鈴の神さま

鈴の神さま

693円 (税込)

3pt

4.6

「おれは鈴守じゃ」
東京から電車を乗り継いで七時間、バスに乗り換えてさらに一時間。連翹の花咲く四国の山あいの町で、十四年前、俺は神さまに出会った――。
幼い頃から続けてきたピアノに限界を感じる中学生・冬弥、疎開先で出征した夫との子を宿し心細く終戦の年を迎えた女性・和、芽が出ない俳優業への未練を捨てきれない三十八歳のフリーター・鵜木、七十年前にお祭りで言葉を交わした不思議な少年に思いをはせる美鈴……
小さな神さまとの出会いが、彼らにもたらしたものとは――人気作家が心を込めて描く、温かな涙が溢れる五つの物語。

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鈴の神さま のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上絵師・律の似面絵帖シリーズを読んで好きになった茅野みさき。鈴の神さまは彼女のデビュー作だ。
    四国の山あいの町で見える人しか見えない鈴の神さま。千百歳も生きているがその姿はずーっと5,6歳。話し方が古風で可愛らしく読んでいてほっこりする。話は5章に分かれていて、それぞれの時代で鈴の神さまに遭遇した人

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    やさしい想いに満たされる、ほっこりファンタジー!
    疲れた心にじんわり効きます。

    四国の山間にある小さな町・高野町を舞台に、さまざまな時代に生きる人々と、
    愛くるしい男の子の姿をした鈴の神さまのふれあいを温かく描いた短編連作。

    中学生の冬弥は春休みに訪れた四国の祖父の家で、不思議な男の子・沙耶に

    0
    2023年11月25日

    購入済み

    素晴らしい

    書店で立ち読みし、あまりの内容の良さにハードカバー版を買いました。何回読んでも飽きない、その後の話も知りたいと思わせる一冊です。いつでも読めるように電子版を買いました。初めて読むような新鮮さと懐かしさで大事に大事に読みたいと思います。

    0
    2021年06月19日

    Posted by ブクログ

     鈴守なる子供の神様を巡って繋がれる様々な人間模様を描くファンタジー小説だ。神様は人間の住む世界のすぐ隣りにいながら、別の秩序、時間の中で生きている。でも、一部の人間とは交流が可能であり心を通わせることもできる。神というより、精霊とでも言うべき存在であるが、それが最後には時間と空間を超えて人や場所を

    0
    2018年07月24日

    ネタバレ 購入済み

    感動的

    四国の、高野町(愛媛県の山間部かな?)の鈴を守る神様、安那と、彼が、見える人々との話。とても、感動的だった。その社を守って来た有川家や雛田家、14年ぶりに帰った冬弥を、ずっと待っていてくれた安那との再会は、じんとした。何となく、安那の物言いが、おじゃる丸を、彷彿とさせるのも、ご愛敬(笑)久々の星五つ

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心がほっこり。おじいちゃんが急に亡くなったときは、その後の展開がとても不安でした。でも、神様の時間と人の時間の歩みの違いが、最後に楽しい時をもたらせてくれる。それが、とても嬉しかったです。私も沙耶様に会ってみたいです。
    出来れば、冬弥と沙耶様の過ごした夏休みを、読んでみたいです。

    0
    2023年03月29日

    ネタバレ 購入済み

    連作短編、5篇。物語の主人公達の目の前に姿を現す『鈴の神様』の安那様がめっちゃ可愛いです。他の作品でもそうでしたが、この著者さんの描く無邪気な子ども(人外?が多め)は可愛くて癒されます。そして、安那様(神様)とそれが視える人々の交流も素敵です。どの話も良かったですが、特に1話目と最終話での冬弥と安那

    0
    2021年03月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鈴の神様はすごく可愛かった。神様に関係する短編集が連なってる感じ。最初と最後が繋がったのは微笑ましく、素敵だった。どちらこというと、日常的でほのぼの読みたい時なのかな?アクションとかファンタジーとか望んでたら違うかも。

    0
    2025年09月29日

鈴の神さま の詳細情報

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