅行に行きたくなった。


    母は偉大だなぁ。もちろん父も。
    最後エミルの母親の事が気がかりだったけどよかった。
    エミルの家族が、最後の旅を感謝できる人たちでよかった。

    私だったら、最後まで旅を続けさせてあ

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    2026年05月18日
  • 空、はてしない青 下

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    後半の後半からなみだ。裏の展開が清々しいというか、なんといえばいいのか。上下とおして没入できたことがうれしい。死の準備というものはすごく深い。死を準備できることは幸いなんだろうと再考する。大変な現実でも寄り添ってくれる人はいる、寄り添いたい人はいるのも幸いであり、自分におきかえてまた再考する。(もの忘れへのあせりから、そろそろ諦めの段階!)

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    2026年05月17日
  • 空、はてしない青 上

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    読み始めは、日本の小説?って思った。
    文章が翻訳っぽくなくて。今の本屋大賞はすごく読みやすい文章が多くて。難しい漢字も言い回しもなくて。
    ただ読めば全てが分かるというか。考えなくていい。
    だから、海外文学もそういうふうに変化してるのかなって思ったら、2019年の作品なのね。
    もとから読みやすい文体なのか、翻訳が変えているのか。私は原本を読まないから。気になる。

    旅はしているけど、風景の描写は少ない。2人のやりとりが淡々と書かれて進んでいく印象。
    私はあまり風景の描写好きじゃないからいいんだけど、それが今っぽさを出しているのかなぁと。全部を説明してくれているというか。


    読み始めはローラ可哀

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    2026年05月17日
  • 空、はてしない青 下

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    本屋大賞の翻訳部門グランプリ作品ということで、今まで未開拓の翻訳部門に手を取ってみたのだが。。まず最初に触れたいのは、翻訳者の有能さが際立った作品だと感じた。よくぞここまで丁寧で優しさに包まれた翻訳をしてくれたなととても感心しました。

    で、物語そのものについては。すぐには言葉が出ない。それくらい素晴らしい一冊でした。とにかくとても深い。死と向き合ったときに芽生える生きることの意味、みたいな切り口での高評価コメントが多いようだが、もちろんそれも素敵な切り口だと思うが、私はそこに至るまでの深さに魅了された。

    苦しみ、悲しみ、喜び、希望それぞれの深さから生まれる、その決断の意味、意思そして説得力

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    2026年05月16日
  • 空、はてしない青 上

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    記憶が、さらさらと砂のようにこぼれ落ちていくとしたら。
    大切な人が、大切な場所が、大切な過去が、
    少しずつ思い出せなくなっていくとしたら。

    自分は最後まで小さな記憶をたぐり寄せてあがくだろうか。
    それとも、すべてをあきらめて忘却に身をゆだねるだろうか。
    たぶん、正しい答えなんてない。

    けれど、人生の終わりにこんな旅ができたなら、
    きっとすべてが上書きされるくらい、
    最高の人生だったと胸を張って言えるのではないだろうか。
     

    『空、はてしない青(上)』メリッサ・ダ・コスタ

    若年性アルツハイマー。
    最初は正直あまりピンとこなかった。
    どこか、自分とは遠い世界の話のような気がしていて、
    話題

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    2026年05月16日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    若年性アルツハイマーを患ったエミルが掲示板で募集したジョアンヌと共に旅に出る物語。
    死に向かう旅の中でエミルとジョアンヌは過去に向き合い新たな人生観を見つけていく。
    2人の距離はどんどん縮まっていきこれまでに感じたことない幸せを感じていく一方、エミルの病状は悪化していき、2人の旅は終わりに近づいていく。
    掲示板での偶然と思えるような出会いは必然であり、奇跡的である。
    ジョアンヌの辛い過去とエミルの絶たれた未来。そして2人が過ごす現在。それらが入り混じった旅から私自身の人生をどう生きていくかを考えさせられる一冊だった。


