知野みさきのレビュー一覧

  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    内容(ブックデータベースより)

    縫箔師の咲は、小間物屋に納める財布を仕上げ、散歩の道すがら贔屓にしている蕎麦屋に寄った。
    見れば、店前で少しやつれた女が中へ入るのを躊躇っている。
    声をかけると逃げてしまったが、咲は女が傷んだ守り袋を大事そうに手にしていたのが気にかかった。
    守り袋とは、親が子の無事を祈って子に持たせるもの。
    そして後日、咲がまた蕎麦屋を訪れると、思わぬ場に遭遇して──。
    一針一針祈りを込めて、一生懸命に縁を紡ぐ咲の想いが心に沁みる、傑作人情時代小説第二巻。

    令和7年3月18日~20日

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    2025年03月22日
  • 照らす鬼灯(ほおずき)~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第10弾。
    10巻手元において、一気読みしたこのシリーズも次は新作を待つことになった。お上御用達の似面絵師をしている律はいつも事件に巻き込まれてしまうが、人情味溢れる話が多い。律が上絵師として描く着物の意匠も毎回楽しみの一つだ。
    幸せな知らせを告げて話が終わっているので、続きが気になり、新刊が待ち遠しい。律には幸せになって欲しいと祈るばかりだ。

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    2025年03月12日
  • 結ぶ菊~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第9弾。
    親の借金の肩代わりに吉原に売られたり、お店のために好きでもない人と結婚したりとこの時代の人は親や商売の犠牲になることも多い。そんな中、今回は何十年の紆余曲折を経て幼馴染み同士が結ばれる幸せな話だ。人生の後半に想いが通じ合い、好き同士が結ばれる。辛い経験もたくさんしてきた40代の男女が幸せになっていく姿は読んでいて心温まるし、幸せな気分になる。

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    2025年03月08日
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第8弾。
    不幸な出来事があった律だが、より一層、仕事に励むことに。今回の着物の依頼は「雷鳥」だ。
    私自身も雷鳥は立山に行った時に1度見ただけの鳥であるのに、律の時代なら見たことがない人が殆どであろう。ここでは白山(石川県)信仰が語られており、そこにも昭和初期までは雷鳥がいたらしい。
    再び2009年に絶滅とされていた雷鳥が発見されたらしいが、この歳になっても白山には行ったことがなく、雷鳥の件も知らなかった。写真などなく、文献も少ない時代に雷鳥の意匠に挑戦する律は凄いなぁ。小説に影響されて、白山にも行ってみたくなりました。

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    2025年03月07日
  • しのぶ彼岸花~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第7弾。
    上絵師としても順調に仕事をこなし、律も義妹の香に続き懐妊する。
    律はお上御用達の似面絵師をしていることもあって、恨まれることも多い。「しのぶ彼岸花」は辛い話となってしまったが、自分の夢と信念を貫くために前を向く律の姿が健気で愛おしい。

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    2025年03月05日
  • 駆ける百合~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第六弾。
    涼太と無事祝言を挙げ、青陽堂の嫁になった律。今の時代でも大店のお店に嫁いだら、何の手伝いも無しとはいかないだろう。
    今迄と変わらず、長屋で仕事をし、自由に外に出歩いて青陽堂でご飯を頂き、夜は涼太と一緒に過ごすと言う都合の良い生き方があの時代許されるとは思えないが、読んでいて前向きな気持ちになれるし、優しい人達に囲まれていて安心して読めるので良しとしよう(笑)

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    2025年02月28日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    ほろ苦い後味に何とも色気を感じるシリーズです。
    そんな中で美弥さんと志郎さんが晴れて結ばれたのは良かったです。
    しとろましろは相変わらず可愛いなぁ。

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    2025年02月28日
  • つなぐ鞠(まり)~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第5弾。
    幼馴染みとの祝言控え、これでめでたしめでたしと思いきや、やっぱりうまくことは進まない。
    これからどうなることやら…
    定廻り同心の広瀬から悪人の似面絵を頼まれている律はいつも事件に巻き込まれてしまうけど、心が温かい人達にかこまれているので安心して読める。
    現在と比べて仕事を始める歳も隠居する歳も早かった江戸時代。40歳過ぎたら年寄り扱いされているのは何だか辛いなぁ(笑)

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    2025年02月11日
  • 巡る桜~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第4弾。
    律の恋人のお店が商売敵の罠によって大打撃を受ける。お店を守るためには大店で財力のある娘との結婚を受け入れるべきか?店のために自分の好きな人との結婚を諦めるべきなのか?
    揺れ動く気持ちがもどかしいが少しずつでも良い方向に進んでいくので、ホッとする。
    職人として律もしくじりを経験しながらも成長していく姿は読み応えがある。これからもまだまだ紆余曲折がありそうな2人だが、幸せになって欲しいし、それぞれの夢に向かって頑張って欲しいな。

