知野みさきのレビュー一覧

  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

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    ネタバレ

    おおー!最後の最後で咲も修次に対して前向きになって嬉しい。2人のコラボレーションっていうのも粋で職人としてワクワクする。今回は、大切な人が何人も亡くなって悲しくて胸が締め付けられる感じだったけど、みんなが前に進み始めて良かった。恋も仕事も粋に。

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    2025年07月06日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

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    やっぱり面白かった。咲が評価されてるのが嬉しいし、修次とも少しずつ距離が縮まってるのも微笑ましいし、白とましろは相変わらず可愛い。悪いことが起こらない日常に安心して読み続けられる。あたたかい話。

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    2025年07月04日
  • 秘す歌留多~上絵師 律の似面絵帖~

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    律さんの周りでもいろいろなことがある
    嬉しいこと、楽しいこと、
    悲しいこと、辛いこと、
    毎日を生き生きと楽しく過ごせたら良いんだけれど……

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    2025年07月04日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    ネタバレ

    面白かった。妻紅も初めて知って、素敵な色だなあと思ったし、やってみたいとも思った。何か江戸時代の女の人の楽しみと思うと時を超える感じでワクワクした。しろとましろがすごく可愛い。何か事件が起きるとか伏線があるミステリーものでは無くて、日常譚だけどほっこりして楽しい。

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    2025年07月01日
  • 秘す歌留多~上絵師 律の似面絵帖~

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    シリーズ第11弾。
    今回は歌留多を題材にした話だ。律を取り巻く登場人物が心優しい人ばかりで落ち着いた気持ちで読むことができる。
    手習所の師匠今井直之の言葉
    「家は選べぬとも、心がけと心意気で風向きは変わる」
    「仕合わせな者がずっと仕合わせとは限らないように、不幸な者がずっと不幸とは限らない。心がけと心意気次第で、道は閉じたり開いたりするものなのだ」は苦しみや悲しみを抱えている教え子達にとって心に残る言葉だ。
    律もその言葉を胸に刻み、前を向く。
    ご懐妊中の律。今度こそ元気な赤ちゃんを産んで欲しい。


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    2025年06月28日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

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    面白かった。少女漫画的な要素があって、ニコニコしながら読めた。しかも、主人公が芯のある女性で、一人で仕事を取ってきているというのがかっこいい。流されるんじゃなくて、自分の考えで動く、それが素敵。彼女の仕事人としての活躍が楽しみなのと、恋模様がどう動くのかも楽しみ。

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    2025年06月27日
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

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    相変わらずほろ苦くて良い話が詰まっています。
    周囲の人たちがどんどん結ばれてゆく中で、咲と修次もそろそろ発展しないと気を持たせすぎです。

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    2025年06月14日
  • 秘す歌留多~上絵師 律の似面絵帖~

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    内容(ブックデータベースより)

    懐妊した律。子どもが絡む事件に、まだ見ぬ我が子を思う――。大好評シリーズ第十一弾!
    律の悪阻はだいぶ落ち着いたが、今までのように仕事ができないことも多い。周りの助けもうけつつ、焦らず目の前のことに取り組もうとしている。そんな折り、師匠の今井から指南所の歌留多を一新したいと依頼された。伊三郎が昔描いた一式が古くなり、「い」の取札は失くなってしまっているという。子どもたちに歌留多を新しくすることを告げた翌日、今井を訪ねてきた一人の男児が口にしたこととは――。

    令和7年6月6日~6月11日

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    2025年06月11日
  • 飛燕の行方 妖国の剣士8

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    恭一郎と蒼太それに夏野
    共に歩んできた道の先が見えてきた
    国皇 安良 の予知はどこまで予見できるのか?
    悪の術師との対決は?

    恭一郎が…………
    蒼太が………
    夏野が……
    彼らの国は?……

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    2025年06月09日
  • 飛燕の行方 妖国の剣士8

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    ネタバレ

    新装版が出る前から知っていたので、まずは完結というのが感慨深い。そしてさみしい(笑)ラストで登場人物たちの数十年後の姿に、あ~物語の幕が下りるんだとはっきり思わされました。夏野、蒼太、恭一郎の疑似家族トリオが好きでした。
    しかし恭一郎もムベレトもずるい男だな〜!

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    2025年05月17日
  • 飛燕の行方 妖国の剣士8

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    ネタバレ

    終盤やや夏野と安良の問答風になったが、これはこれで物語としては必要な事と言える。
    恭一郎が案外早く亡くなったので、蒼太が生き返らせちゃったらどうしようと正直ハラハラした。
    彼には長生きしてほしかったが、身近な人の死を死として描かく事で物語の核にも繋がり深みにもなった。
    蒼太はどう生きて行くのか、想像して余韻に浸る。

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    2025年05月13日
  • 相槌 神田職人えにし譚

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    咲と修二はこのままなのか?お互い職人として尊重し合って何かあれば訪ねて助け合って、といい関係なのかもしれないけどね。しろとましろのおかげか縁がどんどん繋がって登場人物たちも多くなって頭の整理が必要。
    しろとましろと同じようにお遣いなのか?花野。

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    2025年05月13日
  • 巡る桜~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師律の似面絵帖、シリーズ4作目。

