知野みさきのレビュー一覧
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内容(ブックデータベースより)
仇討ちを誓う女、元忍の医者――。
「上絵師 律の似面絵帖」「神田職人えにし譚」の著者による、人情時代小説シリーズ開幕!
藩内の上役の奸計によって家族を亡くし、遊女に落とされた伊勢国津藩の武家の娘・凜。
復讐を誓う彼女は、津藩江戸屋敷に出入りする町医者・栗山千歳に身の上を偽って近づき、彼の弟子となった。しかしその千歳も、かつて恨みを買い、命を狙われている「仇持ち」であった……。
凜、千歳、千歳の助手として凜を警戒する隻腕の佐助。わけありの三人が織り成す人情時代小説シリーズ第一弾。
令和6年4月16日~18日 -
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やさしい想いに満たされる、ほっこりファンタジー!
疲れた心にじんわり効きます。
四国の山間にある小さな町・高野町を舞台に、さまざまな時代に生きる人々と、
愛くるしい男の子の姿をした鈴の神さまのふれあいを温かく描いた短編連作。
中学生の冬弥は春休みに訪れた四国の祖父の家で、不思議な男の子・沙耶に出会う。
甘いものが大好きな可愛い子どもにしか見えない沙耶は、実は「鈴の神さま=鈴守」だった。
ずっと続けてきたピアノとの向き合い方に悩んでいた冬弥は、沙耶と過ごす時間を通して
やわらかな気持ちを取り戻していく――表題作「鈴の神さま」のほか4編を収録。
おじゃる丸を想像しちゃう笑
最後泣けます。゚ -
ネタバレ 購入済み
感動的
四国の、高野町(愛媛県の山間部かな?)の鈴を守る神様、安那と、彼が、見える人々との話。とても、感動的だった。その社を守って来た有川家や雛田家、14年ぶりに帰った冬弥を、ずっと待っていてくれた安那との再会は、じんとした。何となく、安那の物言いが、おじゃる丸を、彷彿とさせるのも、ご愛敬(笑)久々の星五つ。
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
嬉しい絆、切ない絆……律の筆が人々の縁を紡いでゆく――
流産の悲しみを乗り越え、若おかみとして、職人としてひたむきに生きる律。
待望のシリーズ第八弾!
授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。
そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。
若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
令和5年1月1日~5日 -
購入済み
素晴らしい
書店で立ち読みし、あまりの内容の良さにハードカバー版を買いました。何回読んでも飽きない、その後の話も知りたいと思わせる一冊です。いつでも読めるように電子版を買いました。初めて読むような新鮮さと懐かしさで大事に大事に読みたいと思います。