    今日エミルらどんな動きをしているのか?
    はてしない青を見上げながらそんな

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    2026年05月15日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    (最高に良)下巻になってジョアンヌの過去が明らかになる。エミルの病状の深刻度も増してくる。二人の旅は立ち止まりながらも進んでいく。瞑想、マインドフルネスをやってみよう。鳥の鳴き声が聞こえ、風を感じるのは久しぶりだ。本の中の名言、言葉の贈り物がとても良かった。エミルの選んだ旅は正しかった。エミル、ジョアンヌと共にキャンピングカーで旅をし、美しい景色、壮大な自然、冬の寒さ、人の温もりを感じられました。おすすめです。

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    2026年05月14日
  • 空、はてしない青 下

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    様々な事件が起こりながらも続く2人の旅。
    その中でジョアンヌの過去が胸を打つ。
    彼女の強さを持ってしてもエミルに対処出来なくなっていく場面は辛い。
    それでもいろんな人との繋がりでなんとか進むが、最後の最後に下した彼女の決断は意外だったけど、偉い!
    ページ数は多いけど、全体に漂う詩的な雰囲気が精神的な癒しになった。
    エピローグで思わず笑顔の充足感。

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    2026年05月13日
  • 空、はてしない青 上

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    こんな雄大な本は初めて。
    若年アルツハイマーものの重たさとはまた違って、謎の多い女性との心の探り合いに興味を惹かれた。

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    2026年05月13日
  • 空、はてしない青 上

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    最初はなんで重たいテーマなんだ…と頭を抱えてしまい、読み進めるうちに日常の中から「ブラックアウト」する瞬間の恐怖に恐れ慄きながら呼んでいたけれど、ジョアンヌの持つ詩的で豊かで美しい世界を通して、私もエミルと一緒に救われたような気持ちになった。

    「きみは、僕が感じてないことを感じてる。僕が見てないものを見てる。だからきみに教えてほしいんだ。僕の世界では、すべてがもっと粗くて、もっと色彩に乏しくて、微妙な変化もないから」

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    2026年05月12日
  • 空、はてしない青 下

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    すごくすごく満たされる物語。

    誰かの人生に責任を負うこと、誰かに人生を預けること、どちらも人間がなしえる最大の愛情表現で、愛の行き着く先だと私は思った。

    ジョアンヌがエミルの人生を預かっていただけではなく、エミルもまたジョアンヌの人生の大きな一部であったことがこの物語の美しさを際立たせている、本当に美しくて心が満たされる物語!

    珍しく映像化が見てみたい小説!

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    2026年05月11日
  • 立ち上がる時 下

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    本書『立ち上がる時』は、2026年本屋大賞の翻訳小説部門で第1位を受賞しました『空、はてしない青』の著者メリッサ・ダ・コスタの作品です


    『空、はてしない青』は、若年性アルツハイマーと診断され余命2年を宣告された青年が最後の旅に出る感動作です
    死に向かっていくなかで描かれている感情や描写、その美しい静けさが印象的でした


    一方、『立ち上がる時』は荒々しい感情が感じられる一冊です

    パリ代表する舞台俳優としてキャリアの絶頂にいたフランソワ
    美術系の学生で、劇団を愛し、劇場の案内係をしているエレオノール
    激しい恋に落ちたふたりは肉欲に溺れ、周囲の心配をよそに、フランソワは妻と離婚してエレオノー

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    2026年05月11日
  • 立ち上がる時 上

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    よっこらしょ?

    それとも、よっこいしょ?

    いやいや、よっこいしょういち?

    「立ち上がる時」のかけ声はどれですか?

    メリッサ・ダ・コスタは上巻ではその答えをまだ述べていません
    はたして下巻ではその答えが分かるのでしょうか!?