    両親を亡くし、年の離れた弟・慶太郎も巣立ち、父の手伝いをして覚えた絵の仕事で身を立てようとしている律。
    小物に絵を描く方は軌道に乗っていたのだが。
    着物の柄を描く上絵の仕事は、なかなか入ってこない。女性の上絵師というのは、まずいないのだ。

    人探しや、事件の捜査のために、頼まれて似面絵(似顔絵)を描いたのが解決に繋がり、その評判の方が高くなっていました。
    一方、涼太の店が、新茶に古い茶葉が入っていたという事件を起こす。
    商売敵の企みによるものだった‥

    跡取り息子だが手代として修業中の涼太。
    一人前になれば、律との結婚を進めたいと願っていたのです。
    店が

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    2025年04月13日
  • 雪華燃ゆ~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師律の似面絵帖、シリーズ3作目。

    父を亡くし、裏長屋で一回り下の弟を育てながら、上絵師を目指している律。
    2巻目で父の仇が明らかとなり、幼い弟はしっかり奉公先を決めてくる。早めではあったけど、当時としては異例なほどでもないのですね。
    幼馴染の涼太とは、ほのかな想いが通じ合うように。
    と、展開があった後、さて?

    上絵師とは、着物の柄を描く絵師。
    粋人として知られる雪永が親しい女性に贈りたいという着物の絵を頼まれる。
    小物の絵を請け負ってきた律は、待望の仕事に張り切ります。
    しかし、なかなか納得してもらえず、その女性・知恵に会わせてもらうことに。
    過去の経験で記憶が混乱している知恵。その気

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    2025年04月13日
  • 瑞香 神田職人えにし譚

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    内容(ブックデータベースより)

    縫箔師の咲は注文を受けていた匂い袋を納めるため、日本橋にある香木屋・瑞香堂へ向かう。
    沈丁花を模した意匠の匂い袋は店主からとても気に入られ、咲は安堵した。
    帰り際、先ほど立ち寄った桝田屋で見かけた伊麻と偶然にも再会し話をしていると、九之助という客が近づいて来た。
    その姿を見てあからさまに笑みを消す伊麻。そして九之助は咲にむかって突然「化け狐」ではないかと言い出した。
    まさかこの男は、しろとましろの正体に気付いているのか!?
    話題沸騰、傑作人情時代小説のシリーズ第五巻。

    令和7年5日~7日

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    2025年04月07日
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

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    内容(ブックデータベースより)

    深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
    煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
    同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
    一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
    そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
    傑作人情時代小説シリーズ第四巻。

    令和7年3月30日~4月3日

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    2025年04月03日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    内容(ブックデータベースより)

    縫箔師の咲は、小間物屋に納める財布を仕上げ、散歩の道すがら贔屓にしている蕎麦屋に寄った。
    見れば、店前で少しやつれた女が中へ入るのを躊躇っている。
    声をかけると逃げてしまったが、咲は女が傷んだ守り袋を大事そうに手にしていたのが気にかかった。
    守り袋とは、親が子の無事を祈って子に持たせるもの。
    そして後日、咲がまた蕎麦屋を訪れると、思わぬ場に遭遇して──。
    一針一針祈りを込めて、一生懸命に縁を紡ぐ咲の想いが心に沁みる、傑作人情時代小説第二巻。

    令和7年3月18日~20日

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    2025年03月22日
  • 照らす鬼灯(ほおずき)~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第10弾。
    10巻手元において、一気読みしたこのシリーズも次は新作を待つことになった。お上御用達の似面絵師をしている律はいつも事件に巻き込まれてしまうが、人情味溢れる話が多い。律が上絵師として描く着物の意匠も毎回楽しみの一つだ。
    幸せな知らせを告げて話が終わっているので、続きが気になり、新刊が待ち遠しい。律には幸せになって欲しいと祈るばかりだ。

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    2025年03月12日
  • 結ぶ菊~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第9弾。
    親の借金の肩代わりに吉原に売られたり、お店のために好きでもない人と結婚したりとこの時代の人は親や商売の犠牲になることも多い。そんな中、今回は何十年の紆余曲折を経て幼馴染み同士が結ばれる幸せな話だ。人生の後半に想いが通じ合い、好き同士が結ばれる。辛い経験もたくさんしてきた40代の男女が幸せになっていく姿は読んでいて心温まるし、幸せな気分になる。

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    2025年03月08日
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~

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    上絵師・律の似面絵帖シリーズ第8弾。
    不幸な出来事があった律だが、より一層、仕事に励むことに。今回の着物の依頼は「雷鳥」だ。
    私自身も雷鳥は立山に行った時に1度見ただけの鳥であるのに、律の時代なら見たことがない人が殆どであろう。ここでは白山(石川県)信仰が語られており、そこにも昭和初期までは雷鳥がいたらしい。
    再び2009年に絶滅とされていた雷鳥が発見されたらしいが、この歳になっても白山には行ったことがなく、雷鳥の件も知らなかった。写真などなく、文献も少ない時代に雷鳥の意匠に挑戦する律は凄いなぁ。小説に影響されて、白山にも行ってみたくなりました。

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    2025年03月07日