山本知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「赤い水玉の白いワンピース」で星5。
これは、恋愛小説じゃなかった。
終盤は涙。
エミルは死んでしまうのだから、泣く覚悟はしていたけれど、思っていたのとは少し違う結末だった。
上巻では、ジョアンヌが謎めいていて、期待感が膨らむ。先を読み進めたい衝動にかられ、星5。
下巻では、次第にジョアンヌの物語が明らかになっていく。種明かしをされてしまうと、もしかしたらイマイチだったかも...なんて、がっかりしかけた。
アルツハイマーの解像度が気になったり、ジョアンヌの積極的な感じにちょっと引いてしまったり。
それなのに、最後まで読んで、やっぱり星5。
いい小説だった。
母親の愛に目を向けてくれて、ありがとう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ絶対に家族の元に帰してはいけないと約束したけど、だんだんと記憶が昔に戻っていくエミル。ママやマルジョと呼ばれたり家に帰りたいと言われ続けて最後家族に電話するまでジョアンヌよく頑張った。もちろんエミルも!!
家族を失い続けたジョアンヌの辛さや日に日に周りのことがわからなくなっていくエミルを見ていると、日々幸せなことばかりじゃないけどもっと小さな幸せに気付いていかなくちゃいけないことを気付かされた。読んでいく度に過去の記憶や病気の不条理さに辛く悲しい気持ちになっていくけど、それと同時に美しい景色や人の優しさや今ある幸せに温かい気持ちになれる小説だった。
強いていうなら、エミルの実家に部屋作ってくれてたのはよかったからそこには妊娠してないただ最後の旅を一緒にしたジョアンヌとして行ってほしかったなと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻はあっという間で一気読み。
読んでいる間はエミルとジョアンヌとフランスを旅したような気持ちになって、自分にとっても素敵な時間を過ごせました。
始まりはエミルの最後の旅という目的だったけど、ジョアンヌにとってもジョセフとの約束を果たすという目的があったとわかって納得できた。
そこからはもうあっという間で最終盤にエミルとの約束を果たす過程で、ジョアンヌは改めてトムとも別れを告げられたのかなと解釈。そのおかげでエミルの両親に場を提供することもできたんだな。エピローグの妊娠諸々はおまけっちゃおまけだけど美しかったし、こうやって命は続いていくと親になってしみじみ感じた。
リメンバーミーで死者は記憶の中で生き続けるとあったけど、エミルもジョセフもトムもジョアンヌが覚えていたり、語り継ぐ限り生き続けるし、自分も身の回りの人のことは覚えたりたまに話したりしたいなと思った。何より大切な人には自分からアクションして会話しなきゃな。。
個人的にはジョセフがかっこいい父ちゃんすぎてダントツで好きなキャラでした。映画化するならジョセフを1番かっこよく映してくださいネ!!!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ最高に良い物語でした。
アルツハイマーって本当に恐ろしい病気だし、自分がもしエミルだったら、、とかジョアンナだったら、、または家族だったら、、と思うと、読みながらつらい気持ちになった。
でもそんな中でも冷静に、暮らしを積み上げて、そして、最後まで付き合ったジョアンナは本当にすごいし、過去のシーンも本当に切なくて辛くて。
なんでそんなに悲しい経験ばかりしなきゃいけないんだ、、とも思ったけど、エミルとの生活の中にも、彼女の中で救いがあったり、幸せがあったり、最後のお姉ちゃんとのシーンで嬉しいサプライズがあって、本当に読者である自分も救われた。
確信はしてたけど、やっぱり号泣してしまった。
悲しいけど、切ないけど、温かい、とてもステキな物語だった。
本屋大賞とったのも大納得。
帯を書いてる方々も著名な人ばかりで、でもそれも納得。
あとは、瞑想、やってみたいなと思った! -
Posted by ブクログ
とてもとても良かった。
上下巻ものは、上巻で感想書くの難しいけど、長い物語だけど、めちゃ読みやすくて、あと、フランスの自然の描写や、物を大事にするところ、暮らしを大事にしているところとか、物質主義の日本と全然豊かさの質が違う感じがして、ステキと思った。
また、エミルとジョアンナが旅を通して変化していく姿が微笑ましくて、、最後絶対悲しいエンドってわかっているからこそ、それも切なくて。。
でも先が気になってしまった。
読み始めるのに勇気がいるボリュームだし、絶対泣いちゃうから、自分のメンタルとか読む場所を選ぶ本だけど、本当におすすめの心が温まる物語です。