山本知子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーだと宣告され残された時間は自分のしたいように生きたいと思ったエミルと旅の同行者となった黒ずくめの謎めいたジョアンヌ。
前半では明かされなかったジョアンヌの過去が少しづつ明かされると同時にエミルは徐々に病気が進行していき、章が変わる度に違うエミルが現れる。それは胸が痛くなる展開。それでもかわいそうで見てられないと思わないのはエミルとジョアンヌが何度も挫けそうになりながらもその瞬間瞬間を真摯に生きたから。とてもそんなふうにはできない。私だったらどうするだろうと考えてしまった。
最後にあることが明かされ、、とうとう涙腺崩壊。
悲しいとか可哀想とかじゃなく今胸に拡がっているのは静 -
Posted by ブクログ
ネタバレ命と愛、生きる喜びについての感動大長編
今年No.1の感動を味わえる1冊。
2026年本屋大賞(翻訳小説部門)の受賞納得の作品でした!
旅の続きの展開が気になって一気に読めた◎
あ、旅っていいな…。
いつか行ってみたい。
でも、やっぱり1人の旅よりは、誰かと行く旅のほうが楽しそうだな。
エミルとジョアンヌの関係性がいい。
でも、読み進めれば、読み進めるほどエミルがどんどん記憶をなくしてしまうシーンは涙なしでは読めなかった。
最後に主人公が亡くなってしまう展開はあまり高評価は少ないんだけど。
ほんとうに感動して、涙が止まらなかった。
「自分はどんなふうに生きたいのか」
という自身のこ -
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Posted by ブクログ
翻訳小説にありがちな読みにくさが無く、リーダビリティの高い小説。
2人の魅力的な主人公、エミルとジョアンヌが、それぞれの問題を2人で乗り越えながら旅をする。
若年性アルツハイマーのエミルが、ジョアンヌにとってどういう存在だったのかが判明する後半からは、また物語が違う方向へ動いていく。
最後は悲劇的な終わり方になる違いない運命なのに、ずっと希望がある。その希望に向かって読者も伴走していく。
そしてその期待に背かない、そういう物語だった。
魅力的な言葉をジョアンヌがエミルに教えていくのだが、読者である私にも刺さるものがあった。
「最も深くて悲劇的な旅立ちは、結局はなされなかった旅立ちである -
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Posted by ブクログ
ネタバレ若年性アルツハイマーで余命2年と診断された男性が、最後の旅に出る話
素敵だと思ったこと
ジョアンヌが、ブルートムや退行したエミルと接する時。「話を合わせる」のではなく、「彼らの世界に入る」という表現だったり
エミルがジョアンヌを忘れて過去の自分に戻っていることを「別の世界に行ってしまっている」と捉えていたこと
自分の世界(の常識やルール)以外にも、世界があることと認識して、尊重すること
言葉で言うのは簡単だけど、実際にはすごく難しいことだよね
エミルがどんどん退行して、最後には子どものエミルが残った。1番根っこにあるのはお母さんだったんだ。ジョアンヌも自分の息子を亡くしたときに、息子ときち -
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