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    2026年05月11日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    産後だったこともあり育児の合間をみながら、約2ヶ月かけてゆっくりゆっくり読み進めた。
    美しい景色と、美しいことばたちと一緒に旅が進んでいく。若年生アルツハイマーを患ったエミル、小柄ながらも過去の悲しみを背負いながら生きる意味を見つけるジョアンヌ。そんな2人は亡きジョアンヌの父ジョセフが天国から仕組んだ、出会うべくして出会った運命の相手だった。毎日が切なく、明日が来るのが怖くて、不安で仕方なかっただろうに、今この時を味わい、楽しみ、生と死を感じながら自然に戻っていく2人の様子に目が離せなかった。

    p74のジョアンヌがエミルに瞑想を教える。大雨の中ふたりで大笑いする場面は本書上下の中でも読んでい

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    2026年05月11日
  • 立ち上がる時 下

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    ネタバレ

    フランソワが舞台上でセリフを語るシーンで、自然と涙がこぼれてきました。このシーンにたどり着くまでが本当に長かった…衝突を繰り返してゆく2人の行く末が気が気じゃなくて…。『旅行中に流産してしまうのでは』とか、『レオが出て行ってしまうんじゃないか』とか、物語が悪い方向に進むかもと思うと怖くなって、本を閉じて離れる時間が必要でした。

    それもこれも、作者が言う通り、文章中に最大限のディテールを盛り込んでくれたから。頭の中で映像化され、しっかりのめり込むことができました。

    フランソワのために赤ちゃんをつくると決めたレオに、『え!?妊娠したらもう戻れないよ!?』と、イザベルと同じように、私もレオをたし

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    2026年05月10日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    ボロボロ泣いた。泣きながら読んだ。何で泣いてるのかも咀嚼しきれず泣いた。

    「太陽がもう出ていないと言って泣いていたら、その涙で星が見えなくなるだろう」
    ジョアンヌは最初どんな気持ちでこれを聞いたんだろう。

    レスカンのエコビレッジでジョアンヌが初めて瞑想教室をした時の、自分が岩山になる感覚を自分にも取り入れたいと思った。
    嵐の中にびくともせず耐える、もしかしたら耐えるなんて気もなくそこにある、強い山に自分もなりたい。

    旅の終わりは、最初から分かっていた通り悲しみで幕を閉じたけど。限りなく優しい終わり方だった。
    エミルが始めた物語はジョアンヌがきっちり幕を下ろした。ジョセフの贈物が素敵すぎて

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    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 上

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    少し自分と重ねた。
    稀な病気や余命宣告された時に強く生きられるだろうか。ただ、エミルと同じように臨床試験に付き合う生き方はしたくないと思うと思う。

    ジョアンヌはとても素敵な女性で、本文に出てきたように全てが詩的。決して目に見えている上部だけに目を向けるのではなく、見せない部分に隠れた優しさや人間性も大事にしていたい。願うなら現実世界で会ってみたい女性だと思った。

    沈黙を言葉で埋めようとせずに、楽しむことができる。本当の意味でそれが実践できているかは分からないから、今後はもっと深く味わいたいと思う。

    今のところ美しい景色、コミュニケーション、表現。心が洗われるような物語。文句なしの高評価!

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    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマーにより余命2年を宣告された主役のエミル。家族から延命治療のため入院を進められ、ネットでパートナーを探してキャンピングカーで旅に出る。
    応募してきた女性ジョアンヌは過去を隠し風変わりだが黙々と付いてくる。
    フランスの山岳地帯を巡るうちに二人の心は通い始める。初恋のようなぎこちない。
    エミルの家族の元に絶対に戻さないでを叶えるために二人は婚姻を決断する。
    ここから先、エミルの病状は悪化の一途を辿る。

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    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルは子供返りしながら山で最期を迎える。ジュリアンヌの下した判断は、彼の両親に看取ってもらうこと。
    優しさと思いやり示唆に富んだ内容に感動

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    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 上

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    ネタバレ

    とてもよかった。
    エミル(若年性アルツハイマーになった青年)とジョアンヌ(一緒に旅をする女性)の物語。
    Tout le bleu du ciel
    病気の診断があったエミルが残り2年の人生を旅する。旅する中でこれまでの人生を振り返る。ローラ(元カノ)との日々。どう考えて生きてきたか。そしてローラとは正反対の女性、ジョアンヌとの旅を通して様々な発見を得る。
    「真の旅の発見とは新しい景色を求めることではない。新しい目を持つことだ」プルースト
    「最も偉大な旅人とは自分自身を見つめ直すことができた旅人だ」孔子

    これが正しいかは分からないが段々とジョアンヌに惹かれていってるのではないかと思ってる。だけど

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    2026年05月08日