知野みさきのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
連作短編、5篇。物語の主人公達の目の前に姿を現す『鈴の神様』の安那様がめっちゃ可愛いです。他の作品でもそうでしたが、この著者さんの描く無邪気な子ども(人外?が多め)は可愛くて癒されます。そして、安那様(神様)とそれが視える人々の交流も素敵です。どの話も良かったですが、特に1話目と最終話での冬弥と安那様(沙耶)の友情は可愛くも素敵でとても大好きです(冬弥のお爺ちゃん・夏彦さんも好きでした。物語の流れ上仕方ない事かもですが、退場は寂しかったです)。ほっこり、心が温まる1冊でした。
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ネタバレ常連のお客様で読書好きの方がいて、よく本の話題になって、紹介されたり、紹介したり。
今回の知野みさきさんの『上絵師 律の似面絵帖シリーズ』第1巻「落ちぬ椿」、良かったです。
私がきっと好きなテイスト、と教えてくれた通り。とてもいい本でした。
時代小説、女性が主人公、手に職を持とうと精進します。
父母が次々なくなるのですが、そこにも伏線の謎が。
近所に住む面々もキャラクターが深く表現され、
幼馴染との関係も大切な軸となっています。
着物の生地に絵を描く上絵師ですが、まだ一人前とは認められていません。
でも、似顔絵が上手なので、しばしば頼まれそこでもわずかではありますが収入が得られます。
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Posted by ブクログ
山手線の駅を舞台に起こる小さな日常の謎。
それを解くダブルいずみさんの掛け合いが楽しい。
出版社勤務の女性と山手線に乗り続けて本を読むおじさま。
高田馬場事件の英梨ちゃんが好き。
で、え、伝説のスリ?!実在したらすごいーーー。
痴漢はほんっと卑劣で許せない犯罪。
そんなやつは、みんな顔を世界にさらしてまえ。(過激すぎw)
デザートムーンのナポリタン、食べてみたーい。
せめてもで自分で作ろうと思って材料を用意したので、明日作ろう。
小岩井さんもかっこいい。
イズミたちは恋愛っぽくなっていくのかな。
他にも気になるお2人がいるし、「2」を続けて読もう。 -
Posted by ブクログ
知野みさきさんは初めての作家さんです。
1巻2巻を一気に買うバクチのような買い方をしてしまいましたが、当たりでした!
兄弟で菓子司を営む、というと田牧さんの藍千堂と設定が一緒ですが、
菓子職人とは違う(営業する)ほうの兄弟のキャラクターがそれぞれ違います。
お兄さんの光太郎がキラキラすぎて逆に何か裏があるのではなかろうか、と勘ぐってしまいますが、全うに暮らす人たちのことは応援したくなりますね。
古巣で、目をかけてくれた主が急死し、跡継ぎの息子との菓子に対する方針の違いから冷遇されていた孝次郎を、とある日、兄の光太郎が迎えに来るところから、物語は始まります。
深川という土地柄に即した、美味 -
Posted by ブクログ
主人公の翠は 三味線や笛を教えられる19くらいの娘
恋人は熊に襲われた翠を助けようとして亡くなった。
そのあと 母親とふたり江戸にいる 早苗を頼って
出てきた。母親の亡くなったのち 見初めてくれた
支倉屋の仁之助の長屋で暮らしている。
環という 15才の占い師 その従兄弟の零次 弟の朔太が登場
よく当たる占い師だけど この一行 この世のものではないような!
子供の連れ去り事件がおき 環が占いで事件の解決の手助けをする。
子供がいなくなった時の親の表情はどうか
虐待されて逃げたのではないか?
白い大きな狐が現れたりします。
題名の幕末 なんで幕末?
なんか幕末らしきところは まだありません。
親