あらすじ
江戸は浅草、下町に人情。人気シリーズ第4弾!
共感必至の筆致で描かれる江戸の姿に必ず涙する――!
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
身請けが決まった吉原の遊女・冬青は
笛師・大輔の幼馴染みだった。
調べるほど申し分のない嫁ぎ相手に
安心したのも束の間、遊女の足抜けが発生。
郭のご法度の事態に、真一郎へ連れ戻すよう依頼が入る(「冬青灯籠」)。
江戸の人情と色恋が事件となって顔を出す――。
共感必至の筆致で描かれる人気シリーズ!
令和5年9月29日~10月2日
読後感が….….
事件は、次々と起きるものの、六軒長屋の皆は、大家も店子も、皆仲良く、事に当たって、終わりは、いつも、これで良いんじゃない?という感じの終わり方で、読後感が、とても良い。
Posted by ブクログ
時代小説作家で若い女性は少ない。
この知野みさきさんも僅かなうちの一人。
江戸情緒を満載に、粋で切符のいい女性が登場するのは清々しい。
一癖ある大家が営む長屋のメンバーは皆一芸に秀でる。
それぞれが助け合う小さな社会は温かく心地よい。
今回も吉原の足抜け騒動が、当時もいたであろう出自からくる偏った愛情の姉弟の事件や、嫁からいびり出された姑の第二の人生や、名刀を作る刀鍛冶が幽霊から引き受けた仕事が仇討ちがらみとなり、、、
次々と降りかかる事件や謎解きにワクワクしながらのシリーズ第4巻。