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    2025年02月06日
  • 雪華燃ゆ~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第3弾。
    上絵師として大きな仕事を貰った律。苦労を重ねながらも成長していく。幼馴染みとの恋も順調だが、結婚となると大きな壁が立ちはだかる。
    一人前の上絵師になりたい。好きな人とも一緒になりたい。全てを叶えるのは虫が良すぎることなのか…
    今後、律がどんな道を選択していくのか気になるなぁ。いつの時代も仕事をしながら結婚し、子育てをしていくのは大変なこと。
    律の未来が明るいことを願いたい。

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    2025年02月02日
  • 舞う百日紅~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第2弾。
    1人前の上絵師になるため前向きに頑張る律。しかし思うような仕事は得られず、似顔絵を描く仕事ばかり舞い込むが、それをきっかけに母と父を手に掛けた男を探し出す。その顛末やいかに?
    身分違いの幼馴染みとの恋。上絵師として成長していく姿。そして律が描くそっくりな似顔絵は人探しに役立ち、色んな事件を解決していく。
    仕事や身分違いの恋愛に悩みながらも健気に成長していく律を応援せずにはいられない作品です。

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    2025年02月01日
  • 江戸は浅草2 盗人探し

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    シリーズ第二弾も良い。
    江戸時代らしい白黒はっきりさせないところが良いし、適度な長さがあって物語に厚みがあるもの前作同様。
    知野さんの別のシリーズも読み始めたけど、どれも良い雰囲気で私の好みです。

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    2025年01月27日
  • 神隠し 町医・栗山庵の弟子日録(二)

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    秋雨/指切り/神隠し

    凜と佐助と千歳と柊太郎
    四人の個性がうまく絡み合って仲良く暮らしてる感じが好き
    それぞれ内緒にしていることがあってもお互い様とみんなが思ってるみたいなのも好き

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    2025年01月20日
  • 神慮の狭間 妖国の剣士7

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    序章/第一章~第十章/終章

    蒼太も夏野も少しずつ変わっている。出来ることが増えているのがわかる
    周りの思惑に邪魔されて静かに暮らせないのが悲しくみえる
    この世界はどこへ向かうのだろう

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    2025年01月20日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

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    最近見つけた作家さん。
    江戸の女職人が主人公の中編集ですが、お咲さんの職人としての矜持、少しの不器用さと、優しさがとても良い。こちらも職人である修次の遊び人風ではあるもののカラッとした振る舞いもまた好ましく、お咲さんの彼に対する不器用な対応はもどかしいというより可愛らしい。
    少し謎めいたしろとましろといい、期待を上回る面白さでした。

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    2024年12月14日
  • つなぐ鞠(まり)~上絵師 律の似面絵帖~

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    ネタバレ

    2024.11.audible

    感覚は現代。
    時代小説にした方が書きやすいのかしら。
    おこうが懐妊してよかった。
    結婚式当日にこんなバタバタするなんて、これからも大変そう。

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    2024年12月01日
  • 結ぶ菊~上絵師 律の似面絵帖~

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    千恵と雪永も決着が着き、取り敢えず婚約ですね。雪永の思いが通じて良かった。青葉堂は手代二人が旅立ち、番頭の勘兵衛も佐和に引き際の相談。ずっと尽くしてくれた勘兵衛がずっと思ってきたお青改め千代と再会。この時代何十年も前に生き別れになった人と会うのは今より大変だと思うのに今回はあちこちで再会話。今回も綾乃を助けた六太、これから何かあるのかな。

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    2024年11月05日
  • 瑞香 神田職人えにし譚

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    九之助に悪気がなくても狐憑きと噂されて苦労した人たちからしたら嫌になって怒鳴りつけるのもわかる。自分の家族の一族の苦しみ、これが子やそのまた子供達にまで続いていくのでは、という恐怖。しろとましろを守る意味でも九之助には反省させないと。
    男だ女だというだけで自分の技術だけで見てもらえない辛さ。でもいい形で終わって良かった。
    修次の妻問いを保留する咲。もうくっつけばいいのに。しろとましろの繋ぐ縁は続いていく。

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    2024年11月01日
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

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    咲の弟太一の祝言。シリーズ第一話で登場した姉弟が再登場、思わぬ縁が繋がっていって15歳の大店の跡取り娘理世が姉を吉原から身受けする。15歳でこんなことを思いついて実行出来る理世、ボンクラの従兄弟がせめて良い人柄だといいけど。牡丹と辰治も今の再会だから良かったんだろうな。しろとましろが繋いでいく縁、どこまで繋がるのか楽しみ。

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    2024年10月30日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

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    しろとましろのお包みだっこ、身体だけじゃなく心も温かくなる。ふたりが良い塩梅で茶化したり助けたり大事なことを教えてくれたり。咲と修次がついつい二人を探しちゃうのがわかる。読んでるとお稲荷が食べたくなる(笑)。兄弟子で元許嫁の啓吾が一時行方が分からなくなり啓吾の妻に疑われるお咲。いい迷惑だけど眼の事はショック。この時代に職人でずっとやってきて親方目前に眼病じゃあ今以上の絶望だろうな。

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    2024年10月29日