知野みさきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上絵師 律の似面絵帖、シリーズ5作目。
着物の柄を描く仕事で一人前になろうとする若い女性の暮らしを描きます。
律は、両親を亡くし、裏長屋で一人住まい。
上絵師だった父の手伝いをしていた仕事場で、身を立てようとしています。
巾着に鞠をモチーフにした絵を描いた「鞠巾着」が売れ出して、池見屋の女主人の類にもいくらか認められるようになる。
隣には、手習い指南所の今井先生が住んでいて、幼馴染や見回りする同心がお茶を呼ばれに来たりする日々。
幼馴染の涼太は、表通りの大きな茶屋の跡取り息子。
前作で気持ちを伝えあい、結婚の話も出ました。
改めて涼太の両親に会うことになり、緊張する律。
予想がつかないでい